ボウテック(Bowtech)のカーボンアイコン(Carbon Icon)が入荷しました。

これまで、ボウテックのカーボンハンドルライナップからスタンダートモデルとしてカーボンナイトを販売してきましたが、スペックが同じでカムをグレードアップさせ、引き味を変更できるフリップ2ディスクを搭載したカーボンアイコンが登場し、ボウテックもカーボンナイトの生産を終わらせるようなので、今後はカーボンアイコンを販売します。価格はカーボンナイトと同じです。
ボウテック(Bowtech)のカーボンアイコン(Carbon Icon)が入荷しました。

これまで、ボウテックのカーボンハンドルライナップからスタンダートモデルとしてカーボンナイトを販売してきましたが、スペックが同じでカムをグレードアップさせ、引き味を変更できるフリップ2ディスクを搭載したカーボンアイコンが登場し、ボウテックもカーボンナイトの生産を終わらせるようなので、今後はカーボンアイコンを販売します。価格はカーボンナイトと同じです。
3月に詳細が発表されたFUSEのカーボンXシリーズがついに入荷しました。リカーブ向けに開発されたカーボン-X-スリムとコンパウンド向けのカーボン-X-テーパーの両方入荷していますが、今週末の全日本社会人ターゲット選手権を控え、スリムをレビューする時間がないので、本日はXテーパーの方だけです。

カーボンXシリーズではセンターロッドのみリカーブ用とコンパウンド用があり、サイドとエクステンダーロッドは共通です。サイドロッドは5/16と1/4ねじの両方が装着できるようになっています。Xテーパーの場合、根本側が太くなっており直径が23mm、先端側は細くなっており、16mmに設定されています。16mmというのはスタビライザーの中でもかなり細いほうです。
このスタビライザーの最大の剛性をファインチューニングできることです。ディンプルの向きを変更することで剛性を変えることができ、最も剛性の高いディンプルがサイドにある状態(ロゴが上下にある状態)に対して、ディンプルを上下にある位置(ロゴがサイド)に変更することで剛性が23%減少します。
上の写真はこのスタビライザーを使ってインドアで満点の600点を射ったシュロッサー選手ですが、左のベガスシュート(ワールドカップインドアファイナル)の時にはロゴを上下、つまり剛性が最大になる一でスタビライザーをチューニングしていますが、先日行われたワールドカップ・ステージ2では、写真や動画で確認する限り、最も剛性が低い位置から20度(20/90度)ほどロッドを傾けて使用していることが確認できると思います。
ロッドの剛性が変化することはエイミングのフィーリングと飛び出し・振動吸収性に影響を与えます。一般的には剛性があるものが望ましいとされていますが、柔らかいもの(バイターのスタビライザーなど)が好きな選手(Sergio PAGNI選手など)もいます。これを1つのロッドで調整できるというのはかなり面白い発想です。
ただし、剛性を最大になるようにセットしても、テーパーロッドは独特の感覚があり、やはり先端に振動を集めることで働くシステムですので、弓全体にソリッド感を求める方には少し合わないかもしれません。逆にダンパーなどを使用することに全く違和感を感じない方にはお勧めできます。
このスタビライザーは面白いです。ぜひ、試していただきたいです。
GEARHEAD Archeryからユニークな形状のコンパウンド、アクセル間18インチのT18が発表されました。(取り扱い予定はなく紹介のみです)
大きさが18インチしかないので、通常サイズのバックパックに入れて持ち運びできます。ライザーは左右対称でその間を通すシュートスルースタイル。バックストップがグリップに取り付いているのも興味深いです。重さは2.9ポンド(約1300g)でかなり軽いです。弓のパワーは62fl-lbsで一般的なデザインの競技用モデルとほぼ同じくらい位はあります。
ターゲット競技においてこのようなデザインの何か優位性があるのかわかりませんが、フィールド・ハンティングで、特に草むらの中からのシューティングや、長期間弓を持ち運ぶときにはこの大きさはかなりのアドバンテージがあると思われます。ハンドルの真ん中にGoProを装着できるようになっています。そして…Dループ長いな。
機会があれば、ぜひ一回射ってみたい弓です。
ソニーが新しいハイスピードカメラRX10 IIを発表しました。7月の発売予定で20万円以内で買えそうです。
しかも、宣伝用のプロモがアーチェリーというおまけつき。
