世界アーチェリー連盟のコーチングマニュアルが更新

wa2015_level_1無料で配布されている世界アーチェリー連盟のコーチングマニュアルが更新されました。新しいバージョンは405ページもあるかなり充実した内容のものになりました。英語版しかありませんが参考になります。是非、一度ご覧ください。

世界アーチェリー連盟(WA) コーチングマニュアル レベル1(PDF 50MB)

Xs-Wingsの新色メタリックカラーの赤と青が入荷

xswings_new_color2本日、Xs-Wingsの新色メタリックカラーの赤と青が入荷しました。また、在庫切れだった色も再入荷です。

xswings_new_color1メタリックカラーです。現在の色でたとえるのは難しいですが…昔、ROM(レンジ・オ・マティック)のラインナップにあった緑のような感じです。光沢のある色になっています。本日より取り扱い開始です。

【更新】ティラーって何でしょうか

8499先日、お客様からティラーハイトについての質問がありました。問題自体は山田に引き継いで解決したという連絡がありましたが、ティラーとは何かについて記事にしたいと思います。

グーグルでティラーハイトとは何かを調べてみると、適切な説明をしているページを見つけることができます。しかし、ティラーハイトとは一つの言葉ではなく、ティラーの高さ(ハイト=Height)という2つの言葉です。ノッキングポイントがノッキングをする点(ポイント=point)を意味するのと同じです。ノッキングというのは、矢をつがえることだということは知られていると思いますが、ティラーとはどういう意味でしょうか。

冒頭の写真。この写真に写っているのが「ティラー(The Tiller)」というものです。ティラーとは弓のチューニングに使う道具の名前なのです。ご存知でしたか?

さて、この道具はどう使うのでしょうか。

image019(↑http://www.projectgridless.caより)
ティラーという道具はこのようにして使います。簡易型のドローイングマシンといったところでしょうか。古くからの弓というのはハンドルとリムが明確にはわかれておらず、このティラーという簡易型のドローイングマシンに弦をひっかけたとき、弓の任意の点から弦までの距離をティラーハイトと呼び、どこかの点だけを取って測定するのではなく、全体のバランスを見ながらチューニングを行っていました。この作業はティリング(Tilling)と呼びます。実際にはチューニングというよりも、ハイトを高いしたいところを削っていくという弓の製作の一環と考えたほうがよいかもしれません。

その後、リムとハンドルが2つのパーツとなり、ILF(HDS/GP)規格などによって、ティリング作業がリムを削って行うものから、ハンドルに対するリムの角度を変更することで行うようになったのに伴い、このティラーという装置の出番はなくなっていき、ティリング作業はティラーボルトでリムの角度を操作することで行われるようになります。


ティリング(Tilling) 弓を削りながら全体のカーブを整える作業
ティラー(Tiller) その時に使用する道具
ティラーハイト(Tiller Height) ティラーという簡易型のドローイングマシンに弓をひっかけた時の弦から弓までの距離

というのが正しい言葉の意味です。

その中で、競技アーチェリーでは、まず上下リムの形状の同一性は確実に確保されています(*)。なので、上下、各一か所だけティラーハイトを測定してやれば十分です。なので、現在のチューニング手順では上下一点だけを測定。その場所の高さをティラーハイトとし、その値を調整して弓の状態を改善していきます。

image0109
*上下のリムが同じ形状という意味。自分で弓を作ったり、ジグや金型を使用しないで削り出す手作り弓の場合はチェックが必要。以上、小ネタでした。

ティラーハイトという言葉は有名でよく知られていても、ティラーが知られていないのは、ティラーボルトの登場によって、ティラーが必要のない道具(*)となってしまったのが原因かと思います。

Brace_web
*Beiter Braceという同様の機能を持つチューニングツールがバイターから出ているので必要がないというのは言い過ぎかもしれません…。

飛び去っていくダンパー…なんてこった(><)

