本日午前、スタッフの坂本がガスプロのオリンピック・エフィシェントベインを実射してきました。もともと使用していたのはターゲット・エフィシェントです。
70mでリムはWIAWIS ONEのフォームコア、実質43ポンド。無風。上のグルーピングがオリンピック(1.75インチ)で、下のグルーピングがターゲット(2.5インチ)です。上記の条件の場合、1.5-2点分ほどサイトが上がるようです。引き続きテストします。
新しいウィンのリムWIAWIS Nano Oneリムのテストに向けて、どの観点からテストするか検討するためのプレテストを行いました。まず、このリムのウィン内での位置づけを考えると、(実売)価格はINNO EX POWERより若干高い程度で、市場出ているリムではクアトロリムより少し安いくらいです。現在、弊社では最も優れているリムがクアトロ、それよりも、約2万円安いのに劣らない性能を持つINNO EX POWER/PRIMEが最もコストパフォーマンスの高いリムとして販売していますが、Nano Oneをテストをする意味は、この軸の中で、このリムをどこに置くのかということです。
本格的なテストは今後行う予定で、2月後半を予定しています。その理由は、リムの性能は当然価格とセットで評価されるべきで、このリムは先月弊社に入荷しました。一部大手代理店にも入荷しているようですが、入荷していない店もまだあり、価格が今後、多少調整されると予想しています。リムのテスト後に評価を出すにあたり、価格が落ちつくのを待ちたいと思います。
今回はプレテストを簡単に行いました。発表当時、新しく採用された素材は高弾性素材ではなく、天然繊維を使用した振動吸収をメインとした素材であること、新しいリムではリム全体に均一に負荷がかかるよう設計されていて、旧来の矢速を重視した、フォーカスなどに採用された設計からの移行、マーケットで最も競合するクアトロとの比較で、劣っていたのは矢速ではなく安定性だったという3つの要因から、入荷前からこのリムは矢速を追わず安定性を追求したリムであると判断しました。
まずは、矢速(初速)をテストしました。評価対象はベラシティとWIAWIS Nano ONE(フォーム)は新品ですが、INNO EX POWERは1年以上使用されたものです。結果は下記の通りです。最高値と最低値は削除。
INNO EX POWER 203.9fps バラつき 0.5fps
203,5fps / 204,0fps / 204,0fps / 203,9fps
WIAWIS Nano ONE 201.8fps(-2.1fps) バラつき 0.4fps
201,9fps / 201,9fps / 201,8fps / 201,5fps
Veracity 203.4fps(-0.5fps) バラつき 0.3fps
203,5fps / 203,4fps / 203,2fps / 203,4fps
テスト環境:GMXハンドル、ハイト9インチ、X10 550 110gr 28インチ、設定42.1ポンド、シューターによる実射テスト
INNO EX POWERとWIAWIS Nano ONEとの比較では、2.1fps、約1%ほどINNO EX POWERと比べて遅いということが確認できます。ただ、発射後の音から判断しても確実にINNO EX POWERより静かで、表現としては、引きが硬いクアトロリム、または、大人しいINNO EX POWERといった感じです。
1月末に行われたワールドカップインドア・ステージ3では、男子リカーブベスト4の4名が、プロディジー/クアトロとWIAWIS Nano MAX/WIAWIS Nano ONEという2つのセッティングに見事われました。女子はまだ矢速が早いINNO EX POWERを使用している選手が多かったようですが、ウィンのリムを使用している男子選手はNano ONEに移行していっている印象です。アウトドアシーズンが始まってもこの傾向が続くのか見ものです。
以前の記事で写真を元にプロディジーのシステムでどれだけリムをねじれるか計算しましたが、本日納品されたので、実物で計算しました。2つの接点の間隔は約28mmで、4枚のワッシャーでつけられる落差は0.051mmです。この値を基にarctanで計算すると、片側でリムに1.04度の角度をつけられることがわかります。反対側のリムポケットで逆に1.04度角度をつけることができるので、最大で約2.1度リムをねじることができることになります。
