ホイットの2015年モデル、ポディウムXエリートの受注開始します。

ポディウムX_37本日よりホイットの2015年モデル、ポディウムXエリートの受注開始します。4モデルとも148,800円に設定しました。今年からフュージョンカラーがなくなったので、どの色でも価格は同じです。
ポディウムXエリート
2015年ホイットカラーオプション1
2015年ホイットカラーオプション2上記の12色から選択できます。納期は色によって異なるようですが、3週間-6週間を見込んでいます。一番早い納品は10月末発送され、11月の初めに到着予定です。

ポディウムグリップ1
ポディウムグリップ2
ポディウムグリップ3新しいグリップシステムですが、初期設定は0度モジュールで18度、そこから20度、22度、24度が設定できます。サイドから2つのねじで固定します。

スパイラルプロカム
新しいスパイラムプロカム。モジュール交換だけで引き尺を調整できます。

ホイット2015コンパウンドスペック
2015年のホイットコンパウンドのスペック表です。

【オンラインショップ】 ホイット ポディウムX エリート シリーズ

ホイット 2015年 カタログ
https://archery.co.jp/catalog/Hoyt_catalog_2015.pdf

「VertaTune」システムはファインチューニングシステムではない

Vertatune_catalog昨日チューニングシステムとしてのVertaTuneシステムについての評価を書きました。ホイットがカタログがこれをチューニングシステムとして宣伝していたからなのですが、自分はチューニングシステムとしては批判的です。上の写真はカタログでの宣伝文句。

Vertatune
そのことに関して、本日、技術的な説明が届きましたが、これを読むと、カタログと違ってこれを「チューニングシステム」としては捉えておらず、昨日の有用性の可能性の一つとして書いたインドアセッティングからアウトドアセッティングへの変更を素早くできること、及び、レスト周りで故障が起きた時に、バックアップ用のレストへの交換を素早くできることが、このシステムの機能とされています。

おいおい…全然言ってること違うじゃん…カタログは宣伝部門が書いて、技術説明書は技術部門が書いたのかな。。。。この問題、宣伝部が話を「盛って」ファインチューニング機能として誤った文言をカタログに載せたという結論で、終わりとします。

ホイットの新しいチューニングシステム「VertaTune」システム

rest_button前記事でも書きましたが、この新しいホイットの「VertaTune」システム(レスト/プランジャーの高さを調節できるシステム)については、ちょっと否定的です。このシステムによって、どんな新しい可能性が手に入るのかあまりに明確ではないと思います。

今日、自分が個人的に信頼している(私信で返信してくれているので名前を控えます)何名かのベテランアーチェリー、ベテランコーチに連絡を取り、この問題について話し合いをしました。みなさん、この十年以内に世界大会に出場している現在の技術にも詳しい方です。

簡単に言うと、微妙な意見が多いです。ただし、このシステムの意味は理解できました。

ざっくり言えば、このシステムは弓の全体の長さの中において、矢が発射される場所を調整します。このシステムによって達成される同様の調整はおおよそすべてティラーのバランスでも調整できます。ただし、ティラーのバランスを調整することは矢の飛び出し、及びノックトラベルだけではなく、その後のリムの振動にも影響を与えますが、この「VertaTune」は、そこから独立して、調整することができます。

ティラー調整による矢の飛び出しのチューニングをする → 付随してノックトラベルと発射後のリムのばたつきにも影響を与える

VertaTuneによる矢の飛び出しのチューニングをする → ノックトラベルと発射後のリムのばたつきにほぼ影響を与えない

ここまで書くと、ティラーにかわる新しいチューニング方法のように思えますが、しかし、このアイデアがこれまで試みられても成功しなかったのは、矢がマウントされている位置をグリップから離すことはグルーピングに明らかに悪影響を与えることが多くの実験で実証されているからです。この部分を考量すれば、

ティラー調整による矢の飛び出しのチューニングをする

付随してノックトラベルと発射後のリムのばたつきにも影響を与える、またグルーピングにも影響与えるが、グルーピングを良くするかはバランスによって決定される。

VertaTuneによる矢の飛び出しのチューニングをする

ノックトラベルと発射後のリムのばたつきにほぼ影響を与えないが、矢のマウント位置を高くすればグルーピングが悪化し、下げれば改善される。

となります。最終的にアーチャーに求められるトレードオフの中に「グルーピングが悪化する」というものがあったときに、それを選択するアーチャーがいるのかという話になるのではないでしょうか。ハイトでは、安定性と矢速のトレードオフですので、高いが好きと言う人もいれば、低いのが好きと言う人もいますが、グルーピングと何かをトレードオフにしなければいけないときに、それを選択する人がいるのでしょうか。

