新しく始まった第1回アジアカップ・ステージ1・バンコクで戸松大輔選手が優勝しました。
3週間前の世界室内で銀メダルを獲得したばかりですが、試合の様子を見た感じでは、インドアと同じセッティングでアウトドアに移行したようです。こういった対応能力の高さがインドアでもX10が支持されるポイントだと思っています。
今後、ステージ2・マニラ、ステージ3・台北と続いていきます。ってか、アジアカップってフランス選手も出場できるのですね。
新しく始まった第1回アジアカップ・ステージ1・バンコクで戸松大輔選手が優勝しました。
3週間前の世界室内で銀メダルを獲得したばかりですが、試合の様子を見た感じでは、インドアと同じセッティングでアウトドアに移行したようです。こういった対応能力の高さがインドアでもX10が支持されるポイントだと思っています。
今後、ステージ2・マニラ、ステージ3・台北と続いていきます。ってか、アジアカップってフランス選手も出場できるのですね。

(USAアーチェリー FBより)
週末に行われた全米室内選手権で、18歳のセス・マクワーター(Seth-Mcwherter)選手が決勝でエリソン選手(29)を下し、優勝しました。新しい世代の台頭となるでしょうか。

その試合で、ちょっと変わったハンドルを発見しました。CDアーチェリーというメーカーのWF 27 XOというモデルですが、昔のウッドボウの時代にポピュラーだったデザインを、NCで再現したようなユニークくデザインですね。けど、重そう…。
前回のコメントに対する返信の続きではないですが、関連しています。読んでいない方は事前に読まれることをお勧めします。
昨日、テレビ東京で「下町ボブスレーの”真実”」という番組が放送されましたが、興味深い内容でした。登録する必要がありますが、下記のサイトで見ることができるようです。
下町ボブスレーの“真実”【ガイアの夜明け】|テレビ東京ビジネスオンデマンド
http://txbiz.tv-tokyo.co.jp/gaia/vod/post_150039?trflg=1
気になったというか、やはりなと思ったところは二つ。




こちらは開発担当者(写真右)と元トップ選手(*)とのやり取り。国産ボブスレーについて選手に感想を聞こうとしますが、嫌な顔をされます。そして、上のやり取り。
*Sandra Kiriasis選手 : 2005年世界選手権で金メダル。2006年トリノ五輪でも金メダルを獲得。2007年、2008年世界選手権2人乗りで連覇。
皆さんどう思いますか?
私は選手側の意見です。そり作るなら、まず、のってみるべきです。そして、前回の記事につながりますが、100社以上が製造にかかわっています。それらすべての人間にボブスレーを経験させることは困難です。結果、ほぼすべての関係者が自分が作っているものが、どう使用されるか理解せずに作っることになるのでしょう。
かわりに使用されたラトビアのメーカーの工場も映像に登場しましたが、少人数でボブスレーを理解している人間だけで作っている印象でした。
そして、最も気になったところは、番組全体を通して、日本の関係者(日本選手や日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟の関係者)が全く登場しないことです。
機体検査がどのように行われているかわかりませんが、開発現場に連盟で、国内競技会で機体検査を担当する人が一人でもいれば、常時、機体に問題があるか確認できると思われますが、その程度の協力体制すら連盟から得ることができなかったのでしょうか。そんな仲悪いの?
