イーストン インスパイアシャフト入荷しました。

easton_inspire新しいインスパイアシャフトが届きました。ターゲット用に設計された低価格のカーボンシャフトです。精度表示はありません。

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テストに1000番を1ダース測定しました。カタログ値では…んんん…全く数字が合わない。

初期入荷分ではシャフトの長さがカタログ値とだいぶ違い、おおよそカタログに書いてある数字より、1.5インチくらい長くなっています。ただ、これがいつまで続くかわからないので、販売時にはカタログ値のままでお願いします。入荷した1000番の長さは29.5インチでした。なので、カタログ値では重さは212.4grになります。対して、実測値では、213.8grから216.2grでした。誤差2.4grでした。アポロの誤差が4gr(+-2gr)なので、それと同じ程度の精度かと思います。

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また、ポイントは専用に570-630が75グレインのポイントにXノック、750-1400が50グレインのワンピースポイントにGノックです。

さて、問題なのが、この570と630番の扱いです。この二つはXノックしか装着できないのですが、このノックはハンティング用のノックなので精度の問題に加え、Lサイズしかありません。コンパウンド用のノック、または60-70ポンドのハンティング用のリカーブボウのための太い弦にしかフィットしません…。コンパウンド用の低価格シャフトとしては販売できますが、リカーブ用では販売できません。コンパウンド用として購入かを考えている方は店舗に問合せしてください。

現在、バイターと話をしています。このシャフトに完璧にフィットするのは5.19というインサートノックですが、このサイズはバイターでもLサイズしかなく、5.19のSサイズを新規に開発するか、5.20というサイズであれば、Sサイズがあるのですが、これで代用できるか検討中です。570-630をどう販売するか決まるまで570/630は当分はカートでは販売しません。問い合わせをしていただいたお客様だけに販売します。

新規取扱い G5 ASDツール

asdG5山田からの連絡でディブなどのトップ選手も矢づくりするときに使用しているG5のASD(Arrow Squaring Device)ツールの取り扱いを開始しました。その機能はカッター(ヤスリ)とシャフトを正確に直角で当たるようにし、カット面が正確に直角になるようにする工具です。

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asdG503使い方は簡単でシャフトを載せて回すだけです。片面がアルミシャフト用で、もう片面がアルミカーボンシャフト用です。

IMG_20141219_153010この部分のねじを外してカッターの向きを変更します。

asdG504レオ・ワイルド選手も使用しています。

本当にシャフトを載せて回すだけですが、詳しい使い方はこの動画で確認できると思います。リカーブの低ポンドではここまでする必要はないようにも思いますが、高ポンドを短距離で使用するときは、できるだけ直角に加工しないとシャフトが破損しやすくなります。本日より取り扱いします。

SFの新型リムでウィン&ウィンがフォーミュラータイプのリムの生産を開始

branche-velocity-f-typeSFアーチェリーがハンドルに続き、新型のリムを発表。SFアーチェリーはフランスのセバスチャンとウィンが協力して開発しているのですが、なんと、2015年からウィン&ウィンもフォーミュラータイプのリムの生産を開始するようです。MKコリアはもともと製造しているので、韓国の2大メーカーともフォーミュラーの製造を開始することになります。個人的にはウィンの中国の工場か韓国の工場かどっちで作るのかが気になるところです。
SF_velocity_Limb新型のリムでは他のフォーミュラータイプのリムと違い、ダンパーの取り付け位置がデタントピンとU字の中央ではなく、デタントピンの裏側に設置されていることです。

ホイットフォーミュラーリムの問題点
位置をずらしてよりグリップから離すことで、アッパー/ロワーのモーメントを大きくできます。また、既知のフォーミュラーリムの問題点であるリムとブッシングの間の隙間によって発生する不良も回避できます。面白いアイデアです。

velocity_F_limblimb_sheet写真上が新しいリムの構造で、下はこれまでの最上位モデルのアルティメイトプロリムの構造です。グラスファイバー層がカーボンファイバーに変更され、UDグラスファイバーがナノコンポジット/ナノフォームコアに変更されています。
W&W_EX_POWER1これらの変更が行われた結果、ベロシティFリムの構造はかなりINNO EX POWERリム(写真上)に近いものになっています。使用している素材は同じでラミネートするときの順番だけ変更されています。順番を変えただけで劇的にリムが変わることはないので、このリムの個性もINNO EX POWERに近いものになると予測されます。

