(気が早い)また、9万円で世界大会に参加してみませんか?

以前、2度バンコクで行われた世界大会に参加しました。それからコロナで旅行が世界からなくなり、私は5年は海外に行っていませんが、先週末の上原瑠果選手が優勝し、山本博さんも参加した台北オープン、意外に簡単に安く行けるのではないかと思い調べてみました。来年の開催(多分未定)まで1年もありますが、お付き合いください。試合が終わってから試算しているので、今週末の場合での計画です。金額大きくは変わらないかと思います。

試合の開催要項は下記のリンクで確認できます。

https://extranet.worldarchery.sport/documents/index.php/?doc=6758

試合の参加は15000円です(150円/ドル)です。試合は金曜日に予選(ベアボウ男子は13時から)、土曜日にマッチ戦、日曜日にファイナル戦です。金・土は参加し、日曜日は資料採集後(トップ選手の射形の撮影)、少し観光してからの帰国にしましょう。

撮影したものはこういった動画として皆さんに提供できると思います。

となると、これが良さそうです。金曜日の午前着、日曜日は20時過ぎまで、市内に滞在でき、欲張りなので、香港に一泊して、朝食を楽しんで、月曜日帰国です。49000円です。

ホテルは空港の近くのこちらで2泊で15000円、香港泊ホテルは5000円。

以上、参加費15000円、ホテル代20000円、飛行機代49000円、現地移動費3000円(現地メトロ72時間乗り放題の価格)で87,000円です(ご飯は含まれていません)。ご飯代入れて10-11万円くらいでしょうか。

以前に実際に9万円でインドアワールドカップに参加したときの記事です。コロナが変わってしまった部分もあるかもしれませんが、意外に世界大会への参加は難しくないものですよ。

GASボウストリングのフリークショウラインは452Xtraに移行

GAS Bowstrings より

大成功を収めているGASボウストリングの未染色原糸(ナチュラル)フリークショウラインが、452Xの生産終了にともない、2025年には452Xtraシリーズに移行することが発表されました。

452Xの発注が不可能となり、完全に452Xtraになる時期に関しては販売店さんにお問い合わせください。

ターゲット・モニターカメラを導入しました

ついに、ターゲットをリアルタイムで映し出すモニターの設計・導入に成功しました。下記の記事のように、トップ選手が練習をする射場には大抵ありますが、バイターが導入しているようなシステムはおそらく非常に高価で、かつ、大量の電気を消費して、バッテリー駆動環境で運用するのは非常に困難です。

スマホにはバッテリーがあり、モニターがあり、カメラもあるわけですから、そこにレンズを望遠レンズを付ければ簡単に作れると考えて、上記の商品を購入しましたが…結論全く使えませんでした。問題は2つ。

1つ目はレンズのバランスが悪すぎて、きちんと固定してすること自体がまず困難です。また、固定されるものがすべてクリップ式なので、ネジ式のように強い力で固定できず映し出された的が揺れます。

と、などの問題があったのは、2021年のことなので、この記事を書くに当たり、現在ではどうなっているのか確認したところ、しっかりと固定が難しい重いレンズ側を三脚に固定するタイプの望遠レンズが発売されており、このタイプであれば、レンズ固定の問題の解決は期待できるかもしれません。

いらすとやさんを使ってみた

2つ目は、画面の角度の問題ですスマホでは、表示する画面はレンズと90度である必要があります。一方で、理想としてはカメラは的を正面からではなく、斜め下から撮影するほうが矢が刺さった場所がわかりやすく、確認するアーチャーにとっても、画面は地面に対して、水平になっているものより、環境によって調節できるモニターが理想的です。

また、このような商品もありますが、これは画面の上下しか角度が変わらないので、解決できる問題は限定的です。スコープ延長上に的がある必要があるのは変わらないので、スマホの場合は、弓が当たる可能性がない距離に置くと画面が遠くて小さくて見づらい、確認に支障がないほど近くに置くと、当たる心配が…という感じでした。

ということで、2021年時点では、構築に失敗しました。1だけで十分だと思っていたのが、射場でテストしてみると必要なのは、下記の4点すべてです。また、データを分析するためには5も必要です。

1.バッテリーで動く

2.モニター画面の向きが調節できる

3.アーチャーから安全な距離に置いても見える画面の大きさ

4.カメラ(レンズ)と画面の向きが固定されていない

5.表示と同時に録画もできる

アーチェリー場はほぼ完成したので、再度挑戦することにしました。以上の条件を満たすシステムで、できるだけ安く構築するため、今回はこちらのカメラを選択しました。10倍光学ズームレンズ付きのUSB接続カメラです。SONYのセンサを使用したELP製でアマゾンで9000円でした

