HOYT 2022 ALTUS FX

HOYT2022年、唯一のターゲット新モデル「ALTUS FX」が届きました。色は「ピッチブラック」。

入荷したのはSVXカムモデル。もちろんDCXカムモデルも存在します。

色は全部で4色

・ピッチブラック

・ラーバレッド

・エレクトリックブルー

・スモークグレー

*全てマットフィニッシュ(つや消し)です。

ドローウエイトは5サイズ。30-40lb/40-50lb/45-55lb/50-60lb/(60-70lb)

軸間距離はどちらも35.75インチ。重量は実測で4.5ポンド(約2041g)。ALTUS38インチモデルより約150グラム軽いです。そして価格はFXの方がややお高くなっています。

双方の引き尺範囲は以下の通りです。

◆SVXカムの引き尺

#1 22.5~24.5インチ

#2 25~26インチ

#3 26.5~27.5インチ

#4 28~29インチ

#5 29.5~30インチ

◆DCXカムの引き尺

#1 23.5~25インチ

#2 25.5~27インチ

#3 27.5~29インチ

それぞれカムスピードに違いがあり引き味も若干異なりますが、それよりもご自身の引き尺が何インチかをしっかり把握しておかないと、購入後引き尺調整幅を超えてセッティングしたくなったときに厄介です。購入前にしっかり確認しましょう。

HOYT ALTUS FX は店舗およびオンラインショップで販売中ですヽ(^。^)ノ

Doinkerスタビライザー「PODIUM(ポディウム)」

Doinker(ドインカー)の新しいスタビライザーPODIUM(ポディウム)です。

ポディウムとは「表彰台」の意味

少し前のHOYTのハイエンドCPボウがこの名前でした。Specialty Archeryにも同じ名前のピープが販売されていますね。なのでもうちょっとひねって欲しかったな、と。

さて、ハイモジュラスカーボンを採用したポディウムは外径0.475インチ(実測約12ミリ)と最も細い部類に入るスタビライザーです。

昨年末登場した「AVALON TEC-X MAXX 13mm」が実測約12.6ミリで「だいぶ細いな!」と思ったぐらいですから、さらにその上をいく感じです。

ちなみに7年前に登場した同じくドインカーの「HERO」で約14.5ミリでしたから時代は変わりましたね。随分細くなりました。

付属ウエイトは「421ウエイトシステム」を採用。4オンス1個、2オンス1個、1オンス1個の合計7オンス。

右下がウエイトエンドキャップ(重さ:約10グラム/ゴム製)とその他1/4ネジや421ウエイト

そして「EXOダンパー」も付属します。

この写っている部分だけで270グラム(約9.5オンス)あります。

ドインカー製はウエイト周りのネジが全て1/4インチ径です。一般的なCP用スタビで採用されている5/16インチ径ではありませんのでご注意を。

ラインナップは30インチと27インチと24インチ。

*24インチについてはお問い合せ下さい。

ちなみに30インチが最長です。現時点では31インチ以上は存在しませんのでご容赦ください。

DOINKER Podiumスタビライザーはオンラインショップで発売中です。

Wiflerストリングアーマー、防水に特化したタイプの”ワックス”

Wiflerから入荷予定のもう一つの新商品はストリングアーマーという防水機能に特化したタイプの、いわゆるストリングワックスです(ワックスじゃないけど)。

最近、コンパウンドを中心にワックスをあまり使用しないのが流行っています。弦ワックスとは、弦の毛羽立ちを防ぎ、ストランドにまとまりを出し、防水性を付加するのが基本的な役割ですが、デメリットとしては、弦の重量が増し、少しベタつきが出るので、汚れやすくなるというものがあります。

そして、新しい素材では…まぁ、考え方にもよりますが、弦に付加するのは防水性だけでよいのではないかという意見があります。個人的には、弦がアームガードに当たらず、フォロースルー時に弦が洋服をこすったり、体に当たらないのであれば問題ないと思います。

今回Wiflerから発売されたストリングアーマーは、スプレーで弦にふりかけて、弦に防水性だけを付加し、防水性に特化した商品です。毛羽立ちとまとまりを出す効果はないものの、ワックスではない、液体で、20秒ほどで乾燥しコーティングが完了するので、弦がベタつくこともなく、重くなってしまうこともありません。また、上記の動画通り、防水性は抜群です。