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velocity_pro_limbもちろん、フォーミュラータイプのリムだけではなく、既存のSFのハンドルに装着できるILF(HDS/GP)リム、ベロシティプロリムも発表されています。こちらは、既存のリムを進化させたものというよりも、新しい設計です。記憶が正しければ、長い間、ウィンはリムのコアにシンタクチックフォーム(syntactic foam)を使っていないはずです。この素材はホイットが長い間研究、リムに使用してきた素材で、最近ではF7リムやクアトロリムにも使用されています。今回、ウィンがフォーミュラータイプのリムの製造を開始したこともびっくりですが、近年使い続けているナノフォームではなく、シンタクチックフォームをリムに採用したこともかなり意外でした。

ウィンがシンタクチックフォームを使って設計したリム。ちょっとどんな感じになるのか想像できないので、このリムに関して、入荷してから記事にします。担当者に確認したところ、今年は旧正月(毎年日にちが異なり、2015年は2月19日)が遅く、うまく行けば1月の終わり、うまく行かないと春くらいになるようです。SFアーチェリーの2015年はかなり面白くなりそうです。楽しみです。

…ベロシティ(velocity)、ベラシティ(veracity)…いつか間違えそうです。

カーボンローズに新色追加です。

carbon_roseお客様からの問い合わせで思い出しました。お知らせするのをすっかり忘れていました。紫が特徴的なボウテックのカーボンローズにカムも黒のブラックアウトカラーが追加されました。

carbon_rose_color従来のカムが紫のモデルはブラックオプスです。お知らせが遅れ申し訳ございません。

SFアーチェリーが2015年モデルの ベロシティ(Velocity)カーボンハンドルを発表

SF_velocity_riserSFアーチェリーが2015年モデルのベロシティ(Velocity)カーボンハンドルを発表しました。以前に書いたWIAWIS Nano MAXハンドルも、現行のINNO MAXハンドルと同じデザインでしたが、今回のこのベロシティ(Velocity)ハンドルも、2013年まで製造していたアルティメイトハンドルとほぼ同じデザインを採用しています。

流れとしては2009年のSFプロカーボン、2011年のアルティメイト、そして、2015年モデルのベロシティで全体を通してほぼ同じ設計です。ちなみに、鍛造アルミモデルのForgedもほぼ同じでサインで現在3代目です*。

*Forged → Pro Forged → Forged plus

発表されたのはカタログ写真のみで、詳細と価格と納期の連絡を待っているところです。

【更新】低価格ハイスピードカメラのプレオーダー開始

high_speed_camera2015以前記事で取り上げた低価格のハイスピードカメラプロジェクトの進捗が更新され、いよいよプレオーダーが始まりました。順調に開発は進行しているようで安心しました。このままいけば、来年の2-3月には今までにない高解像のスロー映像を提供できると思います。楽しみです。

MKコリア ベラシティ(Veracity)リム テストしました。

IMG_20141216_131355バンコクのワールドカップが終わり、やっとスタッフとMKコリアのベラシティ(Veracity)リムのテストをすることができました。

まずは重さから。軽いほど低いポンドでも矢速を得ることができるのですが、WAのルールが変わり、90mを射つことが必要なくなってきたので、今後リムに矢速を求める人は減ってくるかもしれません。実際、ルール変更後に発売されたクアトロリムは決して速いリムではありません(関連記事)。

(すべて M42ボトム)
ベラリム 2007年 183g
INNO EX POWERリム 2010年 180g
ベラシティリム 2014年 173g

MK_archery_vera_veracity(1)MK_archery_vera_veracity(2)
173gという値は現行のものの中でもかなり軽いです。ベラリムと比べて10g、上下で20g(308gr)軽いなった理由で一番大きいのては、リムのフォルムがかなり細くなったためです。見た目でも細くなったことがわかります。

MK_archery_vera_veracity(8)

MK_archery_vera_veracity(9)

MK_archery_vera_veracity(10)リム全体で測定するポイントはいくつかありますが、ここでは、引いたときにしなる部分としならない部分の境目あたりを測定して比較しました。ベラでは41.5mmだった幅は、38.7mmに変更されていて、7%程度細くなっています。厚みもいくつかの部分で測定しましたが、厚みに関しては変化といえるほどの変化はないです。リムの幅がこれほど大きく設計変更されるということは経験上あまりないことです。面白いポイントです。その結果のリムの引きですが、ベラと比べてよりスムーズに少し柔らかい感じになっています。

MK_archery_vera_veracity(3)リムのチップの形状は他のメーカー同様小型化(左がベラ、右がベラシティ)。

MK_archery_vera_veracity(7)リムのカーブのついては多少のカーブが緩やかになっているイメージはありますが、緩くなりましたと声を大にしていうほどの変化はないです。

