初期におけるセンターショットの研究

1942年、初期のセンターショットボウに関する研究についての資料を入手したので、一部翻訳してみました。ここからのモダンリカーブボウが誕生していきます。

A/B

In this group of experiments the arrow had no freedom to offset the faulty three finger release as it had to pass right through the center of the arrow rest.

PERFORMANCE CHARACTERISTICS OF CENTER SHOT BOWS AS AFFECTED BY TYPE OF RELEASE, ARROW SPINE AND GLOVE TIP THICKNESS By L. A. QUAYLE Cleveland, Ohio 1942.2 Bowman Review.

この実験では、矢はレストの中心を通らなければならないので、3本指リリースの不具合を相殺する自由はない。

Experiments Using Bows “C” and “D”

All arrows irrespective of their material, length, diameter or spine grouped around the point sighted whether shot with three-finger, pinch or mechanical release, with a glove or with bare fingers.

With the type of arrows rests used on “C” and “D” bows, the arrows were free to move to the left (bow held in left hand) without obstruction and the arrows had an opportunity to readjust themselves after receiving the side push caused by the string going around the finger tips, and they there fore grouped around the point aimed at.

弓「C」と「D」を使った実験

すべての矢は、素材、長さ、直径、スパインに関係なく、3 本指、ピンチ、メカニカル リリース、手袋または裸の指で射ったかどうかにかかわらず、サイトポイントの周りにグルーピングしました。

「C」と「D」の弓に使用されているアローレストのタイプでは、矢は妨げられることなく左に自由に移動でき(RH)、矢は弦が指先を通る時に起こるサイドプッシュ(*写真)を受けた後、自分自身を再調整する機会があり、狙ったところにグルーピングします。

サイドプッシュ

Tests Using Pinch Release

With the pinch release or its equivalent in a mechanical releasing device, all four sets of arrows shot from all four bows grouped around the point sighted on, the sight being kept in the vertical middle of the bow at all times and adjusted vertically to take care of the different weights of the arrows in the different sets.

If matching target arrows for spine to a fine degree is as difficult and important as many archers appear to believe, then the center shot bow of proper design has an advantage over other types, in that arrows of greatly different spines will group together on the target without any allowance being made for differences in spine.

トリガーリリーサーを使用したテスト


トリガーリリーサーを使用して、4 つの弓すべてから発射された 4 セットの矢すべてがサイトポイントの周りに集まり、サイトは常に弓の垂直方向の中央でよく、異なるセットの矢の異なる重量に対応するために垂直方向にだけ調整されます。


背骨のターゲット矢印を細かく一致させるのが難しい場合、多くのアーチャーが信じているように、適切な設計のセンターショットボウは、スパインの違いを考慮せずに、大きく異なるスパインの矢がターゲット上でグルーピングするという点で、他のタイプよりもメリットがあります。

The center shot bow also has the advantage that very light arrows may be shot with heavy bows giving flatter trajectories than are possible with bows that force the arrow to bend in order to go around it.

The 28″-7/32″ diameter 290 grain “Z” arrows performed very well when shot with a 45 lb. “D” type bow. This “Z” arrow has so little spine it became permanently bent when shot just once with a 45 lb. bow of conventional design.

センターショットの弓には、非常に軽い矢を高いポンドの弓(*)で射つことができ、クリアランスのために矢を迂回させる弓よりも、平らな弾道を与えることができます.

*注 50ポンド・28インチ引きの場合、ロングボウ、センターショットリカーブボウ、コンパウンドボウの順にエネルギー効率が高まるのに対して、推奨スパインは順に、400(ウッドアロー)、450(X10)、470(X10プロツアー)と柔らかく軽い矢が適合します。

直径 28″-7/32″ の 290 グレイン(スパイン 0.280) 矢は、45 ポンドの “D” タイプの弓で射つと非常に優れた性能を発揮しました。 この矢はスパインが非常に小さいため、従来の設計の 45 ポンドの弓で 1 回だけで曲がってしまいます。

No doubt hundreds of center shot bows have been made and shot but it is seldom that one is seen in use. However, as indicated above, properly designed center shot bows have certain inherent advantages which, when more generally recognized, should increase their use considerably, and may become the favorite type with many archers.

