マイボウから新しい納品がありました。目玉商品はWaveハンドルですが、新しく発注したVIVAバッククイーバーも入荷してきましたので、まずは。バンコクのワールドカップで見かけたものです。
現在、イーストンのバッククイーバーを使用していますが、商品自体には満足しているものの、大きさが少し小さく、収納できるものが少ないことが不満だったので、試合会場で見た時にはこれだと思いました。
入荷して比較した結果…いいですね。現在のクイーバーの収納量に不満がある方にお勧めです。
ゴールドチップが2016年のラインナップを発表しました。まずは、新しいぎりぎり9.3mm規制対応の大口径シャフトです。9.3mmは0.366″ですが、これまでゴールドチップでは0.337″のSerise22しかありませんでした。新しく発売されるNine.3(9.3)は0.365″とぎりぎりまで太くしたシャフトです。
ワールドカップバンコクからディートン選手が採用し、先週行われた、アメリカ代表選考で選考に先行されました(世界室内選手権)。
非常に魅力的なシャフトだと思いますが、CXやイーストンのようなリカーブ向けシャフトも製造しているメーカーのインドアシャフトと違い、シャフトは硬めのワンスパイン(250)です。コンパウンドではパラドックスは大きくないので、インドアシャフトではスパインの一致よりも、硬いシャフト(パラドックスからの回復が早い)をベースに、リカーブでは考えられないような200grやそれ以上の重いポイントを装着してチューニングするという考えがあり、それに従った設計になっています。ちなみに、スパイン250というのは30インチの引き尺でも80ポンドないとスパインは合わないので、スパインを合わせてうちたい人がこのシャフトを選択することは事実上無理です。
日本での需要がどれだけあるのか予想できないので、まずは取り寄せでの扱いにする予定です。
次は、ゴールドチップ初の極細タイプのシャフト、Pierce(ピアース)です。価格的にはA/C/CとA/C/Gの間で、シャフトの精度はA/C/Gと同じで、内径も0.166″を採用。Gノックサイズで、精度も同じなので、ノックも共通で使用できると思われます。
このシャフトはかなり画期的なものですが…ターゲット競技でそれが生かせるかと言われると。まずは、このシャフトの革新的な特徴は極細シャフトであるのに、インサートを使用する事でフィールドポイント(スクリューインポイント)を装着できることです。フィールドポイントのスタンダードねじサイズは8/32で、その径は0.164″です。なので、基本的に0.166″径のシャフトにインサートを入れて装着することは物理的に不可能です。そのシャフトでは、インサートの外部にねじ装着部を設けることで装着を可能にしています。
ただ、この画期的な設計はスクリューインポイントでないと価値がありません。もちろん、通常のターゲットポイントも装着できますが、それではちょっと安いA/C/Gになってしまいます。特徴は他の極細シャフトと違い、ゴールドチップ特有のFACTシステムでポイントの装着後もポイントの重さを微調整できる点でしょうか。
400/500スパインに関しては在庫する予定です。250/300/340は取り寄せとして取扱いする予定です。
最後のシャフトはトラディショナルアーチャー向けのカーボンシャフトです。現在市場にある多くのトラディショナルシャフトはウッド調であるものの実質的にはカーボンシャフトです。このシャフトもそうですが、ただのウッド調デザインではなく、ウッドシャフトの中でも最も性能が高いとされているフッテッドシャフト(19世紀に考案されたCXのシャフトのように2つの素材を組み合わせて1つのシャフトにすることでデュアルスパインを実現したシャフト)のデザインパターンがプリントされていることです。かっこいい矢が完成すると思いますよ!
これで、イーストン、Victory、CX、Goldtipの2016年が全部で揃いましたね。フィールド向けに何か新規にエントリー向けのシャフトの取り扱いを考えていますが、悩ましいところです。
ついに発表されました! これ、面白いですよ! 非常に挑戦的な発想をもったベインです。
2016年に向けてボーニングが開発していたフィールド競技用の新型ベイン「エアベイン(Air Vane)」が発表されました。上の写真はワールドカップ・ファイナルでナノプロにこのベインの組み合わせで最終テストをしているドミニク選手(最終順位3位)です。
まず、ドミニク選手とボーニングから振り返ると、2014年に発売されたICEベインを共同で開発したコンビです。その後、ICEベインは多くの大会で結果を残しています。ICEベインの特徴は、ハンティング用のベインと同じ素材を使用したことによる高い耐久性と、背を低く設定した分、長さを長くした事による高い修正力・安定力です。これらを裏返すと、耐久性を持ったことによって重くなったことと、回転力が高いので長距離のシューティングに向かないことです。開発したシューターも同じコメントを残しています。
ICEベインはターゲット競技に非常にマッチしましたが、これをフィールド競技用に再設計したのがAIRベインです。求められるのはより長距離(60m)までのシューティングとより速いスピードです。
フィールドの世界のためのICEベインを再開発するとどうなるのか。この部分を今年の1年間ボーニングとICEベインの開発に携わったドミニク選手とセバスチャン選手がいろいろ形の試作品をテストしながら開発していました。ICEベインの特徴を生かしつつ、長距離での安定性と矢速を上げるために出た答えは…ベインを小さくすること(これは予想がつきます)とより角度をつけることでスパインを柔らかくすること。後者は面白い結論です。
ワールドカップファイナルでは、両者とてもにこのベインを使用し、3位と6位でした。その後、公表されたテストの結果では、このベインに変更したことで、セバスチャン選手はマッチするスパインが420番から470番になり、28インチシャフトで11grシャフトを軽くなり、FOCを同一にするのであれば、ポイントも軽く出来ます。自分の弓でのシミュレーションでは5fps矢速が向上し、2.5ポンドほどポンドアップした時と同じスピードの向上を得ることができます。