それだけではわかりにくいかもしれないので、これを言い換えれば、リムの根元を2度ねじることはリムチップを8mm移動*させることができるということです。クアトロのリムチップの大きさが12mm(M42)だったので、リムチップ半個分以上動かせるということです。ちなみに上の写真のリム(私たちの店舗でねじれ交換に応じたもの)で2mm程度、下リムも同じだけねじれていたら4mm程度でセンター出しできます。
ねじれたリムのチューニングをしたことがある人であれば、これだけ移動させれれば、ほぼすべての製造時のねじれたリムを問題なく使えてしまうことができることが理解できると思います。経年によるねじれではこれ以上のものも存在はします。
*理論値。実際にはハイトによって異なる。
ジェークはこれをリムの(製造時のクリアコートでの厚みの誤差などを調整する)微調整システムと書きましたが、1枚~2枚であれば、または、さらに薄いワッシャーによるシステムであれば…個人的にはチップを1mm-2mmねじって動かすシステムであれば、それは微調整システムに含まれると思いますが、8mmという値は異常です。正しくこのシステムが運用されることを願います。
6月に発表されたフランジィーリが開発したG1ハンドルが入荷しました。発表時との違いはグリップで、ウッドグリップではなく、3Dプリンタによって製造されるプラスチックグリップに変更されています。少しざらつきがあります。
センター調整機能はスタンダードなものです。ウィンのハンドルと同じような手順で調整できます。
クリッカープレートは2種類付属していて、メモリがついています。クリッカーはMKなどで使用されているM4ねじ用のものが必要です。

このハンドルで一番の特徴は6か所にウェイトを装着できることで、これによってハンドルの重さだけではなく、装着場所を変更することで、ハンドルの重心を変更することも可能です。ただし、ベースの1350gに追加していくことになるので、なかなか重いハンドルになってしまいます。追加ウェイトは別売りです。ウェイトを追加後、上からカバーをします。
そして、オプションでウッドグリップに交換できるのですが、スタンダートデザインに加えて、フランジィーリが設計したボールグリップを装着できます。このグリップはのグリップ上でのプレッシャーポイントが変化することによるミスを最小限に抑えることを目標に、開発されたものです。独特なフォルムを持っております。ちなみにこう書いていますが、これまでこのグリップはイタリアのBest社向けのものしか存在しなかったので、自分は触ったことがあるものの、ハンドルにつけて実射したことはありません。現在発注はしていますが、ハンドルとともには入荷しませんでした。入荷が楽しみです。
イタリアにはBestやベルナルディーニなどいくつかの名の知られたメーカーがありますが、いずれも日本では受け入れられていません。理由は一つではないとは思いますが、大きな要因としては、手作りの工程が多く、かつ、”イタリア人感覚”で作業しているので、メーカーとして何の問題もないハンドルでも、日本人には不良品に見えるためです。今回入荷したものもセンターブッシングがド・センターにはありません。メーカーは顧客に育てられるとも言いますが、このあたりイタリア人はあまり気にしないので、メーカーもこのレベルで問題ないと出荷してきます。
以前のこのことで某メーカーと長く議論したことがありますが、結局「うちはこれで問題ない。日本人がそれを受け入れないなら、買ってもらう必要はない」的な結論にたどり着きました。販売ページにも書きましたが、G1ハンドルは興味深い特徴がいくつもあるので、取り扱わないよりも、注意書きを入れて、気にされる方は店舗で実物を確認して購入してもらう方がよいのではないかと思いましたので、この売り方を試してみたいと思います。うまくいかない場合は再度検討します。よろしくお願いします。
ウィンの新しいハンドルについては前の記事で書きました。こちらの記事では、リムについて書きます。

まず、ONE(ワン)という名前の由来から。以前、ウィンの工場がテレビで紹介されたという記事を書きました。この中でひずみゲージによるテストを紹介しました。これはティリングという作業で、ひずみゲージはそのセンサ部で自身がどの程度折り曲げられているのかを測定します。このセンサをリム全体に張り付けて、リム全体がどのように曲がるのか、全体が均一に曲がっているのかを測定します。今回、ウィンのリムでは全体が同じ様曲がることを基本設計として組み込んでいます。それでワンという名前になっています。