誕生したばかりのアメリカのメーカーですので、アメリカ代表チームをメインに多くの選手がすでに使用しています。今年から海外進出をしていく方針とのことですので、今後に、コロナ後に期待したいメーカーです。この商品も2月入荷予定です。これまでのワックス類と同様にリカーブ店(本店)に追加しましたが、もちろんコンパウンドでも使用できます。

Wifler ストリングアーマー

ナチュラルは色ではなかったのね…知りませんでした。

ジェシー選手が使用している弦の色はBCYの452Xのナチュラルという色ですが、BCYのナチュラルというのは色ではなく、未染色・未処理という意味でのナチュラル(Natunal)ということを初めて知りました。452XとX99ではオフホワイトに近い色となるようです。白がナチュラルはないとのこと。

来週からGASボウストリングスが、ジェシー選手監修のフリークショーシリーズの受注を開始するというアナウンスがありました。2019年に交渉し、(おそらく)日本で最初に注目をし取り扱いを始めたメーカーが、成長してここまで来たは嬉しい限りです。

新しいフリークショー(Freakshow)シリーズの特徴としては、452Xの未染色加工のナチュラル(色)のみを使用し、ワックスをできるだけ使用しない形で加工され、通常の弦よりもより多いストランド数になるように加工されます。そのために色は弦・サービングともに色の選択はできません。

そのかわりにサービングは太さを選択できます。

・108-109 - イーストン マイクロライト・スーパーノックなど

・110-112 - イーストン ピンノック・Gピンノックなど

・113-114 - バイター ハンターピンノック・ラージ(#2)ノックなど

の3種類があり、指定がない場合には、110-112となります。また、当分の間フルセットのみで注文を受けます。ストリングだけ、ケーブルだけでの注文は受けられないのでご理解ください。私も思いつかないので、この判断にしましたが、今後お客様のご依頼の理由をお聞きし、ストリングはゴースト、ケーブルはフリークショーのセットでも合理的な組み合わせであるケースが出てきた場合には、単品での注文も受けるかどうか再度判断したいと思います。

以上、本日より注文をお受けします。

AVALON 13mm MAXX 48Tハイモジュラス!

久しぶりにテストするのがすごく楽しみなスタビライザーが届き、本日、テストしました。1万円ちょっとで、「13mm」x 「48Tハイモジュラスカーボン」 という組み合わせで、これで性能がよかったらものすごくおすすめしたい商品だと思っています。

テストした結果、コンパウンド・リカーブの高ポンド帯のアーチャーにはものすごく、そして、チューニング・セッティングにこだわりがある方、こだわりたい方にピッタリのスタビライザーです。アメリカのメーカーが作ったら3万円弱くらいにはなりそうです。これだけおすすめしたいスタビライザーに出会ったのは久しぶりです。

48Tハイモジュラスカーボンは高弾性という性格があるので、それがどういう感覚になるのか、楽しみにしていましたが、反応がすごく良く、そして、セッティング次第が色んな顔を見せてくれる変化のあるスタビライザーです。例えば、WIN&WINのHMC22という22mm径の高剛性のロッドがあったのですが、値段はこのロッドと同じくらいでした。非常に剛性があり素直ロッドではあったものの、変化がありません(それが好きな人もいるでしょう)。ダンパーを付けても、ウェイトを減らしても、ウェイトを大量につけても、あー、HMC22という感覚です。

対して、高弾性カーボンで極細ロッドという組み合わせにより、どこダンパーを装着するか、柔らかいゴムダンパーにするか、硬いダンパーにするか、ダンパーを排除するか、更にワッシャーもいくつか標準でつくのですが、それを使うか、使わないのか、どこに入れるか、また、ディスクウェイトの枚数・配置などを変更していくと、コンツアーCSのような少し振動しながら柔らかく衝撃をとってくれるロッドになったり、ONYXなどのような非常にソリッド感のあるロッドになったりと、チューニング・セッティングを自分の弓からフィードバックを感じながら、いろいろと試していくことで、多くの方が自分の合うみってィングを見つけられるようなスタビライザーではないかと思います。

ただ、それは12オンスだとピタッと振動が収まっていたのが、バランスの変更で16オンスにした途端振動が収まりが、センターだけ同期しない(遅れる)というような、多面性があるということは、そのリスクもあるということです。逆に言えば、ウェイトを相当な数をつけても、つけなくても、性格が変わらないようなHMC22のようなスタビライザーの優秀さはそう言った面になります。

