インドア・アウトドアでの矢の長さ。

ちょうど今、インドアシャフトを新しく買おうと思っているのですが、多分Xバスターにしますが、長さ、難しいですよね。あ、でも、今シーズンからファットボーイとトライアンフにかわって、イーストンのインドア用カーボンシャフトになったスーパードライブ23にも興味が…フィールドでも使えないかなと。

以前、インタビューしたことのあるステファン・ハンセン選手がフェイスブックに現在のセッティングを投稿しました。

A little about my setup:
@psebows Perform-x 59 pound with 29” draw lenght.
@carbon.express Outdoor: nano pro RZ 25 3/4”. indoor: X-buster 28” WA rules, Tank 27, 30” NFAA rules. Soma Nock or Launchpad nock
@truball_axcel Achieve carbon sight and Abyss flex or fulkrum flex
@doinkerarchery Hero 30” front with 24oz and 12” side with 16oz
@shrewdarchery mini mag 7x .039 fiber
@aaearchery 2.0 max outdoor vanes and Freakshow arrow rest
thread-z bowstrings
@leupoldoptics binos

一番興味深いのは29インチドローの弓で、25.75インチのシャフトを使っていることでしょうか。

ただ、実際に使用できる矢の限界は26.5インチ強ですので、これはカット面での数値だと思われますので、実際の矢は27インチ程度あると思います(*)。

*プレッシャーポイントは、弓のハンドルのスロート部(ピボットポイント)から6cm後方(内側)以内の位置とする。というルールのため

対して、WAインドアは28インチの矢、ベガスルールでは30インチの矢を使用しています。どの長さで作るべきが毎回悩んでいます。すみません答えのない記事ですが、最適なシャフトの長さ考えてみてはいかがでしょうか。結構結果変わります。


PSE 2018年ターゲットカラー(CP)の展開について

PSE2018年ターゲットモデルの色展開が12色と多岐にわたります。
そのうち、どれがアルマイトでどれがペイントなのかのご質問を頂いたので、お知らせいたします。

*全12色のうち、青(BL)がスープラEXTのみの用意ですご注意を。

Pearl white(PW:パールホワイト)はペイント(塗装)で、Rose gold(RG:ローズゴールド)はパウダーコート(粉体塗装)です。
それ以外はアルマイト仕上げとなっています。

色の選択肢が多いと迷いますね(^_-)-☆


PRIME ONE STX 36 V2 初チューニング

セッティングが決まったので、本日は初めてのプライム弓のチューニングです。ただ、自分が使い始める前に坂本に一時貸していた(*)ので、箱から出した状態からのスタートではありません。

*それで全日室内の申請点をゲットしたそうです。

プライムはエリートと同じ上下対称のカムなので、この便利なエリートのチューニング一覧表を使用します。本日の目的は弓の初期状態を出すことです。

しかし、チューニングの理論と実践はやはり違うもので、測ってみると、ブレースハイトが0.125インチ少し高く、ATA(アクセル間)が0.142インチ標準から長い状態でした。これは相反するチューニングになります。ATAを短くするとブレースハイトは高くなり、ブレースハイトを低くするとATAは長くなります。つまり、この状態でもうすでにきっちりカタログ値の36インチ/7.75″にすることが不可能です。

ブレースハイトはカムの回転状態を決めますが、ATAはカムだけではなく、リムの初期状態も決めます。ということで、今回はATAの方を重要視して36インチにします。ブレースハイトはもっとカタログ値から離れますが、そこはあきらめます(*)。

*すべての状態でこの判断が正しいとは限りません。ブレースハイトが低い場合にはブレースハイトにももっと気を使うべきでしょう。

チューニングのの一覧表によれば、ATAを短くする(decrease)にはケーブルをツイストする必要があります。この時カムタイミングを確認すると、上下では少し違いがあったで、上カムのAポストケーブルを6回転、下カムのAポストケーブルを3回転することで、ATAを36インチ、カムタイミングを合わせることができました。

その結果、スタート時ピーク56ポンド/ホールディング12ポンド(79%レットオフ)だったのが、ピーク58ポンド/ホールディング12.5ポンド(同79%レットオフ)となり、リムボルトをいじることなく、自分が使用している58ポンドになってくれました。ありがたい!