しかし、全体が同じ様に曲がるのがよいのかどうかという点は分かりません。メーカーによっては、チップ部分を強調して作り、その部分により高い負荷がかかるようにしています。以前には、ウィン自身もそのようなリムを作っています(WINACT Focus)。あとは入荷してから調べてみたいと思いますが、ここ言いたいことは、全体に同じような負荷がかかるという設計は、これまで競合メーカー含めできなかった設計ではなく、メーカーが選択してこなかった設計ということです。どちらかというと、リムチップ側に高い負荷をかけるという設計が一般的です。
クアトロのテスト結果を以前に何個か記事にしました。ここの部分は現時点での自分の予想ですが、INNO EX POWERリムはクアトロリムと比較して、矢速の点では決して劣っていません。クアトロリムはF7と比べても速いリムではありません。EX POWERがクアトロと比べて明らかに劣っていたのは振動の収まりという点です。なので、今回のこのリムでは矢速の強化ではなく、矢速を維持したままで、クアトロよりもおとなしいリムを目指してきたのではないかと思っています。
それを目指してウィンが行った設計の方針変更の一つはリム全体へかかる負荷のバランスの見直し(リムチップ側へかかる負担の軽減)と、もう一つ振動吸収に優れた”Flaxpreg”という天然繊維をエポキシを固めて、シート状にしたものをリムに使用しています。このFlaxpreg素材によって、リム全体の振動吸収性能を飛躍的に高めているようです。
ウィンの説明では、これらの設計によって、リムチップの動きが他のメーカーに比べて飛躍的におとなしくなっているとしています。ただ、これは当然のことで、リムチップにかける負荷を減らせば、その動きがおとなしくなるのは当然です。
ここからは入荷してからでしか評価できませんが、これらの設計によって、新しいWIAWIS ONEリムが振動吸収性に優れ、大人しいリムになっているのは間違いないと思います。このリムを評価するうえで大事になってくるのは、これらの設計変更を加えて振動の収まりをクアトロ同等、もしくはそれ以上にした結果、矢速がどのようになっているかという点に尽きるのではないかと思います。矢速がEX POWERと同じかそれ以上であれば、このリムは間違いなく2015年の競技で大活躍するのではないかと思います。
あとは入荷を待ちます。
あと、同時に発表されたスタビライザーについては資料はあるものの、径と重量の情報がありませんので、それらの情報がないと評価できないため、まずは記事にしません。追加情報を待ちます。
新しく発表されたWIAWIS NANO MAXを見て驚いた人は多いと思います。写真の左がINNO MAX、右がWIAWIS NANO MAXです。まぁ、どう見ても同じですね。完成品を見ていませんが、写真で比較する限り、INNO MAXはほぼ100%同じ形をしています。遠目で見分けることはまず不可能です。
では、WIAWIS NANO MAXとINNO MAXは何が違うかというと、ハンドルのバランスが変更されていて、従来の重心よりも30%前方にハンドルの重心を置いています。
先日、他の最新設計のハンドルではなく、再度5年前に登場したホイットのGMXハンドルで世界記録を更新した時のコメントですでに書きましたが、カーボンハンドルの優位性とは何だったのかというものが問われています。ウィンが初めてカーボンハンドルを発表した時には、ホイットをはじめ他社も追随すると思われました。しかし、その後サミックからもカーボンハンドルが出るという連絡があったものの、結局発売されず、ホイットもMKもカーボンハンドルは製造していません。
GMXのレビューは2008年11月、ちょうど6年前に書きましたが、GMXのコンセプトはホイットにとっての原点回帰というタイトルにしました。今回のこのWIAWIS Nano MAXハンドルはどうかというと、こちらもウィン&ウィンのカーボンハンドルの設計の原点に回帰したモデルになったといえます。

この広告を覚えていますか。これは、ウィンが2009-2010年にプッシュしていたTFSシステムというもので、写真のように、発射時のハンドルのねじれ(矢のクリアランスを邪魔する方向の動き)を最小限にするという目的のものでした。

