SPOT Hogg インフィニティーレストにも“スワップ”モデルが追加

まず先行して昨年秋にEDGE(エッジ)レストでスワップモデルが販売開始となりましたが、後を追うようにインフィニティーレストにもスワップモデルが追加されました。

エッジスワップと同様、ハードケースに収まっての販売です。

ボウケースに入れて移動、保管中に起こり得るかもしれないブレード破損・ブレードバーの曲がりをボディーだけ外してハードケースにしまう事でそれらを防ぐ目的や、異なる矢のセッティングを交換ボディーの準備・交換で瞬時に変更できるなど多くのメリットがあります。

同梱品です。

INFINTY(インフィニティー)“SWAP”は店舗およびオンラインショップで販売中ですヽ(^o^)丿


STAN Perfex

STANから新しいサムトリガーリリーサー「PerfeX(パーフェックス)」が入荷しました。

このパーフェックスはいろんな形態に変更できる付属品が豊富に付属しています。
まず、サムバー。
径が10ミリのスモールと16ミリのラージ。(装着はスモール)
しかもバーポストを挿す穴が2個開いています。


挿し替えると結構真ん中に来ますね。

バーポストは5本。短いほうから19ミリ、22ミリ(装着済)、25ミリ、28.5ミリ、最長は32ミリとなっています。
32ミリとなると相当高くなります。

交換フィンガーは3本掛けと4本掛け。出荷時の装着は4本掛けになっています。
また、このフィンガーは30度の範囲内で角度が変更できるんです。
そして交換フィンガーを装着しなければ2本掛けとしても使えます。

最も湾曲位置

最もストレート位置

まず言えることは、小さいです。

STANは全体的に小さめリリーサーのサイズ感ですが、このパーフェックスも「Mサイズ」と言うワリには他社のそれに比べるとSサイズもしくはそれ以下の印象を受けるくらい小さいです。

カーターの代表的リリーサー「ターゲット3」を例に挙げて比べてみます。

まず重さ。
本体ボディーに3本フィンガーを組み合わせてその重さが57グラム。
ターゲット3は86グラムです。

ちなみにパーフェックスの本体ボディーだけだと51グラム。
3本パーツが6グラム。
4本パーツは9グラムです。

次に大きさ。

見てわかる、ボディーの厚みと指間隔の違い。

その指間隔。

その差、約5ミリはあります。

5ミリです。
相当違います。

しかもデザイン自体がショートヘッドデザインのために、実際に手にしますと、フックが中指に当たるくらい狭くて近いです。

私の手で埋もれるくらいです。

そのヘッドまでの距離の比較です。

約36ミリの長さに対し・・・

こちらは約19ミリ。

その差は17ミリも違います。

手の小さな方や、本当に小さいリリーサーがお好みの方にはもってこいのサイズですね。

調整はトリガーテンションとトリガートラベル、両方の調整が可能です。
写真をご覧ください。

テンションは時計回りに締めていけば硬くなります。
トラベルは時計回りに締めていけば短くなり、あるポイントでコッキングが利かなくなります。

調整後は10回以上ひもなどで試してから実射してください、とマニュアルに記載がされています。
くれぐれも誤射・暴発のないようにだけは十分ご注意ください。

そのほか、最近のSTANでは定番になりつつある「トレーナーロック」も搭載されています。

ロックピンをヘッド先端の穴に挿して「キャントファイヤー」的に使うための部品です。

【重要】キャントファイヤーとして使う前は必ずフックが開かないことを確認してからにしてください。

ちなみにピンを挿す際、コッキングレバーを押してからでないとピンが入らないようです。
ピンを外す際もコッキングレバーが押し込まれていないと抜けません。ここはご注意ください。

*在庫はMサイズだけですが、その他のサイズ・・・S、L、XLは取り寄せになります。ご希望の方は店舗までお問い合わせください。
*金額は同じです。

STAN PerfeXは店舗およびオンラインショップで販売中ですヽ(^o^)丿


KINETIC / Mirage(ミラージュ)

キネティックから新しいエントリー向けコンパウンドボウ「ミラージュ」が発売されました。
今回入荷したのは右ハンドルの赤。

このキネティック/ミラージュは色展開が豊富にあり、ターゲットカラーで9色のラインナップとなっています。

まずはスペックです。
———DATA——–
2カムモデル
アクセル間:31インチ
ブレースハイト:7インチ
重さ:1.7kg
ドローレングス:24-30インチまで(0.5インチ刻みで調整可)
トローウェイト:30-55ポンド
レットオフ:70~75%

