Xs-Wingsの新色、金と白が入荷しました。

wa世界選手権リカーブ団体優勝世界選手権ではいくつかのチームが先行して使用していましたが(写真はリカーブ女子団体優勝のロシアチーム)Xs-Wingsの新色、金と白が入荷しました。どちらも見本としてのテスト入荷で1パックずつですが、夏季休暇明けには、もう一つの銀色含め、3色とも十分な数在庫できる予定です。

DSC_1202DSC_1203アメリカチームが行ったテストでは、風の中でもっともグルーピングをしたのがこのベインだそうです。

これでXs-Wingsは9色での展開となります。去年の9月に4色(実際4色しかなかった)で取扱いを始め、1年経たない間に多くのアーチャーに愛用され、ラインナップも増えてきました。今後のますますの成長に期待です。

グリッパー(Gripper)のAAE向けシングルバーが入荷しました。

11823041_1052729084738345_5252187480429578630_o2015年世界選手権で優勝したハンセン選手(コンパウンド男子)はじめ、ここ1年で一気にシェアを広めたGripperのバー(彼が使用しているのはオリジナル)。

DSC_1199多くのブランドに対応するため、グリッパーから新しくAAEバージョンが発売されました。

グリッパーAAEその1番の違いは、サイドロッド側に接続するコーンの直径で、オリジナルでは約20mmでビースティンガーやドインカーなどとの接続に合うようになっていますが、AAE版では約25mmと直径が大きく設計され、直径の大きいロッドに合うようになっています。また、調整用の目盛りがつけられていて、そのため若干(現状200円ほど)オリジナルよりも高いです。

本日より販売開始、シングルバーだけではなく、Vバーもありますが、こちらは現在生産中ということで、販売開始は9月を予定しています。

TruBall HBX

受注開始から1週間たらずでLサイズをわずかに残してその他サイズは完売という勢いをみせていますTruBAll/レオ・ワイルドシグネチャーモデル「HBX」

もうすでに手にされている方も多いと思いますが、これから購入検討されている方もぜひ知っておいてもらいたい事を説明します。

まずこのリリーサーはトリガータイプのようでそうではなく、トリガーレス(バックテンション)タイプのようでそうでもない全く新しいタイプのリリーサーです。
販売する便宜上「トリガータイプ」に分類していますが、別物と捉えてください。

このHBXは「ハイブリット5テクノロジー」と銘打ち、5通りのシューティングメソッド(撃ち方)を提唱しています。
これについてはコチラの記事をご参照ください。

このハイブリット5は細かく分けて5通りとなっていますが、よーく見ると(理解すると)1番目と3番目、4番目と5番目の方法がほぼ同じ手順である事がお分かり頂けるかと思います。
要は3通りに集約できるかと思います。

・親指をサムバーに乗せずにハンドル全体をガッツリ引く1番目と3番目。
・親指をサムバーにしっかり(力も)乗せて内向きの力方向に寄せてハンドルを引く4番目と5番目。
・親指をサムバーに乗せずに薬指をメインに力を掛けて引く2番目。

となります。後は図柄の矢印の本数で力加減のイメージを掴んで下さい。

ではシューティングメソッドが3通りであるとして、それ以上にとても大事な点についてです。

それは、ドローイング時についてです。
このリリーサーはハンドル上下がパックリ分かれる事で先端部分が開き、フックが倒れてリリースする仕組みになっています。
そのため、もしドローイング中にパックリ分かれてしまう様な事があればたちまち簡単に暴発を起こしてしまいます。
これはとても危険です。
このリリーサーにはいわゆる暴発防止安全装置なるモノがありません。(ついていません)

お客様からのとある質問で、「サムバー(ポスト)部分は可動するのですか?安全レバー的なモノですか?」
とありましたが、この箇所は親指をしっかり乗せて安全にドローイングする為の部分で、ガッチリ固定されています。
せめて、サムバーのレイアウトを好みのポジションに変更できるようになっているだけです。

