ウィン&ウィン(WIN&WIN)の2021年、まずはウィネックス(WINEX)が三代目に、価格は維持。

WIN&WINから2021年モデルが出ました。まずは、WINEXがWINEX2になり、WINEXに名称が戻りました。Winstormと同じ流れです。

こちらがWINEX(初代)とWINEX2(現行)ですけど…もう全くデザインが違うような、WNSのフォージド(MOTIVE FX)に近づいた気がします。スペックとしての違うは25インチが1250gから1140g、23インチは1190gから1080gにと、ともに110g軽量化されています。WINの新作は近年ずっと1300g台のものだったので、お客様の選択肢を広げる意味ではよい選択でと思います。

ホイットは10年前から基本全モデル同じグリップを搭載していますが、WINでもその流れを進めていて、グリップ7がスタンダードになっています。WINEXでも、再設計に伴い、グリップ5からグリップ7に変更されました。

価格は変更されていないので、その意味ではコスパのよい(世界大会で実績がある)競技用ハンドルWINEXを引き継いではいますね。

発注はかけましたが、納期見込みは出ていません。例年であれば、来年の2月前後だと思います。弊社でも価格を変更する予定はないですが、在庫しているWINEX2は在庫を整理して、少し値下げして売り切るので、価格差が発生します。


プライム(PRIME)の2021年新モデル、ネクサス(Nexus)が発表。

プライム(PRIME)の2021年新モデル、ネクサス(Nexus)シリーズを発表、その中の36インチのNexus 6がターゲットモデルとして位置づけられています。

現行(2021年も継続)の343fpsの矢速のあるBlack 5と比較すると安定性を重視した設計になっています。36インチでブレースハイトが6.5インチ、新しいr2カムを搭載して、振動を50%低減しています。対して矢速は331fpsでターゲットモデルとしては十分な値だと思います。

r2カムは幅広い調整ができ、ドローレングスは24.5-31.5インチまで、レットオフは工場出荷時には80%で出荷されますが、最大90%まで調整できます。低い方の最大値はドローレングスによって異なります。

もう一点、NASAが開発したエアロゲルを巻いたグリップを採用し、温度に関係なく、安定したグリップ感をもたらすとのことです。個人的には、どの程度の厚みなのかが気になるところですね。

1月頃の最初の入荷を予定しています。32インチモデル(Nexus 2)と34インチ(Nexus 4)モデルは取り寄せとなります。

G5 PRIME Nexus 6 - JPアーチェリー


PSE Citation(サイテーション)40

PSE Citation(サイテーション)40のEMカムモデルが届きました。サイテーションには2つのカムが用意され、それぞれ引き尺調整の範囲とスピード等がやや異なります。

◆入荷したEMカムは24インチから30インチをカバーし、レットオフは75%。スピ―ドレーティングはATAで330fps、IBOに置き換えると322fpsとなります。重さは5.2lb(実測)、およそ2.35kgです。ブレースハイトは7.25インチ。ドローウエイトは50lbモデルと60lbモデルの2種類です。40lbモデルの用意はありません。

同時に入荷したHOYT ALTUS38と並べてみました(左)。差は2インチのはずですが、はし~はしで長さを測るとアルタスより10センチ(約4インチ)も長く、115センチとなっています。

ちなみに・・・SEカムは28インチから33.5インチをカバーするロングドローモデルでレットオフは65%~75%で調整可。スピ―ドレーティングはATAで314fps、IBOに置き換えると306fpsとなります。重さは5.2lb(カタログ値)。ブレースハイトは7.75インチ。ドローウエイトは50lbモデルと60lbモデルとこちらも2種類です。40lbモデルの用意もありません。

いたるところに5/16サイズのブッシングやネジが切られています。極めつけはセンターブッシングの2段攻め。これはまた新しいスタビライゼーションが期待できるのではないでしょうか。

グリップ幅は約19ミリ。また、一定の評価をうけているのかローラー式ケーブルガイドも4シーズン目に入りましたが、どうもバーの方が迷走しているのか?と言う印象で、トルクがかかると折れ曲がるフレキシブルタイプやカーボンのストレートバーでアングル付きになったかと思えば、アングルなしのストレートカーボンバーになったり。