これまでのソニーはハイスピード対応モデルの最上位モデルはNEX-FS700でしたが、今回のRX-10 IIでは性能はわずかに向上し、価格は1/3に。技術の進歩ってすごいですね。
2010 VFC-7000 最大 700fps 1280 x 720(92万画素) 400万円
2012 NEX-FS700 最大 960fps 1920 x 216(41万画素) 60万円
2015 RX-10 II 最大 960fps 1,136×384(43万画素) 20万円
*(低価格モデル)Nikon 1 J4 最大 1200fps 416×144(約6万画素) 3万円
今回のカメラは43万画素ですが、41万画素(NEX-FS700)でこの程度の映像が撮れます。十分に実用に耐えるものだと思います。
発売されたら購入検討します。
コンパウンドに転向して1年2か月。まだ、コンパウンドボウのレビューをできるほどの知識はありませんが、現在、メーカーのエンジニアの方と話をしながら、少しずつコンパウンドの設計・レビューするポイントを勉強しています。来年には、コンパウンドボウのレビューがそれなりに書けるようになったらと思っています。
今日は自分の理解のためにという目的で、コンパウンドボウのカムがどのような仕組みで働くのか、なぜ、レットオフが発生するのか解説してみます。わかりにくかったら突っ込んでください。仕組み自体は理解しているつもりですが、うまく解説できるかは…頑張ります。
*中学生レベルの滑車に関する知識が必要です。
*エリートのバイナリカムシステム(ツーカムシステム)の仕組みをベースにしています。
下手な図ですみません。この図をベースに説明します。カムの物理は動滑車と同じものです。これにカムの効率性という要素が加わりますが、これはかなりが難しいもので大学以上のレベルの物理学の知識が必要なので省きます。
*カムの効率とは同様の仕事をさせるとき、カムの大きさはどれくらいが無駄がないのか、どのような形状が無駄がないのかについての計算です。
上の図では左の円がストリングが取り付けられているカム、右の円がケーブルが取り付けられているインナーカムです。コンパウンドボウの基本的な仕組みは、アクセルを通して固定されているカムとインナーカムのうち、ストリングによって引っ張られて(左側の矢印)回転するカムがねじで固定されているインナーカムを回転させ、その回転するインナーカムがケーブルを引っ張り上げ(右側の矢印)、リムがたわむというものです。
実際にはカムは円ではなく、複雑な形をしていますが、解説するためにフェイズ1-4に分けて解説します。青で囲んだ数字は事前に与えられた数字(前提)で、パワーストロークは20インチ(ブレースハイト8でドローレングスは28インチ)、リムのポンドは60ポンド(20インチ引かれたときに60ポンドになる)として話を進めます。
フェイズ1ではインナーカムの直径を1とした時に、カムの大きさが0.5の場合です。この比をGear Ratio(ギアレシオ)と呼びます。このギアレシオが引き味を決定し、この比を変更することでレットオフが生み出されます。
1(インナーカム)/0.5(カム)でギアレシオが2の時、引き味は非常にハードです。28インチ引かれたときに60ポンドになるリムは1インチ引かれるごとに3ポンド重さが増えていきますが、ギアレシオ=2で1インチカムが回転するごとに、インナーカムを2インチ分回転させるので、1インチ引くごとに倍の6ポンドずつ重さが増加します。これが引き始めのフェイズ1で、ギアレシオを2に設定することでリムから倍の力を引き出します。
(↑フェイズ2)
フェイズ2では1/1でギアレシオは1です。この場合はリムはカムがないときと同じように働きます。つまり、ストリングを1インチ引けば、ケーブルは1インチ分リムを引っ張り、1インチごとに3ポンド重さが増加します。ここは、引きはじめ後にピークポンドに達し、それが続く部分です。
フェイズ3では、1/2でギアレシオが0.5となり、ドローフォースカーブではバレーに向かってポンドが落ちる部分です。ストリングが1インチ引かれるごとに、ケーブルは0.5インチリムを引っ張るので、1インチ引くごとに1.5ポンドずつ重さが増加します。
最後のフェイズ4はバレーの部分です。3/1でギアレシオは0.33となります。ストリングが1インチ引かれるごとに、ケーブルは0.33インチリムを引っ張るので、1インチ引くごとに1ポンドずつ重さが増加します。この後に(エリートの場合)カムに装着されているリムストップがリムに当たり、ウォールを作り出します。
