コアアーチェリーの軽量マグネシウムハンドルAIRがテスト入荷しました。

RNR-25RBKコアアーチェリーの2016年モデルとして発表された軽量マグネシウムハンドルAIRがテスト入荷しました。25インチで900gの軽いエントリーモデルです。

DSC_1568DSC_1569DSC_1570DSC_1573完成度は決して低くなく、値段の割(10000円前後のモデルです)には良くできていると思いますが、グリップ・リムポケット、リムボルト…大事なポイントはほとんどどこかのメーカーに対するオマージュを感じさせるものとなっています。グリップ…エルゴですね。そのつながりから調べたらグリップのベースもホイットに似ており、若干改造しただけ(ねじの穴の位置を少しずらす)でホイットのグリップも装着できます。

センター調整機構は少し昔のウィンアクトと同じもので、ちょっと調節が大変です(その分安く作れるのですが)。

DSC_1572この価格帯でハンドルカバーがついているのはうれしいのですが…まぁ、破れていますね。

ハンドルとしての完成度は高く、コストパフォーマンスもよいですが、独自のポイントがなく、ほかにも扱っているエントリーモデルもあるので、こちらのハンドルは取り扱いしないこととしました。テスト入荷したものは特価品として8,800円(本来は10,800円程度)で提供しますので、興味がある方はどうぞありがとうございました。


スパイダーベインの新色緑/白が入荷しました。

スパイダーベイン緑白多くの取引先が本日はイースターでお休み。リカーブ部門のスタッフは本日まで全国選抜にブースで出張しています。リカーブ部門は明日から業務再開します。

本日はスパイダーベインの新色緑/白が入荷しました。両側でカラーが違うユニークなカラーリングです。

スパイダーベイン新色また、さらに2週間後には黒/白と金/白が入荷する予定です。ご期待ください。


スパイダーベイン入荷しました!

スパイダーベイン1本日、スパイダーベインが入荷しました。スロベニアから日本まで1週間でしたね。

スパイダーベイン2どのベインと比較するか考えましたが、流行直前までエリソン選手が使用していたXSウィングでしょう。直前までエリソン選手が使用していて、そこからスパイダーに移行してより良い成績をあげているので、XSウィングを使用している方の移行はスムーズにいくと思われます。まず、長さですが、これはメーカーによって違いがあるのですがXSウィングの方は全長を採用しているのに対して、スパイダーベインでは接着した時の有効面の長さで表記されています。

XSウィング全長(50mm = 2インチ) = スパイダーベインの有効面(全長は60mm)

スパイダーベイン3以前にエリベインとエリソン選手の間で議論となった形状ですが、貼ってみると横からは確かにエリベインのP2/P3と似ているかもしれません。しかし、以前の記事でエリソン選手がベインを押しつぶして反論していたように、スパイダーベインはけっして対称的な形状ではありません。

DSC_1566写真をうまくとるのにかなり苦労しましたが…このユニークな形状が確認できるでしょうか。前から見るとかなりきついカールになっていて、ほぼ180度曲がっています。近年の多くのメーカーが発表した長く、低く、ゆるいカールのベインとは設計の思想が違います。

メーカー側では耐久性もこれまでのベインは異なると説明していますが、その部分はこれから実射してテストしてみないことには評価できません。

スパイダーベイン_カラー_アーチェリーまた、白と黄色は色が浸透していますが、ピンクは白の上にピンクのペイントを載せているようです。カーリーベインなどを販売してきた経験からすると、ピンクは使用していくと色落ちすると思われます。購入する場合にはご注意ください。

緑の入荷はもう少し時間がかかるようです。今後、コンパウンド用も開発するようですが、まずはリカーブ用の1.75インチとエリソン選手が使用する2インチです。女性(低ポンド)には1.75インチのほうが良いと思います。1.75インチがカラーで、2インチが白。カラーの2インチはありません。

リカーブ用のスパイダーベイン、本日より販売開始します。


ドインカーからフレックスプレートダンパー(ラウンド)が入荷。

IMG_20160314_1725371月に発表されたドインカー(Doinker)からフレックスプレートダンパー(ラウンド)が入荷しました。リムセーバー、ハッシュパックに次ぐ接着タイプのダンパーで、金属ウェイトを使用していることが一番の特徴です。
12592559_10153731944435622_4683076654972804447_n12647277_10153731944330622_1851456770522680371_n(上のフォーミュラーRXハンドル…さすがにつけすぎな気がしますが…)
今回入荷したのは独立したウランドタイプというもので、ほかに4つ繋がったストライプタイプがあります。ストライプタイプの入荷はもう少し後になりそうです。ラウンドタイプは主にリカーブ/コンパウンドのリムのためのものです。
IMG_20160314_172549金属ウェイト/ダンパーゴム/接着面があり、接着面の直径は26mmです。コンパウンドのスプリットリムでない限りは問題ないと思います。
IMG_20160314_172601SVLのブロードバンドリムセーバーとの比較です。約10mmほど直径が違います。金属タイプのリムセーバーは登場したばかりなので、あまり評価データが手元にありませんが、設計を聞く限り、上の写真のようなリムポケット、リムのよりハンドル側に装着したほうが良いでしょう。金属ウェイトの影響はこのダンパーをよりチップ側に装着した場合にはマイナスになるかもしれません。