残念なお話でしたが、今後の教訓になるのでしょうか。
—
—
本記事とはあまり関係ないのですが、今話題の下町ボブスレーはトップ選手のレスポンスも技術的なノウハウもないままお上が始めたのが問題なのかなぁとは思います。下町アーチェリーの考えうる最悪の結末が前例としてできたので、これを教訓に企画の修正ができればいいんですけどね…道具屋様の立場としまして、下町ボブスレーの件はどのように思われたのでしょうか。
—
上記のコメントへの回答となります。
>今話題の下町ボブスレーはトップ選手のレスポンスも技術的なノウハウもないままお上が始めたのが問題なのかなぁとは思います。
まず、このトラブルにはいくつかの問題があると思いますが、最終的な致命的点は下記の報道のところでしょうか(*)。
*ボブスレーに詳しいわけではないので、すべて報道より引用となります。
—
輸送トラブルで下町のそりが届かず、ジャマイカチームは急きょラトビア製のそりに乗った。
「すると驚異的に成績が伸びた。五輪出場権獲得へ大事な時期だった」とストークス会長は話す。
このそりに乗り続け、出場権を獲得した。
一方、下町のそりについて、ストークス会長は「遅い」「安全でない」「機体検査に不合格」の3点を強調。
「1月に行われた2度の機体検査に不合格だった。五輪でも失格の恐れがあった」と語る。
下町側は不合格を認めたうえで、「すぐに修正できる細かい違反だけ。一時は合格も出た。五輪には間に合う」と反論した。
—
調べてみると完成披露は2016年の10月に行われたようです。この時期(本番1年以上前)に完成したのであれば、十分な期間があり、代表チームにも使ってもらえたと思いますが、「滑れる」状態が完成とはらないでしょう。弓でいえば、矢が発射できれば、それが競技用の弓とはなりません。弓具検査を通って、100射以上の競技に耐えることが完成した競技用の弓です。
報道によると、「1月の機体検査に不合格」。それに対して、メーカー側も「細かい違反」と認めていることから、私意見としては、1月時点でも「完成」していなかったと考えます。そんなものでも、使ってもらえると思う方がどうかしています。税金でやっている以上、後に引けなかったという部分もあるとは思います。
完成していない状態での、このロゴの数(苦笑)、機体検査通ってから貼ったらどうかと…。
最終的問題はここに尽きる思いますが…そこに至る問題は、下記にあると考えます。
—
プロジェクトは町工場の高い加工技術をアピールしようと若手経営者たちが11年に始め、参加企業・団体は100を超える。
(完成!お披露目…ジャマイカチーム採用 / 毎日新聞)
—
1台のそりを下町工場100社以上で作る。これを聞いて、喜ぶのは〇人や政〇家などの「物を作った」ことがない人間だけだと思います(*)。100を超える企業・団体が関わって、1つのもの作るのは、実際にサプライチェーンの管理業務をやったことがある人ならどれだけ地獄かわかると思います。
*関係者が多いほど、税金を出しやすい。
現在、三菱ほどのグループが作っているMRJでも、「現在で設計変更領域の予備的な設計レビューを実施しており、数ヶ月で重要な設計段階に入るとのこと。また、過去5回起こった延期のうちの4回は共通して認証に関して何らかの不備があったために、開発作業をやり直す必要があった為という」、認証(*)の問題で5回納期を延長しています。
*問題を簡単に整理すると、認証の問題の場合、技術力をもつ、個々の会社が作ったパーツでトラブった可能性は低く、ぞれぞれの会社が作ったものを組み合わせて組だてたもので問題が発生する場合はほとんどです。人数が多ければよいものではなく、100以上の会社のアイデア・パーツを組み合わせて要求された性能を出すのは、2社でそれをやるよりはるかに困難です。もちろん、ボーイングやNASAのように成功できれば、かなり良いものができるのも間違いないです。
まとめると、より多くの税金を引き出すために関係者を増やし過ぎて、それを管理する能力があるだけのマネージャがおらず、今年の一月まで「完成しなかった」ことがすべてだと思っています。
>下町アーチェリーの考えうる最悪の結末が前例としてできたので、これを教訓に企画の修正ができればいいんですけどね
下町アーチェリーでは、4社なので、現状では、関係者が増えない限り、そのような事態に陥るとは考えていません。
アーチェリーの方の問題は、若干ボブスレーもかぶりますが、「技術力」を売りにしているところです。たとえば、下町工場で有名になった、痛くない注射針を作った岡野工業ですが、解決すべき問題は「痛くない注射」であるのに対して、ソリューションは「針を細くする」という単純なものです(*)。技術力があれば実現できます。
*細くすることが簡単という意味ではないです。
