ジェーク・カミンスキー選手がホイット(HOYT)からウィン(WIN&WIN)に、弓は未定

2017年シーズン、アメリカのオリンピックメダリスト、ジェーク・カミンスキー選手がホイット(HOYT)からウィン(WIN&WIN)に代わることが発表されました。現在はINNO AXT & WIAWIS フォームを使用して調整しているとのことですが、2017年の新型ハンドル・リムはまだ届いていないらしく、届き次第テストの結果によっては、新モデルの方を使うかもしれないとのことで、正式にはまだ使用する弓は決まっていないようです。

プロディジーが発表されたときは、そのチューニング方法から、必要性までかなりホイット(HOYT)を擁護する感じのコメントをしていたのですが、それがウィンにうつったは結構衝撃的なことです。

2012年ロンドンオリンピック銀メダル、2016年リオオリンピック銀メダル。2020年東京ではどのような結果が待っているでしょうか。楽しみです。

ウィンの2017年はいい感じで幕開けしましたが…新しいスタビライザーの価格すげぇ―高いっす(-_-;)


2017年はブラックイーグルか・アレックス・ウィフラー選手移籍。

2017年。ベガスシュートの最年少チャンピオンで、2016年のアメリカコンパウンドチーム代表として数々の国際大会に出場したアレックス・ウィフラー選手が、イーストンから、第5の競技用シャフトメーカーとして成長を遂げている、ブラックイーグル(Black Eagle Arrow)に移籍することが発表されました。

近年、アウトドアの世界大会で実績があるのはイーストン/ゴールドチップ/カーボンエクスプレスの3社のみで、ビクトリーがヨーロッパ大会などのレベルで実績を積み上げているという状況の中で、ビクトリーよりも先にブラックイーグルのほうが先に世界レベルで使える4社目になる可能性が急浮上です。

写真は昨年のATAのブラックイーグルのブース。結構熱気のある感じでした。まだ海外には代理店がないようで、当然ながら、インターナショナルセールスデポもないという事で、エンジニアの方と名刺交換だけしてきました。

価格は安くはありません。ビクトリーより少し高く、ゴールドチップよりは少し安く位になります。2017年注目していきたいと思います。世界大会で実績を残せば、取り扱いに向けて動くつもりです。


つま恋(全日ターゲットの開催地)は2017年4月より営業開始とのことです。

(日経新聞より)

日経新聞が本日、つま恋の譲渡先が確定したという報道を行いました。3月に譲渡を完了し、4月から営業が開始する予定です。選抜(すでに会場変更済み)は無理ですが、2017年度からの試合には間に合いそうです。

つま恋カップの開催含め今後どうなるのか見守っていくしかないですね。

ヤマハ、「つま恋」をホテル運営会社に譲渡 3月末に
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL27HIS_X21C16A2000000/


ジェシー・ブロードウォーター選手がマシューズに移籍

マシューズから連絡がありましたが、その前に彼のフェイスブックで見てびっくりです。

2016年現在のジェシー・ブロードウォーター選手はナショナル(全米)ランキング19位で今年のワールドカップには出場していません(フィールド選手権には出場)。マシューズに移籍することで、2017年より良い成績を残してくれることに期待です。ちなみに5位のアレックス選手はマシューズからPSEに移籍です

“I’m excited to hit the tournament trail with my new Mathews TRX,” said Broadwater.

ですが、ショートアクセルを好む印象が強いジェシー選手がこのインドアシーズンには40インチアクセルのTRXを選択したのはびっくりです。

マシューズで試合に挑むジェシーを見られるのは1月3週目のワールドカップニームか、4週目のランカスタークラシックのどちらかになると思います。楽しみです。


ベルリンオープン、ビクトリーシャフトでコンパウンド女子優勝!

(Hauptstadtsport.tvより)
バンコクで週末ワールドカップ・ステージ2が行われました。2年にわたって、世界戦への参加とトップアーチャーへのインタビューの2つの目標を達成したので、今年の参加は見送っています。

同日、ドイツベルリンでは大規模のインドアトーナメント・ベルリンオープンが行われました。以前では、WIN&WINの新商品が最初に披露される試合として有名でした。ワールドカップと被ったものの、多くのトップアーチャーが出場し、男子コンパウンドではトラブルの末、ステファンハンセン選手が優勝しました(*)。

*詳しくは事情が分かりませんが、シュートオフで選手同士が差異を認め、勝敗を決めたのに審判が”タイ”判定し、再シュートオフが行われたようです。コールされなくても、審判員が距離を測定し、結果を覆す権限があるのかなどの点が問題になったようです。


その残念な事件はともかく、チーム・ビクトリーのSabine Sauter選手が女子コンパウンドで優勝しました。ビクトリーシャフトのこれまでの実績の中でも最大の結果だと思います。新しい製法でV1グレードシャフトの製造も始まります。今後のますますの活躍に期待です。

試合のダイジェスト。3分35秒あたりでハンセン選手も結果に納得いっていないような様子がうつっています。


598点、エリソン選手がX7で世界記録を更新!