ここからは動画で確認しながらチューニングします。チューニング用のスーパースロー機材をRX-100M5(960fps-1,244×420)に更新したのですが、高性能すぎてびっくりしました。これ以上の性能は必要ないくらいです。特に進化したのは、センサーの明るさで、室内の1000W照明でシャッタースピード1/12800秒でこの明るさを実現しているのにはびっくりです。

シャッタースピード1/12800の動画から切り取ったコマです。シャフトのロゴがクッキリとまではいきませんが、確認可能なほど映っています。この性能のカメラが10万円で買えるとは、いい時代になったものです。

今回、このカメラをいじって時間が無くなってので、ここまで、レストの位置高いっすね。明日やります。


ここまで来たらもうアーチェリーではないですね。

ATAにて展示されていたそうです。ここまで来たらもうアーチェリーでは…ないですね。

仕組みはエアーガンに、銃弾のかわりに、矢を装填して発射するというものです。

日本でも面白いかなと思いましたが、レビューによると430グレインの矢を480fpsで発射できるそうなので、220ftlbs(コンパウンドボウの約3倍) = 300Jのエネルギーを持ちます。

国内でだれでも所持できるエアーガンの規制値は6mm弾で1J(*)以下なので…規制値の300倍?!

*尖っているほど厳しくなるという規制なので実際にはもっと低いはず

日本では販売できそうにないです。


【意見保留中】グリッパー/AAEがぶち切れる

Doinker_AAE_Gripper発表してよいのかわからないので、詳しい数字は言いませんか、AAEから2015年のセールスはかつてない伸びだったというプレスリリースがありました。特に独自のコーン型ロックシステムを採用したグリッパーはこの1年間で世界中で使用されるようになりました。私も使っていますがかなり良い設計の商品だと思います。

DSC_14222016年にはクイックデタッチが搭載されたモデルも新しく発表され(後で記事にします)、グリッパーファミリーはさらに拡大していく予定です。

12471328_10153687909695622_7351111259731518780_o順調なのは非常に良いことですが、ドインカー(Doinker)から2016年新商品として驚くべきものが発表されました。現行のVバー、マウントをすべて廃盤し、そこに「コニクルボンド(Conicle Bond)」というグリッパーとほぼ同じに見えるコーン型のロックシステムを搭載して、ラインナップが一新。今回、ドインカーはATA不参加だったので、実物は見ておらず、見てから記事にしようと思いましたが、クリッパーから早くも「パクってんじゃねーよ」という主張が出されました。

まだ、実物を見ていないので、私の意見は実物を見るまで保留しますが、尊敬すべきメーカーであると思っているドインカーが…このコククルボンドがグリッパーに似ているように見えるだけで本当は全く革新的なロック機能であることを祈るばかりです。


ATA 2016参加してきました。

ATAアーチェリー2016アメリカのルイビルで行われたATAショーに参加してきました。ATAは世界最大のプロショップ向けのアーチェリー展示会で、入場するには正規代理店であることを証明することが必要です。

ATA入場証ほかの展示会(ニームとベガス)との違いはこの点で、一般の入場者はないので、どのメーカーのブースでも話が早く、すぐにビジネスの話ができ、ブースの上に代理店向けの価格表が普通においてあったりします。