これをUSBの5m延長コードに繋いで、ノートパソコンでKinoveaに入力。このソフトでは、入力された動画のズームができるので、Kinoveaで必要な画角を最終的に調節して完了です。Webカメラなので、特にパソコンのパワーは必要なく、今回は長く使っていなかった10年前の低価格ノートパソコン(3805U 1.9GHz/15インチモニター)で問題なく動きました。バッテリーの方は10年前のものなので劣化もあると思いますが、それでも100%充電状態で、1時間動かしてバッテリー残が63%だったので、3時間程度が稼働します。1度の練習には十分かなと思います。

本日は100本練習。今後、問題・改良点がありましたら、また報告させていただきます。

人気の指に優しいテーピング 自己粘着包帯

近年、アーチェリー界で人気のテーピング、自己粘着包帯を使ってみました。自己粘着包帯とはWikiによれば、「自己接着性包帯(粘着性包帯)は、それ自体では粘着するが、他の表面にはうまく接着しないタイプの包帯である。これは人間にも動物にも使用される。動物用としては、3M社がVetrapなど様々な商品名で販売している。毛に付着せず簡単に除去できるため、馬などの動物によく使用される。」とのことで、毛や肌にはくっつかないので、人間よりも動物に人気で使用されているようです。

アマゾンでも販売されていますが、近所のウェルシアでは、くっつきホータイで販売していました。それ自体では、肌にくっつかないため、伸縮タイプである必要があります。伸縮圧力で肌に固定されます。1巻350円でした。

主な使用場所としては、グリップのスリングが掛かる場所、または、取りかけの指がメインです。

まぁ…白よりもカラーのほうが見栄えが良さそうですが、調べた限りでは、通販以外では色付きは販売されていなさそうなので、白で試して、気に入ったら、アマゾンなどでお探しください。1巻200円程度で販売されていますが、数巻単位での販売などでクラブでの導入を検討されるのがベストかも知れません。

使用した感想としては一言で言えば快適です。100射程度しましたが、正しく巻けば(強く巻きすぎると圧迫されるので巻くテンションが難しい)、位置がずれることなく、通気性もよく、また、肌にくっついているわけではないので、練習終了後に外すのも楽で、ベタつくことはありません。

指からズレないので、取りかけの指にトラブルがある場合、3枚革や革の分厚いタブに変更するよりもはるかに楽でおすすめできます。

一方で、押し手におけるスリングの緩衝材(こすれ防止?)として使用する場合には、ベアボウなので、弓は比較的軽く、回転したりすることもなく、そもそも負荷が低いので、正しく評価できませんでした。まぁ、違和感はなく使用はできました。

ウェルシアのPBでも問題ないと思いますが、トップ選手は3Mなどのブランド品を使用しているそうです。痛みを我慢してアーチェリーの練習を行うメリットはなにもないので、新しいテーピングとしてご検討ください。

【IPPON】弾性包帯 くっ付く包帯 12個

Vetrap Bandaging Tape – 3M

プロの翻訳家とは 飛び道具の人類史

自分も翻訳していますが、お金をいただく仕事ではないので、理解できなければ、理解できるまで考えて翻訳しています。誤字脱字は結構ありますが、自分の書いている日本語は少なくとも理解できています。逆にプロの翻訳家はお金をいただき納期もあるので、わからないことをわからないまま、わからない日本語を作り出すのでしょうか。残念です(*)。

*もともとの英語を読んでいないので著者が意味不明なことを書いている可能性も否定しませんが、翻訳者が意味不明であることに気づくはずで、著者と相談して解決すべきでしょう。

素材の弾性が一定であれば、弓の力は以下に述べる二本の線で囲まれた部分の面積に比例する。一本の線は弦を張っていないときに弓が描く線であり、もう一本の線は矢を射る位置まで弓を引いたときに弦が描く線である。この面積が大きければ大きいほど、矢の速度が大きくなる。

飛び道具の人類史: 火を投げるサルが宇宙を飛ぶまで P114 紀伊國屋書店 

電車の中で読んでいたが何度読み返しても意味がわからない。ので、家に帰ってからイラストにしてみた。この前後では単一素材のロングボウの話なので、ブレース前のシンプルなロングボウの線がA、フルドローのときの弦の線がBです…交わりません。面積の定義ができません。弦の線BをAに向かって伸ばして行けば、面積にすることもできますが、それが弓の力として定義できるのかわかりません。

詰んだ。この文だけを確認するために原著(6000円)を買うのも…プロの翻訳者さんもう少し頑張ってください。

素人ハンター御用達のトレイルカメラ

プロのハンターは木とか地面を見ただけで動物がどのように生息しているのか理解できるらしいのですが、厳しいライセンス制の日本ではみんなプロですが、特に厳しい制限のないアメリカのハンターの多くは年に1-2回しかハンティングしない素人です。それらのハンターの強い味方がこのトレイルカメラです。

簡易に設置できる防犯カメラみたいなものです。この本体にカメラ・電源・メモリが全部入っていて、防水されています。昔はアメリカのメーカーで5万くらいした記憶がありますが、今や、中国製のノーブランド品ならえ5千円台で購入可能です。しかも届いたら、電池と64GBのSD付き、安!