フレックスプレートダンパー、本日より販売開始です。


話題のドインカーVバー新シリーズMightyが入荷しました。

mightyマウントグリッパーマウントグリッパー&AAEからパクっている疑惑を出された話題のマイティ(Mighty)シリーズが入荷しました。2016年ドインカーは既存のシリーズをすべて廃盤にして、このコニクルボンド(Conicle Bond)搭載のマウントにしました。

本日入荷したので、二つの機構を比較してみましたが…どうでしょうか。うん…。

ということで弊社としては基本的に新しいドインカーのマイティシリーズは取り扱いしないことにしました。
ドインカーオンラインショップ
また、ドインカーは2016年からメーカー自体ホームページから全世界に直販するシステムを立ち上げたと発表しており、日本からも送料自動計算で直接購入できるようになっています。

Doinker 直販ネットショップ

369323861テスト用に入荷したDoinker Mighty Fully アジャストオフセットマウント(ボルト付き)は特価品として販売しますので、興味がある方はぜひ。1つ限りです。


いくつか新しい小物入荷しました

IMG_20160311_152807本日の入荷でいくつか新しい小物入荷しました(この写真以外では取り寄せ分のHTフィンガーレスとHBX4本掛けが入荷しています)。

まずは、新しく発表されたブローネルのDura Gripサービング。業界で最も細い0.07″のエンドサービングです。このほかには入荷は来月になりそうですが、BCYもHaloサービングに0.07″モデルを追加することを発表しています。

triopeep次はトリオピープと呼ばれているピープです。ストリングを3本に分けることで、1本はピープの真ん中を通り、リカーブでの弦サイトのように使用できます。

VEGAS16_B16_7957最後はチャンス選手がベガスシュートで使用して話題になったチューブピープです。なぜ、チャンス選手が選んだのかは謎ですが、弊社の山田がいくつかの仮説を考えていて、これからテストする予定です。もともとは、クラリファイアのようなレンズピープを使うときにレンズを雨から守ることが目的なので、インドアで使用する選手が登場するとは思いませんでした。

サービングはすぐにカートに追加しますが、ピープに関してはテスト後に販売を開始する予定です。


SCOTT Newリリーサー/HALO

SCOTT(スコット)のNewリリーサー、HALO(ヘイロー)
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メカ的にこれといった新機軸はないのですが、人間工学に基づいたハンドルデザインがかなり凝った形状になっています。
もうこれはですね、、、、写真を見ていただくしかないです。
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とにかく、曲線だらけです。
スコットにしては珍しく、バックスピンやアンカーなどに比べてやや小ぶりなスケールです。
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ただ、人差し指のホールは大きめとなっています。(内径26ミリ)

調整はハンドル両サイドのイモねじを緩めてムーンの傾きを調整し、発射タイミングを調節します。
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*このイモねじ(穴)が反対側にもあります。

さらにこのムーンを抜き出して向きを変えることで、クリッカー音ありなしを選べます。
抜き出すにはムーン背面にあるイモねじを緩めると、ヒンジの軸を抜くことができます。
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手に持つとハンドルの曲面に沿って指が乗り、その局面がフィットするのでとても細身なハンドルの感触を得られます。
そしてブラス製だからこそ得られる質感(重量感)になっています。

次にヒンジ、ムーン(クリッカー部分)です。
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工場出荷時はクリッカー音ありになっています。
写真を見てお分かりいただけるかと思いますが、このクリッカー“みぞ”、かなり広く深めの“みぞ”になっています。
つまり、クリッカーを鳴らすまでのタイミングはムーンの出し入れ調整でおこなえますが、鳴ってから発射までのタイミングは調整できません。
この広さ(深さ)ですと、選手の好みによっては鳴ってから発射までの時間(距離)が「ながっ」って思う可能性があります。
ここは好みが別れるところですね。。。。

ヒンジの裏側には(写真には写っていませんが)マグネットが仕込んであるのでフックを起こしやすく、取りかけ時、倒れにくいようになっています。

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SCOTT HALOは店舗およびあちぇ屋CPにて販売中です(^_-)-☆


