PSEアーチェリー、ターゲット競技向けにレットオフ65%モジュール製造開始

昨日、PSEから連絡があり、65%モジュールの製造を開始するとのことです。コンパウンド競技では1440シングル形式から50mw形式に競技形式が変更された影響で60ポンドモデルの注文が減り、50ポンドモデルを購入される方が増えています。その影響でローレットオフモデルに対する需要も増えていて(*)、PSEでは3月より、65%モジュールの出荷を開始するそうです。

*ピーク60ポンドの75%のホールディングポンドは15ポンド、ピーク50ポンドの65%のホールディングポンドは17.5ポンド

ただ、今のところあくまでもカスタムモジュールという位置づけで、追加購入の必要があり、弓の注文時に65%で注文することはできないそうです。また、このモジュールを装着すると引き尺が0.25インチ(約6mm)長くなります。DC/MD/MH/M2/HDカムに対応します。カートに追加しましたが、出荷開始は3月ですので、納品は3月の中旬ごろと予想しています。

PSE 65%モジュール
http://cpbow.cart.fc2.com/ca63/797/p-r-s/

最近、コンパウンドの話題ばかりですみません…ウィンの新しいリムの出荷が始まったそうです。近く入荷します。

【追記】PSEから連絡があり、当初対応すると発表していたMEカムには対応できないとのことです。

マシューズ、APEX7からTRG7から乗り換える

DSC_0824マシューズに発注していたTRG7が届きました!! 全日本選手権で入賞まで導いてくれた相棒のApex7としばらくお別れをして、3月の50mwに向けてこの子をいじってみようと思います。まずは、初期セッティングをします。Apex7と同じような状態にしてから、距離で感覚を確認しつつ、TRG7らしいセッティングを出して行きます。

DSC_0825届いて最初に見た感想は…デカい!!HTR/TRGを手に入れた人はみんな感じるのではないかと思います。コンパウンドボウの大きさの一つの基準としてATA(アクセル間の距離)が使用されるのですが、これまで使用していたApex7はこのTRG7と同じ38インチという大きさです。カムの部分では同じ大きさなのが確認できるかと思います。

このTRG7の一番の特徴は、これまでにないリム/ハンドルレシオであるのは11月に書きました。同じ大きさ(ATA)の弓と比べ、非常にハンドルが大きく、リムが短いのが特徴で、実物を手にすると思った以上の大きさです。

デフレックス_apex7-trg72次にドローレングス。ドローレングスとは引いた時のノック溝からプランジャーホールまでの距離(そのに1.75インチ足した値)なのですが、実際に引いている長さは、グリップのピボットからノック溝までの距離です。これまで使用していたApex7ではホールからピボットまでの距離が約0.5インチ(*)ありましたが、TRG7では0に設計が変更されています。このため、ドローレングスは全く同じではなく、少し長い28.0インチを選択しました。Apex7から乗り換える場合、同じ値だと少し短く感じるかもしれません。

*正確に0.5インチではなく0.4インチ強です。誤差はDループを逆に短くして修正しました。

Apex7-trg72次にハンドルのホールの位置を合わせてみます。ホールの位置がApex7よりも大きく下がっているのがわかるかと思います。Apex7ではグリップのピボットがハンドルの中心でしたが、TRG7ではホールがハンドルの中心になっています。この変更は二つのセッティングに影響を与えます。一つはノッキングポイント。以前の設計ではノッキングポイントは直角よりも少し上に作る必要がありましたが、ノーカムシステムではホールが中心で、かつ、上下対称のカム(ホイール)システムなので、ほぼ直角にノッキングポイントを作りました。

二つ目には、ハンドルの重心が下がった(ハンドルの上部がより重くなった)ので、Apex7と同じ重心にするためにはサイドをより重く、そして、サイドのスタビライザーをより下にする必要があるということになります。Apex7ハンドルは4.9ポンドでしたが、TRG7は5.3ポンドで180gほど重いので、スタビライザーをより重くするほうではなく、ロッドの位置を下げる方で対応しようと思っています。

trg7_apex7次に、セッティングには関係ありませんが、ローラーガイドが変更になりました。ケーブルがローラーに接触するサイドが変更になっています。ドローイングした時、引けば引くほどケーブルは矢印の方法にテンションをかけていきます。これまでのローラーではフルドローの時にもっともローラーにテンションがかかりますが、ケーブルが接するサイドを変えたことで、フルドローの時にもっともケーブルにテンションがかからない設計になりました。これによってトルクが減るのでレストの位置も変更が必要です。

apex7_trg7_centerApex7_-0.00.00.00TRG7_-0.00.00.00もう一つ注意すべき点は、センターブッシングの位置が変わったことです。以前では下リムボルトのたいして右側にあったものが、左側に移っています。以前のApex7(黄色の弦)は上はド・センターから弦が巻きだされ、下は左側から弦が巻きだされていました(そのためセンターは正面から見て若干右側に)が、新しいノーカムシステムでは、上下ともわずかに右から弦が巻きだされる設計に変更になっています。そのために、センターロッドの位置が変更されています。この変更によってセッティングがどのように変わるかは…リカーブの世界では経験したこののない変更なので、不明です。

