サイモンフェアウェザー(Simon Fairweather)からベアボウ用のリングタブが届きました。

昨年からベアボウでも競技しているサイモン・フェアウェザー選手が開発しているリングタブのラインナップにベアボウタイプが加わりました。

超大物がベアボウカテゴリーに参戦!!

こちらのタブの特徴としては、タブプレートと自分の指に合わせたリング(指輪)タイプのカンタピンチを組み合わせて、自分のタブを作ることができ、また、革には柔らかいカンガルーの革を使用しています。個人的には今試しているところです。

ベアボウタブだけの特徴としては、左右兼用で、S/Lの2サイズ。リング(カンタピンチ)は柔らかいものと硬いタイプと1セットで販売されています。硬い方がフィット感があり、柔らかい方が脱着が容易です。革はノーカットで届くので、自分の手に合わせてカットして使用します。また、リング(カンタピンチ)の位置を調整でき、ベアボウの目盛りはプレートにはなく、テープを貼って使用する運用となります。詳しくは下記の動画でご確認ください。ご不明な点があればメールかコメントください。

サイモンフェアウェザー(Simon Fairweather) ベアボウタブ


ベアボウターゲット・インドアの世界記録が登録されました。

WA(世界アーチェリー連盟)が4月1日を基準として、ベアボウの世界記録を発表しました。今後、いろいろと拡大していってほしいところですが、現状、6月までは世界レベルのすべての試合が止まっていますので…ちなみに申請の条件を満たして、申請が行われた国(=ベアボウが人気の国)はクロアチア、デンマーク、フィンランド、イギリス、イタリア、ラトビア、ニュージーランド、スロベニア、スウェーデン、アメリカの9か国とのことでした。

また、本日、新しいベアボウタブが入荷しています。少数ですが、間もなく次便で在庫が補充される予定です。


GilloからGT25ハンドル入荷、約30%ポンドが調整できます。

Gilloの非常にユニークな設計のGT25ハンドルが入荷しました。個人的に見て、多くのチャレンジングな要素があり、昨年11月発売だったのですが、しばらく様子見をしてました。約半年間、特にトラブルもなく評価もよいので販売を決めました。念頭にはベアボウでの使用が想定されていますが、リカーブでも楽しんめるハンドルだと思います。ただ、パーツを非常に多く使用していますので、男子のトップレベルの45ポンド以上での使用には向かないと思います。

1.ハイブリッド設計

まず、ハンドルとリムポケットで異なる素材を使用しています。ハンドルとリムポケットを別々に作ってボルトで固定するという製法は昔からありますが、自分が知る限りでは、同じハンドルでライザーに6061アルミ合金、リムポケットに7075アルミ合金を使用するという設計は初めてです。このような設計の理由としては、ベアボウではスタビライザーが使用できないので、ライザー部分をしならせて振動を吸収させようという考えがあります。しかし、一方でリムポケットには耐久性と高い剛性が求められるので、このハンドルではそれぞれに適切な素材を選択して組み上げています。

2.ILFとFormulaで共通のライザー

写真を見ていただければわかる通り、このハンドルでは同じライザーでリムポケットを交換することでILF(GP)とFormulaの両方に対応します。ただ、個人でやることは許可されていなく(改造行為・補償対象外)メーカーの工場送ることが必要なので、イタリアから遠い日本では、費用的なあまり価値のある機能ではないかもしれません。ユニークな点はMKなどのハイブリッドハンドルでは、ILFでもFormulaでも同じ弓の長さになりますが、このハンドルでは2インチ長さが変わります。

この設計の意味は、ベアボウでは同じ弓の長さの場合、ハンドルが長い方がシューティングは安定しますが、ハンドルが短い方がストリングウォーキング時の5mと50mでの差異を最小限にできます。ベアボウターゲットは2020年に始まったばかりなので実践的なノウハウではなく、理論上での話となりますが、ターゲット競技でフィールド競技よりも長いハンドルが有効かもしれません。