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3本入荷し、現在はM38とM40の在庫があります(M42はテストで使用しました)。受注生産で入荷までは2か月程度かかりますが、今後、生産量を増やして納期が早まるという話はあります(確定ではないですが)。8月発表で予定通りに10月に入荷。12月初めに行われたワールドカップ・バンコクでは、韓国選手の多くが使用し、リカーブ男子決勝では、ベラシティを使用している選手同士の対戦となりました。面白いのはどっちもILF(グランプリ)タイプのリムではなく、ホイットのフォーミュラーハンドルに、フォーミュラータイプのベラシティリムを合わせているのが印象的でした。どっちも見れば見るほど、2014年のセッティングという感じです。

今のところ生産数は多くないものの、品質が確かなのがMKコリアの売りです。このまま実績をさらに積み重ねれば、来年に向けて生産量はさらに増えていくでしょうから、2015年も現在の品質のレベルを保ったまま生産を拡大し、納期をより縮められるかに注目したいと思っています。

ジェーク選手のプロディジーハンドルのレビュー

20141215191430ジェーク選手がプロディジーハンドルの新しい機能のレビューを公開しました。ジェシー選手同様基本的なチューニングについての話で、より高度なチューニングについては、彼らが製作するアプリを参照してください

以下、要約です。ただし、赤字の部分は自分の意見です。ジェークの意見ではありません。

20141215_191530まずは、プランジャーの高さを調整するシステム。1/8インチ(約3mm)差で3つのポジションで調整できます。ミドルはフォーミュラRXなどのスタンダードなホイットハンドルで採用されている位置。ハイはフォーミュラHPX/フォーミュラION-Xなどのリフレックスハンドルで採用されている位置。ローはスタンダードよりも1/8インチ低い位置の3つです。好みで試してみてください。

20141215191622プロディジーハンドルのチューニング機構を分解したところ。かなり多くのパーツから構成されています。工場出荷でリムをねじる機構の部分には2つずつワッシャーが入っていますが、ジェークはすべてのワッシャーを外して使用するようです。外したものはなくさないように。

20141215191724センターショットの調整では、まずはいつも通りのセンター調整を行ってから、リムをねじる調整という順番でやります。ジェークのセンター調整のやり方は日本でも一般的な方法と同じです。センターの真ん中、上リムの中央、下リムの中央に弦を通します。上の写真では下リムがセンターの位置になく調整が必要です。

2014121192129前後しますが、動画の最後でスタビライザーがまっすぐであることを確認してくださいという注意が入っています。センターがまがっていたら正しく調整できません。もう一つの可能性としてセンターブッシングがまがっている可能がありますが、ジェークは数百のハンドルをチューニングしてきて、ブッシングがまがっていたの1つだけだったので、あんまり神経質になることもないでしょう。

20141215192110リムがねじれているかの確認はハンドルの上部を持って弦を引いて、弦溝にまっすぐ入るかで確認。

IMG_20141215_203943(↑参考資料。リムがハンドルの接する部分のクリアコート)

プロディジーのリムをねじる機構ですが、あくまでもリムはストレートであるべきです。ただ、リムを塗装するとき、全面に均等にクリアコートが吹き付けられない場合があり、リムはまっすぐだけれども、クリアコートの厚みがリムの左右で異なるときに、そのクリアコートの厚みの差によってリムがまっすぐハンドルに装着されない場合があり、この機構はその修正を行うためには最適のものである。
(9:30あたりで説明しています)

コメント欄
動画で説明していても、動画を見ていない人から動画にコメント(メーカーはストレートなリム作れよな的な)が入って、再度ジェークがコメント欄で説明しています。

ジェークの説明はもっともですが、このシステムが発表されたときには「プロディジーは捻じれたリムでもセンターが出る機構を搭載」という記事を書きました。これは自分がジェークとは違う意見を持っているということではありません。ワッシャー1枚は0.005インチ(0.127mm)です。もし、このシステムにワッシャーが1枚しかないのであれば、クリアコートの厚みの問題を解消するためのものに疑いようはありませんが、このシステムには4枚ものワッシャーが装着されています。その計は0.5mmで、断言できますが、クリアコートの塗装時の厚みの違いの解消に0.5mmもリムをねじる必要は絶対にありません。

勘違いされやすいところなので、勘違いされないように最初の記事の時にも書きましたが、自分は別にこのシステムに批判的なわけではありません。このシステムによってねじれたリムでも使用できるようになります。これを悪用する人間(ねじれたリムを売る)が現れるかか問題であり、このシステムは有用なものです。使う側の倫理の問題です。ジェークのように性善説に立って考えればこの機構は素晴らしいものです。

20141215192207以上、ジェークのブロディジーのレビューでした。