カーター(Carter)から2016年新モデルとしてワイズチョイス(Wise Choice)が発表されました。
特別に新しい機能はなく、2015年モデルとして発表されたファーストチョイスにホール(インデックスフィンガーホール)を加えたリリーサーになっています。3本掛けタイプと4本掛けタイプがあり、1月末の入荷予定です。
カーター(Carter)から2016年新モデルとしてワイズチョイス(Wise Choice)が発表されました。
特別に新しい機能はなく、2015年モデルとして発表されたファーストチョイスにホール(インデックスフィンガーホール)を加えたリリーサーになっています。3本掛けタイプと4本掛けタイプがあり、1月末の入荷予定です。
年末年始はこいつと戦います。ワールドカップ・バンコクの戦果の最後のものです。コンパウンドでは一般的なスコープマスクですが、何名かの選手がこれをリカーブ用のサイトピンにも導入していました。面白いアイデアだと思います。市販されているものもあるようですが、作ったほうが早いという結論となりました。
製作するために、本日、カッティングマシンを導入しました。PCで設計したラインに沿って自動的にカッターでカットしてくれる機械です。試作で黒のマスクを製作し、赤のサイトピンに。サイトピンはアーチェリーの道具の中で、最も「好み」のレベルのものですが、個人的にはリングはオリジナルの銀(赤の場合)よりも、黒のマスクをした方がエイミングがしやすいように感じます。
今後、リングの存在感を消す黒だけではなく、際立たせる赤・オレンジなども製作し、いろいろな色のサイトピンマスクを試せるパッケージとして販売する予定です。
また、これでコンパウンドのスコープ用のデカルも製作できるようになりましたので、いろいろと企画を考えています。ご期待ください。
ハムスキーから現在取扱いしているVersaレストの新型が登場しました。多機能型のコンパウンドレストですので、他のレストよりも重さがありましたが、新しいハイブリッドターゲットプロ(Hybrid Target Pro)では、現行品より26%軽くなりました。
また、リムドライブモードの時に使用するリムクランプが新しくなり、より多くの弓のリムに対応するようになりました。年明け、1月に販売開始予定です。
100%フルカーボンリムを製造するフランスのUUKHA社よりうれしいお知らせがありました。
私たちは2010年より5年間こちらのリムを扱ってきましたが、もうすぐ、リムの生産数が合計で10000セットに到達するそうです。今後もより良質で安定した品質の製品を製造してくれることに期待です。
入荷しました、イギリスメーカーによるイギリス製のハンドル第二弾。マイボウ(Mybo)のWaveが入荷しました。W&W/SF フォージド+ ハンドル/Spigarelli レボリューション ハンドル/WIN&WIN RAPIDO カーボンハンドルなどと同じ価格帯の3万円前半のハンドルです。リカーブハンドルでは珍しい6082アルミ合金を使用したモデルです。
RIOハンドルと同じ、WaveもメイドインUKです。センター調整機構は一般的な方式、リムボルトはこの写真だと可動式に見えなくもないですが、動かないソリッドタイプです。アルマイト塗装がされています。塗装のレベルは悪くないです。ブッシングはセンターとアッパーとロワーでカウンターブッシングはありません。グリップは少し小さめで、小柄の方にもお勧めできる設計です。カタログとの変更点としては、ロゴの部分はもともとMyboのロゴが入るとなっていましたが、届いたものではWaveに変更されています。
(↑ホイットのエラン)
精度はこの価格帯としては一般的なレベルだと思います。ハンドルカバーが付属しません(プチプチで梱包されています)。+1000円でSFのハンドルカバーを付けることが可能です。見た目は大きく違いますが、フォージドプラスと同じようなスタンダードな設計で、昔のホイットのエランを思い出します。
