おおらかな時代…全然ちゃう(笑)

午後始まりました、そのオリンピックを見ていて思い出したネタを一つ。現在、基本的にオリンピック選手も市販されているハンドルと同じものを使用しています。もちろん、4本くらい提供してもらって、その中からできの良いものを選ぶくらいのことはしてもらってはいますが、4Kの映像でアップで見ても同じものです。

ですが、昔は全然違っていました。写真トップが1972年のオリンピックでジョン・ウィリアムズ選手が使用してハンドル(動画より)です。写真上が、その後ホイットがオリンピックでメダル獲得したハンドル(プロメダリスト T/D)の広告の写真です。

特にハンドルグリップより下は全くの別物です。動画を見る限り、後付グリップではなく、当時のウッドボウや現在のコンパウンドボウのようにハンドルにそのままグリップが削ってあります。

えっ…全くの別物ですけど(笑) 残念ながら、当時のユーザーの皆さんのツッコミの記録は残っていません。


ブレースハイトの調整

(流れと全く関係ありません。チューニングマニュアルの一部となります)

定義としてブレースハイトはピボットポイントと弦までの距離です。数値化が難しい弓(リム)の曲がり具合を間接的に測定し、一定にするために用いられる数字です。

古くはフィストメル(fistmele)と呼ばれていました。19世紀の定義では、拳を上向きにした状態で弓の中心に入れ、親指をストリングの方へ向けて測定していました。まさにいいねの距離です。この方法によって、自分の弓のブレースハイトを一定にすることは可能ですが、手のサイズは人それぞれなので、その長さは一定ではありません。

そこで使用されるのがTゲージというものです。この道具の登場で拳は必要なくなり、1968年AMO(米・アーチェリー製造者組合、現ATA)は、メーカーに対して、用語としてフィストメルの使用を停止して、ブレースハイトに一本するよう通知し、今に至ります。

注意が必要なのは、一般的な設計のハンドルではブレースハイト(弓の曲がり具合)は定義のままですが、ハンドルがデフレックス・リフレックス設計の場合、ブレースハイトは、ピボットポイントの位置に影響されます。ブレースハイトは通常リム側に対して設定されていて、一般的なハンドルに装着される前提です。そのため、デフレックス・リフレックスハンドルに装着したときには、プランジャーの中心からブレースハイトを測定するという手法を取るほうが良いでしょう。

リムの望ましいブレースハイトには幅があります。通常付属するマニュアルにかかれています。振り幅があるのは、リムボルトの位置によって、リムの角度が変化するためです。そのために、1つの値を指定することで、1つの理想的なリムの曲がり具合を確定させることができません。

リムボルトを締めこんだ位置では低い方の値が、緩めた位置では高い方の値がチューニングのスタートとなります。その値を基準にして、振動・音が少ない場所を見つけてください。

また、ブレースハイトを変化させることは、リムの引き心地、ポンド、スパイン、腕への弦の当たり方に変化を及ぼします。


フォーミュラーの音、トップは意外に気にしないもの。

午前終りました。たっぷりの休憩をとり、午後は14時45分より。

今回、無観客ですので、マイクが普段聞こえない音も拾ってくれます。こちらの中国のWu Jiaxin選手もですが、フルドロー時にリムがピキピキなるのが聞こえると思います。午後にもベスト4に出場するので(15:30予定)、聞いてみてください。

このリムポケットが長いフォーミュラー(ほぼ)特有の音に対して、気になる人にはワックス塗ったり、テフロンシールを貼ったりと対策もあるのですが、オリンピックに出場し、ベスト8まで残るトップ選手は意外にも気にしないものなのだとちょっとびっくりです。まぁ、別にグルーピングに何かしらの影響があるわけではないのは確かですし。無観客ならではの発見でした。

(応援もしていますが、どうしても道具屋としての目線で見てしまいますね)


フォロースルーが全く違うデビット・バーンズ選手!

