低価格のシューティングマシン再び。

以前にスポットホッグのシューティングマシンの取り扱いをしていましたが、10年で需要が一巡したのか、現在では特注扱いで販売価格も10万円近く上がってしまい、最近では取り扱いをしていませんでした。

この度、COOPS(アメリカ)から、新しい低価格のシューティングマシン、ボウスミス(Bowsmith)PROが発表され、ペーパーチューニングキットが追加された2.0モデルを取り扱いを開始します。

何よりも価格が魅力的で、15万円を切る価格になります。組み建て式です。こちらの商品のコストの多くが送料になりますので、遠方への発送納品では価格が上がると思います。興味のある方はお問い合わせください。

安全な低・中ポンド向けのボウストリンガー取扱開始します。

近年ヨーロッパで採用が進んでいる、面にかけるタイプのボウストリンガーの取り扱いを開始します。本日、サンプル品のテストをして発注をかけたので、実質の販売開始は8月となります。

このタイプのメリットとしては、下リムチップを完全に覆うので、弦はチップから外れる可能性が低く、上リムにかかっている部分は点のチップではなく、面でリムにかかっているので、ブレース時にリムをねじってしまう可能性も低く、近年の極小のリムチップにも対応できます。

ホイット説明書 2021

一点、通常の両チップにかけるボウストリンガーに比べると、テコの原理がかかりにくいです。通常のものはチップに力がかかりますが、こちらはリムの2/3あたりを曲げることになるので、力がより必要になります。まぁ、40ポンド以上使う人は、その体力も相応の物があるとは思いますが、40ポンド以下くらいに適していると思います。46ポンドくらいだと、ちょっとした体力が必要です。

通常タイプのボウストリンガーは在庫数を減らしますが、取り扱いは継続します。

我々は技術で負けたのか。日本人が変わった。

まだまだ及びませんが(178cmあるんですけど…顔の大きさが違うんですけど)…

記事を書いてから、一晩寝ると睡眠学習の効果か、考えに変化が起きてきます。昨日はヤマハのセンター機構について書きました。「たられば」などこねくり回しても意味がないのも確かですが、一方、では、違う道を取っていれば生き残れたのかと考えると、難しいですね。

ヤマハの古い歴史には詳しくないのですが、ヤマハのホームページによれば、

ヤマハ発動機の社長を兼務していた川上源一が、アメリカ市場を視察した際に、FRP製のアーチェリーの弓を入手したことがきっかけでした。

https://www.yamaha-motor.co.jp/frp/manufacturer/

1958年の視察で当時のアメリカの弓を手に入れて分析したそうです。その結果「日本人に合う弓を作ろう」となったのは当然の話しです。

統計データによれば、1960年代の日本人男性の平均身長(高校1年生)は161cmでした。アメリカ製の弓が合うはずがありません。しかし、ヤマハが撤退する2001年には168cmに、7cm(約3インチ)も伸びています。厳密には引き尺は腕の長さから定まりますが、161cmと168cmとでは、ワンサイズ合う弓の大きさが変わります。ちなみに体重は51kgから59kgに8キロ増えています。

ヤマハの過去の資料を読むと「日本人の体格」にこだわって、設計をして来たことをアピールしていますが、1960年と比較すると、高度成長期を経て、先進国入りし、子供の生育環境が大きく変化したことで、その日本人が変わってしまったのです。

さらにトップアスリートになればそれはより顕著で、東京オリンピックに出場する日本代表の男子平均は176cm(アメリカ人の平均身長と同じ)、女子は167cm(同162cm)となっています。もうアメリカの弓が合わないことはないのです。日本人に合うことを求めていたヤマハ、その日本人が変わったことに気がつくタイミングはあったのでしょうか。

我々は技術で負けたのか。リムセンター調整の悲劇。

2003年 - ヤマハ フォージド2ハンドル & Nプロ ZX ウッドカーボンリム

自分がアーチェリーを始めたときの最初のハンドルはヤマハのフォージド2でした。非常に優れたハンドルで、対応するリムが手に入らなくなるまでは使っていました。今回の記事とは関係ありませんが、下記の記事をあわせて読んでいたたければ、営業面と技術面の両軸で理解が進むかと思います。

