JPアーチェリー京都店、米田店長に譲渡しました。

kuma_archery明日、4月1日に発表かなと考えていましたが、エイプリルフールだと、間違ったメッセージになりかねないので、本日発表します。

JPアーチェリー京都店ですが、オープン当初より店長をしている米田に譲渡しました。引継ぎもほぼ完了しています。今後は「京都アーチェリーセンター」として、米田が責任者として、経営・営業していきます。

賃貸契約と電話番号も譲渡していますので、同じ場所・同じ電話番号です。メールアドレスだけ、ドメインがJPアーチェリーのものは渡せないので変更しています。

100%自分のお店になることで、より一層気合を入れて営業すると思いますので、仲良くしてあげてください。

JPアーチェリー 山口


CARTEL ALCONコンパウンドサイトが入荷しました

Cartel(カーテル)から新しいコンパウンド用サイトがリリースされました。
「ALCON(アルコン)」サイトです。
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*付属品はサイトピン(10/32インチロッド)、ファイバー

これまでのミダス2ハンターサイトと大きく違うのは、サイトボックスが本体から分離収納できるようになりました。
しまう時、結構不便でしたよね。
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また、上下のエレベーション調整後のロック機能も搭載されました。それも2か所。
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注意すべきは、それぞれ締めこんだ状態で上下の調整を行わない事です。もし締めこんだまま調整をしてしまうと上下に駆動するためのサイトボックス内のメスネジがバカになってしまいます。
ご注意ください。

そしてもう一つ知っておきたい点が。
それはジャンプボタンが搭載されていない事です。上下調整のダイヤルのクリックが細やかになったのは良いのですが、ガバっと上下に移動させてたい時にそれが出来ないという事です。
例えばフィールド競技において、ポストが変わり、サイトを大きく上下移動させたいときに調整ダイヤルをコチコチ回して目的の位置にしなければなりません。
50mターゲット競技やインドア18mならそれぞれ単一距離なので、殆ど問題ないかとおもいますが、フィールドアーチェリーで使用をお考えの方は一考が必要のようです。

エクステンションバーは6インチサイズ。
ノブを固定する為に溝が切ってあり、この溝は3段階となっています。それぞれの溝の間隔は約1.5センチとなっています。
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細かい変更点がいくつか。
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使用しているとやがて上下移動のサイトボックスに“ガタツキ”が生じてきますが、矢印で示した樹脂パーツを押えているイモネジを微調整してガタツキを解消することが出来ます。ただ、ロックしてくれるツマミもあるので、さして気にするほどではないかもしれませんね。

そしてアクシス調整機能が付きました。
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スコープの水平を取るのに必要な調整箇所だけに、この搭載はありがたいです。

最後に重さです。
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282グラムあります。
これは「SHIBUYAアルティマCPX365-6in」の204グラム、「AXCELアチーブ(Noダンパー)6in」の217グラムからすると重いです。
これを重いと取るか、あるいは許容範囲内と取るかは好みが分かれるところです。

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カーテル・アルコンサイトは基本的に右用・黒のみの販売です。
カラー展開や左用は?と言う部分は今の所未定だそうです。ご容赦ください<m(__)m>

Cartel ALCONコンパウンドサイトは店舗およびあちぇ屋CPにて販売中ですヽ(^o^)丿


2014年度、全国選抜大会に男女ミックス戦の意味

Dielen_Tom_WA2013年度までシングル形式だった高体連の選抜大会が、今年からは70mラウンドの予選後、個人と男女ミックスのトーナメントに変更されました。個人戦のトーナメントは慣れたものですが、男女ミックス形式の試合はほぼ行われていないと思います。当日、自分は会場にいませんでしたが、ブース担当からは、ミックス形式で行われた試合にはいろんな意見があったと聞きました。

では、なぜ、ミックス形式の試合が行われたのか。前からWA(世界アーチェリー連盟)はコンパウンドよりも先に、まずはリカーブのミックス形式をオリンピックに入れようというとしていて、ちょっうど良いタイミングで、USAアーチェリーがWAのトム・ディーレン(Tom Dielen)さんにインタビューを行ったのでそれを翻訳してみました。

USA ArcheryのWAインタビュー記事「Compound Archery: an Olympic Hopeful? 」を翻訳した内容です。

コンパウンドアーチェリー:オリンピックの可能性は?