ドローウエイトの最下限が30ポンドとなっており、他のエントリーモデルの最下限ポンドに比べるとやや高めの設計になっています。

グリップは幅が約21ミリ。PSEのスープラやエクスプレッション並みの厚さとなっており、HOYTのグリップやマシューズのグリップよりもぶ厚い設計になっています。
形状は一般的なフラットグリップ。

押し面に丸みは一切無く、純粋なターゲットグリップデザインになっています。

ブッシングはバック側(的側)のセンターブッシングのみ。

フェイス側(顔側)にはブッシングはありません。

バックストップが標準装備されます。

引き尺変更は基本的にボウプレスを必要としません。
「基本的」にと言うのは、引き尺設定位置によってはモジュールを止めるネジのアタマがリムの陰に隠れてしまう場合があります。
この時はボウプレスを使っての作業を行う事になります。

カムにはこの引き尺変更の為のモジュール(赤い部品)が上下カムにそれぞれ装着されています。
そしてそのモジュールは2個のネジで止まっています。
まず下の写真をご覧ください。

黄色の矢印と青の矢印で示していますが、それぞれに役割があります。

黄矢印のネジは、引き尺を示す穴に挿すネジです。

青矢印のネジは、モジュールを固定するための補助的なネジです。

カムをひっくり返して見てみましょう。

先程の写真の矢印色のネジがそれぞれに対応するように示しています。

この写真では黄色矢印ネジが「G」と言う穴に留められていて、引き尺が27インチを意味します。
一方で青色矢印ネジはここでは「B」に留まっていますが、これは引き尺を意味しません。あくまでもモジュールを固定する目的でたまたま「B」に留まっているだけです。

この仕組みをまず十分にご理解ください。
そしてこのモジュールによる引き尺変更は上下カム必ず同じアルファベットで揃えてください。
例えば、上がG、下がFとかにならないように注意してください。

【引き尺を示すアルファべット】*インチ
A:24
B:24.5
C:25
D:25.5
E:26
F:26.5
G:27
H:27.5
I:28
J:28.5
K:29
L:29.5
M:30

このようになっています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
先程やや触れましたが、この弓は設定ポンドが30ポンドから上になるので、初心者の方やお子様、女性の方にはややハードルが高いポンドです。
ある程度の筋力・体力が必要です。
また、設計自体は競技向けのグリップデザインやバランスに仕上がっていますが、あくまでもエントリー向けの価格とクオリティーなので競技志向の高い方には正直おススメできません。
ただ、筋力や体力があり、安価で気軽にコンパウンドボウをやってみたい!と言う方にはおススメできる一台です。

キネティック/ミラージュは店舗およびオンラインショップで販売中ですヽ(^o^)丿


TRU GLO Detonator(トゥルーグロー デトネーター)

昨年12月の発売以来、これまでおよそ4か月の間で15個以上も販売し、リストタイプリリーサーとしては異例のヒットともいえる「TRU GLO デトネーター」

インデックストリガー(人差し指)、シングルジョータイプのこのリストタイプリリーサーは、トラベル調整はもちろん、リストタイプでは珍しいトリガーテンション調整も可能となっています。

そして最大のウリと言ってもよい特徴が「Boa Technology」と呼ばれるリストバンド部分の無段階締め付け調整ダイヤルが搭載されていること。

これは、従来のバックルタイプのベルトだと、穴の数や位置・箇所によっては個人差がある手首の太さにマッチしない時があったりますが、この無段階ダイヤル調整機構は、緩過ぎずキツ過ぎない適度な締め付けで手首にフィットするよう考えられています。

◆トリガー調整箇所は2つ。トラベル調整とテンション調整。
デトネーターには六角レンチ(インチ)が3本付属します。太(5/64in)・中(1/16in)・細(.050in)の3本。

この3本で各箇所の調整を行います。
交換用Oリング(2個)はリリーサーヘッドの先端部分に引っ掛けてあるもので、フックの自動復帰を促す目的です。

・トラベル調整。
「トラベル」とは、トリガーを押し込み、作動(発射)するまでのトリガー移動量の事。この調整です。

“細”レンチを使って締め付けていくと(時計回り)やがてフックが一切セットできなくなります。
ここから必要分だけ反時計回りに緩めていき、トリガーがどれだけ移動すれば(押し込めば)フックが倒れるかの微調整をします。