東京は一日雨…外での練習をあきらめ、屋内で弓のチューニング、セッティングをいじってました。
飛び去るダンパー覚えていますか、このモンテラダンパー。シリコンカップタイプはどこにでも取り付けができ、簡単に取り外しができるのですが、もちろん振動を吸収することかもありますが、これをいろいろなところに取り付けてハイスピードカメラで撮影することで、その動きによって、簡易的にその場所で起きている振動の大きさを可視化することができます。

その動画を撮って分析しようと思っていたのですが、途中取り付けに失敗し…ダンパーが飛び去っていく貴重な瞬間を撮影することに成功!!きれいに飛んでいくものですね。

正しい撮れた動画は近日中に公開予定です。

ボウテックのファナティックのシュートスルーについて

CM150228-184435007先週出荷が始まったボウテック(Bowtech)のファナティックについて少しお知らせです。まぁ、写真やカタログで見ての通り、このモデルはシュートスルーハンドルなのですが、ブリッジの部分は削り出しではなく、ボルトによって本体のハンドルに取り付けられています。

CM150228-184559029このブリッジの部分をボルトで取り外せばクラシックなデザインのハンドルとして使用できますが、販売店として、それを言えるかどうかわからなかったのでメーカー側と話をしてきました。

結論として、ボウテックではそのような使用のされ方を想定して、事前にテストを行っており、ブリッジを取り外しても高い性能で使用できるように設計されているとのことでした。そのために、このブリッジを取り外しての使用は正規の使い方であり、取り外して使用しても保証などには影響がないとのことでした。ただ、メーカーとしてはブリッジがあるほうが高い性能を持つと判断しているとのことです。

販売店として正規にこの使い方を提案できることをお知らせします。

ウィン&ウィンからWIAWIS Nano MAXが入荷しました。

DSC_0932ウィン&ウィンからWIAWIS Nano MAXが入荷しました。INNO MAX(在庫限りです)の次世代モデルですが、作りは全く同じです。写真の左がNano MAXハンドル、右がInno MAXハンドルです。ロゴと塗装の違い以外に外から見てわかる違いはないと思います。カーボンハンドルは金型を使って製造するのですが、全く同じ金型を使用していると思われます。

DSC_0933重心バランスの再設計(重心を的側に移動)と使用している素材の見直しを行ったようです。ナノカーボンを使用することでよりハンドルの剛性を向上させているとのこと。重さはINNO MAXの1,300gから1,320gとなり、記憶が正しければ、これまでウィンが製造した中で一番重いカーボンハンドルになっています。

例えば、2008年、ホイットの最上位モデルはへリックスの1,351gで、ウィンはINNOカーボンハンドルの1,200g。ウィンのほうがホイットよりもハンドルは軽いことが多かったのですが、今や、1,320gのNano MAXに対して、ホイットのプロデジィーXTは1,224g。時代が変わってきた感がします。まぁ、メーカーの方針が違うほうがユーザーの選択肢が広がるので良いことだと思います。

Nano MAXハンドルはINNO MAXハンドルのマイナーチェンジとしては冒険せずに保守的にまとめてきた感じがします。INNO MAXハンドルは在庫限りです。在庫がなくなり次第、Nano MAXハンドルに切り替えて販売していく予定です。

BowtechからFanaticが入荷

Bowtech(ボウテック)の2015年Newターゲットモデル、FANATIC(ファナティック)が入荷しました。
bowtech_fanatic_1
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CM150223-134014031

まずは基本データです。
———DATA——–
2カムモデル
アクセル間:36.5インチ
ブレースハイト:7.75インチ
重さ:2,086g
引き尺調整幅:26~31インチ(0.5インチ刻み)