以上の4つのフェイズを1つの滑車に搭載すると、その滑車はフェイズごとに異なる直径を持つ必要があります。ここからはメーカーによって異なりますが、カムを8つのエリアに分けると9時方向から時計回りにフェイズ1、もっとも直径=アクセルまでの距離が短いエリアから約半回転にしてフェイズ4(もっともアクセルから距離が遠いエリア)となり、下半分にはカム効率を調整する部分(カムの重量はシンメトリックなほど効率が良いのでここで重量のバランスを調整する)とストリングポストが配置されます。
そして、上記の自分がざっくりと設計したカムのパワーストロークはおおよそ上記のようなものになります。フェイズ1の5インチは6ポンド/1インチなので、そこでほぼピークの30ポンドにたどり着きます。そこからのフェイズ2の終点(ギアレシオ2の直線とパワーストロークの交点)に向かってほぼ直線で、フェイズ3で一気にホールディングポンドが落ち、フェイズ4でホールディングが落ちたまま安定したバレーにたどり着きます。ピークは30ポンドで、ホールディングは20ポンド、レットオフは33%しかないですが、ここはカム単独での設計の限界です。
(↑左はインナーカムが小さくカムが大きい状態、右はインナーカムが大きくカムが小さい状態)
今回は分かりやすいようにカムの大きさのみを変更してこのカムシステムを設計しましたが、すべてのカギはギアレシオです。そして、ギアレシオは(インナーカム)/(カム)ですので、カムを大きくするだけではなく、インナーカムを小さくすることでもギアレシオを変えられます。カムを大きくするとギアレシオが小さくなり、引きが軽くなるのと逆に、インナーカムは小さくするとギアレシオが小さくなり引きが軽くなります。
カムだけでギアレシオを設定した私のカムはレットオフを33%しか得ることができませんでした。市販のプロが設計したカムがより高いレットオフを実現しているのは、パワーストロークの中でカムを大きくしていくと同時に、インナーカムを小さくしていくことで、より過激にギアレシオを変えていくからです。
ご自身のカムで上記の仕組みを確認してみたい場合は上の写真のように
ギアレシオ = アクセルからインナーカムとケーブルの接点までの距離 / アクセルからカムとストリングの接点までの距離
で確認できます。ギアレシオが高いほど引きが軽く、引きが柔らかいです。
以上が、簡単なコンパウンドのカムシステムの仕組みになります。わかりにくい部分があればコメントください。修正、または、違う方法で解説してみます。絵が下手という突込みは受け付けていません。
ウィンのWIAWIS ACS Nanoスタビライザーが入荷しました。手にしてみると誰もが重いと感じると思います。
HMC + センター 28インチ 120g サイド 11インチ 160g(80g x 2) エクステンダー 5インチ 67g CX2バー 85g(SA含む) トップウェイト 3つ 114g = 546g
WIAWIS センター 28インチ 185g サイド 11インチ 190g(95g x 2) エクステンダー 5インチ 69g CX2バー 45g(SA含まない) トップウェイト 3つ 150g = 639g(+93g)
*すべて実測値
**新しいACSシステムでは、センタースタビライザーのねじを長くすることで、センターがVバーを通って直接エクステンダーにつながるようになっています(SAボルトを必要としない)。
トップウェイト1つずつ装着した場合で93g増、HMC+からの移行の場合最低ウェイト2.5個分ほど重くなります(最低限各ロッドに1つはウェイトをつける場合)。HMC+と比較するとこのスタビライザーシステムの第一の特徴は大幅な重量の増加です。メーカーの事前の説明ではHMC+との比較において、振動吸収機能の強化ということでしたが、このスタビライザーのレビューをHMC+との対比することは困難です。
スタビライザーの性能を語るときは、ざっくりと「振動吸収性」と「剛性」で書いていますが、厳密に書けばスタビライザーの重さあたりの「振動吸収性」と「剛性」です。使用するアーチャーにかかる重さを無視して単純にロッドを太くすれば簡単にどちらの数字も高くすることは可能ですが、そのような商品は望まれていません。
HMC22 センター 28インチ 177g サイド 11インチ 214(107g x 2) エクステンダー 5インチ 85g CX2バー 85g(SA含む) トップウェイト 3つ 114g = 675g