・テンション調整
ここで言う「テンション」とは、トリガーを押すときの必要な“圧”の事。

“太”レンチを使ってこの穴へアクセスします。
工場出荷時はこの中のイモネジは一番締めこんであります。この位置でトリガー圧は最も軽くなっています。
ここから反時計回りに緩めていくとトリガー圧が強くなっていきます。一番締めこんだところ(最も軽い)から大体7~8回転目までを限度として調整してください。

*注意点*
各箇所の調整後はいきなり実射はせずにヒモやロープなどで十分に作動確認を行い、誤射・暴発が絶対起きないようにしてください。

◆レングス調整
リストストラップからリリーサーヘッドまでの幅長さを6段階で調節できます。

“中”レンチを使ってこのイモネジを抜き取ります。
抜き取ったあと適度な長さになる穴へイモネジを挿し直して締め付けます。この際、締め付け過ぎ無いようにだけしてください。

全ての調整はイモネジで制御されています。そのため調整を頻繁に行っているとやがてイモネジが緩んでくる可能性があります。
ゆるみを防ぐためにもロックタイトなどのネジ緩み止剤の併用をおススメします。

最後に・・・・
見落としてしまうかもしれない注意点を一つ。
それは付属品です。
レンチなどの付属品ですが、商品パッケージの上部「TRU GLO」のロゴ印刷された紙が二つ折りになって入っています。この間に付属品が挟まれています。表からは見えません。

ここに気付かず、リリーサーだけを取り出してブリスターパッケージを捨ててしまう恐れがありますので、忘れずに取り出してくださいね。

TRU GLO デトネーターリリーサーは絶賛発売中です!!


デカットのRC&CPユーザーに便利なフレッチャーが入荷しました。

デカットのRC&CPユーザーに便利なPネクサス(P-Nexus)フレッチャーが入荷しました。

リカーブとコンパウンドでは羽根の向きが違います。リカーブではプランジャーチップの反対側に羽根を貼りますが、コンパウンドではレストの反対側に貼ります。

ビッツェンバーガー(Bitzenburger)ではレシーバーを別途購入して、交換することが必要ですが、このフレッチャーでは、シリンダーの上をスライドするだけで、簡単にRC3枚/4枚/CP3枚の切り替えができるようになっています。

ちなみに目盛りと書かれている文字は一致しません。90度にする場合には「90゜」の9から5mmほど左に目盛りを設定する必要があります。中国のデカットらしい設計です( ゚Д゚)

DECUT Pネクサス フレッチャー


SVL(リムセーバー)のFW1スタビライザーが届きました。

製造が終了したモジュラースタビライザーの後続モデルとして発表されたFW1スタビライザーが届きました。

4つのパーツから構成されています。ブロードバンドダンパー部は2つのダンパーが一体で製造されているので、分割することはできません。46gのダンパーに、2つの57gウェイト(黒/直径38mm)が付属します。5/16径なので、その径の他社のウェイトも装着は可能です。

一点、付属する5/16″ねじは長くないので、ダンパー/ウェイト/ハンドルという構成しかできません。ウェイト/ダンパー/ハンドルで組みたいときにはもう1本5/16″径のねじを用意することが必要です。

本日より販売開始します。

SVL FW1 スタビライザー


アバロン(AVALON)カムプロテクター入荷しました。

お客様の要望により、アバロンのカムプロテクターを入荷しました。

写真の通り、カムを覆うだけの簡単なプロテクターです。新作ではないのですが、この状態での持ち運びは国内では望ましくないので、販売してきませんでしたが、お客様よりカムプロテクターが付属しないコンパウンドケースの中でカムを保護するという目的で使用したいという要望があり、取り扱うこととしました。

ですので、商品説明にも書きましたが、このプロテクターだけを装着した状態での持ち運びはご遠慮ください。ケースの中での追加プロテクターとして販売します。

AVALON カムプロテクター


HOYT Prevail用リアサイドアダプター「ハードロックブラケット」が入荷

HOYT/プリヴェイルのリアブッシング専用で新たなシングルVバーが届きました。
「Hoyt ハードロック・ブラケット」

一般的には5/16インチネジ1本で締め付けるのがほとんどで、それでも十分な強度がありますが、それでも稀に緩むことがあります。そうなるとズレて回っちゃいますよね。
このハードロックブラケットは取り付けネジ穴のほかに本体外側に「U字型」の切り欠きがあり、ハンドルリアブッシングに開けられた小ネジ穴と組み合わせることでネジの緩みによる回転ズレを完全に防止します。


