「神レスト」として販売してきましたハムスキー・バーサレストが軽量化に成功し、新たな商品として登場しました。
これまでのレストは約150グラムあり、レストとしては重めの部類でした。
今回の「ハイブリッドターゲット・プロ(マイクロチューン)」は約110グラムとなっています。
機能はこれまでと変わらず4つのモードで使用出来ます。
・リムドライブ・フォールアウェイ
・ケーブルドライブ・フォールアウェイ
・ランチャーブレード・レスト
・スプリングテンション・レスト
まず、付属品の確認と各部品の名称です。
装着済の付属のブレード(1枚)はステンレス製の0.012厚さのブレードとその下側に一緒に挟み込む補強の役割を担う「バッカーブレード」(1枚)です。
マニュアルによると、「バッカーブレードはどのブレードを装着しても必ず一緒にはさんでね」とあります。お忘れなく。
またこの中でイージーアジャスト・コードクランプはマニュアルによると「コードの長短微調整に使用します。ただしネジをはずして分解はしないでね」とあります。絶対に分解してはダメ!と言うほどのモノではありませんが、これは左右をつなぐネジが最低限の短さのため、ひとたびバラすと再度コードを挟んで止めるのが少々めんどくさいからのようです。
ではまず、「リムドライブ・フォールアウェイ」モードです。
パッケージから出した状態ですでにリムドライブモードです。
レスト本体をハンドルに取り付けセンサーコードをピーンと張り、下リムか上リムに結びます。
結びつける箇所はマニュアルによると、「リム端から2.5インチ~4インチぐらいの間に」とあります。カムの回転運動に邪魔にならない箇所へ連結してください。連結箇所が決まったら「ノンスリップリムパッド」をリムに貼り付けこの箇所にコードを結びます。このパッドはリム表面におけるコードの滑り止めですね。結び方はマニュアルの写真を参照してください。簡単に結べます。
最初のままだと下リムにつける前提のレバーアームの向きになっています。
もし上リムにコードを連結する場合はこのレバーアームをいったん抜き、下の写真のように向きを替えてください。
コードをピーンと張りますが、この「ピーン」の目安として「インラインコイルバネ」が約2~3ミリぐらい伸びた状態にして張りましょう。
次に「ケーブルドライブ・フォールアウェイ」です。
このモードに変更するには本体を分解して内蔵のコイルバネを交換する必要があります。
(初期状態である)リムドライブモードでは内蔵バネは「時計回りコイルバネ」です。これを「反時計回りコイルバネ」に交換します。
下の写真は反時計回りコイルバネです。
反時計回りにまわって写真奥の方へとバネが切られています。時計回りコイルバネと混同しないように注意しましょう。
注意点としては、分解しバネを入れ替えたあと、「テクスチャー・ノブ」でふたをするのですが、このノブの内向き側にコイルバネの突起を挿し込む小さな穴があるのですが、確実にこの穴に突起を挿してください。また、本体の奥内部にも同じくバネの突起を挿す小さな穴があるのでこちらも確実に挿してください。でないと正しく作動しないばかりか、バネを破損する恐れがあります。慎重な作業をお願いします。
あとはセンサーコードをレストから離れていく動きをするケーブルに連結します。
次に「ランチャーブレード・レスト」モードと「スプリングテンション・レスト」モードです。
この場合はレバーアームは取り外します。使用しません。内蔵コイルバネは「時計回りコイルバネ」を使用します。(初期状態で内蔵されているバネです)
ブレードは汎用性の高い、いわゆる「(トロフィー・テイカー)ベストランチャーサイズ(2つ穴)」です、当店で販売中の「ランチテック樹脂ブレード」も使用出来ます。
ブレードモードとスプリングテンションモード、、、、違いは「テクスチャー・ノブ」の締め具合の違いです。
テクスチャー・ノブを留めている2つのネジを抜き取り、ノブを反時計回りに回していくと抵抗(テンション)が強くなり、ランチャーブレードの根元の横軸がカチカチに回らなくなっていきます。反対に時計回りにノブを緩めると横軸はフニャフニャになっていきます。
この抵抗(テンション)の調整幅はノブを抜き取ってこのノブの内側を見てもらうとわかりますが、コイルバネの突起を挿す穴が実は複数個あります。適宜必要なテンションが得られる穴へコイルバネの突起を挿して、ノブを調整してください。
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リムドライブもケーブルドライブもブレードモードもスプリングテンションモードも全て共通して行うのがランチャーの“起こし角度”と“寝かせ角度”の調整です。
レスト本体底にある2つのネジが“起こし”と“寝かせ”を調整します。
向かって右のネジが「起こし角度」用、
左のネジが「寝かせ角度」用です。
基本的に初期状態のままから特にいじる必要はありませんが、ハンドル形状によっては、寝かせたときのランチャーとハンドルシェルの干渉が起きたときや、起こし角度(初期状態は約35度)を変更したい時に触る程度にしましょう。そのときは向かって右のネジにのみについているワッシャーを左ネジ側に持ってきたり組み合わせを替えたり、また、お手持ちのなにかしらのワッシャーで微調整をしてください。
構造は複雑ですが、良く考えられたレストです。その分価格も少々お高いですが、1台でいろんなモードを選べるメリットは良いですね。
ハムスキー/ハイブリッドターゲット・プロは店舗およびあちぇ屋CPにて販売中ですヽ(^o^)丿