

大久保店にポディウムXエリート37が入荷しました。近いうちに山田のほうが詳細のレビューをアップする予定です。ポディウム40の方の出荷はもう少し時間がかかるそうです。
また、今週末、または、来週の初めにNo Cam HTRのレビューボウが入荷予定です。
ジェシー選手による、ポディウムXエリートのチューニングビデオの新しいものがアップされました。新しくアップされたものでは、ケーブルガードとノッキングポイントとレストの角度についてです。
2712の場合、アジャスタブルケーブルロッドを少しだけ内側に入れることで、矢を少しオフセットし、ケーブルからのクリアランスを確保できる。弓のトルクを減らす=ドローサイクル・ショットサイクルを通して真直性を持つことができ、ハンドルの回転トルクを減らすことができる。
そして、ペーパーチューニングをする。ドローレングスとカムタイミングの確認のため。それぐらいでよい。ノッキングポイントを直角か最大でも1/16″高くセットする(初期チューニング)。ブレードはバーガーホールの中央。以前は少しだけ上の位置にセットしていたが、弓のジオメトリーが新しくなってからは、まずは中央からのセッティングでテストをおこない、チューニングをしていく。
細かい点は基本的には個人の好みに合わせてファインチューニングしていく。初期チューニングで必要なことは明らかである。
・センターショットがまっすぐ
・ノッキングポイントの高さが合っている
・ピープが正しい高さにある
・使い慣れているスタビのセッティングにする
・ドローレングスとポンドを以前のものとほぼ同等にする
上記がセッティングできたら、レンジに出てしばらく射つ。このときの記録を取ること。感覚はすぐに忘れてしまうので、思い出すために。感覚のパターンが見えてくるので、次のチューニング方法を見出すヒントになる。
Spiral Proカムもモジュール式になって、ドローレングス調整もカムの回転位置の調整もでき、非常に便利になった。過去のSpiralカムと感覚もそれほど変わらないので、とても良い。
ブレードの設定は使用する矢によって違う。ここでは X27(2712)、250グレインポイント、アローレングス32″の矢がノッキングされた状況で説明する。まずは矢を指で浮かして、フルドローのときと同じような状況を再現する。フルドローのときは矢の支点がレストの他にノッキングポイントもあるので、完全にレストだけで矢の自重を支えているわけではない。この手法をとって擬似的にフルドローの状態を作り出す。矢の重さが完全に乗ってしまうとチューニングにならない。角度をフラットにしすぎていると、ベインがブレードやレスト本体に当たってしまう。 逆に立ち上げすぎてしまうと、ブレードを曲げたり壊してしまう。

動画のような、この間の角度が最適である。
その角度が何度なのかは動画では語られていませんが、こちらで測定したところ、24度前後でした。
以上、皆さんの参考になれば幸いです。
2015年の新しいモデルとしてイーストンもCXも上位モデルでは新しいものはありませんが、ターゲット用の初心者向けの低価格のオールカーボンシャフトを発表しました。
イーストンのほうはインスパイア(Inspire)というシャフトです。570-1400番と幅広いスパインに対応し、ポイントはワンピース。マイクロマムーズフィニッシュが施されていて抜きやすい加工がされているようです。今年の全日本選手権では…まぁ…矢を抜くのに苦労したので、大切なことです。

カーボンエクスプレスからはインスパイアよりも(おそらく)高い価格帯の初心者向けシャフト、プレデター(Predator)が発表されました。対応スパインは狭く700-1000番だけです。
CXの上位モデルと同じ特徴を持ち、低価格シャフトでも非常に高い耐久性を持っています。精度などは価格なりでほぼ決まっているので、シャフトの耐久性で勝負してきたといったところでしょうか。
どちらも12月くらいから取り扱いを始める予定です。最上位モデルの更新がなかったのは残念…。
5日に発表されたマシューズの新しいターゲットボウ。非常に期待していたのですが、ノーカムシステムが提供する”カム”としての性能には、その性能はおそらく宣伝通りの素晴らしさだろうが、それが最上位のターゲットモデルに搭載され、かつ、44%も値上がり(ドルベース、円安とは無関係)したのは理解できませんでした。
が、この2日間でいろいろな議論をして、やっと、この弓の素晴らしさを理解できました。前回のApex7は今でも十分な性能を持っていますが、登場から8年たっています。これから8年も戦える技術を全部搭載すると、このような見たこともない、そして、高い値段のターゲットボウになってしまうのであれば理解できます。
実は、同じノーカムシリーズでも、ハンティングモデルは1,099ドルと他社ともほぼ同じ程度に設定されています。ターゲットモデルだけずば抜けて高いのです。なので、TRG7が高い理由はカムではありません。それはハンドルとリムにあるのです。ノーカムだけを経験したいのであれば、HTRを購入することをお勧めします。