これを自分の獲物の通り道だと予想した場所に取り付けて、後に回収し、生態を探って、仕留める方法を考えるわけです。これならサンデーハンターでも、成功する確率を上げていくことができます。

ということで、今回は屋根に設置しました。ここで何かが起きています。

発見、在宅していなかった、8時58分に屋根の上を通っていて、写真はこれだけなので、ただの通り道にされているようです。なぜ、わざわざここ通る?

さて、日本は素人のハンティング禁止なので、ここからが問題ですね。ちょっとだけハンター気分になったという記事でした。基本方針としてはセンサを光源か、音源につなげて追い払いたいと思います。ハクビシンかな?

弓随想 弓道愛好家がアーチェリーを理解するために~弓の文化論~

部屋の片付けをしていたら出てきた本です。アマゾンによると2019年に買ったらしいのですが、ちょっと読んで放り投げた本です。まだ売っているのかなと思ってアマゾンを覗いたらまさかの評価3.7とそれなりの評価でまだ販売中でした…どういう人が読んでいるのかわかりませんが、この本でアーチェリーを勉強しないでください。

パラッと読み返しただけで、

1. 昔は弓道家が和弓でオリンピックに参加していた → な訳はない

2.現代のアーチェリーは女性参加を即すために競技距離を短くした → 19世紀から違う距離です

3.ベアボウ部門は和弓と同じでウェイトを装着できない → できます

ということで、ご理解ください。

【追記】処分予定ですがコメントの返信のためにもう少しはこの本を手元においておきます。ただ、次の掃除では処分するので、コメントのタイミングによってはもう中身の再確認ができないかもしれません。

スコープ用スマホマウント。

スコープとスマホを両方同時に使いたかったので作って見ました。ほしい方いたら店舗渡しで…手間賃で50円くらい?で作れます(スマホの厚みだけ教えて下さい)。

これで1つの三脚で、スコープを使いつつ、遅延表示ソフトでフォームを確認しながら、または、Mantisを使用して弓の状態を確認しながら練習することが出来、効率はかなり向上したと思います。自分で作らなくても、既製品がアマゾンなどで探したら売っているかもしれません。

ホイットで働くには。

先日、ホイットの社長の交代がありましたが、早速新しいチームづくりに入りました。

JOB LISTINGS Click on the button below to view all of Hoyt’s employment listings.

設計のエンジニアから、機械の操作者(CNCオペレーター)、現場監督(スーパーバイザー)などがありますが、唯一自分が応募できそうな、弓の組み建て業務(Bow Builder)は時給20ドルで、資格としては「50ポンドの物を持ち上げることができる」という日本の求人ではあまり見かけない「筋肉」が応募条件に含まれています。

ホイットの近くのお住いの方(ソルトレイク)は応募してみてはいかがでしょうか。個人的には通勤が無理なので。。

壮大な話かと思ったら、10分かからなかった…ヤマハILFモジュール。

一瞬で終わってしまいました。最近古い資料などを調べたりしていたのでヤマハのハンドルについて、ちょっと詳しくなっていたのですが、友人から先日入手したHOYTのゴールドメダリストをヤマハにつけて射っちゃえと言われハテナ?

しかし、調べると実際にヤマハのハンドルにホイットのリムをつけて射っている人がいました。確かに言われてみれば、構造的にはできますね。

【ReStart アーチェリー】YAMAHAのハンドルにHOYTのリムで矢を射つ (ニコニコ動画)

ということで、10分位で適当に設計図書いて、作ってみました(作るのには1時間かかりました)。

ハンドルにはピッタリと装着できそうです(穴は精度が3Dプリンタで出ないので、ドリルで実用の精度出します)。リムにもピッタリ装着できました…えっ?

という事で、企画として面白いかなと思ったのですが、記事を書く時間を入れても30分もかかりませんでした。まぁ、すごいのは3Dプリンタなんですけど。

この部分を7mmで設定していますが、この厚みを変更することでポンド/ティラー調節できます(CADなら10秒でできます)。という事でモジュールの話…終わりました。

射ってこそアーチェリーなので、もう少しいじって、αEXハンドルに負荷をかけたくないので、重い矢を使えば、弓に比較的優しいインドアでも出ようか考えています。