1万円前後のアバロンの高剛性スタビライザーで言えば、いじってもロッドの性質が保たれるのが16mmのインフレキシブル、変化を見せてくれるのがMAXX 13mmという違いになるかと思います。その意味において、ダンパーをつけてウェイトを減らせば、リカーブ用としても十分に活躍するスタビライザーです。 インフレキシブルはリカーブ向けにはあまりおすすめしませんが、MAXX 13mmはリカーブ用としても販売したいと思います(26インチがないのが残念)。

接続ウェイト、1オンス2つ、2オンス1つという構成で、標準搭載されているのGM(ガンメタ)色のディスクウェイトです。ダンパーは31mm径のものです。

まずはコンパウンド店で販売を開始します。リカーブ店では次回入荷時から販売開始します。また、10インチだけ初期生産ロッドで出荷されず、1月の中頃の入荷を予定しています。アバロンのMAXXシリーズ、今の所ハズレがなく、どれも良い商品です\(^o^)/

AVALON MAXX 13mm 48T スタビライザー

Carter Evolution 20

Carter(カーター)からトゥルーバックテンションリリーサーの「エボリューション」が新しくなって帰ってきました。

テンションアジャストメントの調整方法がとても簡単になりました。

これまでは解放値の調整で強さに応じたスプリングの交換が必要でしたがNewバージョン「20」は調整ネジを回すだけで完結するようになりました。

調整前にボディーサイドにある.050Hex(付属)のイモネジを少し緩めてから・・・・

1/16Hex(付属)で底側から差し込んで調整します。

調整幅は10ポンドから40ポンドです。調整後は必ずリリーステストをしてから実射を行うようにしてください。

カーター・Carter Evolution 20(3本掛け)はオンラインショップで販売中ですヽ(^。^)ノ

PSE 2022 Supra RTX 37-EM

PSEの2022年ターゲットモデル「スープラRTX 37 EM」の紹介です。

2022年のスープラにはアクセル間が37インチと40インチの2モデルがラインナップされました。

去年までのノーマルと「XL」のような感じです。そしてカムは2種類から選択します。

違いは引き尺の範囲とレットオフパーセントです。(EM=75%固定、SE=65~75%可変)

ドローウエイトは50ポンドと60ポンドの用意。ただし、37のEMカムモデルのみ40ポンドも用意されています。

どちらのサイズでどちらのカムを選択するかはアクセル間の違いや弓の重量、また、矢速や取り回しの感覚など判断材料はたくさんあります。慎重に検討しましょう。

弓本体を見ていきましょう。

だいぶリム幅が広がりました。

キックスタンドを使用する時はリムの外幅を加味してお選びください。

ケーブルには前作までのヨークセパレートのケーブルから、PBTS(プレシジョンバスチューニングシステム)方式にスープラも変更されました。このおかげで左右のカムリ―ン調整が出来るようになり、またケーブル交換時のコストも抑えられるので一石二鳥と言った感じです。

同じ37インチアクセルのLAZER(左・ブラックチェリー)と並べてみました。

LAZER(レーザー)は直線的なデザインどおりのどストレートなハンドル。

一方のスープラRTX(右)は曲線的なデザインながら、ピボットポイントが1/4インチ(約6ミリ)前方(的側)に出ているデフレックスハンドルになっています。

どちらのハンドルも左右のトルクが出にくく、またバーティカルリム角度の為に飛び出し感のある挙動を示してくれます。

リフレックスハンドルやパラレルリム角度とはまた違った打ち感の為に、これらに乗り換えた当初はやや違和感を覚えるかもしれませんね。

センターブッシングが2段なのは同じですが、その間隔が違います。

レーザーはその間隔は約10センチ。そしてRTXは約6.3センチとなっています。

アクセル間が同じでもRTXはレーザーに比べ、よりリムが立っているためにハンドル長さがやや短いのでこれほどの間隔を取ることが出来なかったのかもしれません。

一見、左のレーザーの方がリムポケットが広いように見えますが、これはデザイン上の錯覚で、実際は右のRTXの方が82ミリ、左のレーザーは79.5ミリとなっています。どちらにしてもこれまでのPSEからするとだいぶ広がりましたね。(ちなみにスープラMAXで69ミリです)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

レーザーもさることながらこのスープラRTXも発売開始となるやいなやとても多くの引き合いがあり、いっときのマシューズ・TRXシリーズさながらのちょっとしたフィーバーになっています。