このあたりを考慮に入れて考えて、大体のセッティングをしていきます。今日は射つところまで辿り着けなそうです…また明日。

ホイット、FUELカム・XTRカムのドローレングスモジュールの生産を終了

110912_131427ホイットが2012年まで販売していたFUELカム・XTRカムのドローレングスモジュールの製造を終了したという連絡がありました。ちなみに、2012年に搭載されていたモデルは、「CRX 32」「CRX 35」「Rampage XT/Rampage XT Long Draw」です。

弊社の在庫と、弊社が取引しているいくつかの代理店に在庫がある限りと入手できますが、在庫が完全になくなった場合、もう入手はできないので、これらのカムでドローレングスの調整は不可能になります。1-E#が既に在庫切れです。そんなに高いものではないので、必要な方は早めの入手をお勧めします。

アークテックのブラスカーボンクリッカーが入荷…短く高いクリッカー音です。

DSC_0820先日発表されたアークテックのブラスカーボンクリッカーが入荷しました。

DSC_0822前面からは1枚のカーボンシートのに見えますが、裏側にクリッカー音を出すためのブラス(真鍮)のチップが取り付けられています。

DSC_0818ハンドルに取り付けて、テストしましたが、通常のクリッカーと比べて音が短いです。ブラスチップの音ですが、バイターなどプラスチックチップと比べて高い音で、ウィンのクリッカーに近い印象でした。本日より取り扱い開始です。

新しいスタビライザーが多すぎて辛い…FUSE新型スタビライザーで世界新

nim_da1_3086先日行われたワールドカップ・第三戦ニームで、FUSEの新型スタビライザーが登場。エルジンガー選手とマイク・シュロッサー選手が使用し、予選ではエルジンガー選手が597点で2位、シュロッサー選手は600点のパーフェクトで世界記録を更新です。

現在のFUSEはカーボンブレードと呼ばれる横長の設計のものですが、それ以前はVFRというスタンダードな円形のロッドのスタビライザーを製造していました。今回、再び、円形スタビライザーの製造を始めるようです。

カーボンXテーパーという新しいスタビライザーのラインで、デュアルフレックステクノロジーによって非常に高い剛性を実現しているそうですが、その技術の詳細と価格はまだ届いていません。

道具屋として新しい画期的な新商品はうれしい限りですが、スタビライザーは今年豊作過ぎて、イーストンから3つ、FIVICSから1つ、ドインカーから1つ、FUSEからこのロッド、ウィン&ウィンからも新しいロッドが出ます。イーストンは既存のラインナップの生産を終了しての更新ですが、他のメーカーはどれも新しいラインナップの追加になるので…いったいどれだけスタビライザーの在庫が増えるのか…うれしい悲鳴です。

【ほぼ確実】ローガンワイルド選手がホイットからエリートアーチェリーにスイッチング

NIM_DA1_2311ディブ・カズンズさんのフェイスブックのページにG5プライムのブースで話し込む長年のホイットプロアーチャーのレオ・ワイルド選手の写真が載って、ちょっと話題になっていますが、実は兄弟のローガン・ワイルドさんの方は一足先にホイットからスイッチングしています。

エリートアーチェリーで、ワールドカップの第三戦・ニームからエリートの弓で戦うはず…とWAの写真集を探していたのですが…正面から写っているものを見つけることはできず、後ろから撮られたものしかありませんでした。

logan_wilde_elite右の写真はホイットをまだ使用していた去年の12月のワールドカップ第二戦で撮ったものです。ひじ周りの射形・矢のデザイン(名前の入れ方)、スタビライザー、使用している双眼鏡から、ほぼ確実にこの写真がローガンワイルド選手だと判断しました。

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昨年はモーガン選手がエリートのプロアーチャーに加わりワールドカップで3位、今年は昨年の11月にスイッチングしたチャンス選手が4位。そして、この試合から、ローガン選手がエリートに加わります。2015年にはアウトドアでも実績を重ねてくれることに期待です。

*写真の選手がローガン選手ではなかったとしてもホイットからエリートに加わったことは確定情報です。

イーストンがピンノックの設計を変更

5lhnV73o-1000-508以前の記事で書きましたが、2015年はイーストンのピンノックとGピンノックが新しくなります。新色、カラーバリエーションの変更だと思っていましたが、先日、イーストンが商品出荷とともに発表した内容によると、カラーだけではなく硬さも変更されるそうです。より硬いノックとして再設計されたようです。入荷は2月はじめを予定しています。

さて、これをノックの耐久性を向上させた改良ととらえるといろいろと間違えます。これは再設計です。メーカー側ではその理由をよりハイパワーになったコンパウンドボウに対する相性を向上させるためと言っています。