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リカーブインドアでの長年の議論である矢の太さについて、597点は2001年にフランジィーリによって細い矢(ACE)で記録されましたが、それを塗り替えた598点は太い矢(X7)によって達成されました。どちらが良いのかまだまだ結論は出そうにないようです。

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2020年 インターハイ(アーチェリー含む)の開催危機だそうです。

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ちょっと衝撃的なニュースです。2020年のインターハイの開催危機だそうです。もちろん、その種目にはアーチェリーも含まれます。


さて、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催決定に伴い、2020年(平成32年度)インターハイについては、当初予定していた北関東4県での全30競技の開催が困難な状況になり、一部競技を除き全国各地に分散して開催しなければならない事態が生じています。

時期が東京オリンピックと重なることが問題となったようです。

*群馬では体操(新体操)、サッカー、レスリング、登山、空手、栃木では水泳(水球)、バレーボール(男子)、ホッケー、茨城では水泳(競泳、飛び込み)、バレーボール(女子)、弓道、重量挙げ、埼玉では少林寺拳法が行われる予定なので、アーチェリーは報道(日刊スポーツ)によればまだ未定

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公益財団法人 全国高等学校体育連盟 高校総体 インターハイ
http://www.zen-koutairen.com/f_kikin2020.html


マスコミって…アーチェリーしかわかりませんが

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トランプが勝利した米大統領選挙。その結果はアメリカ国民の選択ですので、私がどうこう言える立場ではないですが、それよりも気になったのがマスコミの報道です。事前報道と全然違うと言いますか…。

どれだけの”偏向”報道があったのかプロではないのでわかりませんが、少なくともアーチェリーに関してはプロです。本日、携帯が私にお勧めしてきた記事を読んでびっくり。報道がどれもこのレベルだったら怖い。訂正します。

—(引用 朝鮮日報日本語版より)
2020年の東京五輪を前に、日本が韓国のメダル貢献種目・アーチェリーに目を付けている。日本は「第2の朴柱奉(パク・ジュボン)プロジェクト」を始動させ、東京五輪でアーチェリーの金メダルを狙う戦略を立てた。日本の共同通信は12日、「全日本アーチェリー連盟が理事会を開き、2020年東京五輪に向けた選手強化の一環として、ナショナルチームに韓国から初めてコーチを招くことを決めた。韓国の技術習得のため来年から代表チームなどに2-3人の指導者を置くことを目標としている」と報じた。

中略

日本のアーチェリーは1970年代半ばまで世界のトップクラスにあった。むしろ、そのころアーチェリーに目覚め始めた韓国の指導者が日本語の書籍を見て技術を学んだほどだ。アーチェリーの弓の製造も、米国のホイヤーと日本のヤマハが二大メーカーだった。

しかし、韓国が「神弓」キム・ジンホとキム・スニョンの出現と共に目覚ましい成長を遂げ、日本のアーチェリーは停滞期に入った。ヤマハは市場占有率が低くなると2002年初めアーチェリー市場から撤退、これを韓国メーカーのWIN & WINが買収した。現在、日本の登録選手の80-90%が韓国WIN & WIN製造のアーチェリーを使っているという。

—(引用ここまで)

・米HOYT(もっとも一般的な読み方はホイット)社、いろいろな読み方はあると思いますが”ホイヤー”にはならないでしょう

・ヤマハが撤退した時に、その設備をいくつか”購入”はしたが、ヤマハのアーチェリー事業を”買収”したわけではない

・正式な統計はないが「日本の登録選手の80-90%が韓国WIN&WINのアーチェリーを使っている」という情報は当のメーカー営業からすら聞いたことがない。OEM(SF/KAP/CORE/KINETICなど)を入れて、贔屓目に見積もっても65-70%程度ではないかと思います

まぁ、アーチェリーに関する報道はこちら側もプロですので騙されませんが、他の自分が詳しくない業界でも報道がこのレベルだったらと思うと怖いです。

アーチェリー:東京で金メダル狙う日本、韓国人コーチを招聘へ - 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 (2016/11/15 08:26)


弊社スタッフの坂本が第37回全日本社会人フィールドアーチェリー選手権大会で準優勝しました。

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今年2度目のボーナスの用意をせねば!

第37回全日本社会人フィールドアーチェリー選手権大会  決勝ラウンド 【最終確定成績】(PDF 101KB)


第10回花園カップ・コンパウンドオープン大会(熊本県)

今年4月に熊本県をはじめとする九州地方を襲った大地震のため、今年は花園カップの開催が危ぶまれましたが、関係者皆様のご尽力により今年も開催となり、弊社JPアーチェリーも景品協賛、ブース出店、さらに試合参加をさせていただきました。20161002_085318

今月2日(日曜)、ド晴天32度の猛暑の中、真っ赤に日焼けしながらの50mWそしてトーナメントでの試合形式です。(全ア連公認)

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毎回参加しております弊社坂本と、3年ぶりの参加となる山田の2人でお邪魔してきました。大会は今月末開催の全日ターゲット出場者も名を連ね、北は北海道・旭川から参戦の本多由美子選手をはじめ、そうそうたるメンバーとなっています。

なお同日、同じく熊本県菊陽町にて開催された身体障がい者アーチェリー大会「火の国杯」が開催されたこともあり、花園カップは例年に比べやや少ない参加者での大会になりました。

しかしながら、大会は実力者同士の拮抗した戦いになり、一発逆転もあり得るトーナメント戦では、島田隆之選手(シブヤアーチェリー)が15射マッチにおいて日本記録を更新(148点)するなど、大変盛り上がったゲームとなりました。

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弊社坂本はトーナメント準決勝戦にてその島田選手と対戦。先述の日本記録更新のスコアサインを書く事になり、本人は大変悔しい思いをしましたが、気持ちを切り替え3位決定戦では勝利。今回の経験を糧に、今後のジャンプアップを誓いました。

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私はと言うと、ぐぅの音も出ない悔しいスコアで予選を終え、トーナメント1回戦では早々に敗退。あぁ情けない。。。orz

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大変盛り上がった今回の花園カップコンパウンドオープン大会ですが、最後は、次回(来年)は大会規模をもっと大きく、さらに多くの選手の皆さんにご参加いただけるような大会にしたいと述べられ幕を閉じました。

参加されました選手の皆様、大会スタッフ・運営のみなさま、ありがとうございました。

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