で、今年は金属のストレートバーが搭載と相成りました。ご苦労様です。

現物は川崎店でご覧いただけます。ぜひお越しくださいヽ(^。^)ノ


HOYT ALTUS(アルタス)38

HOYTからコストパフォーマンスの良いターゲットモデル、アルタス(ALTUS)が届きました。(右・60lb・黒)

コスパを優先したのかXTリムのような質感はないですね。

単体の重量は4.7lb(実測)、およそ2.13kg。アクセル間は38インチ。カムの上面から下面(はし~はし)が105センチとなっています。(DCXカムの場合)

グリップを持った印象はそれほど重くなくバランスもよく、私の体感ですが35~6インチくらいのそれに近い感覚でした。

HOYTのターゲットモデルでシュートスルーではないライザーデザインは久方ぶりのような気がします。

カラーバリエーションは全部で5色。ピッチブラック、ラヴァレッド、エレクトリックブルー、スモークグレー、ホワイトライトニング。

全てペイントもしくはパウダーコートでホワイトのみツヤつやあり。他はツヤ消し仕上げです。

入荷はピッチブラック。言葉の意味は「漆黒」。

漆黒のわりに印象はダークグレー。。。

同時に入荷したPSEのサイテーションの方が全然漆黒です。ま、受け止め方は人それぞれと言う事で。

レストには「インテグレイト レストマウンティング システム」が採用されました。この両サイドに縦溝が切ってある箇所ですね。(下の写真)

上下のリムポケット付近

名称は「アルタス(ALTUS)」なのですが「アトラス(ATLAS)」と言う名称も他にあるので問合せを頂く際、それに引っ張られる方がちらほらいらっしゃいます。ご注意ください(^^;)

実物を見てい見たい!と言う方はぜひ川崎店までお越しくださいねヽ(^。^)ノ


AVALON Tec-X MAXX ブレードレストが入荷

アバロンから次々とCP向けアイテムが届いていますが、今回はブレードレストが入荷しました。

少し先んじて「Tec-Xレスト」が発売されましたが、今回は「MAXX」と言うシリーズ名を冠しての登場です。

マイクロ調整可能なレストで、さらにこのモデルにはオーバードロー用エクステンションバーが付属します。

エクステンションを装着するとこんな感じです。

オーバードローにもルールがあるのでご注意を。コンパウンド用具の規定において、「プレッシャーポイントは弓のハンドルのスロート部分(ピボットポイント)から6cm後方(内側)以内の位置とする」とあります。(競技規則から抜粋)

ここでいうプレッシャーポイントとはブレードの先端です。この位置がピボットポイントから顔側に向かって後方6cm以内でしか動かしちゃだめですよ、と言う事です。

このレストには専用ブレードが用意されています。

矢の太さに応じて3種の幅と、2種の厚みがあります。4mm-0.25、5mm-0.25、5mm-0.3、7.7mm-0.3 の4つです。4mm-0.25は装着済です。4mmはX10やACE、パラゴン、ナノプロ、X-インパクトなど。5mmはウルトラライト(プロ)や3DHVなどの中口径。7.7mはインドア用の大口径シャフトです。

さて、このレストにはカラーバリエーションがあります。

黒以外に3色

なお、左用(LH)は計画はありますが生産はまだされていません。続報を待ちたいと思います。

それにしても、この価格でこのクオリティーはイイですね。

オンラインショップ及び店舗にて発売中ですヽ(^。^)ノ


Mathews 2021 ハンティングモデル発表

マシューズがハンティングモデルも発表し、2021年モデルが出そろいました。最近、ネットフリックスでミート・イーターというハンティング番組を見ています。

日本でハンティングというと、険しい荒れている山に入っていって…というイメージが多いと思いますが、アメリカでハンティングが行われている地形は、まるでハンティングという目的があるキャンプのようです。

マシューズが作ったこの新商品を紹介する動画もなかなか美しくできていると思うので見てみてください。アーチェリーしたくなります!