このHBXを安全に引く為にはリリーサーハンドルに掛ける指の力の入れ具合が全てを決定します。
これを正しく理解していないと暴発となってしまいます。
下の写真、オレンジ丸で囲んだ部分に力が加わるとパックリ割れて作動します。
20150803_150807-1
ましてサムバーにも親指荷重がしっかり乗っているとさらに作動しやすくなります。

安全に引く為には親指・人差し指にしっかり力をのせ、そして中指は上の写真赤矢印で示した方向に寄せるような力加減でドローイングをおこないます。
薬指には絶対に荷重してはいけません。

そして購入後手にされたらいきなりの実射を行っては絶対ダメです。
まず初めはヒモ(引き尺程度の長さに作ったヒモの輪)を使ってドローイング練習を必ず行って下さい。
その練習過程で中指~薬指のテンションの掛け具合、そして親指荷重の関与や人差し指の荷重、抜重を体得してください。
「ここまで荷重すれば発射(暴発)する」「ここまでなら大丈夫」をしっかり理解してください。

ただ、ひとたびこのハードルを越えると、このHBXが本当によくできたリリーサーだと感じてもらえるはずです。

次にリリースタイミングの調整です。
まず下の写真をご覧ください。
20150803_150746

そして以下の表もご覧ください。
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青色で示された「チャート1」
黄色で示された「チャート2」
赤色で示された「チャート3」

HBXはリリースするときにハンドル上下がパックリと分かれて作動しますが、このパックリと分かれる時の硬さ(抵抗感)を3段階で選べます。
工場出荷状態では15ポンドの硬さのバネが内蔵されています。
そしてもう一つ、4ポンドの硬さのバネが付属しています。
このバネのある・なしで3通りの硬さにセットできます。

15ポンドのバネ内蔵状態がチャート1(最も遅い)
4ポンドのバネ内臓状態がチャート2(中くらい)
そしてバネを内蔵しない状態がチャート3(最も早い)
となります。

バネの交換は「B」のネジを取って中のバネを交換、もしくは「無し」にしてください。
注意点は締めこみすぎない事。そして一方でネジをゆるんだ状態でそのままにしない事。
ネジを中途半端なところでとめてもバネのテンションに変化はありません。
締めすぎない程度に最後まで締めてください。

工場出荷時は「ファクトリーセッティング」と書かれた(一番締めこんだところから)2と1/2回転緩めた位置に「A」のイモネジがセットされています。
*「A」のイモネジを回す前に「C」のネジを緩めておいてください。調整後は締めてくださいね。

このイモネジ「A」はクリッカー音のありなし、また、そのそれぞれのエリアの中での発射タイミングの早い・遅いを制御します。

そしてこのイモネジ「A」は一番締めこむとハンドルがパックリと分かれなくなり、リリースできない状態になります。
上の表には「0」の所に英語で「リリース ウィル ノット ファイヤー」と縦に書かれています。
これはいわゆるキャントファイヤー的な感じになるのですが「一番締めこむとリリースしないでしょう」となっているのであって、「リリースしません」とは言っていません。
つまり、ここでお願いしたいのは、この状態を利用して素引き等は行わないでください、と言う事です。

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このリリーサーは本当によくできたリリーサーです。
それだけにとてもとてもとても精密に作られています。それぞれの部品はミリ単位以下の精度で作られています。
なるべく水気や砂やゴミなどの侵入、ホコリを呼び込む原因となる油の注し過ぎなどないように扱って下さい。

超剛性ロッド(Ultra Hi-Mod) ドインカー HEROが入荷しました。

doinker_hero_スタビライザードインカーが昨年に発表したHERO(ヒーロー)スタビライザーの生産がついに始まり、先日届きました。

DSC_1193先日の世界選手権ではスコアミスで予選落ちしてしまいましたが、レオ・ワイルド選手が昨年から使用していて、このスタビライザーで世界記録も更新しました。上の写真はビースティンガーのものとの比較です。

DSC_1195先月入荷したFUSEのカーボンXスリムと同じ細いロッドに非常の剛性のある素材を使用する事で、風の影響を減らしつつ、振動を短時間で吸収することを目指しています。