間違いなく何百ものセンター ショットボウが作られ、テストされていますが、実際に使用されているものはめったに見られません。 ただし、上記のように、適切に設計されたセンター ショットボウには固有の利点があり、より一般的に認識されるようになると、その使用が大幅に増加し、多くのアーチャーに好まれるタイプになる可能性があります。

PERFORMANCE CHARACTERISTICS OF CENTER SHOT BOWS AS AFFECTED BY TYPE OF RELEASE, ARROW SPINE AND GLOVE TIP THICKNESS By L. A. QUAYLE Cleveland, Ohio 1942.2 Bowman Review.

PSE 2023 ドミネーター・デュオ

PSEが2023年ターゲットラインの新モデルを発表しました。左右対称のハンドルが採用され、ATAは35/38/40インチ、カムは3種類で、全9モデルですが、RH/LHがないので、大量の組み合わせがあっても、スムーズに生産が進みそうです。

ハンドル側では近年採用され、トップによって有効な使用法が結局見出されなかつた感がある、デュアルセンタースタビライザーブッシングが廃止され、また、このハンドルの設計でもFDSが搭載されていますが、まだ、個人的に理解できていないです。

カムも3種類から選択できます。SEは従来からPSEのターゲットモデルに採用されてきたものでスムーズな設計。新しく追加されたS2カムはPSEのハンティングモデルに採用されているカムをターゲット向けのローレットオフモジュールを新しく設計したものになります(ハンティング用で採用されてる80-90%モジュールはオプション)。

もう一つの新しいカムはM2カムで38インチモデルでも349fpsという矢速を得ることができます。また、EZ.220スナップスペーサーシステムが採用されました(*)。以前、PSEはカムのポジション調整においては、無段階調整タイプのシステムを採用していましたが、マシューズに近いスペーサーによる調整に変更されました。

*【追記】S2/SEカムにも搭載されています

80/100/120/140の4種類のスペーサーがあり、カムとピボットポイントとのジオメトリーを4種類から選択できます。

さらに、ボウプレスは必要なもののスナップタイプのスペーサーを使用することで、カム軸を取り外す必要がなくなりました。実績のあるカムから新しい機構を搭載したカムまで豊富な選択肢があります。

左右両用のハンドルからシンプルなスペーサーシステムへの移行など、全体的に昨今のインフレ・ドル高でも、コスト削減をすることで販売価格の高騰を抑えた設計になっていると感じます。卸価格でも2022年のサイテーションより10%安くなっています。ただ、変わらず続く円安のため、新しい価格はサイテーションよりも5%程度高くなります。ご理解ください。

発表後1週間で世界大会でメダルを獲得しましたが、

使用した弓はメーカー純正品ではなく、ケーブル接続を2021年以前のサイテーションなどで使用されていたシステムに改造したもので、エリソン選手もですが、以前のパーツ・仕組みを好むトップ選手も多いですね。

PSE DOMINATOR DUO - JPアーチェリー

FUSEを半額としました、UUKHAはアウトレットを1つ。

過去にカーボンブレードなどのユニークな形状、ディンプルデザインで一世風靡したものの、極細ロッドのトレンドにのらず、現在では親会社のホイットにブランドごと吸収されたFUSEのスタビライザーの在庫品をすべてほぼ半額にしました(ウェイトを除く)。ぜひご検討ください。

FUSE アーチェリー リカーブ向け

FUSE アーチェリー コンパウンド向け

また、UUKHAのカーボンハンドルで傷があるものが見つかりました。特価品に追加します。黒のマジックを塗れば全く目立たないと思いますが、お客様の希望がない限りはこのまま引き渡しさせていただきます。よろしくお願いします。UUKHAの2023年ラインナップに関しては商品情報と価格の変更があるので、10月から受注を一時停止し、再度案内させていただきます。

UUKHA カーボンハンドル

K&K JET6 ベイン 販売停止です。

コロナによる困難で判断が難しいところですが、K&K KSL Jet6 ベインの全種類の出荷が終了するとの連絡がありました。非常に評価されたベインですが、いったんこれで終了します。

販売継続しているショップも見つけました。もしかしたら、2023年に向けての新作が出るのかもしれませんが、会社のドメインも失効し、つながらなくなっているので、何か問題は起きていると思われます。在庫限りにて販売します。設計上のトラブルではないことは確かなので、次の新しいベインを楽しみにしています。

KSL Jet6 ベイン – JPアーチェリー

本社移転(川崎に統合)しました。

写真は2009年の法人化記念パーティー

弊社は2007年に東中野で創業し、2009年に法人化、2011年にネットショップだったのを店舗展開しましたが、急激に進む円安でも安定経営できるよう、創業の地である東中野本社を売却する事としました。売却資金で川崎店のローン残債はすべて返却でき(*)、再度無借金経営に戻ります。

*ローンの契約上完済(抵当権抹消)は2023年になります。

14年間お世話になりました。新しい買い手はフルリフォームを予定しているそうで、どんな部屋に生まれ変わるのでしょうか?

