アークテック(Arctec)からリムチューニングアダプターが発表されました

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価格もお手頃になる予定ですが、構造もシンプルです。リムのピンを固定するキャップを厚みのあるものに交換、そこに1/4″のねじが切られているというものです。それによってリムに直接ダンパー、または、ウェイトを装着できます。

下記のメーカーのリムに対応します。

Aタイプ : Win&Win/SF/KAP/Samick/Kaya/MK-Korea
Bタイプ : Hoyt

ちょっとしたアイデア商品といった感じです。ただ、この部分に負担をかけすぎてリムが破損した場合メーカー保証での交換は難しくなります。ご注意ください。


平成29年度全日本アーチェリー連盟事業計画

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12月25日で営業を終了する予定となっているつま恋での試合開催がなくなります。全日ターゲットは「小笠山総合運動公園(静岡県)」に決まりましたが、王座と選抜はまだ未定です。

また、同時に、毎年、つま恋カップとして開催されていた試合は「○○カップ」で名称未定のまま「岡崎市中央総合公園(愛知県)」で行われるようです。ホイット・ウィン・イーストンの3つが有力候補でしょうか。全日本の試合でしたが、ヤマハ(アーチェリー事業はリカーブのみでした)がバックアップしていたという経緯でコンパウンド部門がありませんでしたが、2017年にはコンパウンド部門も追加されるかもしれないですね。楽しみです。


598点、エリソン選手がX7で世界記録を更新!

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リカーブインドアでの長年の議論である矢の太さについて、597点は2001年にフランジィーリによって細い矢(ACE)で記録されましたが、それを塗り替えた598点は太い矢(X7)によって達成されました。どちらが良いのかまだまだ結論は出そうにないようです。

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デカットの新作マイクロファイバーサイトピンが入荷しました。

%e3%83%87%e3%82%ab%e3%83%83%e3%83%88%e3%83%9e%e3%82%a4%e3%82%af%e3%83%ad%e3%83%95%e3%82%a1%e3%82%a4%e3%83%90%e3%83%bc%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%83%88%e3%83%94%e3%83%b32015年に登場し好調な売り上げを続けているデカットのファイバーサイトピンに新サイズ、マイクロタイプが追加されました。

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ただ、色の種類はなく、黒のみです。本日より販売開始です。

DECUT マイクロ ファイバーサイトピン


ウィン(WIN&WIN)小物類などの新商品について

win2017ws7002ウィンの新しいハンドル・リム・スタビライザーを紹介してましたので、最後にアクセサリー類です。まず、新しいWS700というカーボンサイトが出ます。207gという比較的軽いサイトです。エレベーションはシンプルな構造で、エクステンダーバーにはWIAWIS21スダライザーにも使われているグラファイトフォームコアを採用しています。

*アチーブカーボン198g、アルティマサイト219g

win2017%e3%82%a6%e3%82%a3%e3%83%8d%e3%83%83%e3%82%af%e3%82%b92winex一点漏れていましたが、ウィネックス(WINEX)のハンドルのみ新しくデザインがマイナーチェンジし、ウィネックス2となります。リムも名称は同じウィネックス2になっていますが、見る限り2016年モデルと違いはないようです。ハンドルに合わせての名称のみの変更と思われます。

2016年から全然入荷しないので扱いを終了していましたが、2017年のカタログで正式にINNO EXシリーズのマット色の生産終了が出ました。実質的には2016年の初旬からもう生産していなかったと思いますので妥当な感じです。

win2017acs%e3%82%a2%e3%83%83%e3%83%91%e3%83%bcアッパーでは、既存のWTSシリーズが終了し、ACS UPアッパーが登場します。

win2017acs%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%83%e3%82%ab%e3%83%bc%e6%96%b0%e8%89%b2ACSクリッカーに新色のゴールドが登場します。

win2017wiawisstretch%e3%83%90%e3%83%b3%e3%83%89新しいユニークな形状のストレッチバンドも登場します。

紹介したもので卸価格がまだわからないものもあります。いずれも価格が出た時点で予想範囲内であれば取り扱い予定です。

より詳細な情報はカタログをご確認ください。ウィンの公式ページカタログが2017年に差し替えられていますが、SFとKAPのカタログが削除されています。KAP手元にあるの2014年のカタログなので…更新してほしいなー(商品のラインナップに変更はないです)。

WIN&WIN Archery catalog 2017 (PDF 9MB)


ウィン(WIN&WIN)が新しいスタビライザーシリーズWiawis21を発表

wiawis21%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%93%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%82%b6%e3%83%bcウィン(WIN&WIN)が新しいスタビライザーシリーズWiawis21を発表しました。現行では、FUSEのXテーパーのような内径ストレート、外径テーパータイプのスタビライザーとなっています。

wiawis21%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%93%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%82%b6%e3%83%bc2今までにない特徴としては、新しく登場するWIAWIS NSリムに採用されるグラファイトフォームコアがこのスタビライザーにも採用されていることです。上が新しいスタビライザーの特性のHMCとの比較ですが…生のデータをグラフで見せてくれるのは非常にありがたいのですが、もう少し解析した値があると助かるのかなと。

以前にHMC+とHMC2を比較した時、HMC+は振動の収まりがよく、短時間で振動を吸収する特性があり、HMC22は振動継続時間が若干長いものの、大きな振動をうまく抑えることができている結果となりました。写真で読み取る限り、今回のWIAWIS21はその逆の特性を持ち、対HMC+との比較で、より振動の収まりがよく、短時間で振動を吸収しているようです。ただし、逆に発射後の衝撃(グラフの縦軸)はHMC+よりも少し大きいようです。

wiawis21%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%93%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%82%b6%e3%83%bc3ウェイトには新しいタイプのテーパー型のものが採用され、センターの場合3つウェイトが付属します。色は黒のみのグロッシーとマット色の2種類のみです。