FUSEのカーボンXスリムは16.0mmでしたが、HEROではより細い14.5mmになっています。現在の販売されている競技用のロッドの中では最も細いと思います。最大の売り、ドインカーによればいまだかつてアーチェリーでは使われたことのないレベルのウルトラハイモジュラスカーボンを使用して組だてられているそうです。

そのために

すごい値段になっています。弊社では在庫しての販売はしないことにしました(テスト用に少し入荷はしています)。予約販売とさせていただきます。

センターロッド 61,800円 - 27/30/33インチ
サイドロッド 31,800円 – 10/12/15インチ

卸価格があまりにも高く、上記の価格になってしまいました。スタビライザー一本でハンドル・リムが買えてしまいます。

DSC_1197ウェイトとダンパー、別途Aボムが1つ付属します。ダンパーに接続されているロッド側のウェイトは取り外しができません。なので、ロッド単体の重さをはかることはできませんが、ウェイトの重さは4オンスだと思われるので、ロッドの重さは154g(30インチ)ほどになります。

テストした感じですが、間違いなくほかのロッドでは感じることのできない感覚です。性能は非常に高く、細く、ストレートで、剛性が高いので、このロッドが合わないという人はいないのではないかと思います。多くのアーチャーが納得いくスタビライザーです。ただ、通常のスタビライザーが高性能のものでも2万円前後という中、その3倍の値段を出しても手に入れるべきかと言われたら、難しいところです。コストパフォーマンスには欠けるが、値段に目をつぶれば非常に完成度の高い商品だというのが自分の評価です。

去年の記事では、今までにない素材を使うとなると3万円は超えるなんて書きましたが、6万円を超える値段になるとは想像もできませんでした…すごい世界になってきましたね。

TRUの新型HBXリリーサー入荷しました。

DSC_1192HBXリリーサーが入荷しました。少しテストした感じでは、リリースのテンションを調整できるバックテンションリリーサー(通常はトラベル=スピードしか調節できない)という感じでした。

メーカー側では5つのやり方でリリースできるというアピールをしています。

HBX_TRU_method_1
1.Steadily increase pressure(バックテンションをかけていく) = レオ・ワイルド選手が使用している方法で、親指をハンドルから離した状態で、ハンドルにテンションをかけながらもっともテンションをかけている指を人差し指から中指・薬指側に移動させてリリースする方法。

HBX_TRU_method_22.Transfer tension(回転させる) = 中指・薬指でテンションをかけ、人差し指のテンションを緩める。リリーサーを回転させてリリースするやり方。

HBX_TRU_method_33.Tension Only(引っ張る) = リリーサーをただ後ろに引っ張るだけ。ただし、このリリースのやり方をするためには、トゥルー・テンションリリー­サーのように細かいテンションの調整が必要ではないかと思われます。

*STANのElementの紹介

HBX_TRU_method_44.Thumb Activation(トリガーリリース) = トリガーポストに親指をかけ(ただしこのパーツ自体はトリガーとしては機能しない)、中指と薬指にしっかりとテンションをかけながら、人差し指のテンションを緩めていく。一般的にトリガーリリーサーでバックテンションを使いやすくするためのやり方といわれている方法。

HBX_TRU_method_55.Ring finger Trigger(2点から絞る) = 親指と薬指を2点として意識しながら、絞っていく(引きながら近づけていく)感じでリリースする方法。

以上の5つの方法です。

本日より出荷を開始します。お試しください。チューニング方法のマニュアルは作成中です。週末の公開予定です。

【大久保店からのお知らせ】8月から営業時間が変わります。

毎度JPアーチェリー大久保店をご利用くださりまことにありがとうございます。

8月1日(土)より、大久保店の営業時間が変わります。

開店時間が1時間早くなり、午前11時から開店致します

*閉店時間は変わらず20時です。
*定休日は木曜・金曜(日・祝は営業)

ますます便利になる大久保店、皆さまのご来店心よりお待ち致しております。

 

大久保店スタッフ一同

 

【布教活動】札幌・The Bow bar 行ってきました。

IMG_20150619_235612飲み屋でのお話。

6月の全日社会人ターゲットで札幌に行ってきましたが、事前に面白そうな飲み屋がないか調べていると「The Bow bar」というお店を発見!アーチャーとしてこれは行かなければいけないということで、ジンギスカンを食べてから訪問しました。