WIAWIS センター 28インチ 185g サイド 11インチ 190g(95g x 2) エクステンダー 5インチ 69g CX2バー 45g(SA含まない) トップウェイト 3つ 150g = 639g(-36g)
もう一つのウィンのスタビライザーシステムHMC22との比較であれば、ウェイト1つ分の違いですので、こちらをベースに見ていきます。ロッドの径は22mmから、WIAWISではセンター・サイドは18.3mmに、エクステンダーのみ20.4mmとなっています。全体の重さはほぼ同じでロッドは大幅に細いものになっています。WIAWISのロッドの特徴として細くて重いロッドであると言えるかと思います。

もう一つの特徴はSIMSなどから発売されているスタビライザーに追加するロッドに装着するタイプのゴムダンパーをセンタースタビライザーとサイドスタビライザーの根元に標準装備している点です。これによってスタビライザー根元部分での振動吸収性の向上を見込むことができます。さらに細いのに重いロッドを使用していることからも、実際にセンター1本だけでテストしてみると、HMC+とHMC22に比べて実感できるほどの振動吸収性の向上があります。細い分、風に対しても有利になっています。
ただ、残念な点もあります。それはゴムダンパーがぴったりとロッドに装着されていないところです。写真のように簡単にめくれます。ロッドの振動を吸収するのであれば、より密着しているほうがよく、この部分を交換するシチュエーションもないと思いますので、購入後はこの部分を接着してしまったほうがよいかもしれません(自己責任でお願いします)。
今回、ロッド単体ではなく、Vバーシステム全体で紹介したのは、このロッドのセンタースタビライザーには非常に長いねじが装着されており、Vバーでの使用を前提として設計されていることです。Vバーで使用する時でSAボルトを介することなにく直接エクステンダーに装着でき、システム全体の重さを軽くすることができます。
ただ、最初の比較で説明したように、これはあくまでも重いロッドによって全体的に重くなってしまったWIAWISシステムを少しでも軽量化するための工夫であり、このスタビライザーが軽さを目指して開発されているということではありません。SAがいらないWIAWISって軽いスタビだと思って購入すると間違えます。
以上の特徴を踏まえると軽量なスタビライザーを求める方には、今後もHMC+は最適な答えになるでしょう。
HMC+を使用していて重さが気にならない体力がある場合、HMC+から移行すると重心が前方(的側)に移動することによって飛び出しの向上と振動吸収性能の向上が見込めます。
問題はHMC22との比較ですが、正直WIAWISは重さを除けばよいスタビライザーだと思います。風対策にもなる小口径ロッドで振動吸収性が高く、ロッドの剛性も十分です。かつ値段もそこまで高くはないので、WIAWISと比較して明確に優れている点があるHMC+と違い、WIAWISとHMC22を比較すると、多くの場合でWIAWISのほうがよいと思います。少し考えたくらいではプロショップでWIAWISよりもHMC22のほうがお勧めできる場面が思いつきません。
この特徴的な長いセンターロッドのねじによってお客様が望むスタビライザーのセッティングが困難な場合、お客様がアタッチメントに抵抗を持っている場合くらいでしょうか。
リカーブだけではなく、コンパウンド(27.5インチ 58ポンド)でもテストしましたが、そのケースにおいてもWIAWISのほうが優れています。コンパウンドでも小口径で剛性があるロッドが流行っていますので、コンパウンドアーチャーにとっても、今後はHMC22よりもWIAWISのほうがお勧めできます。
本日よりリカーブ店で販売を開始します。間もなく、コンパウンド店の方にも登録予定ですが、32インチ黒の入荷日がまだ未定です。
サミック(SAMICK)のアバンテハンドルの新型・アバンテIIが入荷しました。2012年に発売されたINNO CXTにそっくりなアバンテハンドルの2代目です。初代はなぜあれだけウィンのデザインによせていったのか理解できませんが、2代目ではサミックのオリジナルデザインに戻りました。リムポケットなどはゼノテックハンドルをほうふつさせます。
グリップはアバンテと同じデザインで、重さも1180gと前モデルとほぼ同じ(20g軽い)。クリッカープレート付。センター調整機能もついています。本日黒がテスト入荷。残りの色は水曜日の予定です。