ユニークな設計のスピギャとカーボンハンドルのラピードとは大きく違いますが、フォージドプラスと迷ったとき時には6082アルミ合金を思い出してください。メーカーではこの素材を使用する事でしなやかさを出すと言っています。対して、フォージドプラスはアルミ合金をさらに鍛造した素材を使用していますので、剛性が高いハンドルとなっています。その部分がこの2つのハンドルの一番の違いになってくると思います。
個人的には好きなデザインです。こういう直線的なデザイン悪くないと思うんですけどね。本日より、取り扱いを開始します。
また、Myboからはさらに上位モデルのElite(エリート)も発表されましたが、こちらは販売価格が6万円弱になりそうなので、在庫しての取り扱いはしない予定です。Myboの競技用コンパウンドモデル同様少し様子を見て考えたいと思います。
ゴールドチップが2016年のラインナップを発表しました。まずは、新しいぎりぎり9.3mm規制対応の大口径シャフトです。9.3mmは0.366″ですが、これまでゴールドチップでは0.337″のSerise22しかありませんでした。新しく発売されるNine.3(9.3)は0.365″とぎりぎりまで太くしたシャフトです。
ワールドカップバンコクからディートン選手が採用し、先週行われた、アメリカ代表選考で選考に先行されました(世界室内選手権)。
非常に魅力的なシャフトだと思いますが、CXやイーストンのようなリカーブ向けシャフトも製造しているメーカーのインドアシャフトと違い、シャフトは硬めのワンスパイン(250)です。コンパウンドではパラドックスは大きくないので、インドアシャフトではスパインの一致よりも、硬いシャフト(パラドックスからの回復が早い)をベースに、リカーブでは考えられないような200grやそれ以上の重いポイントを装着してチューニングするという考えがあり、それに従った設計になっています。ちなみに、スパイン250というのは30インチの引き尺でも80ポンドないとスパインは合わないので、スパインを合わせてうちたい人がこのシャフトを選択することは事実上無理です。
日本での需要がどれだけあるのか予想できないので、まずは取り寄せでの扱いにする予定です。
次は、ゴールドチップ初の極細タイプのシャフト、Pierce(ピアース)です。価格的にはA/C/CとA/C/Gの間で、シャフトの精度はA/C/Gと同じで、内径も0.166″を採用。Gノックサイズで、精度も同じなので、ノックも共通で使用できると思われます。
このシャフトはかなり画期的なものですが…ターゲット競技でそれが生かせるかと言われると。まずは、このシャフトの革新的な特徴は極細シャフトであるのに、インサートを使用する事でフィールドポイント(スクリューインポイント)を装着できることです。フィールドポイントのスタンダードねじサイズは8/32で、その径は0.164″です。なので、基本的に0.166″径のシャフトにインサートを入れて装着することは物理的に不可能です。そのシャフトでは、インサートの外部にねじ装着部を設けることで装着を可能にしています。
ただ、この画期的な設計はスクリューインポイントでないと価値がありません。もちろん、通常のターゲットポイントも装着できますが、それではちょっと安いA/C/Gになってしまいます。特徴は他の極細シャフトと違い、ゴールドチップ特有のFACTシステムでポイントの装着後もポイントの重さを微調整できる点でしょうか。
400/500スパインに関しては在庫する予定です。250/300/340は取り寄せとして取扱いする予定です。
最後のシャフトはトラディショナルアーチャー向けのカーボンシャフトです。現在市場にある多くのトラディショナルシャフトはウッド調であるものの実質的にはカーボンシャフトです。このシャフトもそうですが、ただのウッド調デザインではなく、ウッドシャフトの中でも最も性能が高いとされているフッテッドシャフト(19世紀に考案されたCXのシャフトのように2つの素材を組み合わせて1つのシャフトにすることでデュアルスパインを実現したシャフト)のデザインパターンがプリントされていることです。かっこいい矢が完成すると思いますよ!
