JPアーチェリー15年め、2022もよろしくです。

昨日は忘年会、2021年も残すところ1日。コロナで色々と大変な一年ではありました。しかし、12月の売上は2019年の超すものとなり本当にありがとうございました。

昨日の忘年会では良いワインを手土産で飲む事ができ、更に2022年には、自力で行けなかった公演のチケットを友人から頂くことにもなりました。

言い方が正しくないかもしれませんが、”人から施し”をいただくことが多かった一年だったのかなと思います。2022年は皆様により一層、社会により一層、何かをお返しできるようなそんな一年になることを願っています。

2022年もよろしくおねがいします。

JPアーチェリー 代表取締役 山口 諒


Fivics2022年は20年記念の限定色です。

先程、2022年のFIVICSのカタログが到着しました。特に目立った新商品はなく(7月発注のシャフトなどが出荷されたばかりなので)、設立20年記念の限定カラーのハンドルとタブが登場するようです。また、Argon-Xリムがアップグレードして、マイナーチェンジしたようですが、カタログからは改良点がわからなかったです。まぁ、FIVICSのリムはまだ販売を開始していないので。

来年機会があれば、2023-2024年の販売を見据えて、ベアボウで自分がFIVICSの試してみようかなと思ってはいます。ベアボウ強国のイタリアで人気のメーカーですし。現在はホイットの30年前のふるーいリムを使っていますが、インドアではKINETICのほぼ情報がない新モデルが年明け届くので、まずはこの子を向き合います。

新商品がゼロなわけではなく、上記の新型Vバーとプランジャーが新商品として発表されています。

WIN&WIN のフェイスブックから

WIN&WINの2022年のカタログはまだ届いていませんが、新モデルは出ず、既存のモデルのマイナーチェンジくらいしかないという事前情報です。ATF-Xハンドルにもブレディ・エリソンモデルのグリップが装着できるのは知りませんでした。

CXT, Radical Pro, Inno AXT, AL1, Nano-TFT, TFT-G, ATF Brady Ellison


SFプロダクツ 代理店変更に伴い取り扱い終了します。

今年8月に復活したセバスチャン・フルート/SF プロダクツですが、年末に、来年に向けて販売代理店を変更したために、諸々の事情から販売終了をすること判断をしました。また、何かの縁があれば取り扱いをすることもあるかもしれません。

在庫は残りハンドルが1本だけですが、特価品として追加しました。

SFプロダクツ NEOハンドル


ベアボウインドア、来年の矢を設計してみる。

ベアボウアウトドアはフィールド競技の80cm的の流れをくむので、一定のセッティングの目安がありましたが、ベアボウのインドア競技が正式競技になったのは、本当に近年のことなので、どのような矢が適しているのかという多くの人が賛同する目安はまだないように思います。

上が28径のウルトラライト、下が最大口径のXバスター

議論の中心となっているのは、0.28径(ウルトラライトやSD19)を正しいスパイン(600/700)・セッティングで使うのか、コンパウンドで一般的な最大径のシャフト(400/500)に重めのポイントで無理やり飛ばすのかのだと思います。

アメリカのJohn Demmer選手は前者でCXのPro RZ Recurve(現在入手困難)シャフトを使用しており、スウェーデンのErik Jonsson選手は最大径のNVX23(2018年モデル)を使用していて、両方ともに結果を残しています。600番-700番で最大口径のシャフトがあれば、両方のメリットを享受できるのですが、現状選択肢として該当するシャフトが存在しません。X10やACEのようなシャフトで挑むトップ選手はあまりいないようです。

ということで、テストとして、両方を作ってチューニングして、その中から自分にあうものを選択するのが正しいやり方ではありますが、試合が2月後半までしかなく、実質6週間程度の中で、両方のチューニングまで完了できるか自信がないので、今シーズンは現在のXバスターである程度練り上げた最大径のチューニングを引き継げる9.3mm径のシャフトだけにして、0.28径の方は来シーズンの課題にとっておくこととします。

