スコープ用スマホマウント。

スコープとスマホを両方同時に使いたかったので作って見ました。ほしい方いたら店舗渡しで…手間賃で50円くらい?で作れます(スマホの厚みだけ教えて下さい)。

これで1つの三脚で、スコープを使いつつ、遅延表示ソフトでフォームを確認しながら、または、Mantisを使用して弓の状態を確認しながら練習することが出来、効率はかなり向上したと思います。自分で作らなくても、既製品がアマゾンなどで探したら売っているかもしれません。


ホイットで働くには。

先日、ホイットの社長の交代がありましたが、早速新しいチームづくりに入りました。

JOB LISTINGS Click on the button below to view all of Hoyt’s employment listings.

設計のエンジニアから、機械の操作者(CNCオペレーター)、現場監督(スーパーバイザー)などがありますが、唯一自分が応募できそうな、弓の組み建て業務(Bow Builder)は時給20ドルで、資格としては「50ポンドの物を持ち上げることができる」という日本の求人ではあまり見かけない「筋肉」が応募条件に含まれています。

ホイットの近くのお住いの方(ソルトレイク)は応募してみてはいかがでしょうか。個人的には通勤が無理なので。。


壮大な話かと思ったら、10分かからなかった…ヤマハILFモジュール。

一瞬で終わってしまいました。最近古い資料などを調べたりしていたのでヤマハのハンドルについて、ちょっと詳しくなっていたのですが、友人から先日入手したHOYTのゴールドメダリストをヤマハにつけて射っちゃえと言われハテナ?

しかし、調べると実際にヤマハのハンドルにホイットのリムをつけて射っている人がいました。確かに言われてみれば、構造的にはできますね。

【ReStart アーチェリー】YAMAHAのハンドルにHOYTのリムで矢を射つ (ニコニコ動画)

ということで、10分位で適当に設計図書いて、作ってみました(作るのには1時間かかりました)。

ハンドルにはピッタリと装着できそうです(穴は精度が3Dプリンタで出ないので、ドリルで実用の精度出します)。リムにもピッタリ装着できました…えっ?

という事で、企画として面白いかなと思ったのですが、記事を書く時間を入れても30分もかかりませんでした。まぁ、すごいのは3Dプリンタなんですけど。

この部分を7mmで設定していますが、この厚みを変更することでポンド/ティラー調節できます(CADなら10秒でできます)。という事でモジュールの話…終わりました。

射ってこそアーチェリーなので、もう少しいじって、αEXハンドルに負荷をかけたくないので、重い矢を使えば、弓に比較的優しいインドアでも出ようか考えています。


アバロンのチューニング、結局誤訳でした。

ついに原文見つけました。ホイット社はアバロンハンドルからリムアライメントをハンドルに搭載します。その説明を探していて、雑誌アーチェリーの99年5月号の「ホイット アバロンプラスのチューニング」という記事を見つけましたが、その日本語がとてつもなく難しいもので、読めそうになかったので英語の原文を探したいたらありました。

ホイットは、不完全な誤差範囲を埋めるため、正確なチューニングに頼るのではなく、アジャスタブル・ポケットシステムを生産ベースに載せようとした。そこで、彼は誤差に正確性を求めようとしたのである。

雑誌アーチェリーの99年5月号の「ホイット アバロンプラスのチューニング」

コメント欄でも意見をいただきましたが、正解は

Bringing an adjustable pocket system into manufacturing would give the appearance that Hoyt was making up for imperfect tolerances, not improved and more accurate tuning methods. So Hoyt focused its attention back to exacting its tolerances.

という原文ですが、グーグル翻訳するだけで、

調整可能なポケットシステムを製造に持ち込むと、不完全な公差を補っているように見え、改善されたより正確な調整方法ではありません. そのため、Hoyt は公差の厳守に注意を向けました。

AIの方の日本語も完璧とは言えませんが、意味が通じます。というか、雑誌アーチェリーの記事は難解なのではなく、完璧な誤訳であると考えることができると思います。生産ベースに載せようとしたのではなく、載せなかったのだ。さらにグーグルの自動翻訳に手を入れて意訳するとしたら、

アジャスタブルリムポケットを導入することで、お客様からはホイットがいいものを作るのではなく、不完全なチューニングに頼ろうとしているように見える。だから、そう思われないために製造時の精度を高める事にフォーカスした。

となるでしょう。原文(Tuning your Hoyt Avalon Plus By Denise Parker)が手に入ったので、デニスパーカーさんの英語でも記事をもとに読み解いていきたいと思います。


フォーミュラーの音、トップは意外に気にしないもの。

午前終りました。たっぷりの休憩をとり、午後は14時45分より。

今回、無観客ですので、マイクが普段聞こえない音も拾ってくれます。こちらの中国のWu Jiaxin選手もですが、フルドロー時にリムがピキピキなるのが聞こえると思います。午後にもベスト4に出場するので(15:30予定)、聞いてみてください。

