さて、コンパウンドボウの発表が終わり、リカーブボウの発表が始まりました。
新しいハンドルが発表されましたが…プロディジー(Prodigy)!?昨日ボウテックが同じ名前の弓を発表したばかりで、ちょっと戸惑います。まぁ、リカーブとコンパウンドだから混ざりはしないという判断かもしれませんが、両方販売する業者としてはちょっとややこしいです。ホイットのプロディジーはテックなしの軽量ハンドル(1134g)で、プロディジーXLはテックありのハンドルです。どちらもフォーミュラータイプのハンドルです。
まず、センター調整機構が新しくなりました。マイクロチューンができるというのが売りみたいですが、まぁ、既にマイクロチューンできるメーカーはたくさんあるので、進化というよりは方針を変えてみたということでしょう。また、詳細は届いていませんが、ウィンと同じようにリムボルトがカラーボルトになっています。
また、新規にVeraTuneという機能が搭載され、3つのレスト/プランジャーポジションを調整可能で、6mmの幅の中で最適なチューニングができるといわれましたが、そもそも、このチューニングがどんな意味があるのかというのが、わかっていないので…この機能の真意に関しては確認中です。
カタログのターゲットカラーオプションです。かなり大量に新色が登場しています。
2時からやっていて、もう7時…少し寝落ちする予定です。
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山口 諒
熱海フィールド代表、サイト管理人。日本スポーツ人類学会員、弓の歴史を研究中。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、ベアボウ競技歴5年。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は準優勝。

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新しいハンドルのリムポケットの形が以前のPSEのハンドル(X-FACTORより前)のやつとそっくりな気が…強度面の問題でしょうか。
質問ですが、確かHOYTのハンドルは素材が6061系で、WINやMKが7075系でその他一部が7001系だったと思います。
この違いで表れる影響って何かありますでしょうか?
>X-Factorの前はIntrepidという写真のハンドルだったと記憶しています。…似ていると言われると完全に否定はできませんが、どちらかと言うと似ていないように思います。違うモデルの事でしたら、再度教えてください。
>強度面の問題でしょうか。
リムポケットをより少ない材料で構成することで1200gを切る重さが実現できているのだと思います。
>この違いで表れる影響って何かありますでしょうか?
明らかな違いは色です。6000系の方が着色(アルマイト)しやすいです。性能面で言えば、7000系の方が6000系より優れているといったことはないように思います。設計とのバランスが大きいように思います。設計・製造が悪いとジュラルミン(7075)でも折れるものは折れます。
ありがとうございます。
写真のハンドルであっています。
剛性の高いハンドルが多く出てきたからか、初心者でも7000系のハンドルを使っている人をよく目にします。
ハンドルの剛性は高ければ高いほうが…とは思えなくて、軟らかいハンドルの方が振動を取ってくれるような気がして、低ポンドの初心者ならなおさらと思うのですが間違っていますでしょうか?
ハンドルの剛性は素材だけではなく、設計によって決まりますので、素材だけでは多くを語ることはできません。上の写真は左が7000番のアルミを使用したハンドル(サミック・ウルトラ)、右が6000番のアルミを使用しているION-Xですが、丸で囲んだ部分は間違いなく後者の方が剛性はあります。設計の問題です。
ハンドルの剛性が良いかは感覚で言えば好みの問題です
この議論で言えることは、けがをした、またはリハビリ中の時は弓を柔らかく(剛性がない)設定することが推奨されますが、前のコメントの通り、ハンドルを買い替えて柔らかいものにするのではなく、柔らかい弦、柔らかいスタビライザーなど、アクセサリー類で柔らかい感覚を実現するのが普通かと思います。
また、剛性のあるハンドルはすべてのスタビライザーが合いますが、柔らかいハンドルに非常に剛性のあるスタビライザーを装着すると、うまくチューニングすることが非常に困難になります。剛性のあるハンドルの方がセッティングの幅が広いと言えます。ただ、これも好みのセッティングが決まっている人にとっては、大きな問題にはならないでしょう。
あくまでも、全体で一つの弓ですので、ハンドルだけ取り上げて考えてしまうと、論点がずれてしまうのではないでしょうか。