昨日の記事と直接の繋がりはあまりありませんが、順番としては先にお読みください。

昨日も記事をアップしたところ反響があり、いろいろと話をしたところ、この話をまとめるには1996年のヤマハの日本語版説明書があれば十分ということがわかりましたが、難しいでしょうね。今回はヤマハのセンター調整機構の話。

ヤマハのセンター調整システム

一般的には、そして、チューニングとしてもリムアライメントが正しい作業が、日本ではセンター調整を呼ばれている理由はやはり、ヤマハの姿勢にあることまでは把握できましたが、その前にヤマハ最期のセンター調整機構を理解する必要があります。

*以下、アーチェリーの仕入れ担当としてのネタです。全部読んでも、アーチェリーが上手になったりはしないので、ご注意を。

1960年代からアーチェリーハンドルは大きな進化を遂げてきました。WAのユーチューブチャンネルに1960年代からの世界選手権のダイジェストがアップされていますが、1960年代と1980年代の20年間では使用されているハンドルが全く違います。別物です。それに比べて、1980年と2000年の20年間では使用されているハンドルはそこまで大きく変わりません。そして、2000年と2020年では使用されてハンドルの違いはもはや細部だけです。

1960年代からの劇的な進化に比べてる、近年ハンドルの性能の進化が少しずつ停滞してきていることは明らかです。かつては、新モデルが開発されるたびに劇的に性能が向上(*)し、選手が一斉に新モデルに移行するというサイクルがありました。しかし、性能の向上が停滞するにつれて、この販売手法が困難になっていきます。

*もちろん、失敗した新作ハンドルも存在します。

ハンドルはリムと違い消耗品ではありません。同じモデルでは買い替え需要は基本的に期待できません。メーカーがハンドルの売上を維持するためにはハンドルのデザインと、細部の設定を定期的に少し変えて、短いサイクルでハンドルをもモデルチェンジしていくことが求められるようになりました。この販売方法に最も適した製造方法が現在のほとんどのハンドルに採用されているNC加工です。

これは私見ですが、2000年前後でハンドルの性能の向上は止まりました。2001年頃だっと記憶していますが、このときに開発されたサミックのウルトラハンドルは2004年にWA1440で1405点を記録します。現在はシングルではなく、70mが一般的になりましたが、その世界記録351点もウルトラハンドルによって達成されています。この記録は17年間のハンドル・リムの進化によっても破られていません。

自分も使用していましたが、スリムな設計がありなが、しっかりとした重量・質感があり、いいハンドルです。1990年辺りまでは鋳造ハンドルが一般的でしたが、初期投資が高く付き、一度作ってしまうと売り続ける必要があります。つまり、長期間モデルチェンジできないのです。これがヤマハが作り出し、最期のリムとなってしまった「リム側に搭載されるセンター調整機構」を生み出す原因となります。

センター調整機能の搭載されていないイオラはヤマハの最期のロングセラーモデルとして数々の実績を残していきますが、当時のヤマハの開発者の気持ちまではわかりません(下に続く)が、これを最期にヤマハもモデルチェンジが容易なNCハンドルへ切り替えを行います。それが初代のフォージドハンドルです。

イチから設計するハンドルですので、フォージドハンドルにセンター調整機構を搭載することには、特許を除けば、なんの問題もありませんが、しかし、イオラには搭載されていません。更にイオラは設計の変更が容易でない鋳造ハンドルです。フォージドはリムポケットをNCで加工しますが、鋳造ではリムポケットまで金型で作ってしまうので変更は困難です(*)。結果、新しいハンドルと実績のあるイオラハンドルの2モデルを次年度に併売するには、リム側にセンター調整機能を搭載するしか選択肢がなくなってします。

*コメント欄にお客様からの質問が寄せられていますが、その回答と誤解を修正するために加えられた一文です。コメント欄の流れを読むときには、この一文は加えられていない前提でまずは読んでください。