東野、鹿を狩る 完結編「心臓を貫通する銃弾」~「解体の儀」 より
ミート・イーター 猟理の達人 シーズン7 エピソード1 より


安くてめちゃいいリムが出ましたけど…プロショップとしての迷い。

Kineticから低価格(3万円弱の価格帯)でかなり高性能なカーボンリムPalmaris CCF-Xが発表されました。少し前の5万円台のリムとほぼ同等の性能を有しています。

フォームコアでカーボン素材に3Kナノカーボンを使用し、よく言えばお上手と、捉え方によっては下品にも、セールス写真にリムのラミネート構造の写真を採用し、わかる人にはわかる、見たことのあるラミネート構造になっています。

こういったリムがこの価格帯で出たことは非常に良いことだと思いますが、弊社では低価格帯は基本的にWNS(旧SF)を採用しています。その理由は何度も書きましたが、低価格リムでは性能差が出にくく、かつ、WNSは安く同じ品質のものを安定して製造してくれると約束してくれています。

定番のAXIOMに至っては10年以上の定番モデルです。プロショップにとっては、設定が変更され、モデルチェンジがある度に、在庫を在庫処分しないといけません。

最上位モデルは最新の技術をキャッチアップしていくもので、新モデルには期待していますが、大きな技術進歩がない低価格モデルでは、定番を作り続けてくれることは非常にありがたいです。

KINETICに関して言えば、良い商品を作ってはいますが、売れないとすぐに生産を終わらせたりと、よく言えば切り替えが早く、逆に言えば、自社の商品を根気強く売っていく戦略ではないメーカーです。同じような商品がWNSが出たらすぐに10-20サイズ在庫して販売したいところですが…12月をめど2-3サイズだけ在庫して、残りは取り寄せとしての販売としての取り扱いとさせていただきます。ご理解ください。でも、このリムいいっすよ!


ボウテック(Bowtech)からカーボンハンドルの4世代目、Carbon Zion が登場。

昨日、ボウテックから4モデルが新規に発表されましたが、ターゲットに適しているものとしては、市場で最軽量1,495g(3.3lbs)のカーボンハンドル Carbon Zionでしょうか。

登場以来、ボウテックは基本的にはハンドルのデザインは大きく変更せずに、機能の向上に努めてきました。3世代目では下部にダンパーを搭載し、今度のZionではドローイングの感覚を2段階調整できるフリップディスクシステムから、3段階調整のパワーシフトシステムの搭載に変更されました。

出荷は12月を予定しています。

Bowtech Carbon Zion – JPアーチェリー


PSEからもコスパの良いターゲットモデルが Lazer!

前のどれかの記事で書いたと思いますが、PSEは2021年は順次出荷が始まる新モデルを発表していく形式に移行しています。昨日、新しくコスパの良い(定価799USD)ターゲットモデル・レーザー(Lazer)が発表されました。

先日のアメリカのトップシューターが集まる試合でも10万円きっかりのスープラ(Supra)が優勝しましたが、低価格モデルでも十分世界で戦えるものが多くのメーカーから出ています。

コロナを抱えてるの2021年のメーカーはどうするのかという話を先日、某アーチェリーメーカー関係者としましたが、”趣味を”という戦略の流れができつつあるという話でした。

まぁ、そもそもアーチェリーが趣味のジャンルなのでしょうが、そうではなく、試合がなく、トップアーチャーが高価格な競技用モデルを使用して、輝かしい実績を残していく姿がない中で、新歓やイベントなどで新しくアーチャー人口を増やす手立てもない中で、その価格帯を耕すのではなく、低価格でも魅力的なモデルを出していくことで、リカーブアーチャーにコンパウンドに手を出してもらったり、コンパウンドアーチャーにベアボウに挑戦してもらったり、ベアボウアーチャーに新しくできたカテゴリーのターゲットに挑戦してもらったりと、本気でやっている種目とは別に、すでにアーチェリーをやっているところを掘り起こすのもよいのではないかという話でした。

既存のユーザーの掘り起こし。みんな2021年は我慢の年だと思っているようです。

さて、新しいPSEのレーザー(Lazer)は中国のSANLIDAとも十分に競争できる価格ですが、スペックは結構本気です。アクセル間は37インチでドローレングスは24-30.5インチに対応、75%レットオフで、矢速は323(IBO)と競技用として十分な値です。出荷開始時期はまだ決まっていません。

ちなみに今週末にはPSE 2021年のCitationの入荷があります。週末には川崎店でご覧いただけます。