このリムポケットが長いフォーミュラー(ほぼ)特有の音に対して、気になる人にはワックス塗ったり、テフロンシールを貼ったりと対策もあるのですが、オリンピックに出場し、ベスト8まで残るトップ選手は意外にも気にしないものなのだとちょっとびっくりです。まぁ、別にグルーピングに何かしらの影響があるわけではないのは確かですし。無観客ならではの発見でした。

(応援もしていますが、どうしても道具屋としての目線で見てしまいますね)


AVALON バーティカルフレッチャー

アバロンからバーティカ(垂直)フレッチャーが入荷しました。

真横から1枚づつフレッチングするタイプです。

120度3枚貼り、90度4枚貼りが簡単に切り替えられます。つまんでスライドするだけです。中のネジは固定用なので動かす必要が無い時は締めておいてよいでしょう。

またRC用⇔CP用の切り替えも付属の六角レンチ1本で簡単に変更できます。裏からネジを緩め(下写真左)、レシーバーをつまんで(下写真右)それぞれのポジションにしてネジを締めます。

この「裏からネジを締め緩め」する時は回転ダイヤルをしっかり持って、ダイヤルが動かない用に保持してネジを回してください。

大きさは高さ26センチ、幅と奥行は12センチ。重さが800グラムあります。

この重さのおかげで安定して作業が行えます。

事前に行う設定は、矢の太さに合わせて矢が垂直になるようにすることと、ピッチ調整です。

ピッチ調整は簡単に行えます。上下のつまみを回して「ストレート」「右ピッチ」「左ピッチ」にします。

過度のピッチづけはベインがうまく貼れなくなります。ヘリカルに貼る事も不可です。

その他、ベインを1枚貼りつけるごとにノックがレシーバーに深くハマっているかどうかを確認するクセをつけておいた方が良いでしょう。そうしないと貼り上りがガタガタになってしまいます。

↓↓付属品です。調整用の六角レンチ2本以外に皿ねじ2本とクロスボウ用ノックレシーバーです。

皿ねじは本体の足を外してから台やテーブルに固定するものです。

クロスボウ用ノックレシーバーがサイズ違いで2個付属ですが、こちらはほぼ出番はないでしょう。

また、羽根貼り作業の用途以外ではフィルムベインを貼るためのライン引きの定規としても十分役に立ちます。

アバロン バーティカルフレッチャーはオンラインショップRC店にて販売中です。


どなたか助けていただけると…。

先月発表されたTRX38-G2の即納モデルが入荷しました。新店舗より展示・確認いただけます。

それと別途、違くあれと願っていましたが…伝票通りに正しく…熊届いちゃいました。

BearとBareの入力し間違えかな…1メートル以上の熊です。3万円以上する的ですが、半額の15,000円で販売しますので、どなたか心優しい方、引き取っていただけませんか!!お願いします!

SRT 3D 的


アバロン(AVALON)の防水ズームスコープと防水双眼鏡が入荷しました。

2020年、満を持して販売開始します。新しいズームスコープと双眼鏡です。

最近スマホの調子があまりよくないのですが、3年使ったものの性能に全く不満がありません。何なら同じ機種に買い替えるかもしれません。以前、自分が学生の頃はお金に余裕があれば、最近機種に買い替えていました。それは性能に不満、あるいは1-2年もするとスマホ(携帯)の性能がアプリに追いつかなくなるからです。しかし、今ではそう感じることは全くありません。パソコンもSSDに交換はしましたが、それ以外はいじらず、もう5年使っています。

同じく感じていたのが、ズームスコープと双眼鏡でした。2011年から台湾製の高性能のズームスコープを1000台以上販売してきましたが、その性能に全く不満はありませんでした。お客様からも性能が不十分という意見をいただいたことはありません。さらに、90mが競技としてほぼ採用されなくなったことで、ズームスコープに求められる性能はむしろ低下しています。

そこから10年も技術は進歩しているわけですから、当然同じ値段であれば、もっと高い性能のスコープを購入することができる(より明るい対物レンズなど)わけですが、そうではなく、全く同じ性能(スペック上)で、より低価格のスコープを取り扱うこととしました。


対物レンズの大きさは同じ60mm、20-60倍ズーム(前モデルは18-54倍)、防水(窒素ガス)仕様となっています。スペックでは何も進化していませんが、進化したのは価格です。前モデルは16,800円でしたが、アバロンのズームスコープはこの性能で7,800円です!!他社のスコープとぜひ比べてみてください。自信あります(笑)在庫があれば、あるいは事前に予約いただければ、店舗でお試しできます。

*台湾製→中国製となります

性能で進歩できない(その必要がない)のであれば、価格で時代の進歩を実感していただけます。ちなみに三脚の取り扱いは辞めました。いいものもあるのですが、お客様の手元に届くまでの三脚の原価は2/3以上は送料で、どう頑張っても、アマゾンやヨドバシカメラさんには敵いません。スコープと違い、アーチェリー用(適切な倍率・サイズ・防水機能など)の三脚はないので、カメラ用の三脚で十分です。そちらから適切な価格で買ってください。