コンパウンドアーチェリーがオリンピックの種目になったらどうなるのだろうか?アーチェリー界に対する利益は明らかだ。スポーツそのものに注目が集まり、オリンピックでのアーチェリー競技におけるメダル数も増える。いずれにせよ、アーチェリーはアーチェリーであり、どんな弓を射とうとも、それは他の人にとっては同じことである。

しかし、果たしてコンパウンドアーチェリーがオリンピックの種目になる可能性はあるのか?そして、それを実現させるためには何が必要なのだろうか?今もっとも注目されているこのトピックのめ、私たちはアーチェリー競技の国際連盟機関であるWAの事務局長トム・ディーレン(Tom Dielen)に話を聞いてみた。

−世界中のコンパウンドアーチャーとリカーブアーチャーの比率を教えていただけますか。

世界全体でそれぞれのアーチャーがどの種類の弓を射っているのかを数えることは非常に難しい。これは、連盟のメンバーに加入せずに、地元のクラブやビジターセンター、ショップなどでも恒常的に射っている人が少なからずいるからです。

実際に数値化できるのはWAイベントなどで競技をしているエリートアスリートたちの数で、彼らに関しては彼らがどんな弓を使っているのかまで分かるので、リカーブとコンパウンドの比率を確認することはできます。

2014年シーズンの世界選手権(インドア・フィールド)とアーチェリー・ワールドカップステージでは、リカーブは909名、コンパウンドは653名がエントリーしたので、比率としては60:40といったところでしょう。

また比較的規模の大きな団体(国内のアーチェリー連盟など)主催する大会などでは、これが大体70:30くらいの割合になるでしょう。

特に北米ではカジュアルコンパウンドアーチャーの数が非常に多いことは知っていますが、私たちとしては彼らを競技アーチャーに取り込むことを目標にしています。

−なぜコンパウンドアーチェリーはオリンピック種目にならないのでしょうか?

コンパウンドアーチェリーが初めて世界選手権に取り入れられたのは1995年、フィールド競技とインドア競技が導入された後のことです。その僅か3年前に、WAは現在のオリンピックプログラムにおけるリカーブアーチェリーの価値を大きく変えることになったマッチ戦方式を導入しています。

これに続いて1990年代後半、コンパウンドをオリンピック種目にしてほしいとの初めて要求したのがジム・イーストンでした。しかし当時受け取ったフィードバックでは、「これ以上競技者の数を増やすことができない」、「方式がリカーブと酷似しすぎている」、そして何より「コンパウンドは普遍性に欠けている(世界の異なる地域や国からアピールや参入が少なすぎる)」との返答を受け取りました。これに加え、当時はアーチェリーの立場そのものが現在ほど強くなかったのです。

特定の競技や種目をオリンピックプログラムに加えることは簡単にできることではないのです。競技は毎回4年ごとにおこなわれる会議の投票で参加の可否が決定され、それがひっくり返ることは滅多にありません。

しかし昨年12月にIOCが「五輪アジェンダ2020 改革案(Agenda 2020 recommendation)」を受け入れたことで状況が変わり、オリンピックプログラムを競技ベースからイベントベースで考えるようになったのです。

−ではコンパウンドアーチェリーがオリンピックゲームに加えられた場合、WAの立ち位置はどうなるのでしょうか。

WAはオリンピックゲームでより多くのアーチェリー競技とメダルが加えられることを望んでいます。最初の目標はリカーブ種目においてミックスチームを加えることです。このゲームでは参加する選手の数が増える訳ではないので、変化は大きくないと考えています。

同競技のコンパウンド競技者がオリンピックに出場し、国際的に各国で露出をする機会が生まれるのはとても素晴らしいことです。2014年アジア大会でコンパウンドが初めて導入されたときのインド選手団の例があります。同国はアーチェリーのコンパウンド種目で獲得したものを含む4つのメダルで、ランキングのトップ10に入ることができました。どこにもこれがリカーブのメダルかコンパウンドのメダルかなどは書かれていません。それは同じアーチェリーにおけるメダルとしてカウントされています。

さらに、現在急成長を遂げている、多数のスポーツが一度におこなわれるイベントのワールドゲームでは、既にコンパウンドが導入されています。次の大会は2017年にワルシャワで、そして2021年にはアメリカ・アラバマ州のバーミンガムへと向かいます。また2013年カリ(コロンビア)大会では、多くの観衆がコンパウンド競技を見学に来ました。2021年のバーミンガム大会はコンパウンドアーチェリーをアピールする、まさに絶好のチャンスなのです。何より、IOCは既に「アジェンダ2020」にサインし、ワールドゲームとより密接に連携していくことを決めています。