本社機能は川崎店と統合します。以上、ご報告させていただきます。

川崎店を買う時に揃えた書類の一部

この件でしばらくサイトのアーチェリー情報の更新が遅れ申し訳ございません。不動産を買うのも大変ですが、売るのも大変なんですね。。。来週からアーチェリー漬けの生活に戻ります。

入荷も少しずつ戻ってきています。来年にはコロナ前に戻りたい。。

TRU BALLのnewリリーサー エグゼクティブ

Executive=重役・・・この訳であっていますか?何が重役なのかピンときませんが、ニュアンスなんでしょうね、恐らく。

さて、クリストファー・パーキンス選手のシグネチャーモデル「EXECUTIVE」が2022年Newモデルとして入荷しました。トリガーレスタイプのリリーサーです。クイックシルバー仕様の重量感あるリリーサーで大きな2つの特徴を備えています。

サイズは今のところMサイズのみ

特徴1つ目。「マイクロアジャスト・ヘッドレングス」

リリーサーのネックの長さが1/4インチ(約6.3ミリ)の範囲で長さ調整が出来ます。

微妙な引き尺調整をしたい時にイチイチ面倒臭かったストリングの捻じりやDループの山の高さ調整で煩わしい思いをしなくて済むようになりました。これはありがたいです。完璧な引き尺が実現しますね。

特徴2つ目バックテンション・スピード調整

クリック・レングス調整

Royal Company of Archers / 迎え酒

護衛がロンクボウのアーチャーなのはびっくりしました。ブレースは状態しないで護衛するのですね。

ロイヤル・カンパニー・オブ・アーチャーズ(Royal Company of Archers, the Queen’s Bodyguard for Scotland )はスコットランドにおける儀式の際に国王・女王を護衛する名誉職。1676年私的なアーチェリークラブとして発足し、1703年再建。ジョージ4世時代の1822年より護衛任務に就く。入隊資格はスコットランド人若しくはスコットランドと繋がりが深い人物であること。選挙により選ばれる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%91%E8%A1%9B%E5%85%B5_(%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9)

話が変わりますが、自分はウィキペディアを調べ物に結構使いますが、言語には思想が結びつくので、言語が変わると書いてあることが全く違っていたりします。先日、久しぶりに迎え酒をしてみたら、結構効いたので、迎え酒について調べてみまたのですが、

いわば迎え酒による対処は「気のせい」「その場しのぎ」と考えられている

迎え酒 - 日本語のウィキ

迎え酒には効果がないと書かれているのですが、参考文献が適当すぎるだろ…医学的なことの根拠がブログレベルの記事と、文芸社だから読んでないけどおそらく文化について書かれた本って…と思い、英語版を見てみました。

In the second, hangovers are partly attributed to methanol metabolism.[15][16] Levels of methanol, present as a congener in alcohol, have been correlated with severity of hangover[17][18] and methanol metabolism to the highly toxic formate via formaldehyde[19] coincides with the rate of appearance of hangover symptoms.[20] As both ethanol and methanol are metabolised by alcohol dehydrogenase – and ethanol is a much better substrate for this enzyme – drinking more of the former then effectively prevents (or delays) the metabolism of the latter. As pure ethanol consumption has also been found to increase endogenous levels of methanol,[21] presumably for this reason, this suggests that if “hair of the dog” works in this way it effects a temporary hiatus rather than a cure.