ボウテックのターゲットモデルに新たに追加されたファナティックは、アクセル間がスペシャリスト(もう一つのターゲットモデル)より1インチ短い36.5インチとなっていますが、ハンドルレングスが2割長くなりました。
また、リムはスペシャリストはソリッドリム(1枚リム)ですが、ファナティックではスプリットリム(2枚リム)を採用。
全体的なイメージとして、なんとなく「INSANITY CPXL」に近いものを感じます。
*右がスペシャリスト
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ハンドルが長く、リムポケットの長さも広くなったことで、全体のシルエットがボリュームアップした印象です。
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CM150223-135758078
グリップの幅はスペシャリストに比べ0.4ミリ細くなりました。(19.2ミリ⇒18.8ミリ)
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カムはスペシャリストと同じく「オーバードライブバイナリーカム」(2カム方式)
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ケーブルアレンジメントもスぺシャリストと同じですが、カムアクセル軸のマウントパーツとドローストップピンを留める穴のレイアウトがファナティック用に変更されています。
また、ファナティック専用のドローストップピン「ファナティック・ドローストップ」が搭載。
これはピンの形状が三角形になっていて、ケーブルに当たって止まる面を「ハイ」「ミディアム」「ロウ」のいずれかでセットすることで、レットオフ値を変更できます。
ハイで約75%、ミディアムで約70%、ロウで約60%(いずれも概算値)
*写真は「ハイ」ポジション
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そして、ハイからミディアム⇒ロウになるにつれ、引き尺は2ミリずつ短くなります。ご承知置き下さいね。

下はフルドロー時の上カム写真で「ハイ・レットオフ」にしている時のケーブルが当っている様子です。
このように広い面でケーブルに当るので、フルドロー時のウォール感はかなり「ガチッ」としたフィーリングになります。
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それではハンドルの細部を見ていきましょう。

ボルトオンによるパーツでシュートスルーデザインになっています。
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CM150223-133937022
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ホイットやG5プライムのような削り出しではないので、あくまでもフレーム強度アップの補助程度に思っておいて良いかもしれません。

今やおなじみとなりましたケーブルテンションを軽減する「FLX-ガード」も搭載されています。
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グリップです。
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スペシャリストに比べて0.4ミリ薄くなりましたが、奥行きは変わらず、程よく角の取れたすっきりとしたグリップになっています。

ハンドルはストレートのデザイン。“じゃじゃ馬”なこともなく、とても素直な反応を示してくれます。

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フェイス面のアッパー側に1か所、ロウ側に2か所の5/16インチ穴があります。
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引き尺調整は、モジュールの位置変更とドローストップピンの差し替えで行います。
行う際は必ずモジュール位置の番号とドローストップピンの挿す番号が同じになるようにしてください。
また、ピンのレットオフ面も上下同じにそろえてください。
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1番の位置で31インチ、11番の位置で26インチ。1穴移動で0.5インチ変化します。

今回入荷した入荷した【即納モデル】は右ハンドル・50ポンド・青ですが、
展開は他に、40ポンドモデル、50ポンド、60ポンド、70ポンド。
色は、青(トパーズ)、緑、紫、黒の4色です。

BowtechのNewターゲットモデル FANATIC  店舗および、あちぇ屋CPにて販売中ですヽ(^o^)丿

ボウテックの2015年ターゲットモデル「ファナティック(Fanatic)」が入荷しました。

DSC_0918ボウテック(Bowtech)の2015年ターゲットモデル「ファナティック(Fanatic)」が入荷しました。カムが小さくなりましたね。ノーカムに慣れてきた体には若干ハードなカムのように感じます。明日、山田の方で詳細のレビューを行います。

在庫の即納モデルはブルーの50ポンドです。

TruBall ABYSSが入荷!

TruBallから、シグネチャーシリーズとしてジェシー・ブロードウォーター選手が開発協力した2モデルのリリーサーから
続いては「ABYSS(アビス)」の紹介です。

FULKRUM(フルクラム)と同じくボディーはブラス(真鍮)製。
ずっしりとしたサムトリガー式のリリーサーです。
3本掛けのみのデザイン、サイズはMサイズとLサイズの展開です。

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そして、「FULKRUM(フルクラム)」同様、リリーサーヘッドの位置を上下に調整できる機能(LAS/レバー・アレンジメント・システム)を搭載しています。

では、その変更方法と仕組みです。
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全部で5本のネジを抜き取り、リリーサーヘッドパーツ以外にダストカバーと呼ばれる黒い“フタ”(大小2個)も外します。