と、ここまでアウトドアターゲットにおける一般論です。このために、結局私としては個人的にVertaTuneというシステムに否定的です。ただ、ロウで使用すればよいだけなので、使わなければ悪いシステムではないでしょう。

ただ、話の中でアウトドアターゲットではなく、インドアでX23/X7などを使用したシューティングにおいては、このチューニングが価値を発揮するシーンが存在するのではないかと意見があります。これに関しては、実物を見てから再度判断したいと思います。

また、ティラーチューニングよりも簡単に行える可能性があります。これによって、ティラーチューニングの必要性を理解していても、手間だから避けていた人が、簡単に行えるようになったことで、調整する気が起きれば、そのような方にとっても非常に良い機構でしょう。

イーストン2015の新しいスタビライザー、テスト中

10374518_583107828467466_4144632241662259715_n韓国のトップアーチャーの一人のJin Hyek Oh選手がイーストンの新しいスタビライザーシステムのテストを行っている模様。

この何年間かウィン&ウィンに負けっぱなしだったリム・スタビライザーですが、2014年のクアトロリムでリムの優位性を挽回し、このあたらしいスタビライザーで、現在圧倒的なシェアを持つHMC+スタビライザーシステムに挑むのでしょうか。ストレートではなくテーパードロッドのようです。

【ひと休み】ちょっと古い話も、お酒だけど

西洋酒醸造編7時に家に戻り休憩し、先ほど14時ごろに出社しました。これから情報をまとめて、販売に向けて正しい理解をしなくてはいけないので…メーカーの宣伝文句をうのみにしても仕方ないのですが、やはり、一晩寝てもホイットの新しいレスト・プランジャーチューニングシステムの優位性、必要性を理論として理解できないので、もう一度整理して質問してみます。

明確な理論的な裏付けがなければ、的側にある方プランジャーホールのように、結局は(ほとんど)使用されないシステムになるのではないでしょうか…現状ではそんな理解で、前にも記事にしましたが、フォーミュラー、TECブリッジ、リフレックスライザーなどいろいろ新しいことをやってみたものの、みんなGMXを愛用しちゃうようなことになっていますし

西洋酒醸造編1自分の場合、仕事で新情報にばっかり接していると体を古いものを欲してくるようで、ちょうど本日、先週見つけた古い、119年前の明治28年のカクテル(この時代は洋酒)の本を見つけました。非公開のはずのシャルトリューズのレシピがあったりして、かなりおもしろそうです。業務が終わったらこれを読むことを楽しみとして今日も一日頑張ります。

ではでは。

【ホイット2015その4】リカーブボウは…またもプロディジー!?

ホイットHOYT2015prodigyプロディジーさて、コンパウンドボウの発表が終わり、リカーブボウの発表が始まりました。

新しいハンドルが発表されましたが…プロディジー(Prodigy)!?昨日ボウテックが同じ名前の弓を発表したばかりで、ちょっと戸惑います。まぁ、リカーブとコンパウンドだから混ざりはしないという判断かもしれませんが、両方販売する業者としてはちょっとややこしいです。ホイットのプロディジーはテックなしの軽量ハンドル(1134g)で、プロディジーXLはテックありのハンドルです。どちらもフォーミュラータイプのハンドルです。

10679942_10152318493637735_3474044583322498916_oまず、センター調整機構が新しくなりました。マイクロチューンができるというのが売りみたいですが、まぁ、既にマイクロチューンできるメーカーはたくさんあるので、進化というよりは方針を変えてみたということでしょう。また、詳細は届いていませんが、ウィンと同じようにリムボルトがカラーボルトになっています。

10386986_10152318506752735_826006088613553395_oまた、新規にVeraTuneという機能が搭載され、3つのレスト/プランジャーポジションを調整可能で、6mmの幅の中で最適なチューニングができるといわれましたが、そもそも、このチューニングがどんな意味があるのかというのが、わかっていないので…この機能の真意に関しては確認中です。

1909234_10152318467342735_286177131579649008_o
1980231_468853909923967_3073017914280028516_oカタログのターゲットカラーオプションです。かなり大量に新色が登場しています。

2時からやっていて、もう7時…少し寝落ちする予定です。

【ホイット2015その3】ハイスピードカーボンハンドルボウ

HOYTホイットカーボンスパイダーZT_2015午後の部が始まったようです。最初の弓はカーボンスパイダーの後続モデルのカーボンスパイダーZT。

ホイットHOYT_TURBOカム350新しいケーブルガードが搭載され、また、ニトラムのターボ同様、カーボンスバイターZTのターボにも新しいターボカムが搭載され、こちらもスペックは350fps。