また、カロログからはWIAWISとHMC22が削除されました。在庫限りとさせていただく予定ですが、WIAWIS21の入荷はまだ先だと聞いていますので、特価品への追加は当分見合わせます。

2016年モデルで廃盤になったRCX-100/AL1/ラピード/WINEX(ハンドルのみ)の4モデルは値下げし、特価品に追加しました。在庫限りです。ニーズに合う方に特化はお買い得になっている思います。よろしくお願いします。


柔らかいリムとは何か、リムの特性評価について

courbes713x4882017年、多くのリカーブメーカーがリムを発表しましたが、リムの特性の評価について少し書きます。

リムを評価するときに「硬さ」「柔らかい」という表現がありますが、その定義があいまいなために、人によって意味が違い誤解が生じている部分があると感じるときがあります。

上はウーカ(UUKHA)社のリムの特性表です。右肩上がりのラインは多くの方が見慣れたドローフォース曲線(fx曲線)です。対して、右肩下がりなのが、リムの硬さの指標です。目盛りは右側のものを使用し、「6#(lbs)/inch」は1インチ引くと6ポンドリムが重くるという意味です。これを見ると、赤のライン(UX100)は引き始めが硬さ(3インチ引いたところでインチ当たり4.3ポンドの増加)、青のライン(一般的なラミネートリム)はき始めが柔らかい(3インチ引いたところでインチ当たり3.4ポンドの増加)です。

それが、9インチ引いたところで逆転し、その後クリッカーゾーンまで引いたところでは、赤のライン(UX100)は柔らかく(17インチ引いたところでインチ当たり2ポンドの増加)、青のライン(一般的なラミネートリム)は硬さなり(17インチ引いたところでインチ当たり2.4ポンドの増加)です。

上位モデルのリムであれば大抵このようになります。当然の話ですが、28インチ引いた時に異なるリムで同じ40ポンドの力が蓄えられているのであれば(*)、それは前半に蓄えられたか(引きは始めが硬さ)、後半に蓄えられた(クリッカーゾーンが硬さ)かのどちらです。リムはアーチャーが引いた力以上のエネルギーを持つことは不可能ですので、引き初めからクリッカーゾーンまですべてにおいて柔らかく、かつ、同じだけのエネルギーを持つリムは物理的に存在できません。2つのリムを比較した時、相対的にどこかに柔らかいゾーンがあるリムは、どこかに相対的に硬さゾーンを持つ必要があるのです。

*厳密には運動エネルギーで単位はft-lbs

ちなみに、クリッカーゾーンでの硬さ2lbs/inch程度が標準と言われています。ここを基準に各メーカーいろいろと表現をしていますが、UUKHAのような20%程度違うと顕著に違いを感じます。10%程度で高ポンドなら実感できる程度、5%程度になると…私では感じられないくらいになります。

グラフの通り、(あるドローレングスにおいての)リムの硬さというのは個人の感想・感覚ではなくグラフとして科学的に定義できるものですが、それが個人によって感覚が変わるのは、多くのアーチャーはドローサイクルの中においてリムの感覚をつかむためだと考えられています。つまり静的硬さは定義されていますが、実際にアーチャーが感じるのは動的な硬さであるということです。

引き初めの硬さをリムの硬さとして感じる方はあまりいませんが、その中盤の引き心地をリムの硬さとしている方もいれば、クリッカーゾーンをリムの硬さとして感じる方もいれば、硬い部分(High lbs/inch)と柔らかい部分(low lbs/inch)の差異が大きいと柔らかいと感じる方もいます。

リムの(あるドローレングスにおいての硬さ)が価格的に定義できるのに、評価は個々人によって変わることがあるのは、以上の問題が存在すると考えられていて、矢速と違い、個人によって感じ方が変わる以上、その数値の測定には価値がないと考えています。


シュルード(Shrewd)から予告されていたリカーブサイトピンが正式に発表

shrewd_archeryWAワールドカップファイルでエリソン選手が使用していたシュルード(Shrewd)のリカーブ用サイトピン「The FLEX」が正式発表されました

3色展開で、動画の通り組み合わせを変えることで、いろいろなパターンで使用できるのが特徴です。12月の入荷を予定しています。


2020年 インターハイ(アーチェリー含む)の開催危機だそうです。

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ちょっと衝撃的なニュースです。2020年のインターハイの開催危機だそうです。もちろん、その種目にはアーチェリーも含まれます。


さて、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催決定に伴い、2020年(平成32年度)インターハイについては、当初予定していた北関東4県での全30競技の開催が困難な状況になり、一部競技を除き全国各地に分散して開催しなければならない事態が生じています。

時期が東京オリンピックと重なることが問題となったようです。

*群馬では体操(新体操)、サッカー、レスリング、登山、空手、栃木では水泳(水球)、バレーボール(男子)、ホッケー、茨城では水泳(競泳、飛び込み)、バレーボール(女子)、弓道、重量挙げ、埼玉では少林寺拳法が行われる予定なので、アーチェリーは報道(日刊スポーツ)によればまだ未定

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公益財団法人 全国高等学校体育連盟 高校総体 インターハイ
http://www.zen-koutairen.com/f_kikin2020.html