一般的にはこの状態の取り付けネジ1本だけですよね。

 

 


そこに小ネジを組み合わせ、、、、

 

 


小ネジを差し込み締め付ければ、、、、

 

 


この通り、2個のネジで完全に固定してしまいます。バッチリ♪

左右両用デザインで、サイドロッド1本用のブラケットです。
重さは約92グラム(ネジ含まず)

プリベイル専用リア・シングルVバー「ハードロックブラケット」。是非お試しくださいヽ(^o^)丿


エルジンガー選手も新しくオニキス(ONYX)を採用。オランダ選手権で優勝!

(dutchtargetより)
先日、エリートのブロスタップのチャンス選手(昨日のランカスタークラシックで3位)がシュルードのオニキス(ONYX)スタビライザーにスイッチしたことが発表されましたが、今月、プライムのプロスタッフのピーター・エルジンガー選手もFUSEのXテーパーから、オニキスにスイッチしました。昨日のオランダ室内選手権も制しました。

もちろん、弊社で販売してる他のXテーパーやビースティンガーのロッドも高性能でよいものですが、自分が見つけ出した弊社の独自製品で先立って高い評価を与えたもの(昨年4月)が、その後、プロ選手からも高い評価を受けることほどレビューのやりがいを感じることはないですね。まぁ、もうそろそろ他社でも買えるようになるかもしれませんが。自分も新しいスタビライザー買おうかなー。


エリートのエナジー35とプライムのONE STX V2を比べて。

さて、新しい相棒となったプライムのONE STX36 V2ですが、まずは、昨年使用していたエリートのエナジーを比較するところからセッティングを始めてみたい思います。一見してわかるとおり、ONEのほうがアクセル間が36インチで、エナジー35は35に設定されていますが、弓自体の大きさは圧倒的にエナジーのほうが大きいことがわかります。それはリムの差し込み角度を考慮して設計された結果であり、ONEの方はバーティカルデザイン、エナジーの方はパラレルデザインと呼ばれています。

パラレルデザインのメリットは発射時にリムが前ではなく、上下にそれぞれ動くので、その動きが相殺されて、弓が大人しくなることです。対して、バーティカルデザインの弓ではリムは前に動くので、その反作用として、発射時には弓がグリップに押し付けられる形となり、”グリップが正しければ”弓はより安定します。また、グリップに弓が押し付けられる動きの反作用として、ベアボウの状態であれば、弓はリカーブボウのように飛び出します。

この大きな違いがあるために、スダライザーのセッティングはエナジーと大きく変える必要があると考えています。

写真は2012年のワールドカップで、ディブ選手の使用している当時のターゲットモデル・セントロイド(Centroid)はパラレルデザインに近い設計だったことがわかります。近年、モデルが更新されるたびにプライムではリムを立たせる方向にあります。

リムの角度には大きなこだわりがあるようで、プライムにはユニークなリムポケット調整があります。リムの角度は2点によって決まりますが、多くのメーカーがリムボルト側のみ調整できるのに対して、プライムではリムボルトだけではなく、反対側のリムとハンドルの接点の角度も調整できます。
リムボルト側はボルトの締め込みで行いますが、反対側は昔のヤマハのようにスペーサーの交換で3段階調整になっています。最も厚みのあるスペーサーが赤、ミディアムが緑、ローが青です。自分のモデルでは、青が初期設定で挿入されているのが確認できます。この部分の調整の必要性に関してはあるとも言えますが、相当セッティングを煮詰めた後にいじるべきものではないか思います。まずは考えいこととします。

ONE STX36 V2ではケーブルストップとリムストップの両方を選択することができます。まずは、ケーブルストップでセッティングを開始します。パラレルカムだからこそですね、ケーブルストップがカムの真ん中についています。

センターショットは13/16″とされていますが、近年のケーブルガードを大きく調整できるモデルの場合には、あくまでも参考にしかならないことが多いです。この部分を調節することはそのままセンターショットの変化につながります。

弓全体の重さはエナジーよりも0.2ポンド(約100g)ほど軽いです。また、シミュレーターによれば、矢速は3fpsほどエナジー35よりも向上するようなので、それを考慮して、次のスタビライザーセッティングに入っていきたい思います。いろいろと試していますが、飛び出しがある弓なので、意外にリカーブ用のスタビライザーとの相性も悪くないようです。悩みますね。