一方、競技用アーチェリーを弓を作るということは、解決すべき問題は「よりグルーピングする」であるのに対して、ソリューションがなにであるかすら、定まっているとは言えない状況でしょう。それに対して、技術力だけで答えを出せるとは考えていません。まずは、ソリューションを設計すべきであるのに、私が参加したミーティングでは、そういった話は全くありませんでした。
その部分が、今後の問題になるのではないかと思います。
—
<第5回プロジェクト桜ミーティング>
今回のアーチェリー弓具開発では、「グリップ」開発を担っており、現在プロトタイプ作成に取り組んでいます。
(フェイズブックより一部引用)
—
高い技術力で、精度の高いグリップが完成することは間違いないと考えていますが、ただ、アーチャーの視点からすれば、どんな設計(形)なのか、ピボットポイントとプランジャーの位置完成、ハンドルのセンターショットに対しての、左右の丸み、などのほうがよほど大事ではないでしょうか。
バリだらけでも、感覚的に自分に合えば、ヤスリかけてても使うし、どんなにきれいに高精度で仕上がっても、自分に合わなければ使わないのが競技者であると考えます。
国産アーチェリーのハンドルは2019年春の完成予定だそうです。たとえば、ホイットのハンドルは「完成」してから完成するので、出荷後、その次の試合でメダルを、物によっては、出荷前の試作品で結果を出しますが、どのレベルで完成するのかで、オリンピック前には結論が出ると考えています。
先週の大会を道具屋の視点から。まず、驚いたのは、ウクライナのオレクサンドル・パンスリル選手(Oleksandr Pantsyru)です。近年、低価格の弓具の性能の向上が著しいと言われていますが、自分が把握している限りでは、世界選手権でメダルの実績がある一番安いハンドルはWINEXハンドル(バージョン2の現価格は46800円)です。オレクサンドル選手ですが、今回の世界選手権では、ジュニアで個人・団体ともに銅メダルを獲得した15歳の選手です。
注目したのは彼の使用したスタビライザーです。このロゴを見てピンとくる方はかなりの道具通だと思いますが、これはブラックシープ(Black Sheep)というメーカーで、販売価格はSATスタビライザー(センターで3200円)よりも若干安い程度の商品です。この価格帯の商品で、ジュニアとはいえ、世界選手権でメダルを獲得するのはすごいですね。
また、2017年にコレット式のリムボルトに交換して、安定化したと公式発表していますが、どうでしょうか。この試合ではオランダ代表のリック選手がリムホルト、および、センター調整機構(ハンドルはEPIK)も旧式に戻しています。リムの固定方法を変更したエリソン選手と考えは一緒のようです。

また、新しくチームに入ったジャック・ウィリアムズ選手(Jack Williams)の弓。一瞬、エリソンのものに見えましたが、こちらもリムの直止めで固定しているようです。
2019年、ホイットはこの部分の問題に着手するでしょうか?
2018年のワールドカップファイナルとベガスシュート終了しました。ホイットのリムボルトの安定化の問題では、これまでアメリカチームを中心に行われていましたが、今回のインドアワールドカップ・ファイナルのリカーブ女子で優勝したリサ選手(Lisa Unruh)も、リムボルトを固定式のものに交換しています。女子でハンドルを改造する方は珍しいですね。
コンパウンド男子では、ジェシー選手が優勝しましたが、3Dプリンタで製造した特注のグリップを使用していました。調べましたが、特注の直販品ですので、弊社では取り扱いできません。気になる方はメーカーに直接注文が必要です。13000円くらいのようです。
Jesse Broadwater Signature Series – Mathews UltraGirp
11日に行われたベガスシュートでは、何年ぶりでしょうか、マーチンアーチェリーのプロシューター(AXON-40使用)、ボブ・アイラー選手(Bob Eyler)選手が優勝し、約600万円の賞金を手にしました!おめでとうございます。
国内は全日室内を残していますが、世界的にはこれから、いよいよアウトドアシーズンのはじまりです!
アバロンの広告で知りました。ユースの世界選手権で準優勝し、近年では2016年の世界フィールド選手権で14位(広告ではなぜか11位)だったマーク選手(Mark Nesbitt)がアバロンのTEC-Xスタビライザーを採用したとのことです。その後、北アイルランド記録を更新したそうです。
以前使用していたKAYAのSOULスタビライザーとは同じ系統なので、相性が良かったのは分かりますが、販売価格で5000円を切る(現在取扱いの準備をしています)スタビライザーを世界レベルの選手が採用するのは驚きです。
スタビライザーは相性の部分が大きい(特にリカーブ)ので、価格と関係なくいろいろ試すのはありだと思います。実際にウィンのラインではS21が最も高価でよい素材を使用していますが、トップ選手の多くが採用しているのはHMC+です。