この弓の名前。ノーカム(No Cam)からはカムが最大の売りのように思ってしまいますが、この弓の設計で最先端だと言えるのはむしろ、カムを搭載しないことをよって可能になったハンドルとリムのデザインです。
比較のために4つのモデルを選択しました。前モデルのApex7、ホイットの最新モデルのボディウムXでApex7にスペックの近い37バージョン、2015年モデルのパラレルリムのカーボンスパイダーZT30、そして、TRG7です。
100%正確ではありませんが、アクセル間の距離をヒントにして、ハンドルとリムの長さを推定しました。リムは概算値ですが、各モデルの比率が大事なので、問題はないと思います。
数値を見ていただければ一目瞭然ですが、ハンドルの長さは圧倒的で、アクセル間とハンドルの長さはほぼ同じです。そして、リムの長さは圧倒的で8.3インチしかありません。簡単に言えば、ものすごくリムが短く、ハンドルがすごく長いのです。
ハンドルは矢を発射するだけではなく握るスタビライザーとしてもとらえられます。長いほうが弓は安定します。38インチハンドルは現在の市場の中では最も長いハンドルではないでしょうか。そして、リムが短くわずかしかたわまないのですが、それで必要ポンドが出るということは、他社と比べて非常に剛性のある硬いリムを使用していることになります。また、剛性が同じだとしてもリムが短いということは相対的に安定性を向上させることになります。
そして、発射時の振動は主に(ハンドルと比べて柔らかい)リムから発生するので、そのリムが短いことは振動の発生を抑えます。
そして、もう一つの違いはハンドルの構造で、TRGでは近年エリートをはじめ、今年はホイットも採用したゲージデザインを採用しました。

ハンティングモデルとターゲットモデルとの7万円の違いはゲージデザインのロングハンドルと高剛性のショートリムの2つにあるのです。カムではありません。自分は初見では勘違いしました。2015年には、どのメーカーも新しい機能を追加してきましたが、世界初のロングハンドル、ショートパラレルリムで、前作のApex7と同じ321fpsを達成。前作と同じ矢速、または、新しいカムになったのは同じ矢速という部分にとらわれると、この進化を理解することが難しくなってしまいます。
Apex7は自分も使っていますが、言われてみると、確かに矢速に不満を持ったことはありません。進化するのであれば、それは安定性、弓全体での剛性・振動の少なさ、カムの引きのスムーズさという方向には、既存のマシューズユーザーの望む部分であると思います。引きのスムーズさという点ではある程度自明だと思いますが、カムは偏芯しているのに対して、ノーカムシステムでは丸いホイールを引くわけですから、どっちがスムーズかは感覚でも理解していただけると思います。
あとは入荷(12月中旬)してから評価したいと思いますが、この弓の最大の売りは今までにないハンドル/リムレシオにあるということをこの記事で理解していただけたら幸いです。楽しみです。
本日は朝からパソコンのシステムの入れ替えをやってましたが、一向に終わらず、6時までかかってしまいました…5年間使ったパソコンにサヨナラし、新しいパソコンになり、ディスプレイも交換してディスクトップが広くなり、作業効率が上がることに期待です。
本日は小物が入荷。新しいイーストンのトライアンフシャフトでは、イーストンの純正で200grまでありますが、多くのトップアーチャーが使用するCompetition社から220grタイプのピンポイントが登場し、発表され、本日入荷しました。
また、HUSHPUK(ハッシュパック)のダンパーが再入荷しましたが、一緒にデモ用のセットも送るといわれていたので、何が届くのかと思っていたら、アルミのパイプをカットしたようなものが届きました。
これをメーカーのプロモ動画同様に地面に落としてみましたが、見事なほど音が違います。高い周波数の振動を完全に抑えていることが一発でわかります。もちろん、ダンパーがついているという以外、ネタはないです。
今日、システムの入れ替えが終わった時にはもう暗かったので、明日動画を撮影してアップします。ここまで性能がはっきりとわかるものも珍しいです。
明日からモロッコのマラケシュでワールドカップ・インドアステージ1が始まります!
マシューズ(Mathews)が2015年ラインナップを発表しました。大幅な変更があるとは聞いていましたが、かなりびっくりしています。
まず確認です。こちらが2015年の全ラインナップです。Apexシリーズがなくなり、NOCAM-TRGシリーズとなりました。MRシリーズはNOCAM-HTRとなりました。
一言で言えば革新的すぎます…。弓を評価する人間として、だいたい見れば何がしたいのかわかりますが、今回のこのNOCAM(ノーカム)でマシューズがたどり着きたい未来が、現状見えてきません。プロディジー(ホイットの方)などはまだ販売用のものは届いていなくても、評価できますが、正直これは届いてみて、射って見ないと何とも言えないです。
簡単に仕組みを説明すると、通常のカムが丸でないのはその形によってケーブルとストリングの位置を変化させるためです。このノーカムシステムでは、カムの代わりに丸いホイールを使います。そして、逆の発想で、カムによって弦の位置を変えるのではなく、ケーブルの位置を移動させることで、相対的にストリングとケーブルの距離を変化させていきます。これによって、ノックトラベルは常に完璧なものを得ることができます。かつ、カム同期などと言った調整も必要なくなるでしょう。
ここまで書くと夢のようなシステムですが、最上位モデルでチューニングが容易だけがウリでは、トップシューターというのはチューニングが難しくても、当たる弓を求めているので…マシューズかこのポイントだけで、新しい弓を売り出そうとしているとは思えません。