DSC_1481とはいえ、ブースを出展しているメーカーは600社以上で、もらったカタログを積み上げるとこの量です(取引しているメーカーだけで)。ミーティングをしながら参加するのであれば2日は必要です。

locoutdoorz私たちはもう何度も参加しているし、仕事は基本日々メールでしているので、ATAには各メーカーの担当者との顔見せと新規メーカーの発掘という感じです。ビジネスの基本は人と人ですので、年に一度くらいはあっておいたほうがいいかなと思っています。今回は、HushpukLoc Outdoor Zという2社が取引はしているものの、直に会ったことがないメーカーさんで、両方ともいつもメールでやり取りしている担当者の方にお会いできました。これからもよろしくお願いします。
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easton_prolink2まずは、イーストンのブース。特に新商品はなく、新しく展示されていたのはプロリンク(Pro Link)という新しいエクステンダー。設計は特に新しいものではなく、両方のブッシングをつなげて安定させるというドインカーなどがかなり前から採用していた設計です。違いはこれを開放型ではなく、チューブの中に入れたことですが、近年イーストンがコンツアーなどで取り組んでいる空気抵抗の低減という点では、開放型のほうが良かったのではないかと思います…まぁ、そうすると見た目がドインカーのまんまになっちゃいますが。。

DSC_1389次にビクトリー(Victory)です。すでに発表されている新しいシャフトを見てきました。RIP-XSのほうが気になっていましたが、その名前ハンティング用で、ターゲット用としては、3DHVという名前で発売されるようです。性能としての違いはなく、シャフトにプリントされているロゴが違うだけです。それと付属するパーツがハンティング用とターゲット用と違います。なので、取り扱いは3DHVのほうにする予定です。

VAPターゲットと同じ精度で、特徴は軽いこと。500番スパインでGPIは5.0です。ブッシング(付属します)を装着後、ボーニングのFノック(付属します)を装着する設計で、Gノックやバイターインサート121と互換性があります。内径0.204″なので、ポイントなどはACC-04シリーズと互換性があると思われます。これは入荷後にチェックします。2月くらいに入荷予定です。

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最後にシャフトメーカーの新規メーカーさんのブラックイーグル(Black Eagle)というメーカー。2010年ごろの創業だったと記憶しています。気にはしていましたが、実績がないので紹介はしていませんでしたが(実績のないシャフトメーカーは大量にある)、先日、クリストファ・パーキンス(2011年世界チャンピオン)が使用して初めて大きな試合での実績を獲得しました。

Black_eagleアーチェリーターゲット向けとしてはXインパクトとPS23という2つのラインがあります。何もまだ決めていませんが、担当さんと面白い話ができたので、取り扱いに関しては今後検討してみたいと思います。

飛行機の時間が近づいてきたので、まずはここまで。


セッティングの参考になるかもしれない写真集4つ

ワールドカップインドア・バンコクステージ2もう11月からインドアの時期が始まっていますが、自分は昨日のフィールドがあったので、本日からインドアに切り替えです。10日後のワールドカップに向けて、準備を今日からしていきます。

さて、どんなセッティングにするのかはこれから考えていくのですが、体力が十分にある(*)のであれば、トップ選手のセッティングを参考にするのは一つのやり方です。

*まだ、アーチェリーを始めたばかりの方や、体力がまだついていない方にはお勧めできないです。

そこで、4つトップアーチャーの写真がたっぷりと掲載されている写真集を紹介します。

worldarchery写真集1. World Archery

dutchtarget写真集2. Dutchtarget

bowdocarchery写真集3. Bowdoc Archery

Ffoto4. FFOTO

いろいろと参考になると思いますよ。


JPハードケース 取り扱い開始

本格的なハードケースの需要はあるものの、それ自体が高価でバリーションも多くないジャンルだけに中々取り扱いを始める事が出来なかったなか、中国製で比較的安価でありながら本格的なハードケースを仕入れる事にこぎつける事が出来ました。
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【外寸】
・119cmx41cmx16cm
【内寸】
・113cmx34.5cmx13cm*
*フタ側:4cm、底側:9cm