その仕組みは…まあ単純なもので、発射のハンドルの動きは支点であるグリップを中心に発生しますが、ハンドルを的方向に長くして、重心をグリップから離すことによって、ハンドルがより”固定される”状態を作り出すというものでした。それを搭載したハンドルTF Apecsは悪くないものでしたが、特にトラブルもなく、不具合も少なかったのに…個人的な印象としてはその奇抜的なデザイン、または確か14万円ほどもした定価が原因であまり支持されず、商業的には失敗したモデルとなりました。それ以降、ウィンは同様のデザインのハンドルを設計しなくなります。


今回のWIAWISハンドルでは、デザインはINNO MAXと同様なものにしながらも、削り出していくアルミハンドルとは違って、カーボンハンドルの特徴であるモールド形成(写真下)という手法だからこそできるやり方で、ハンドルのバック側(的側)にウェイトを挿入することで、見た目はINNO MAXと同じでもハンドルの重心を30%前方に置くことを実現しています。ウェイトをハンドルに埋め込むことでTFSシステムと同様のものを実現しているのです。
ハンドルの中でも重心や重さにに偏りが生じれば、当然、振動・負荷はハンドル全体ではなく、特定の部分に集中しやすくなります。その対策として、新しいWIAWISハンドルでは、カーボンハンドルに使用されているカーボン繊維のアップグレードを行っており、リムなどには既に使用されているナノカーボンをハンドルにも使用することで、これまでのウィンのハンドルと比較して30〜40%強化されたカーボンを新しいハンドルでは使用しています。
ウィンの資料によると、シューティング中の振動を30%削減することに成功しているそうです。
最初にこの、INNO MAXと同じ形というある意味では非常に奇抜なデザインのハンドルを見たときは戸惑いましたが、その設計に対する思想としては、ある意味では”ウィン”のカーボンハンドルに対する考え方、重心を前方にして動きを抑制する・またバックの振動をより重点的にとる(NXエキスパートなどでの設計)を取り入れた、ウィンなりの原点回帰があるように感じられます。
このハンドルは今後のアーチェリー業界でのカーボンハンドルの成功を予想するための、一つの試金石になるように思います。
発表時の記事で入荷は来年初めと書きましたが、もう入荷してきました。順調に生産できているようです。初見、このハンドルはいいと思います。伝統的な設計を踏襲しながら、軽量化に成功しており、1130g。7075ジュラルミンを使用しています。価格が高いことを除けば、かなりお勧めしたいハンドルです。
カウンターブッシングの高さはセンタースタビライザーと同一線上にあります。水平に対して約40度下向きです。
グリップの反対側の握りこむ方のラインはエッジがカットされており、より手にフィットします(自分の好きな加工の一つです)。
そして、最大の特徴であるリムポケット。リムボルトの位置を変更することでILF(グランプリ)とフォーミュラタイプのリムの両方を使用できます。また、ILFタイプのリムを使用するときは黒のパーツを装着することでアッパーダンパー、ロアダンパーを装着できます。フォーミュラリムで使用するときは取り外す必要があります。なくさないように気を付けてください。
リムボルトの取り外しですが、リムボルトをロックするねじは反対側から取り外しはできません。適度に緩めたところでリムボルトを抜き取り、そして、ロックねじを取り出してください。取り付けはその反対の順番です。無理に後ろからリムボルトを固定するねじを取り出そうとしないでください。

まぁ、このあたりまでは発表時で知らされていた情報でした。手にしてみて初めて分かったことは、リムボルトの設計です。写真の左がアルファのリムボルト、右がウィンが使用している(2000-2011年あたり)リムボルトです。全く長さが違うことがわかるかと思います。このハンドルが伝統的な設計にのっとりながら、ジュラルミン合金を使用しても、1,130gという軽量化に成功した理由はここにあります。リムポケットが極端に薄いのです。

MKコリアの多くのメンバーはもともとサミックの人間です。なので、サミックのハンドルで一番成功した(アギュラ)ウルトラと比較してみました。諸条件により、正確な値ではありませんが、ウルトラのリムポケットの厚みは28mm(ILF)なのに対して、このアルファのリムポケットは18mm(ILF)と、1/3も薄くなっているのです。これによって、大きくハンドルの重さを削減することに成功しています。