3.フローティングリムポケット機能

リカーブの方でも楽しめる機能としてはこの設計となります。通常のハンドルではリムボルトを上下することでポンドを調節しますが、このハンドルでは、リムポケット自身を上下(傾ける)させることでポンドを調節します。リムとリムボルトの位置関係は変化しませんので、幅広い調整が可能です。その回転幅は9回転、標準位置は一番緩めたところ(ラバーが伸び切ったポイント)から4回転締めこんだところです。+-15%のポンド調整が可能で、36ポンドのリムの場合、おおよそ30ポンドから40ポンドまで10ポンド調整が可能です。ただ、リムにおいては効率性が最も高い部分が限られていますので、そこから角度が変わるほど効率性は落ちます。ですので、効率性(大雑把に言えば=矢速)を重視する場合には有効な機能ではありません。


商品ページにこの記事を紐づけていますが、調節方法は独特です。まず、箱だしそのままでは使用できません。2つの固定ねじが付属していて、リムポケットを調整後、このねじでボルトシャフトを固定することが必要です。

ポンド調整のやり方も独特です。まずは黄色のねじを緩めてリムポケットが動くようにして、黒の矢印のリムボルトを回して(このとき必ず赤い矢印のねじが連動して動いていることを確認)調整し、調整後黄色のねじを締めこみ、再度に赤の矢印に上下1つずつ固定ねじを入れて固定します。ねじが多いので、使用前にはねじにゆるみがないか確認してください。

コンパウンドでは一般的なチェックですが、このホールにねじが貫通していれば安全に使用できます。ここに隙間がある場合は、ねじを緩めすぎでいるので、危険です。

色の表現はあまり得意ではないですが、塗装もちょっと変わっています。PSEのハンドルみたいな色です(表現が下手で申し訳ない)。、

GT25ですが、非常にユニークでいじるところも豊富にありますが、その分初心者の方には向かないと思います。可動部が多い分チューニング・チェックしないいけないところも多いので。

なぜか黒がカラーオプションにないので青を在庫しています。

Gillo GT25 ハンドル


ベアボウチューニングマニュアル公開します。

ベアボウでは2020年シーズンよりターゲット競技も始まります。加筆し続けていたらいつまでも公開できなそうなので、現時点で完成しているベータ版のベアボウチューニングマニュアル公開します。足りない点は多くありますが、間違っている点はないと思っています。販売も考えましたが、まずは無料公開ということで。

ベアボウチューニングマニュアル 20200304ver. (PDF 1MB)

疑問点、訂正すべき点がありましたら、コメントかメールください。


【本邦初?】ベアボウタブの選び方について。

本日、Bateman BT4タブが入荷しました。これによって、全タイプのベアボウタブが揃いました! 日本で全部のタイプのベアボウタブを在庫しているのは弊社だけです(多分)。

さて、ベアボウタブの選び方ですが、基本的にはプレートの選択となります。そのプレートには4タイプございます。まずは、縦軸の「滑りやすさ/固定しやすさ」。これはプレートに溝がついているかの違いです。溝が彫られていれば、ストリングウォーキングの場所を目盛りに位置に確実に固定できます。ないものは滑る可能性があります。対して、固定後、タブをマークの場所に移動させるときに、溝があるものは、引っかかります。対して、溝がなければスムーズにマークの場所にタブを移動させることができます。現状、これはトレードオフとなります。


横軸はプレートのエッジです。プレートのエッジ(タブがストリングに接する面)が真っすぐにになっているものは細い弦の場合に指(爪)と弦が接する面が少なくなり、固定しにくいです。対して、この面が斜めにカットされている場合は、細い弦でも爪が引っかかりやすくなりますが、一定以上に太い弦(写真はLノックサイズ用弦)です、プレートに対して弦がうまく接せず、不安定になります。その部分は自分の使用する弦の太さとの相性となります。

ぜひ、自分のスタイルに合うタブを見つけてみてください!