QTECHHOYTホイットカーボンスパイダーZT_2015
ハンドルのデザインはオリジナルのカーボンスパイダーと比べ、ほぼ同じです。また、話題になっているホイットのカーボンハンドルは中国製かという問題に対しては、今までのはカタログにはない「QTECH」の表記が加わっています。

ただ、現状配布されているデータでは画質が悪く、QTECHまでしか読み取れず、下に何と書いてあるかわからないので、印刷用の高画質のものを入手次第、再度記事にします。

【ホイット2015その2】アルミハンドルのハイスピードモデル・ニトラム(NITRUM)

ホイット2015_NITRUMアルミハンドルターゲットモデルに続き、アルミハンドルのハイスピードモデル・ニトラム(NITRUM)が発表されました。30インチ、34インチ、最速モデルのターボ。ニトラムターボ以外はZ5カムのままですが、ターボモデルでは新規開発のターボカムが搭載され、ホイットの弓では記憶が正しければ、初めて350fpsを達成しています。

ホイットの新しいケーブルガイド_ゼロトルクケーブルガイドターゲットの方にはCPRをコピーしたとしか言えないようなケーブルガードに搭載されましたが、ローラーガードでは新しい「ゼロトルクケーブルガード(Zero Torque Cable Guard System)」というものが搭載され、フレックス型のローラーガードで、デザインがかなり独特です。こういった独自の設計のものは入荷が楽しみです。

2015ホイットオフセットライザーデザインニトラム_オフセットライザー
他のエアショックス、ショックロッド、テックライトは昨年からあるもの、ニトラムでもう一つの新しい設計は、オフセットライザーデザイン。方向性としては、エリートのライザーケージと同じように非対称のケージ(檻)をライザーに設けることで、振動を減衰し、剛性を向上させます。オフセットライザーではよりその設計で強調されているので、効果もより高くなっているかもしれません。

ここまで発表され、ホイットの2015年ラインナップ発表会は昼休みに入ったそうです。

【正式発表】ホイット2015年のターゲットモデルはポディウムXシリーズ

ホイットHOYT_Podium-X_Elite Series深夜の1時過ぎから2015年モデルの発表が始まっています。逐次更新のようです。こちらは、2時に出社して情報の整理をしています。

ホイットHOYT_Podium-X_Elite Series_ハンドル_イメージ写真まず、最初に発表されたのは新しいターゲットモデルコンパウンドボウのポディウムX(Podium-X)シリーズです。ショートモデル(37)とロングモデル(40)があり、かつ、カムも2種類から選択できるので、全部で4種類です。

HOYT_SpiralX_CAM_Pro
まず、新しいシステムとして特徴的なのは、スパイラルXカムを進化させた、スパイラル・プロ(Spiral Pro)カムです。スパイラルXカムと同様の特徴を持ちながら、ドローレングスをモジュール交換によって実現した最新のカムで、シングル(1440ラウンド)から50mのみになり、低ポンド、低レットオフと言う選択をする選手が増えている実情に非常にマッチしたカムだと思います。入荷が楽しみです。

ホイットHOYT_Podium-X_Elite Seriesに搭載されるケーブルガイド残る新システムはどれも新しいものではなく、まず、2011年、3年前にドイツで開発されたアークテックのCPRシステムを…そのままぱっくたのではないかとさえ思える…少なくともこの写真からは進歩を見つけることができない新しいケーブルガードです。

ホイットHOYT_Podium-X_Elite Seriesに搭載されるグリップシステムそして、アメリカ国内のプロコーチにずっとホイットのグリップは低い低いと言われていたのを、グリップの角度をモジュール交換で高く設定することができるようにしたモジュラーグリップシステムです。スタンダード、+2度、+4度、+6度が選択でき、プラス4度かプラス6度でライアルズ氏の推薦する22度になるようです。

ホイットHOYT_Podium-X_Elite Series_赤ハンドル
HOYT_2015年コンパウンドボウカラーオプションで、前にコメントでも書きましたが、新色が出ます。上記が2015年モデルのカラーオプションです。2つフュージョン色が廃止され、新しいフュージョン系の色は発表されませんでした。

1980231_468853909923967_3073017914280028516_oターゲットカラーの詳細です。

Mathews2014win2012から2014年シリーズのワールドカップで3年連続でマシューズ(しかも10年間販売され続けているモデル)に負けたホイットは、この4つの新しい特徴(新ハンドル・新カム・新ケーブルガード・新グリップ)で2015年のターゲットで挽回を目指すものと思われます。どうなるか楽しみです。結果が出るのは1年後ですね。