11536062_10207333155389739_2848751804445995676_nお店はとても素敵な感じで、シガーにお酒はジントニック、古いムートンのフィーヌ、そして、最後に頂いた80年代瓶詰めのロマーノ・レヴィ(ニガヨモギ)は完璧な味わいでした。

921365_574108309291143_1706422414_oさて、夜も更け、オーナーバーテンダーさんとの話はアーチェリーに。上記の写真が店内に飾られていた弓と矢のエンブレム。デザイン自体は友人に任せたということだったので、この弓は何だろうかという話題に。

まず、一見してわたることはリムの上下の長さが同じ。和弓やローマの弓は上のリムが長いので却下。もう一つは、リムがリカーブしていること。これでリカーブしていないイングリッシュロングボウやアメリカンネイティブ(インディアン)の弓も候補から外れます。

残る候補はトルコ弓、モンゴル弓か中国弓ということになります。ここから専門的な話になるので、うまく説明できたかわかりませんが、一つ注文すべき点はハンドルがストレートであること。中国弓は地上で使用されることが多かったために、リフレックス設計でブレースハイトを低く設定してパワーストロークを長くとるものが多いので候補から外すと、残るはモンゴルとトルコだけになります。モンゴルもトルコも弓自体の設計でもお互いに影響を受ける存在でしたが、この理由は双方ともに騎兵隊が弓を使用する事が多かったために、馬上からの射で安定性を得るためにハンドルがストレート、または、デフレックスで作られていたことです。

さて、そのどちらが正しいかとなると悩ましいところですが、その判断ポイントは長さです。同じような設計でも、トルコ弓が世界最強と呼ばれているのは、その短さで、多くは30-35インチほどだったとされています。対して、モンゴル弓はもう少し長く、40-50インチ以上程度のものでした。しかし、エンブレムに登場している獅子は…ライオンだとしても、その大きさは3mほどになってしまい、そのような弓は存在しません。ということで、今回は獅子ではなく、対となる矢の長さをスケールとすると、30-35インチのトルコ弓が最も近いものになるかと思われます。

次に矢ですが、これはどう見ても一つの素材から出来上がっているものには見えません。若干装飾すら施されている後半部分と鋭く滑らかな矢の先端部分から構成されています。これをクラシックな矢(カーボンやアルミではなくてウッド製)として考えると、これは一つの木からできているセルフシャフトではなく、2つの木から出来上がっているフッテッドシャフトになります。スティールと呼ばれる中央から後半部分は湿度に強く木目がまっすぐで軽い素材が選ばれますが、獲物に当たる先端部分(ヘッド)は、威力を高めるために手に入る材料の中で最も硬い木材が選ばれます。

この二つの素材を三角ハギによって接合し、矢が完成します。

ということで、こちらのバーの弓はトルコ弓、矢はフッテッドアローというのが私の推測です。

小一時間アーチェリーネタで盛り上がりましたでしょうか。札幌でアーチェリーの布教してきました♪

ちなみにこちらのお店が”Bow”なのはアーチェリーとは関係なく、オーナーバテンダーさんの名前に”矢”の文字が入っているからそうです。

スペシャリティー・ピープアライナーが入荷

「ピープが正面に向かない」と言ったお悩みの相談を過去何度か頂いて来ましたが、原因はストリングの経年伸びや、かかるテンションのバラつきで向きが変る為、Dループの向き調整やストリングのペグを適宜かけ替えたりと言った解消法を提案してきました。
ただ、それでも解消しないといったお声もあるのは事実でしたので、今回このような補助部品を仕入れてみました。
「スペシャリティー・ピープアライナー」
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一般的なアライナーはピープ本体と一体型になっていて、穴のサイズが小さくても1/8インチや3/16インチ、1/4インチなど穴径が4~5ミリ以上あり、ハンティング向けサイズとなっていてターゲット向けでは無いので在庫はしていませんでした。