双眼鏡も取り扱いします。こちらは10mm x 42mmと、フィールド競技使用するのには一般的なスペックになっていますが、弊社で販売している同じ性能(スペック上)の双眼鏡の価格の半分以下です。レンズに使用されているコーティングの品質などには違いがありますが、そこにどれだけの価値を見出すかは人それぞれですので、選択肢となれば幸いです。

少数入荷ですが次回便でまとまった数の入荷を予定しています。ズームスコープは本店(リカーブ店)、双眼鏡はコンパウンド店で販売します。

AVALON 防水ズームスコープ

AVALON Classic-42 双眼鏡


トレーニング映像システムを統合する。

(Bow International 125号の記事)
低価格化に伴い、多くの場所で動画を導入したしたトレーニングが取り入れられるようになっています。私は高校時代にカメラで撮った動画を家でチェックしてフォームの改善に役立て、国体チームに選ばれたときだと思いますが、その場でフォームを確認できる遅延システムを体験し、その時は10万円以上したので、自分用に導入はできませんでした。また、韓国の指導の現場ダートフィッシュという分析ソフトが導入されていますが、こちらもかなり高価で使用したことはありません。

ダートフィッシュ
http://www.dartfish.co.jp/

あれから20年近く経ち、多くのものがデジタル化され、現在では動画撮影はスマホ、遅延システムは無料のアプリ(*アンドロイド)、画像の分析は無料のKINOVEAで行えるようになりました。自分も会社の射場(近射8m)でトレーニングに5年近く使用しています。非常に効率的です。ただ、動画撮影と遅延システムはどちらもスマホなのですが、シングルタスクのため、同時にできません。また、動画の分析はスマホではできず、PCが必要で、動画の引継ぎが面倒です。

今回はこのシステムを1つに統合しようと思います。4-5年前にも、会社で使っているシステムの統合を考えていましたが、非常に高価でした。この何年かで機械の性能が向上し、価格は低下したので、再度の挑戦です。今なら、5万円ほどでできると思います。

*遅カメ (遅延再生カメラ)

Kinoveaの0.8.23登場で日本語メニューサポート開始


ベースとなるのはKinoveaなので、Windowsベースのタブレットしか選択肢はありません。ただ、タブレットについているカメラは角度を調整できないので、タブレットの角度とカメラの角度を自由に設定したいので、カメラは外付けのものを接続しての使用が良いかと思います。処理能力を考えると動画の解像度を落とせば、少し前のタブレットで十分なので、Surface pro 4(2016年後頃のエントリーモデル)を中古で39,800円で購入しました。USB(Web)カメラはもともとあったもので、いくらで買ったか思い出せませんが、3,000円程度で購入できます。

本日、テストとして、カメラからの動画の取り込み、それを10秒の遅延表示でさらに動画の記録という処理を行いました。限りなく本番環境に近い運用だと思います。

Core m3/メモリ4GB で 640×480収録 でCPU負荷35%でメモリ 900MB and 1280×720収録 で CPU 60%の同900MBでした。Kinoveaは2ソースの入力記録に対応していますが、現状4万円程度のタブレットでは、2ソースの場合は640×480までが限界のようです(もう一つカメラ届いたら試してみます)。最新モデル(surface pro 6 12万円)なら、フルHDで処理できそうですが、実用性とコスパを考えると、この選択で良かったかなと思います。

続く。


ドライショットに対応したベアボウ用ドロップアウェイレストが入荷しました。


昨年に発売されアメリカのベアボウアーチャーの間で人気となっているZniperベアボウレストが入荷しました。磁石の力で矢を支え、発射時のドライショットのテンションを利用したドロップアウェイタイプのレストです。リカーブでは使用できません(メインの機能が稼働しません)。

ベアボウをやって事のない方向けにドライショットとは何かについて少し。リカーブでは多少のズレがあるものの、矢は最も引かれた場所に位置しています。そのために発射時にすぐに上の弦と下の弦によって引っ張られ、まっすぐ矢は飛び出していきます。

対して、写真のようにベアボウでは最も引っ張られた場所に矢はなく、1-2cm程度前方にあります。そのために発射にはすぐに上の弦は矢を押しす力が働きますが、下の弦はリリースされても、矢より後方にあるので、弦が矢に追いつくまでは矢に力を伝えることができません。この下の弦がある時間働かない(力を矢に伝えない)現象をドライショットといいます。

この現象は、ノックの上方への移動、およびその後は下の弦が追いつき、元に戻るので、レストのバーを下に押すテンションが発生します。このレストはそのテンションを利用してバーを下げて矢のクリアランスを確保します。リカーブではこのテンションが発生しないので、このレストが機能しないわけです。

Zniper ベアボウレスト