迎え酒 - 英語版

AI翻訳(一部修正)

二日酔いはメタノール代謝に一部起因する[15][16]。アルコール中の共伴物質として存在するメタノールのレベルは二日酔いの重症度と相関しており[17][18]、メタノールからホルムアルデヒドを介して猛毒のギ酸塩への代謝は[19]、二日酔い症状の発現速度と一致する。[20]

エタノールとメタノールはともにアルコール脱水素酵素によって代謝され、エタノールはこの酵素にとってはるかに優れた基質であるため、エタノールを多く摂取すると後者の代謝が効果的に妨げられる(または遅延する)。純粋なエタノールの消費はまた、おそらくこの理由のために、メタノールの内因性レベルを増加させることが見出されているので[21]、これは、「迎え酒」がこのように機能する場合、治療というよりも一時的な休止に影響を与えることを示唆している。

たった2クリックで、より詳しく知るための論文レベルでの情報とともに知りたいことを知ることができます。迎え酒の効用は二日酔いの原因である代謝を遅延させることで、一気に来る痛みをゆっくりと進めさせることにあるとのことでした。

今はAIにより機械翻訳のレベルも上がっていますので、日本語で調べて答えが見つからない場合には、英語や、繋がりが深い言葉、ワインだったらフランス語で調べたり、ウォッカだったらロシア語で調べたりすると、白酒なら中国語で、簡単に答えが見つかる場合が多いので試してみてください。

日本語のウィキに海外の研究では違う結果が出ていることを追記しました。

WINのマニュアルも読んでみたが??

ホイットのマニュアルを10年ぶりに翻訳したので、ついでにWINのマニュアルも見て、中身があるなら翻訳してみようと思ったのですが、書かれている内容が…指示はわかるのですが意味がわからない。

リム/ライザーのアライメントを確認した後、図のようにフルドローでのアライメントを確認することをお勧めします。 弓の最初のセットアップではセンター ショットが正しいとしても、リムが正確でないと、フルドローの時にリムがねじれます。 これは、シューティングでトルクを発生させる最も重要な理由の 1 つです。 アライメント チェック デバイスを使用すると、簡単にチェックできる場合があります。 

英語のざっくりとした訳

以上の内容が書かれているのですが、指示はわかります。ねじれを確認しろということです。しかし、ホイットであれば、この後、「x」の状態では、シムを移動して調整しろという指示が続くのですが、WINのマニュアルはここで終わっています。

えっ?

「x」の状態だったら?? この次のページが保証条件なので、保証を確認してくれということだろうか。

ちなみに解決方法は色々あるのですが、簡単なのは、正しい方向にリムチップをねじってあげることです。各メーカーがストリンガーで弓をはるように指示しているのも、はるときにリムにテンションが正しくかからないと、それが原因でリムがねじれてしまうためです。

それが原因でねじれたのであれば、基本反対側に同じテンションをかければ修正できます。低ポンドのグラスリムはそれで修正できます。最上位モデルの高ポンドはこの方法では修正できないで、リム側の問題であれば交換以外は打つ手がありません。

まぁ、マニュアル頼りでチューニングする人はほぼいないので、ここで詰む人もいないとは思いますが、翻訳する内容もないので、翻訳は行いません。MKのものは下記の記事のやり方での指示でしたので、参考にしてください。FIVICSは公式サイトで確認できず、Gilloは調節方法だけでした。

HOYTアーチェリー リカーブマニュアル

前にマニュアルを翻訳してから10年くらいたっていると思います。その間に追加されたり、変更された機能に関しては都度サイトで説明していますが、ホイットの2023年マニュアルをベースに一つの資料にまとめました。また、1ページ目と最後の保証に関しては機械翻訳を使用しています。

HOYTアーチェリー リカーブマニュアル 2022-2023(PDF)

以前翻訳したもの

ホイット2023、AXIA(アクシア)リム入荷。

見た目はウッドコアと区別はつかないですね。

春頃から試作品がテストされていたホイットの2023年モデル、AXIA(アクシア)リムが入荷しました。新作のテーマは耐久性。

Velosリムは過去最速のリムとしてデビューし、多くの実績を残しましたが、東京オリンピックの競技中に折れてしまったりして…課題は耐久性でした。

2023年モデルではコアを樹脂で強化することで耐久性を向上させています。

アクシアにはフルドロー時のピキピキ音対策のためのシールが素材変更…が、この位置で正解なのだろうか?もう少し先端側に貼ったほうが正解な気もするが…。

F7/Quattoroリム

リムチップのデザインがこれまでのホイットらしくない感じがしますが、リムチップは大きさは大事ですが、それ以外で設計と性能の関係性は(個人的にはあまりないと思いますが)評価が難しいです。

VelosからAxia、耐久性をセールスポイントとするリムは珍しいのですが、どう評価されるでしょうか? 最短だと10月のワールドカップファイナルで見られるかなと。

HOYT 2023 AXIA(アクシア) リム