基本的にIOCは、ワールドゲームを新たなイベントのテストの場としてとらえています。したがって、私たちとしてもワールドゲームで将来的に大規模なコンパウンドイベントを開催したいと考えています。USAアーチェリーと共同で、バーミンガムでは決勝戦に10,000人の観衆を集めることを目標としています。

これによって、私たちは明確なメッセージを伝えることができるでしょう。またWAは、アジア大会に続いて他のコンチネンタルゲームなどにコンパウンドを加え、さらに露出の機会を増加させようと努力しています。

−IOCが新たなイベントを追加するときに使用している基準はどんなものですか?

オリンピックゲームに新たな競技を加えるときには、様々な点で評価されます。例えば参加者数、競技人口、性別の割合や競技レベル、若者の参加率、高潔さや独自性などです。そして中でも重要なのが、テレビでのアピールです。

コンパウンドアーチェリーはオリンピック種目として高い質を持っています。しかし、スケートボードやスカッシュ、ウェイクボードや3×3バスケットなどと比べると、非常に苦しい戦いになるでしょう。

2016年のオリンピックゲームでは、ロンドンでおこわれた夏期オリンピックの26競技に加え、23の競技から追加要請が送られてきました。素晴らしいアイデアを持っているのは、私たちだけではないのです。

さて、コンパウンドアーチャーがオリンピック会場に入ってくることを想像した今、それを現実のものにするためには何が必要なのか。この戦いをアーチェリーファンはどうやって支援することができるのか、そして運営団体は何をすべきなのか。次回の連載では、このイニシアチブの次の段階について考察する。


レオ・ワイルドが新しいHBXリリーサーを紹介

HBX_reo_wildeレオ・ワイルド選手が動画にて、現在開発中のTRUの新型リリーサーHBXを公開しました。新しいコンセプトのリリーサーで、リリーサーハンドルの中央部分にヒンジがあり、その部分を中心を中指・薬指部分が動いてリリーサーが作動します。

HBX_reo_wilde1動画を見ていただくほうが早いですが、赤線の部分が開いていくことでリリースします。

選抜大会のブースで3日間業務が止まっていて、本日フル稼働のため、動画でレオ・ワイルド選手が語っている内容については明日記事にします。


カーテルのALCON(アルコン)コンパウンドサイトが入荷しました。

Alcon_sight-668x10242015年のカーテルの新モデルALCON(アルコン)コンパウンドサイトが届きました。明日、山田の出勤後、確認してから販売を開始します。低価格のコンパウンドサイトです。

DSC_0973写真上がカタログの写真、下が実際入荷したものでエクステンションの調整幅がカタログよりも若干短くなり、かわりに調整できる間隔が細かくなっています。

DSC_0975ロッドを直接固定するのではなく、横から締め付けるといった面白い機構を備えているのに対して、金属加工が荒削りなところはいつものカーテルな感じです。

現在、在庫切れの同カーテルの低価格サイトのMidasカーボンサイトは2週間くらいで再入荷予定です。


2015年、アウトドアターゲット大会始まる

Versus Gdl 2015(Xs-wingsより)

今週末からトップ選手が集まる大きな大会がアウトドアに切り替わりました。ヨーロッパではヨーロッパグランプリの第一戦が行われ、リカーブはネスポリ選手(ワールドカップインドアファイナル順位なし)が672点で予選をトップ通過し、コンパウンドではハンセン選手(ワールドカップインドアファイナル2位)が712点で予選をトップ通過しました。

一方で、現在、メキシコでアメリカVersus MX Shoot 2015が行われており、こちらはリカーブはエリソン選手(ワールドカップインドアファイナル7位)が676点で予選トップ通過、コンパウンドではシュロッサー選手が(ワールドカップインドアファイナル1位)701点で予選を通過しました。

各トップ選手の写真を見る限り、シュロッサー選手が一般販売の始まっていないFUSEカーボンXテーパーで実績を積み上げ続けていることと、エリソン選手がさっそくXS-Wingsの新色の赤を使い、ベガスシュートまで使っていたドインカーのスタビライザーからビースティンガーのスタビライザーにの乗り換えたこと以外、各選手のセッティング・道具に大きな変化はないようです。次は、アリゾナカップですね。


