フランジィーリが開発に関わっているイタリアのメーカーGILLOが開発したハンドルが発表されました。G1ハンドルです。
まぁ…デザインは普通ですね。いかにもイタリア製のアルミハンドルと言う感じの見た目ですね。
フランジィーリのアイデアで搭載された新しい機構は3つ。ただ、どちらもオプションです。付属はしないので、ハンドルだけの代金では手に入れられません。
一つは、ボールグリップという半円型のウッドグリップで、多少押すポイントがずれても、その形状によって、ハンドルに与える影響を最小限にするというもので、長年、フランジィーリが使用しているものです。このグリップの対応するハンドルは、Bestでフランジィーリが使用しているモデルだけでしたが、このハンドルでも使用できます。
次にINNO CXTハンドルのようにグリップの下にウェイトを装着できるのですが、装着してハンドルを重くするだけではなく、装着場所が3か所から選択でき、ハンドルの重心を変更することができます。
約1,300gのハンドルのウェイトカバーをスチール素材のものに交換することで、ハンドルの重さを約2,000gにすることができます。
The following two tabs change content below.
山口 諒
熱海フィールド代表、サイト管理人。日本スポーツ人類学会員、弓の歴史を研究中。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、ベアボウ競技歴5年。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は準優勝。
最新記事 by 山口 諒 (全て見る)
- 【第5回】訳あり品をヤフオクにて放出します - 2024年12月25日
- GASボウストリングから新作ライン「SystmX」を発表 - 2024年12月15日
- SCOTT アーチェリー 2025年リリーサー - 2024年12月15日
フランジーリが目指してるのはやはりベスト社のゼニットでしょうね…。
確かに基本的な設計では変更している箇所の方が少ないと思います。
ベスト社のクラシックタイプのハンドルに、いくつかのアイデアを加えたものと考えればほぼ間違いないのではないかと思います。
現段階でわかっている範囲でいいんですが、全部のウェイトを外して、カバーを付けた場合、ハンドルの重さはどれくらいになりますか。
あとグリップ下部とハンドル下部にカウンターブッシュがあるように写真では見えるんですが、実物も同じなんでしょうか。
ハンドルの重さは1350gです。
ウェイト(別売り)は1つ30gで6個付けると180gで、ハンドルは1530gとなります。
>あとグリップ下部とハンドル下部にカウンターブッシュがあるように写真では見えるんですが、実物も同じなんでしょうか。
はい。
ありがとうございます。ウェイト抜きで1350gですか…。
単純に引きやすさ、安定性のためとも思いますが、それにしても最近のハンドルはやたら重量がある気がします。何か理由はあるのでしょうか。
>それにしても最近のハンドルはやたら重量がある気がします。何か理由はあるのでしょうか。
アルミハンドルは(10年くらい)昔から1200-1300グラムくらいでした。ホイットでもう少し昔で2000年、14年前のオリンピックを制したハンドルは1500グラム(Axis)でしたし、
同時期の少し安いハンドル(アバロン)は1280gですので、最近重くなったという印象はこちらにはないです。
あとは、昔々は、288本で勝負する時代もありましたが、今は、72本で勝負するので、競技において(軽いハンドルによって得られる)持久力という要素が重要ではなくなったのではないかと思います。