さて、先日RX-7について調べ直して書きました。テーパー型のアルミシャフトでシャフトに重量があるので、420番でGPI10.4、ポイントを軽くすることができます(同じ重さの矢を作る場合)。その逆の性質を持つシャフトとして、Black EagleのPS23シャフト。ストレートのオールカーボンシャフト、500番でGPIは7.1で28インチのシャフトを作る場合、80gr程度重いポイントとなります。

A イーストン RX-7 / アルミ / テーパー / ノーマルポイント / ヘビーシャフト

B ブラック・イーグル PS23 / カーボン / ストレート / ヘビーポイント / ノーマルポイント

現在の矢が540grなので、同じくらいの重さ(重さがあまり違うと現在のチューニングを引き継げない)で2タイプの矢を作って比較したいと思っています。次の試合がもう2週間後なので、最初は現在のXバスターに近いPS23で挑む予定です。

(第一章 とりあえずやってみる)

7月  ベアボウにチャレンジ開始

8月 初試合 486点

9月 514点

10月 526点

11月 534点(274-260) / インドア 429点

12月 インドア 431点 

(第二章 道具とチューニングを探る)

12月 シャフトの変更

1月15日 町田インドア


Doinker(ドインカー)再始動、スタビライザー入荷しました。

スタビライザーの製造から撤退したドインカーから8月にふたたびスタビライザーの製造を再開するという連絡を受けましたが、ポディウムスタビライザー昨日届いたようです。私は出社していないので写真もなにもないのですが、年明け出社する楽しみができました。どんなスタビライザーで再参入するのでしょうか。

ドインカーがスタビライザーから撤退したときの記事で、私が

HEROの発売当初の値段(のちに大幅に値下げ)だったり、いろいろと製造ではなく経営戦略に問題があったのかなという印象です。

と書きましたが、例えば、ただのネジのセットが1000円以上したり、ウェイトが異常に高かったりと、Aボムの品質変わっていないのに、10年で卸価格が倍になったり、差別化できない商品まで高く売りつけ、スキあらば値上げしてくるメーカーでしたが、今回の再参入時には、ネジセットの定価もウェイトの定価も、納得できる価格に設定されてい、Aボムの価格もある程度には値下げされました(定価で29ドル)。これを期に正しい方向に進んでいってほしいです。


世界室内選手権消滅してました。。

来年のWA競技スケジュールが届いたので、眺めていたのですが、世界室内選手権(World Indoor Archery Championships)が消滅したことを初めて知りました。みんな知っていることだったらすみません。

*2019年のお知らせなのでコロナとは関係なく世界室内選手権終了

全ア連は現在のワールドカップインドアには代表選手を派遣していませんが、世界室内には毎回代表選手を選考して、日本代表として送り出していました。今後はワールドインドアシリーズファイナル(ベガスシュート)が世界室内選手権の代わりになると思われますが、全ア連はどうするのでしょうか?

もう日本はインドアの大会には日本代表を出さないのですかね??

もちろん、自力で頑張れということも理解できますが、強化合宿とかはしないと競技力は落ちてしまうだけな気がします。


TRU BALLが2022年新商品のリリーサー2モデルを発表。

T.R.U. BALLが2022年新商品のリリーサーを発表しました。両方ともに多様な調整に対応したリリーサーで、高性能化に伴い、いよいよリリーサーの値段も3万円台に乗りそうです(現状ギリギリ切る値段で販売できると思います)。詳細は入荷後紹介しますが、全体的に生産が遅れており、9月発注分がまだ届いていないので、年明け早々の販売は難しそうです。


RX7という不思議なシャフトを考える。

先週から始まったベアボウ第2章の道具編のために調べ物をしていたものを整理しています。ただ、チューニング用パーツのアジャスタブルポイントとウェイト(赤で囲んだもの)の製造が遅れており、来年1月中の納品は無理とのことでした。

RX7に関しては2つ記事を書きましたが、いまいちこのシャフトの正体をつかめずにいました。世界的にも2019年に発表されてから、このシャフトより低価格のX23は世界戦で見かけても、価格的に上位モデルのRX7はほぼ見たことがなく、存在意義を理解できずにいました。

今回自分が使うベアボウインドア用シャフトを選定するときに選択肢に入れて検討してみましたところ、まず、ノックについて自分の理解が足りていないことが判明していました。カタログは定期的に見直すものですね…。