Oh Jin Hyek選手が2回戦で敗退してしまいました。韓国男子代表で残るはキム・ウー・ジン選手のみ、男子予選を一桁台で通過した選手も他にエリソン選手のみです。(Steve Wijler選手は18時前頃に初戦)

仕事しながら、ライブ映像を流していたのですが、10年ほど前に非常にユニークなフォロースルーで知られた(そして強かった)バーンズ選手のフォロースルーが普通になっていて、本当に同じ人か検索してしまったほどで。(初戦で敗退してしまいました)


ベアボウの目標にする射形を決める。

先程、日本選手の試合が全て終わりましたが、現在のスケジュールによると、明日には日本選手の試合は1つも組まれていないようです。

海外選手は負けたらすぐ帰るよう(48時間以内)求められてるので基本明日までに負けた選手は全員最終日(31日)までいられませんが、日本チームの選手は、応援に回れるのでしょうか?

さて、前回の記事より、3回ほど、ベアボウターゲット競技で練習してきました。的がないので点取はできていませんが、感覚としては、50m220点程度です。また、適した的があるという情報もコメント・FBを通していただきましたので、手に入れたいと思います。

1961年 イーストン広告

前の記事でも書きましたが、現状個人的には、フィールドベアボウとクリッカーが使用される前のターゲットリカーブをミックスさせたところにターゲットベアボウシューティングの解が見えてくるのではないかと思っています。上記の写真はイーストンの1961年の広告ですが、このフォームは非常に参考になります(1961 NNAチャンピオン)。

ここをスタートにします(再度書きますが、私の思索についての記事で、全く正解でない可能性ありです)。かれは1816を使用していたそうです。当時のトップはこのレベルの弓を使っていたわけですね。フォームに関して言えば、Clayton Sherman選手(1961年世界選手権準優勝)の射形が個人的には参考になると思っていて、彼のフォームをベースに自分の射形を作っていこうと思います。

クレイトン選手の世界選手権での30mの記録が335-326の661点です。30mで80cm的と50mで122cm的は、無風なら、同じ程度出るはずですので、理論上彼のフォームを極めたら、そのくらいは出るはずです。ちなみに現在のターゲットベアボウの世界記録もその数値に近く665点です。

まぁ、世界2位くらいにうまくなれるとは思っていませんが、残りは使用する道具の1961年からの60年間の進化を信じるとして…。

ずっとアーチェリーには触っていたので、体力はそれほど問題ないですが、練習をしていなかった分、指が弱くなっていて、100本ちょっとで、指が痛くなってきます。2ヶ月程度で調整して、9月くらいに試合デビューできればと思っています。

女子ロードレースで優勝したキーセンホーファーさんのインタビューを今朝読みました。励みとして頑張ろうと思います。

権威あるものを過度に信じるべきではなく、自分で全てを管理していた。私はペダルを踏むだけの選手ではなく、自分を支える参謀でもある。それが結果に現れて誇りに思う。

若くて何も知らない選手には “これをすれば上手くいく” とコーチや周りの人間に言われる危険がつきまとう。私も一時それを信じ、そして被害者の1人だった。だがいま30歳になり、何かを知っている人なんていないことを学んだ。なぜなら本当に何かを知っている人は「知らない」と言うからだ。(シクロワイアードより)

教わるのもたくさん得るものがありますが、自分で考えてみるのも楽しいものです。


Antti Vikstrom 選手、予選とは違うゴールドの弓で挑むも…リムが。

本日、2つ目の試合でAntti Vikstrom 選手の使用する弓が…、そのままシュートオフに突入して敗退しました。

バックアップ用の弓でいきなりシュートオフは選手として厳しすぎる条件ですね…。それにしても、解説の方がとっさに「弦が切れたようです」と伝えたのは…あれは弦が切れた音には…後に訂正していました。


本日、予報では強風です。

昨日の団体戦、古川選手はハンドルから、標準付属のダンパーをすべて取り外して使用していましたね。

台風の影響を避けるために、本日は12時から競技開始ですが、天気予報は強風です。個人的な経験だと、3mくらいまではほぼ気になりませんが、8mまで行くとコンパウンドでもエイムオフは必要です。どんな結果になるでしょうか。

本日から木曜日まではアーチェリーではメダルマッチはありません。


日本初、男子団体銅メダル。

ライブ中継見ていましたが、銅メダルマッチの最期の1射すごかったですね。そして、韓国チームは決勝戦でまさかのパーフェクトの60点。団体戦で60点は記憶にないです。

明日は、台風のため、競技全体的に遅延して始まるようです。午後には雨は止むとの予報ですが、強風だとしたら、番狂わせがあるかもしれませんね。