これで、イーストン、Victory、CX、Goldtipの2016年が全部で揃いましたね。フィールド向けに何か新規にエントリー向けのシャフトの取り扱いを考えていますが、悩ましいところです。
ついに発表されました! これ、面白いですよ! 非常に挑戦的な発想をもったベインです。
2016年に向けてボーニングが開発していたフィールド競技用の新型ベイン「エアベイン(Air Vane)」が発表されました。上の写真はワールドカップ・ファイナルでナノプロにこのベインの組み合わせで最終テストをしているドミニク選手(最終順位3位)です。
まず、ドミニク選手とボーニングから振り返ると、2014年に発売されたICEベインを共同で開発したコンビです。その後、ICEベインは多くの大会で結果を残しています。ICEベインの特徴は、ハンティング用のベインと同じ素材を使用したことによる高い耐久性と、背を低く設定した分、長さを長くした事による高い修正力・安定力です。これらを裏返すと、耐久性を持ったことによって重くなったことと、回転力が高いので長距離のシューティングに向かないことです。開発したシューターも同じコメントを残しています。
ICEベインはターゲット競技に非常にマッチしましたが、これをフィールド競技用に再設計したのがAIRベインです。求められるのはより長距離(60m)までのシューティングとより速いスピードです。
フィールドの世界のためのICEベインを再開発するとどうなるのか。この部分を今年の1年間ボーニングとICEベインの開発に携わったドミニク選手とセバスチャン選手がいろいろ形の試作品をテストしながら開発していました。ICEベインの特徴を生かしつつ、長距離での安定性と矢速を上げるために出た答えは…ベインを小さくすること(これは予想がつきます)とより角度をつけることでスパインを柔らかくすること。後者は面白い結論です。
ワールドカップファイナルでは、両者とてもにこのベインを使用し、3位と6位でした。その後、公表されたテストの結果では、このベインに変更したことで、セバスチャン選手はマッチするスパインが420番から470番になり、28インチシャフトで11grシャフトを軽くなり、FOCを同一にするのであれば、ポイントも軽く出来ます。自分の弓でのシミュレーションでは5fps矢速が向上し、2.5ポンドほどポンドアップした時と同じスピードの向上を得ることができます。
かなり面白い発想です。普通ベインを工夫して矢速を稼ごうというときには、性能を犠牲にしてても、ベインの重さを軽くする事で対応させますが、このベインでは逆により柔らかいシャフト(軽いシャフト)をマッチングさせることで矢速を稼いでくれます。ベインの素材はICEベインと同じです。長さは2インチ(50mm)に。高さはICEと同じ0.3インチ(7.62mm)。AAE MAX(0.33″)、FFP187(0.312″)、V-MAX187(0.32″)よりも低い設計のままです。重さはICEベインより30%ほど軽くなっています。メーカーではこれをICEよりも1度程度多く角度をつけて貼ることを推奨しています。
1月の入荷予定ですか。入荷後さっそくスパインを変えてテストしてみる予定です。楽しみです。ちなみに、”AIR”は空力をうまく利用するといった意味で、他のメーカーのように空気のように軽いといった意味ではありません。このベインは4.5grある、どちらというと重めのベインです。
VICTORYから新しいシャフトが2つが2016年モデルとして追加されることが発表されました。VAP-TKOは既存のVAPターゲットモデルと同じ0.166、RIP-XS も既存のRIPと同じ0.204サイズを採用し、既存の部品がそのまま使えます。
特徴は現在のラインナップとは違うカーボン編み方を採用したことで、より耐久性が向上しているとのことです。写真を見る限りでは、CXの大口径CXLなどで採用されているダイヤモンドウェブに似ているように感じます。出荷はもう少し先になりそうです。
VAP-TKOのほうがA/C/Gや、Nano SSTよりも安い価格で販売されれば、ちょっと面白いことになりそうな気がします。RIP-XSに採用されている0.204″は日本ではあまりみけませんが、ハンティングの世界では一般的なサイズで(これより細いとブロードヘッドインサートの装着が難しくなるので)ハンティング用シャフトでは最も細いサイズです。イーストンのハンティング用のXノックの大きさが0.204″(0.202″-0.205″)なので、イーストンのDeep Six SD/FMJ/AXISシャフト、GTのKINETIC、CXのメダリオン(弊社で扱っている1300-2000は特別に細く作られているのでこれは除く)などと同じサイズです。この上のサイズがGTのウルトラライトの0.246″になります。0.204″が日本で使用された経験はほぼない思いますので、どうなるか楽しみです。