かなり面白い発想です。普通ベインを工夫して矢速を稼ごうというときには、性能を犠牲にしてても、ベインの重さを軽くする事で対応させますが、このベインでは逆により柔らかいシャフト(軽いシャフト)をマッチングさせることで矢速を稼いでくれます。ベインの素材はICEベインと同じです。長さは2インチ(50mm)に。高さはICEと同じ0.3インチ(7.62mm)。AAE MAX(0.33″)、FFP187(0.312″)、V-MAX187(0.32″)よりも低い設計のままです。重さはICEベインより30%ほど軽くなっています。メーカーではこれをICEよりも1度程度多く角度をつけて貼ることを推奨しています。
1月の入荷予定ですか。入荷後さっそくスパインを変えてテストしてみる予定です。楽しみです。ちなみに、”AIR”は空力をうまく利用するといった意味で、他のメーカーのように空気のように軽いといった意味ではありません。このベインは4.5grある、どちらというと重めのベインです。
VICTORYから新しいシャフトが2つが2016年モデルとして追加されることが発表されました。VAP-TKOは既存のVAPターゲットモデルと同じ0.166、RIP-XS も既存のRIPと同じ0.204サイズを採用し、既存の部品がそのまま使えます。
特徴は現在のラインナップとは違うカーボン編み方を採用したことで、より耐久性が向上しているとのことです。写真を見る限りでは、CXの大口径CXLなどで採用されているダイヤモンドウェブに似ているように感じます。出荷はもう少し先になりそうです。
VAP-TKOのほうがA/C/Gや、Nano SSTよりも安い価格で販売されれば、ちょっと面白いことになりそうな気がします。RIP-XSに採用されている0.204″は日本ではあまりみけませんが、ハンティングの世界では一般的なサイズで(これより細いとブロードヘッドインサートの装着が難しくなるので)ハンティング用シャフトでは最も細いサイズです。イーストンのハンティング用のXノックの大きさが0.204″(0.202″-0.205″)なので、イーストンのDeep Six SD/FMJ/AXISシャフト、GTのKINETIC、CXのメダリオン(弊社で扱っている1300-2000は特別に細く作られているのでこれは除く)などと同じサイズです。この上のサイズがGTのウルトラライトの0.246″になります。0.204″が日本で使用された経験はほぼない思いますので、どうなるか楽しみです。
10月末に新型のリカーブハンドルWaveを発表したMyboですが、今度は新しいコンパウンドボウ「Origin」を発表しました。ちなみに、Wakeは来週の中ごろに届きます。
エントリー向けラインナップがメインのリカーブと違い、本格的な競技用のコンパウンドボウでイギリス代表の現世界ランキング24位のアダム・レーベンスクロフト(Adam RAVENSCROFT)選手がさっそく使用を始めています。