そもそもドーピングとは何か

SONY DSC(写真はワールドカップでの弓具検査)
朝起きたらシャラポワがドーピング!!びっくりです。

ということで、ドーピングについて記事をおきます。ただし、ドーピングについての理解を優先するため、専門的な部分では違う場合があるかもしれません。より専門的な知識は医者から入手することをお勧めします。この記事ではあくまでもドーピングとは何かについて書きます。

ドーピングとはなにか。世界アンチ・ドーピング規程では簡単に10つの種類があります。禁止されている薬物をパフォーマンス向上のために使わないなどは広く知られていると思いますが、あまり知られていないところでは、禁止されている薬物の「使用をしようとすること」「所持していること」「買おうとすること」「ドーピングにかかわった人とかかわること」なども禁止されています。

これらをまとめると、ドーピングするというのは、薬物などに頼って運動能力の向上をするというだけではなく、薬物に頼って結果を出そうと考えることです。その部分はアンチドーピングの啓もう活動で少しうまく伝わっていない部分だと思うのですが、アンチドーピングとは「禁止薬物に気を配ってね」といった細かいものではなく、スポーツのフェアプレー精神とほぼ同じものであり、不正しない・不正しようとしないということです。アーチェリーでいえば、点数詐称などもドーピングとしてとらえてもよいと思っています。

今回、シャラポワ選手が問題になっているのはこの部分です。彼女が使っていたメルドニウム(Meldonium)という薬は、心臓が弱っている方に処方される薬なので、弱っていない人が使えば心臓の機能を強くする効果が期待されるようです。2015年までは禁止されていなかったのですが、2016年1月から禁止されました。彼女はこれを知らなかったということのようですが、今回の問題はここではありません。

問題はシャラポワ選手が禁止されていないが通常の人間が使用しないような薬物をパフォーマンス向上のために使用していたことです。(今後テニス界ではみんな使っていたとなれば別ですが)2006年から他の選手が使っていない薬物に頼って結果を残してきたということになれば、努力によって素晴らしい結果を残していたのではなく、薬に詳しくうまく薬を活用して結果を残してきたと考えれますので、その部分(2006-2015シーズン)での処罰を受けなかったとしても、社会的にはトップアスリートとして活動していくことは困難になってくるのではないでしょうか。非常に残念なことです。

ドーピング、アンチドーピングとは、禁止されていない薬物であっても、(アミノバイタルやプロテインのような)他の選手が普通に入手できないような特別な薬、一般的ではない薬の知識に頼ってパフォーマンスを向上させようと考えないことだと理解しています。

フェアに戦って残した結果こそ価値のあるものです。

世界アンチ・ドーピング規程2015(日本語訳) – 4MB PDF


LEGEND EVEREST 2016年新色で登場

2015年1月に登場し、多くの方から好評を得ていたコンパウンド用ローラー(トロリー)ダブルボウケース「LEGEND EVEREST(レジェンド・エベレスト)」が2016年Newカラーで再登場です。
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サイズ展開は「44」と「40」
サイズや重さは2015年モデルと変わりはありません。*参考記事「LEGEND EVEREST 44 ボウケース」

変更点は「青/黒」基調だったカラーが「オレンジ/黒」基調へ変更され、そして下部にハンドルが追加されました。
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肩バンドは収納式

内部のコンパートメント・レイアウトに変更はありません。こちらも配色が変更されたのみとなっています。
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付属品は1点追加されました。その他は変更ありません。
コーナーポシェット
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アローケース(伸縮タイプ)
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追加されたのはカムカバーです。
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弓を仮固定するベルクロバンドも付属します。
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今回、入荷後すぐに「44」が売り切れになるなど、人気の高いボウケースです。
是非チェックしてください!!

あちぇ屋CP、および店舗にて販売中です(^o^)丿


2016世界室内終了…リカーブは太いアルミ矢が 3対1 で勝利

TUR16_A16_8550昨日で2016年の世界室内が終了しました。

TUR16_A16_8600日本チームでは女子チームが団体で優勝しました。おめでとうございます。

TUR16_A16_8491一方、リカーブインドアで長い間続いている「太い矢 vs アウトドアと同じ矢」論争では、今回のリカーブ決勝では3対1で太い矢が優勢という結果になりました。

弓では…GMX / エアロテック(!?) / GMX / Wiawis と予想通り信頼性の高いホイットの旧システムが結局は結果を残したようです。団体優勝の6名の選手まで広げて調べてもリムをねじるタイプの弓はゼロ。2014年にも書きましたがGMXからハンドルの信頼性は進化しているのでしょうか

次の世界戦は4月26日から始まるワールドカップ2016・ステージ1上海です。リオに向けて各選手がどのようにセッティングを煮詰めていくか楽しみです。