結果がこれです。現在ではワッシャー式にしてずれないように、ネジを二重にして両側から固定したり、更にそれに加えて、ロックボルトを入れて強固に固定しているセンター調整システムを、この小さなワンポイントに搭載するしか選択肢がなくなります。実際の開発者の気持ちはわかりません(上のを承ける)が、マーケティング的な制約のもと開発した、するしかなかった機構を酷評されるのはいたたまれないものだと思いますが、こんなものでしっかりとセンターが固定できるはずはありません(*)。

*この機構が開発者主導で導入されたという話を聞いたことがありません。もし、あれば、コメントください。

そして、その解決策としてヤマハが提示したのは、しっかり固定できないなら、接着剤で止めてくれという…だったら出荷時にセンター出して接着剤で止めれば良くないか?それではハンドルの個体差に対応できない?だったら、手持ちのリムも接着してしまったら、もう特定のハンドルでしか使えないじゃ?

どう突っ込むかはおまかせするにして、その後フォージド2ハンドルを発表して、ハンドル側では、意図通りの短期間のモデルチェンジをしたものの、このリムを最期にヤマハはアーチェリーマーケットから退場することとなりました。そして、私達はセンター調整機構はしっかり固定されるべきであることを学んだのです。

*私は開発ではなく仕入れ担当ですので、営業側の証言が多い状態で構成されています。開発者側にはまた違う意見があったのかもしれません。

少し古いですが、どなたか。

再度、緊張事態宣言になる中、自宅のテレワーク用サブディスプレイを更新しました。

画面サイズが多少違いますが、10年間の技術の進歩を実感します。奥の大きいものの機能のすべて+αが下の小さいやつに詰まっています。占有スペースも重さは1/5くらい、更にスピーカーまで内蔵されていて、電源は細いUSB一本です。価格も1/3(14,000円)。デスクが非常に広々となりました(ちょっとスピーカーの音が小さめですが)。

そして、退役した

– サムスン E2220(デスク固定用のスタンド付き) 詳細はこちら(価格コム)

– HDMI→D-sub変換アダプタ 詳細はこちら(アマゾン)

が不要となりました。1ヶ月ほどとっておくので、もし欲しい方がいたら差し上げます。いなければ、リサイクルに出します。付属品は写真の写っているものと電源コードとD-Subコード、東中野改札引き渡しの場合は無料、発送の場合は送料着払いで出します。カートに追加するので、必要な方はクリックお願いします。東中野引き渡しは川崎店割引を選択してください。日時について相談させてください。

活用してくださる方、よろしくおねがいします。私物のため、商品との同梱できません。

【私物】ディスプレイ

FIVICS TITAN-NXハンドル、センター調整機構変更へ。

4月に予定されていたFIVICSの新型ハンドルTITAN NXがついに入荷しました。黒を在庫しています。

新しいハンドルは、ワッシャー式ではなく、昔にプラチナハンドルなどで採用していたねじ式に戻りました。同じ上位モデルのTitan EXも現行ラインですので、同じメーカーの上位モデルで別々のセンター調整機構を採用するのは面白い試みだと思います。一度固定したら理論上ずれるリスクがゼロのワッシャー式と、チューニングがしやすいネジ式と、それぞれにメリットがあります。

また、Titan NXはセンター調整を止めるためのネジがリム側ではなく、反対側にあるので、最終的に固定するためにリムの取り外しが必要がありません。出荷が6月になってしまったので、今期使用するトップ選手は少ないと思いますが、2022年に期待です。

RamRodsとFive-xの取り扱いについて。

オリンピック(アーチェリー競技)の無観客が決まりましたね。残念です。さて、7月23日、開会式と同じ日にアーチェリー競技が始まります。現時点では下記の通り放送が予定されています。フジテレビ”系”となっているのは、どのチャンネルでやるか決まっていないようです。

24日
【フジテレビ系】
アーチェリー「混合団体」
午前8:30~後0:05

【NHK BS1】
アーチェリー「混合団体」
午後2:20~3:30

25日
【NHK BS1】
アーチェリー「女子団体」
午後2:30~3:20

26日
【NHK BS1】
アーチェリー「男子団体」
午後1:00~1:45

31日
【NHK BS1】
アーチェリー「男子個人」
午後3:15~4:50

(TVガイドより抜粋)