PSE スープラRTX(37/40)は店舗およびオンラインショップで好評発売中ですヽ(^。^)ノ

AXCEL CarboFlax 550 Acclaim スタビライザー

来ました来ました、やっとのことで入荷しました。「AXCEL CarboFlax 550 Acclaim スタビライザー」

0.55インチの直径で、0.65インチなみの剛性をもつスリム・スタビライザーです。

AXCELでは0.55インチ径スタビ市場の中で最も剛性の高いバーであることを謳っています。

0.55インチは約13.9mmですが、実測値は13.7mmでした。

入荷したのは30インチ。

30インチのロッド自体の重量は190g。

そこにダンパー、ウエイト、アジャスタブルウエイトダンパーが乗っかります。

付属は、「KRYPTOS ARC ダンパー」が1個、ウエイトは1オンスと2オンスで合計3オンス。

さらにX-VIBE ADJUSTABLE WEIGHT DAMPENERがロッド上に1つ設置されます。(センターのみ、サイドには付属せず)

重さは約3.1オンス(約87.9グラム)。

設置位置をスライドさせてバランス調整が可能となっています。

移動するには中のゴムを締め付けている3か所のねじを外してからずらします。

丸まる取り外すこともできます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

このロッド、高剛性をうたっていますが実射感覚ではその硬さを感じません。

ロッド上に設置されたアジャスタブルウエイトダンパーのおかげかもしれませんね。

AXCEL CarboFlax 550 Acclaim スタビライザーはオンラインショップ・CP店にて発売中です(^^)/

技術を向上させるMantis X8解析システム。

もともとガンシューティング用に開発され、昨年からアーチェリーにも対応したマンティス(Mantis)シューティング解析システム、本日より使用を開始しました。まず、最初に気をつけていただきたいのは、このシステムはアーチャーのパフォーマンスを解析し、フィードバックして、技術の向上を助けるシステムです。使っていて、まずはっきりしたのは、体力不足・体力に問題がある方は使うべきではありません。解析システムからのフィードバックでは、それが体力によるものか、技術によるものかの切り分けはできません。

このあとの記事はすべて技術の向上の面から書いていきますが、体力が不足していて、点数が出ていない場合、このシステムを使用することで、かえって混乱する恐れがあると考えます。体力が不足している方はまずトレーニングをシて、弓を引ける体力をつけてください。

多くのトップアーチャーが使用していて、おすすめしていますが、トップに限らず有用なシステムです。ただし、技術を向上させるもので、体力が不足している場合には、逆効果のなる恐れがあるので使用することをおすすめしません。

では、まずは全体像の説明です。上の写真がパッケージに含まれているものですが、センサー・マウント・マウントネジ・親切にも接着する前のための使い捨てアルコールシートが含まれています。マウントを使って、センサーを弓にマウントしてください。矢と平行な面が望ましいです。ベアボウならサイトマウントで問題ありません。

この解析システムは3層(or4層)からなります。

センサー - 弓にX8システムを装着。加速度センサーとタイミング(時間軸)を送信。

⇅ ブルートゥース接続

スマホ - アプリでデータを収録、サーバーに送信(見ることも可能)

⇅ ネット

データサイト - データの分析/出力 https://train.mantisx.com/archery/

⇅ 解析

(任意)CSV – データサイトよりCSVで詳細のデータを出力可能。好きな統計ソフトで解析可能。

自分用であれば、CSVによる統計的解析をする必要はないと思いますが、ご自由に。チーム\団体で使用するのであれば有用だと思います。私は3層目までしか使用しないです。

データサイトは英語にしか対応していません。アプリは日本語に8割程度対応していますが、というか、私の方で翻訳しているのですが(昨年末)、今年アップデートがあったようで、それの翻訳をしていないので、一部翻訳されていません。申し訳ございません。これからやります。

続く。

*10月より商品に対するサポートを開始します。あわせて、販売価格を引き上げさせていただきます。ご理解ください。

Tru Ball HBC FLEX

レオ・ワイルド シグネチャーモデル HBC(Honey Badger Claw)がFlexタイプになって戻って来ました。

これでTruBallの主要(ターゲット向け)なリリーサーがだいたい「Flex」タイプになりました。

◆可変パーツ◆

Flex=3本掛け⇔4本掛け変更可、角度変更可

カラバリは黒(ブラックタングステン)と銀(クイックシルバー)の2色です。

タングステンやシルバーと言った派手なネーミングですが、どちらも素材はBrass(真鍮)製です。重さは変わりません。

Mサイズは135g、Lサイズが147g(いずれも実測値)です。

LサイズとMサイズでは全長で約5mmほどの違いです。

新しくなったHBC-Flexリリーサー、ぜひどうぞヽ(^。^)ノ