今回仕入れたのはスペシャリティーから販売されているピープアライナーです。
既にお持ちのピープに組み合わせて使用します。
*プロピープハウジング、ウルトラライトピープハウジング等の「スタンダードサイズ」用です。「1/4ラージサイズピープ」には使用できませんのでご注意ください。
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付属のシリコンチューブをケーブルに結び付けて装着します。
装着の際はピーンと張りすぎないように、最低限の張り具合で結んでください。

またこのアライナーはスペシャリティーの製品ですが、当店で販売中の「ジムフレッチャーTRUピープ」や「Glow Peep」にも使用できます

本体は樹脂製。重さはアライナー本体のみで13グレインです。

ピープを確実に正面へ向けてくれるメリットは大きいですが一方でピープ周りの重量増加によるストリングの返りスピードの若干の低下がデメリットとなります。
そこは了承のうえご使用くださいね。

「スペシャリティー・ピープアライナー」は店舗およびあちぇ屋CPにて販売中です。ヽ(^o^)丿

 

「特価品」として1点限りでアライナー本体のみの販売もしています。バルク品のため1点限りです。
ただ、シリコンチューブは付属していません。
内径1~2ミリ、長さ40センチ程度のシリコン(ゴムチューブ)をご自身でご用意ください。

ゴールドは本当のゴールドだった

アーチェリー的の歴史今週は台風ということだったので、射場での練習を減らして、筋トレを増やして、残りの時間は勉強に使いましたが、意外と天気のいい日々で若干の後悔です。

ターゲットアーチェリーでは的の真ん中は黄色ですが、よく”ゴールド”や”10金”と呼ばれていますよね。その理由について記事にしてみたいと思います。

現在のアーチェリーのルールの多くはイギリスに起源を持ち、そのルールがアメリカに伝わり、アメリカから戦前に日本にもたらされました。

アーチェリーがスポーツとして楽しまれ始めたのは16世紀ごろだと言われています。18世紀までは各クラブで距離・的・採点方法を独自に定めていました。しかし、スポーツとしてアーチェリーが拡大するにつれ、地域のクラブがナショナル選手権(全英選手権)をホストするときに、このローカルルールが問題となってきます。そこで、当時のイギリスのリージェント王子(のちにジョージ4世)が、スコアリング(的と得点帯)のスタンダードを制定するよう指示し、17世紀から存続するフィンズブリークラブのルールをベースとして、18世紀末には現在の形に近い、金・赤・銀(白)・黒・白というターゲット的のスタンダードが出来上がります。この配色はプリンスカラーと呼ばれています。

ちなみにその時には各射場の物理的な問題で射つ距離は統一されず、距離が統一されるのは19世紀(1844年のヨークミーティング)でした。

さて、現在の馴染みの的になるまでは、ご存知のように2つの変更がありました。一つは「アーチェリーの理論と実践」のまえがきも執筆したC.J.ロングマンによってなされた提案で、真ん中の金(ゴールド)は富の象徴として「プリンスカラー」の名に非常にふさわしいものでしたが、光り輝く金は想像の通り、天気のいい日には太陽を反射し、非常にエイミングしにくい的になってしまいます。

そこで彼は協会に、ゴールドという名前をのままとして、色を太陽を反射しないマットイエローにすることを提案し、19世紀末に承認されます。この時にほかにも追加されたのは黒のブルズアイ(Xマーク)と色の間に配置されたラインです。

もう一つの変化は個人の提案ではないので、自分が知る限りでは根拠となる確かに文献はないのですが、1870年代にイギリスのターゲットの配色がアメリカに伝わり、その後アメリカでアーチェリーが広まるとともに、白が2色では点数間違いをしやすいという理由で、当時インナーホワイトと呼ばれていた得点帯を薄い青とするようになり、それが一般化して広まったといわれています。

という流れで的は現在の色となりました。弓道も遠的の得点的ではアーチェリーと同じ配色を使うそうですが、その配色がアーチェリーをそのままパクったものなのか、和弓独自の歴史で定まったものなのかはわかりません。

本当にゴールドの的も射ってみたいですが、太陽の光がちょうどよく反射する時間帯だと…何ともならない感じになりそうです。

明日はロングマンさんに感謝しながら、マットイエローのゴールドを射ってきます。

では。