市販のノックで、最も柔らかいのはバイターノックです。指でも少し強い力を加えるだけで曲げることができます。次がイーストンのピンノック。そして、最も強いとされているのが、ゴールドチップのHDピンノックでした。が、2015年、ビクトリーがアルミ合金ノック(Vノック)を発表しました。まだ実物は見ていませんが、ゴールドチップのHDピンノックがいくら強い樹脂を使っていても、アルミ合金ノックより硬いとは思えないので、2015年、最も硬く耐久性のあるノックは、変わってVノックになると思います。 

では、市場で柔らかいバイターノックが売れていないかといえば、そんなことはありません。リカーブでも、コンパウンドでも多くのトップアーチャーが使用しています。特にヨーロッパ勢と韓国勢で愛用する選手が多いようです。
10450810_10204312958246698_8356173296644004227_n自分もずっとバイターのピンノックを使用しています。2時間の練習(50m)で大体はこのくらい壊れます。ただ、柔らかく、粘りがある素材なのでシャフトとポイントの両方を保護します。矢と矢が接触した時、その衝撃はどこかが引き受けなければいけません。ノックが硬すぎるとノックが壊れることでその衝撃を吸収できず、衝撃をシャフトに伝えてしまいます(*)。また、柔らかいノックは変化がはっきり出るので、試合などでエンドごとのノック・シャフトのチェックが簡単です。

*(的間違いしない限り)ノック同士の接触があり得ないインドア競技では柔らかいノックが有利な点が少なく硬いノックがより選択されるのはこのためです。

ノックの破損が簡単に行え、わずかに違いでもはっきりと出るので、自分は柔らかいノックが好きですが、もちろんイーストンのピンノック、ゴールドチップのHDピンノックも人気はあるので硬いノックにも良いところはあります。

最終的には個人の好みになると思いますが、理想論ではなくお金を絡めて現実的に考えれば、あまりグルーピングしない初心者のうちは硬いノックを(ノックが壊れにくいので経済的)、グルーピングするようになって、シャフトを壊し始めるようになったら柔らかいノックに切り替える(ノック代がよりかかるがシャフトを壊すよりは経済的)というのがよいかもしれません。

今回の変更でイーストンとバイターの違いがより大きく出るようになるのでしょう。このタイミングで硬いノックが自分合うか柔らかいノックが自分に合うのか試してみてはいかがでしょうか。

現行の硬さのピンノック・Gピンノックは在庫限りです。硬さが違うので混ぜて使用しないでください。

ガスプロがハイスピードタイプのソフトベイン、1.75″オリンピックエフィシェントを発表。

175inchGaspro修正力の高さで評判のガスプロがハイスピードタイプの軽量ソフトベイン、オリンピックエフィシェント(1.75インチ)を発表しました。

比較この表は以前にレンジ・オ・マティックのスピンとガスプロのスピンを比較したものですが、ガスプロの羽根のその修正力に対して、終速が遅くなってしまうことが問題でした。ガスプロのラインナップにはそもそもハイスピードの設計のものがないので、軽いポンドでは自然にスピンウィングが選択肢になります。

ガスプロ_2015_スペック
今回、ガスプロでは2インチスピンよりも短い1.75インチの長さで、風に影響を受けにくく設計されているターゲットエフィシェントよりも背の低いオリンピックエフィシェントを開発しました。そして、ベインの固さはそれまでで最も柔らかく、かつ、重さをそれまでのベインの約半分、0.5grにまで軽量化しました。カタログ値通りであれば、1.75インチのスピンウィング(0.6gr)よりも軽いことになります。

正確な終速の比較には射場を貸し切って、的前にスピードメーターを置いてのテストが必要になるので、つぎいつ行えるかなんとも言えませんが、設計通りで実売されれば、間違いなく市場で最もハイスピードのベインになると思われます。入荷が楽しみです。

ウィンから新しい多機能タブが発表

win_new_tab_2015ウィン(W&W)から新しい多機能タブ、EZタブ、EZRタブが発表されました。先週の中日インドアではもう展示されていたので知っている方も多いと思いますが、価格表がやっと届きました。なかなかの価格です。まだ、いくらに設定するかは決めていませんが、8000円程度になりそうです。自分が学生の時はタブは2,000円くらいが相場だった記憶があるのですが…ハンドルとリムの価格は安定していますが、スタビライザーとタブの値段は上がっていく一方な気がします。その分性能・機能が向上しているのは確かですが。

win_new_tab_2015_その2トップの写真がEZRタブ。上の写真がEZタブです。

高機能のタブといえば、FIVICSですが、連絡したところ、2015年商品の正式発表は2月にするとのことでした。もうしばらくお待ちください。

アークテックのサイトピンダンパーが入荷しました。

DSC_0817アークテック(Arctec)のサイトピンダンパーが入荷しました。以前からコンパウンドスコープ用のものは販売していましたが、今回新しくリカーブのサイトピン用ダンパーが発売されました。

効果のほどはこちらのメーカー製作の比較動画で確認できるかと思います。

DSC_0816装着にはサイトピン終端に12mmの長さが必要です。この部分の長さが12mmない場合や、ファイバーサイトピンのようにねじが露出していないタイプのサイトピンでは使用できないのでご注意ください。