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移動できる範囲はフルクラムと同じく4段階。
自身にとって最適なポジションをさがしてまずリリーサーヘッドを取り付けます。
そして、リリーサーヘッドパーツを取り付けた上下のあいた箇所にダストカバーをはめ込んでネジで留めます。
その際注意したいのは、このパーツには左右があるようなので(左右を示すような明確なマークなどはありません)、一度はめてみてネジが通らなければ向きを変えてみて取り付けます。

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このダストカバーはリリーサーヘッドの位置が決まれば、必ず取り付けてください。
本体溝内側にある可動パーツにもしゴミなどが入り込むと、正常に作動しなくなります。
次に、「テンション・アジャストメント・システム」について。
このアビスは、3段階でトリガーの押し込む硬さを調節できます。
出荷状態は、ライトウエイト状態。
そして、ミディアムウエイト、ヘビーウエイトへと変化できます。

調整方法です。
下の写真に写っているボディー横の「スプリングスペーサーズ」とプリントされた箇所に、テンション調整用のスペーサーが収納されています。
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開けるとこんな感じで、黄色(金色)と赤色の凸形状の本当に小さな小さなパーツが1個づつ出てきます。
紛失にはくれぐれも注意してください。

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このスペーサーを本体上部のトリガー圧調節用穴のイモネジを外した中に挿入します。
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イモネジを外すと、中に赤色に着色されたスプリングが見えますね。
この状態のままが、「ライトウエイト状態」です。
ここに、黄色(金色)のミディアムウエイト用スペーサーを入れて見ましょう。
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本当に小さなパーツですので、作業時には紛失しないように注意しましょう。
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パーツの凸状の先を下にしてスプリングの穴に挿し込むように挿入します。
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赤色のヘビーウエイト用スペーサーを入れた様子。
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このパーツは全長2ミリ程度の小さなパーツですのでなくさないで下さいね。
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しまう時はこんな感じで“ポトン”といれます。

では次の調整箇所です。
先の調整はトリガーの押し込み圧の調整ですが、次の調整はトラベルアジャストメント・・・トリガーの押し込み作動距離の調整です。
緑の矢印は先のトリガー圧調整のフタネジですが、ここでは青とオレンジの矢印のイモネジをいじります。
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青の矢印は調整ネジをロックする役割のイモネジです。
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このロックイモネジを緩めてから、トラベル調整に入ります。
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オレンジの矢印箇所の調整イモネジです。
このネジを締めこんでいくと、トラベルが短くなります。つまり少しの押し込みでトリガーが作動します。
緩めるとトラベルが長くなるので、深く押し込んでトリガーが作動するようになります。
この箇所は短すぎては、触れただけで作動してしまう恐れがありますし、長すぎてはなかなかトリガーが落ちません。
自身にとって安全かつ適切なトラベルを見つけてください。
最後に、調整が終ればロックイモネジを必ず締めてください。

さて、これまでのTruBallのサムトリガーリリーサーは、コッキングする動作が中々の煩わしさをかもしていましたが、このアビスで採用されたコッキング方式は飛躍的にその動作が向上しました。
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トリガーの真下にコッキングレバーがあります。これを上方向に滑らすように押し込むとスムーズにコッキングされます。

付属品です。
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トリガーバーの位置を好みのポジションに持ってこられるよう、エクステンションバーが付属されています。
またサムバーも「細」以外に「太」も付属しますので、お好みの方をお選び下さい。

最後に、MサイズとLサイズについて。
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フルクラムの紹介でも記述しましたが、MサイズとLサイズの2サイズ展開ですが、見かけ上の差はそんなにない印象を受けます。
サイズ的にも人差し指穴はフルクラムと同じ、M:22.5ミリ、L:24.5ミリ。
全長もフルクラムと同じ、M:87.5ミリ、L:89ミリとなっています。
重さは、M:134グラム、L:137グラムで、こちらはフルクラムよりほんの僅か(8グラム)に軽い設計となっています。

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最後に、フルクラムとアビスを並べてみました。(それぞれMサイズ)
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フックまでの距離、指どうしの間隔、サムバーの位置に至るまで全て同じ設計となっています。

TruBallのNewサムトリガーリリーサー ABYSS(アビス)は店舗、およびあちぇ屋CP店で販売中ですヽ(^o^)丿