アクセル間は35インチ、ブレースハイト7.75インチ、矢速は318fpsで、重さは4.5ポンド(2,040g)、希望小売価格は14.5万円です。バーティカルなリムに高いブレースハイトと、なかなかのクラシックなデザインのように見えます。
メイド・イン・UKのコンパウンドボウです。近いうちにイギリスのアーチェリー雑誌「Bow International」誌に詳細のレビューがのるはずですので、それを見てから取り扱いを判断したいと思います。
まずは、来週届くWaveですね。3万円台前半の価格帯のハンドルがあまり市場にないので期待しています。
本日、東京工業大学・総合理工学研究科でのアーチェリー機械学習に関する研究に川津、坂本とともに参加しました。
これは何かを実証するために、分析するための試みではなく、機械学習というものをアーチェリーに応用できるのかという研究で、簡単に言うと、これまでのようにアーチャーのデータを取得してコーチや専門家が分析するのではなく、人工知能に分析させることが可能なのかという研究です。


加速度センサとモーションキャプチャ、フォースプレートの3つのデータと、その時の点数や自己評価とコメントを約200本分記録し、今後これを分析するそうです。
すぐにアーチェリー業界にフィードバックできるような結果は出ないと思いますが、どんな結果となるのか楽しみです。

先日のスタンスの写真集に続き、今度はグリップの写真集をアップします。

その中でも興味深かったのは、LaNola Pritchard選手(561点 予選15位)のグリップの加工です。
同様の加工を同じアメリカチームのMackenzie-Brown選手(567点 予選13位)もしています。グリップの親指側にパテをもって、親指の位置を下げています。なかなかユニークな加工です。
カーボンエクスプレス(Carbon Express)が2016年ラインを発表しました。現行のターゲットラインに変更はなく、弊社で取り扱っているメダリオンXRのロゴの変更だけです。多くのメーカーがやっていることですが、ロゴをカラフルにすることで、XRシャフトであることをよりわかりやすくするというマーケティング戦略的なものだと思います。性能に変化はないので、特に区別することく販売します。
もう一つはハンティングの世界で大成功したMaxima BLU Red Zoneをターゲット用として精度を向上させたRZ Selectです。コンパウンド競技が50mwになってから多くの競技大会で結果を出しているGold Tipのウルトラライトとほぼ同じ0.286″(7.3mm-500)のシャフトで、重さもほぼ同じは6.6gr(ウルトラライトは6.3gr-500)。
違いは大口径シャフトで初めてバレルシャフトと同じように矢飛びを安定させる効果を持つデュアルスパインシャフトとして設計されていることで、ポイント側とノック側が硬く、シャフトの中央部分が柔らかく製造されています。このシャフトでどれだけ射つ機会があるかは微妙ですが、メーカー側の実験では、既存の大口径シャフトに比べて、100ヤード先(92m)でのグルーピングが大きく違うそうです。
X10/ACEの真直度は0.0015″ですが、本来のハンティング用に用意されたBlu RZが0.0025″であるのに対して、Ble RZ Selectでは真直度が0.0010″以内で用意されます。イーストンで同じ精度を実現しているのはX7だけです。
新しいXRシャフトは現在通関中の荷物ですぐに入荷します。新しいBlu RZ Selectは来年の2月くらいになる予定です。