ベアボウ – JPアーチェリー


スピギャ(Spiga)のマイクロチューンレストが入荷です。

スピギャの新しいベアボウ用レストが入荷しました。マイクロチューンレストはZ/Tレストに簡単にバーを上下の調整ができる機能を取り入れたものです。先日エリソン選手が900点満点を記録した時にも同様のレストを使用しましたが、バーの耐久力が特徴ですので、インドア用の重い矢などにも適応します。

Spigarelli マイクロチューンレスト


アバロン(AVALON)アーチェリーの2020年カタログ届きました。ただ。。



アバロン(AVALON)から2020年のカタログが届きました。いろいろと新しいものがありますが、上記のものが弊社で注目しているもので、まだ生産が始まっていないものばかりですが、入荷次第販売したいと思います。順当なところでは既存のタブのブラスバージョン。アバロンでは高品質なものを低価格で提供してきたので、お手頃のブラスタブになると予想します。

新ジャンルでは、多くのメーカーが進出しているベアボウタブ。リカーブからベアボウに挑戦するには、少なくとも、専用のタブがあることが望ましいので、低価格のベアボウタブの登場に期待しています。

また、2年前くらいから準備されているコンパウンドでは、新しいレストが登場します。特に、TEC-X-MAXXには期待しています。新商品すべて卸価格が届いていませんが、これが7,000円程度で販売できるようであれば、相当人気出るのではないでしょうか。

また、15日からベアボウカテゴリーが世界記録に登録されました。頑張りましょう(笑)

下記、アバロンのカタログ完全版ですが、何をしくったのか、533MBもあります。ダウンロード時間かかります。ご注意ください。

AVALONアーチェリー 2020 (533MB / PDF)


【追記有】来年より、ターゲット部門にベアボウが追加されます。

新しい部門として勉強を続けていますが、2020年1月より、ベアボウが正式にターゲット部門に追加されることが決定したとのことです。競技形式は50m/122cm的72本射です。今後、地域、ナショナル、ワールドカップなどに追加される予定です。ただし、様子見なのか、世界ターゲット選手権にはまだ部門として追加しないそうです。

上のチャートはベアボウターゲット部門の追加に伴い、新しく追加されるスターバッジ制度です。日本は基本的にワールドアーチェリー(WA)と同じなので、日本でも追加されると思います。50mで122cm的で点取したことないので、全く点数が読めませんが、まずは600点のレッドを目指しますかね。

【追記】
コンパウンドターゲットの全日本選手権での採用は2脚1立で6名からだったとの情報をいただきました。これを一つの根拠とすると、国内でのレッドバッジ取得者が4名を超えるくらいで開催を要請できるかなと思います。


ホイット2020、グランプリタイプでベアボウ競技に対応を。

近年アーチェリー業界でベアボウについて多く聞かれるようになり、対応できないようではだめだと、自分も1年前にベアボウ競技に挑戦し始めましたが、2020年、想定よりもかなり早く(笑)最大手のホイット(HOYT)がベアボウ競技に対応するアイテムを発表しました。ただ、個人的には、もう少しブラッシュアップしてほしい感じがします。

追加それた機能はベアボウのサイドプレート。これはGilloなどのハンドルで採用されているのですが、機能としては、重量を付加しつつ、ブッシングを生かしておくことが求められますが、この丸みでは、径が大きいウェイトと干渉しないか心配です。アメリカで普及している31mmならいけるのかな?YOSTウェイトなどは難しいでしょう。届いたら試してみますが、もう少しスペースがあったほうが良いかと思います。

アルミバージョンのフルセットで425g、ステンレススチールのフルセットで907gです。

もう一つは、近年ベアボウで人気のCDアーチェリーのハンドルデザインのように、リムポケットに重量を付加できる機能です。ベアボウではスタビライザーは使用できないので、ピボットから離れた場所にウェイトを置くことで振動の減衰を狙います。1つ43gで、上下に最大4つ約200gの重量を追加できます。リカーブでも使用できますが、リカーブならウェイトの追加よりもモジュラータイプのタンパーを上下に付けたほうが効果が大きいと思われます。


また、ベアボウのアーチャーの多くは、視界の邪魔になるので、クリッカープレートを使用しませんが、このハンドルでは、クリッカープレートがプランジャーの位置を決定するので、その選択肢ができません。

まぁ、新しいハンドルでベアボウに対応するオプション出してみたといったレベルですが、アメリカには多くのすぐれたベアボウアーチャーがいるので、その方たちからのフィードバックを得て、何年かのうちには競技的なベアボウオプションを完成していくものと考えます。少なくともホイットがベアボウに対応することをアナウンスしてくれたことは喜ばしい限りです。今後が楽しみです。

続く(次回はハンドル入荷後に)