【重さ】
・10kg

メインとなる素材はポリプロピレン/ナイロンファイバー製で、強度は申し分なし。
上に荷物を重ねたとしてもゆがんだりすることなく、全くビクともしません。
外観はタフなイメージを強調したデザイン。
その構造上どうしても単体重量が増す分、キャスターを装備しているので移動もラクにおこなえます。
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100%完全防水ではありませんが、勘合部にはゴムパッキンが施されており、開閉の際は4か所あるキャッチロックがガッチリと噛み合うのでかなりの密閉度を実現します。
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持ち手は3か所。
メインの持ち手は全長42cmもある幅広で太めのグリップ。
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さらに上部と下部(キャスター側)にも持ち手を装備。
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ただこの下部の方の持ち手ですが、持ち手の蝶番が柔らかい為に「ぷらーん」となり、キャスター走行した後ケースを立てると持ち手が“つっかえ棒”のようになってしまい立たなくなります。
これが面倒で、唯一残念な点です。
実際の運用上はそんなに出番はない持ち手だと思うので、取り外してしまう(圧押しピンで留められているのでこのピンを抜く)か、蝶番部分に何か“詰め物”をして動きを硬くするなどしても良いかと思います。

メイン持ち手の横にはネームプレートとエアバルブがあります。
エアバルブは手動ネジ式で、内部気圧を調整します。
高地から低地へ移動した後、気圧差でフタが開かない時にバルブを緩めて内部気圧を調整する為にあります。(普段は閉じておいてくださいね。気密性が損なわれるので)
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さて、内部です。
内部は合計4枚のウレタンフォーム(スポンジ)板が付属します。
・フタ側波型・・・最大厚さ:4cm
・底側薄型・・・厚さ:1cm
・方眼切込み入り平型/2枚・・・1枚当たりの厚さ:4cm、切れ込み:2cm角
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フタ側波型と底側薄型はボディーに固定されていないので必要に応じて両面テープなどで留めても良いでしょう。
方眼切込み平型は2cm角に切れ目が入っているので収納物の簡単な形に合わせてくりぬく事が出来ます。
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お求めの際は、しまう弓のサイズ(弓の一番外~外の全長と最大幅と奥行き)を事前にしっかり確認してからお求めください。
収納力としては弓以外にスタビ、サイト(サイトブロック含む)、ボウスタンド、リリーサー程度はしまえると思います。
一方でクイバーや矢筒は厳しいかもせれません。じっくりご検討下さい。

JPハードケースは店舗およびあちぇ屋CP店にて好評販売中ですヽ(^o^)丿


飛び去っていくダンパー…なんてこった(><)

東京は一日雨…外での練習をあきらめ、屋内で弓のチューニング、セッティングをいじってました。
飛び去るダンパー覚えていますか、このモンテラダンパー。シリコンカップタイプはどこにでも取り付けができ、簡単に取り外しができるのですが、もちろん振動を吸収することかもありますが、これをいろいろなところに取り付けてハイスピードカメラで撮影することで、その動きによって、簡易的にその場所で起きている振動の大きさを可視化することができます。

その動画を撮って分析しようと思っていたのですが、途中取り付けに失敗し…ダンパーが飛び去っていく貴重な瞬間を撮影することに成功!!きれいに飛んでいくものですね。

正しい撮れた動画は近日中に公開予定です。


イス付きバックパック~「マキシマル SL200」が入荷しました

アーチェリー用品かと言えばそうではありませんが、あると便利なグッズの紹介です。

マキシマルのSL200バックパックです。
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“イス状態”のサイズは以下の通りです。
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乾燥重量は1.8kg、約4ポンドほどの重さです。
色はこの写真の「黒/赤」のみです。

では座ってみましょう。
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次に背負ってみましょう。
CM150209-18260802
CM150209-18262103
*モデル身長:175cm

背負った時の上下の全長は55センチとなっています。
バックパック部分のサイズは、、、
縦:40センチ
幅:28センチ
奥行:20センチ
となっています。

1点気になるところが、背負った時のイスパイプの底部分が背中に若干触れる所です。
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背負う前にパイプの接地部分をひと拭きしてから背負う事をお薦めします。

マキシマル(MAXIMAL) SL200バックパックは間もなく販売開始です~ヽ(^o^)丿