イーストンカタログ2015
イーストンカタログ2022

イーストンは近年までSサイズとLサイズのノック溝のデータしか公開してきませんでした。Sは088″でLは098″とされてきました。しかし、2022年のカタログではデータを一新し、Sサイズを096″、Lサイズを112″に変更してきました。メーカーに確認中ですが、Gノックのサイズが変わるというのは大きなニュースですので、発表されていない以上、測定方法が変わっただけだと思います。

それに伴い、Hノック、マイクロライト・スーパーノック、マイクロライトノック、Xノック、3Dスーパーノックのデータが公開され、Nノックなどは今まで通りデータがないという状態です。どういうポリシーはちょっとわからないのはさておき、今までSとLしかないという認識でしたが、細かくサイズが分かれていることがわかります。

– Sサイズ 096″ Gノック Sサイズ

– 103″ 3Dスーパーノック

– 108″ マイクロライト・スーパーノック

– 111″ Hノック / Xノック

– Lサイズ 112 Gノック / マイクロライト 

111と112に違いはほぼないので、3Dスーパーノックが中間のMサイズ、マイクロライト・スーパーノックはLよりのMサイズのノックとなります。サイズから読み取れることは、111/112サイズはコンパウンド用です。というのは、リカーブのアーチャーは自分が作ったり、サイズを選んで購入しますが、コンパウンドでは、弦のサイズ(太さ)は購入時についているものが標準設計で、色だったり、素材を変更する人はいても、太さを変更することは設計時の性能を損なうので、ほとんどの人はやりません。

となると、103と108は高ポンドのリカーブで弦を太くしたとき、またはベアボウで太い弦を選択したときにフィットする弦に合わせての設計と考えられます。ラインナップを見ても確かに、柔らかくても、500番くらいまでしかない、硬いスパインのシャフト(6.5mm/0.246″)用のノックとして販売されています。

ということで、2019年に書いたこのレビューは正確ではないということになります。というよりか、このような勘違いを払拭するためにイーストンは自身のノック溝の径を2サイズではなく、5サイズあると公表したとも考えられます。

以上、096よりは太いものの、3Dスーパーノックを使用すれば、ストランドを2本追加した弦でリカーブで使用できるノック溝となるので、RX7をリカーブで使用することに問題はありません。

では、多くの実績のあるX23とRX7の違いといえば、スパインです。テーパー設計にすることで、WA最大径のRX7 420 = X23 2315 340 は80番柔らかく射つことができます。自分でもリカーブのときには450番のシャフトを使用していたので、400番のスパインというのはトップアーチャーにとっては、無理に硬いシャフトを射つことなく、正しいスパインとして、最大径のシャフトを選択できるのがメリットとなります。これはチューニングとしては、軽いポイン、正確に表現すればヘビーポイントではなく、通常のポイントを選択でき、リリースによるミスの低減を可能にします。リリースによるミスがほぼないコンパウンドでは有効ではないです。

ただ、前の記事でも取り上げましたが、RX7 525 = X7 2114 506でX7とほぼ違いはありません。イーストンの説明を見ても、RX7に関していえば、420番が本来の設計された性能を発揮する唯一のサイズで、残る2つに関しては、RX7もどきといったところだと思います。525のテーパーは0.0032″(=0.082mm)で0.1mmもありません。

さらに、今回の記事を書くきっかけとなった自分のベアボウシャフトで言えば、ベアボウは一般的には高ポンドを使わないので、最大径の23を選択でき、かつ、それを80番柔らかい状態からチューニングをスタートできるRX7-420は選択肢としてかなりありではないかと思います。


TEC ONE XTRA-STIFF と 1500D-A

2022年からTEC ONE XTRA-STIFFスタビライザーのロゴが変更されました。在庫品を除き、今後入荷してくるものは写真上の銀色です。在庫品は色がわかるように新しいものは2022年モデルとしますが、商品としては全く同じものです。

また、このつながりで在庫整理していたら、FIVICSの1500D-Aのサイドロッドの在庫がありました。取り扱い終了するので特価品として追加しました。

FIVICS PHOENIX 1500D-A サイドロッド