テレビで観戦ですね。

最近、問い合わせが多い2つのアイテムについて。お知らせします。ヨーロッパを中心に使用選手が広がっているRamRodsのスタビライザーと、アジアを中心にFIVE-Xシャフトですが、両方ともに発注数に対して、納品が追いついておらず、弊社の注残もかなりの数になっています。在庫がないものに関しては1-2ヶ月納品にかかる見込みです。

対策として、今後、RamRodsの在庫数を増やし、FIVE-Xに関しては基本取り寄せで対応していましたが、今後は600-850の売れ筋のスパインは在庫しての販売とします。とりあえず、来週に700/850番が入荷します。

2021年、新生SFプロダクツの紹介です。

SFアーチェリーブランド、ブランドが付いている商品もまだ一部流通しています。新生SFはWINとは関係がないので、SFアーチェリーではなく、英語表記そのまま、SFプロダクツ(Sebastien Flute Products)として取り扱いします。

SFアーチェリーはWIN&WINとのコラボでしたが、SFプロダクツはGKアーチェリー(韓国)とのコラボです。最上位のASCENTはGKアーチェリーのGX6をベースとして、グリップやパーツ周りを変更して設計されています。

その下に新規開発された3種類のハンドル、「ISO PRO」「EVO」「NEO」が用意されています。この6000番台のアルミを使用しているNEOというモデルが、小売価格で2万円を切る価格で販売できそうなので、まずはこのモデルからテスト的に販売してみたいと思います。

設計・開発としてはセバスチャン・フルート選手が同様に関わっているので、性能に関してはSFアーチェリーと同じくらい優れていると思いますが、価格(コスト構造)と製造上の品質はWIN&WINではなく、比較的新しくメーカーのGKアーチェリーですので、この点ではSFプロダクツは全くSFアーチェリーとは異なります。

セバスチャン・フルート選手が開発から離れたあと、WNS(SFアーチェリー)は4年間で画期的な商品は何も提供できていないものの、従来の商品は低価格のまま、信頼性の高い製品を作り続けているので、低価格帯の商品に関してはこれからもWNS/KAP(WIN&WIN)を信頼して販売していきたいと思います。

SFプロダクツの商品はNEOハンドル、それが良ければ、EVOハンドルくらいまでは扱ってみようと思います。ASCENTハンドルに関しては、販売価格で世界大会で実績を近年積み上げているFIVICSの上位モデルと変わらない価格になっているので、正直、価格的にあまり興味が出ません。

全体の商品のラインナップ的にも、SFアーチェリーと比べると価格帯が少し高いです。昔のKROSSENあたりのイメージになっています。SANLIDAやDECUTといったメーカーが年々価格そのままにして、性能・品質を向上させてきていて、WNS/KAPは実績のある大手メーカーでありながら、この10年ほぼ値上げせずに安い価格を維持して踏ん張っている低~中価格帯で、SFプロダクツがどのような作戦で戦うのか楽しみなところです。

初期ロッドは7月出荷開始です。私達が発注をかけるタイミングで売り切れてなければ、7月の後半には入荷すると思います。

Sebastien Flute Products (英語)

ワールドカップ3ステージで終了、いよいよオリンピックです。

オリンピックの関係で今年のワールドカップはステージ3のパリで終了です。そして、7月の後半にはオリンピックが始まります。男子決勝のチケット当たりました。エリソン選手のX8センサーのマウントはアッパーリムポケットにあるようです。あと、ノーズボタンの位置も去年の同じ頃より少し下がったような。

FIVICSの今年の新作のTITAN NXハンドルの出荷がやっと6月後半から始まり、弊社には来週の後半くらいに入ってきそうです。黒を1台在庫します。近年、FIVICSのハンドルは新モデルが出るごとに品質が向上しています。TITAN NXより在庫しての販売を開始します。リムに関してはもう少し様子を見てみたいと思います。ちなみに、リムに関しては性能・品質の問題というよりも、流通(納期)とモデルチェンジ時期の問題です。