もちろん、この設計は良い面だけではありません。リムポケットを薄くし重量を削減したした代償は、上のウィンのリムボルトとの比較でもわかるとおり、ネジ山の数です。ウィンのリムボルトが14のねじ山を持っているのに対して、アルファのねじ山はわずか7です。7つのねじ山で5回転リムボルトを緩めると、リムボルトはわずか2回転だけでとまっていることになります。これはとても危険なことです。
なので、このハンドルの説明書にもありますが、このハンドルの調整幅は他のハンドルと比べ、狭く設定されており、3回転です。ポンド調整は2ポンドちょっとしかできません。その理由は説明しました。形状上、3回転以上緩めることは可能で、その状態でもリムを付けて使用できますが、絶対にそれは行わないでください。2-3回転だけでリムボルトが固定されている状態は非常に危険です。
このハンドルはフォーミュラとILF(グランプリ)の両方に対応しています。使用するリムがもうある人はそのリムを使用してください。では、「ハンドルはアルファに決めたけど、リムはクアトロにする」という人の場合、フォーミュラのクアトロをお勧めするか、GPのクアトロをお勧めするかと言われれば、フォーミュラの方が良いと思います。リムポケットは奥に向かって、多少は幅(2mm程度)を持つようになり、その方が安定して使用できると考えます。
レビューとしてまとめれば、ジュラルミン合金を使用したハンドルの中で最も軽いアルファハンドルは、そのリムポットを薄く設計することで軽量化を達成しており、代償はポンド調整範囲が限定されてしまっていることです。すでに自分の使用したいセッティングが明確に決まっている方にとっては、何の問題にもなりませんが、初心者や成長途中のアーチャーにとっては、リムの買い替えを早期に迫られる可能性がありお勧めできません。自分のセッティングが明確に決まっていて、軽量でも剛性があるハンドルを求めているアーチャーにとっては、最適なハンドルではないかと思います。
VertaTuneシステムについては解決しましたが、実はもう一つ、あまり大きく宣伝していませんが、新しいハンドルにはリムをねじるシステムが搭載されています。上の写真はねじれてしまったリムの一つです。リムに対して、チップが左を向いていることがわかるかと思います。今まではこの状態では、絶対にセンターを出すことができないので、メーカーに返品するしかありませんでした。
右、または、左にワッシャーを入れて、リムを傾けます。リムチップ側の弦溝はまっすぐ入っている状態で、リムが根本(リムボルト側)で傾いているのなら、これはリムがねじれている状態です。ワッシャーは1枚で0.005インチ(0.127mm)で、ホイットでは最大4枚を片側に入れるチューニングをするように言っています。二つのポイントの正確な距離がわからないのですが、写真から推測するに30mm程度離れているとすると、最大でリムの角度を2度傾けることができます。
リムのねじれを修正する方法はありません。そこで、ホイットの新しい説明書では写真の上のようにリムがねじれている状態のとき、リムの根元を逆にねじってあげることで、センターを出せるようになっています。つまり、このシステムがあれば、1度までであれば、ねじれているリムを使用することができるのです。上下1度ずつ逆向きに傾ければ、2度です。
今まで使い物にならなかったリムを使えるようにするシステムとしては非常に価値がありますが、これを機にねじれたリムの返品・交換基準をホイットが引き上げるのであれば、まことによろしくない事態だと思います。どうなるのかは、今後のホイットがこのシステムをどう運用するかにかかっているのでしょう。
昨日チューニングシステムとしてのVertaTuneシステムについての評価を書きました。ホイットがカタログがこれをチューニングシステムとして宣伝していたからなのですが、自分はチューニングシステムとしては批判的です。上の写真はカタログでの宣伝文句。

そのことに関して、本日、技術的な説明が届きましたが、これを読むと、カタログと違ってこれを「チューニングシステム」としては捉えておらず、昨日の有用性の可能性の一つとして書いたインドアセッティングからアウトドアセッティングへの変更を素早くできること、及び、レスト周りで故障が起きた時に、バックアップ用のレストへの交換を素早くできることが、このシステムの機能とされています。
おいおい…全然言ってること違うじゃん…カタログは宣伝部門が書いて、技術説明書は技術部門が書いたのかな。。。。この問題、宣伝部が話を「盛って」ファインチューニング機能として誤った文言をカタログに載せたという結論で、終わりとします。