しかし、かといってスペック表から、別のすごい性能があるということも読み解けません。弓のサイズは42インチから38インチに短くなっているにもかかわらず、1fpsしかスピードが向上していないので、このカム(カムではないけど…)は以前のものよりも遅いカムであると言えます。もちろん、リムを寝かせて同じスピードなので、Apex8よりはだいぶ静かだと思いますが、ターゲットモデルでそこに価値を見出す人は多くないと思います。
ドローレングスの調整幅は短くなり、ハンドルは重くなり、価格は44%高くなっています。
このシステムの価値はわかりますが、それをマシューズが最上位のターゲットモデルに搭載した理由は理解ができていません。ただ、この全く新しい弓は今までにない引き心地になると予想され、また、見当もつかないことが多いので、この弓の対する評価は届くまで保留とします。ハンドルのデザインなどは面白いと思いますが。12月後半の入荷予定です。
一般的な”カム”がついている弓が欲しい人のためには、チルXプロという弓が新しい用意されました。
35インチと少し小さめでドローレングス25インチから対応。336fps以上のスピードを持つハイスピードボウです。Apex7/8の代わりが務まるかと言われると、少し系統が違う気がします。
自分含めて、Apexシリーズを使っているアーチャーの次の一台として何をお勧めするべきか、悩まなければいけないようです…。
先日、記事にしましたが、Apptituneを作ったジェシーがそのポディウムをチューニングするビデオをアップしてくれました。
2015 Hoyt Podium X Elite part 1はこちらで見ることができます。「37インチ買ったよ」「よさそうだよ」「ソニーのカメラで撮るよ」と言った感じで、たいして大事なことは言っていません。
パート2では、初期セッティングについて説明しています。まず、インドアをするにあたって、倍率を下げています。アウトドアでは5倍を使いますが、インドアでそれを4倍に下げています。シャフトは2712を用意していて(ベガスルールサイズ)、それにはフリークショウの0.01″ブレードが合うそうです。届いた弓は必ずポンドなどの初期値が正しいかを確認し、ペーパーチューニングをして、カムの傾きを調整します。
そして、通常はDループを付けてノックの下にノッキングポイントを1つつけるというセッティングをしますが、まずはDループだけを付けてノッキングポイントはつけません。それによってDループは弦の上を上下に動きますので、その状態で射場に行き、適切なノッキングポイントの高さを確定させます。ノッキングポイントの位置を変えることは、上下の弦の長さを変える(上げれば下の弦が長くなり上の弦が短くなる)ことなので、それによってハンドルの角度が変わり、グリップの感覚も変わります。なので、シューティングしながら確定させます。
ポディウムハンドルは上下のハンドルの真ん中に溝が入っています。センターショットはその溝の位置に合わせます。パート3ではスタビライザーのセッティングを説明しています。ジェシーはインドアでは、センター30インチに4オンスで10度ダウン、サイドは12インチに20オンスであまり開き角度がつかないように設定します。
スタビライザーはあまりアグレッシブなものではなく、バランスを重視し、手に持った状態では、少しキックバックする状態、握った状態から手を離すとセンターが上に上がっていく状態に合わせることを彼は好むようです。
ただ、最終的には静的な状態ではなく、フルドローの状態での弓の動的なバランスが大事なので、これはあくまでもスタートポイントです。
ここまで調整すれば、あとは射場に行き、射ってファインチューニングです。
無料動画はここまで…この後のファインチューニングはApptituneを参考にしてね:) とのことでした。