世界新のパーフェクトスコアで登場したFUSEの新型スタビライザーの詳細が届きました。

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new_fuse_x_slim(写真は2月末に行われたヨーロッパアーチェリーインドア選手権の決勝戦のもの)

ATAでサンプルが展示され、1月に世界新のパーフェクトスコア(インドア60射600点満点)で衝撃的な登場を果たしたFUSEの新型スタビライザーの詳細がやっと届きました。入荷日はまだ確定していません。

fuse_x_taperFUSEの新しいスタビライザーライン・カーボンXは2つのモデルがあり、上のシュロッサー選手が使用しているのがFUSEカーボンXテーパーというモデルで、コンパウンド向けのスタビライザーには珍しいテーパー形状のロッドを採用したモデルです。27インチ、30インチ、33インチの3つのサイズで、センターロッドのみです。

fuse_x_slim03下のリック選手が使用しているのは、FUSEカーボンXスリムという細いストレート形状のスタビライザーです。こちらはリカーブ向けで、センターだけではなく、サイド、エクステンダーロッドも製造されるようです。

doinker_2015_new今年はすでに発売が開始されたイーストンだけではなく、ドインカーも2モデル新しいロッドが登場します。上のMSモデル(Matt Stutzmanモデル)はすでに出荷が開始されたそうですが、在庫しての取り扱いの予定はないです。下の方のHEROスタビライザーは在庫して販売予定です。こちらもまだ出荷日は確定していないそうです。

アメリカメーカーの2015年モデルのトレンドはより上位のハイモジュラスカーボン贅沢に使用した細めのロッドのようですが、その分販売価格も高騰していて、新型のセンターでは3万円近くに設定する必要がありそうです。

続報をお待ちください。


ゴールドチップの2015年初の荷物が入荷しました。

DSC_0972ゴールドチップの2015年初の荷物が入荷しました。振り返ると2014年から競技ルールが変更となり、フィールドの世界ではメジャーなブランドだったゴールドチップがターゲットの世界にも進出し、結果、ワールドカップファイナルでは優勝となりました。それを踏まえて、ゴールドチップでは2015年から、ウルトラライトPROに340番スパインと700番スパインが追加されました。ロゴも変更されています。

13085_990556367627749_1454032895494194988_nまた、写真左の2つのピンポイントタイプのAccuポイントが新しく発売されます。100グレインと130グレインタイプで、追加のFACTウェイトにも対応しています。

2015ウルトラライトプロチャートそれとメーカー側でもターゲット競技用ではヘビーポイントで使用されることが多い傾向を踏まえ、シャフト選択チャートを更新しました。ポイントを100grで作製した時と、125grの時で見る欄が異なります。もし、160gr以上に設定するときには、さらに1つ横(右)の欄を見たほうがよいかもしれません。

さらに、弓のレーティングfps(矢速の実測値ではありません)でも異なります。チャートはできるだけ最新のものを参照することをお勧めします。

2014年ロゴ、2015年ロゴで同一商品として販売します。どちらか希望がある場合は備考欄にご記入ください。基本的には前の2014年のロゴから出荷していきます。500番では2015年ロゴのものはもうないです。


ユニークなデザインのSABOターゲットポイント登場

10511628_658050050955675_6647613450259209339_o現状、取り扱いの予定はないのですが、近年ほぼ進化のないターゲットポイントに、アメリカのSABO社から全く新しいデザインが発表されました。

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見てすぐわかるとおり、その特徴は非常に長い先端のノーズ部分で、新幹線「ハヤブサ」っぽいですね。

メーカー側の説明、上記の動画のスーパースローで、メリットは先に刺さった矢にヒットした時に、受ける影響を35%低減することができることだそうです。ちょっと使ってみたいですが、GoldTipのウルトラライト用は生産予定はあるものの、まだ生産が始まっていないようで、現状、インドアシャフト用のサイズだけ発売しているようです。

メーカーのページで購入できます。

Sabo Target Points
http://sabo-target-points.myshopify.com/


Field Archery – A Complete Guideが届きました。

DSC_0969数少ないフィールドアーチェリーの技術ガイドブック「Field Archery – A Complete Guide」をついに手に入れました。販売用ではなく、勉強用です。

フィールドの世界はほぼWAルールで統一されているターゲットアーチェリーの世界と違って、WAだけではなく、IFAA/NFAA/NFAS/GNAS/EFAAなどと非常に多くの協会・ルールが存在していて、いつかはしっかりと理解しないといけないと思っていましたが、その解説もたっぷり入ってました。これから読み込みます。