キネティックから新しいエントリー向けコンパウンドボウ「ミラージュ」が発売されました。
今回入荷したのは右ハンドルの赤。
このキネティック/ミラージュは色展開が豊富にあり、ターゲットカラーで9色のラインナップとなっています。
まずはスペックです。
———DATA——–
2カムモデル
アクセル間:31インチ
ブレースハイト:7インチ
重さ:1.7kg
ドローレングス:24-30インチまで(0.5インチ刻みで調整可)
トローウェイト:30-55ポンド
レットオフ:70~75%
ドローウエイトの最下限が30ポンドとなっており、他のエントリーモデルの最下限ポンドに比べるとやや高めの設計になっています。
グリップは幅が約21ミリ。PSEのスープラやエクスプレッション並みの厚さとなっており、HOYTのグリップやマシューズのグリップよりもぶ厚い設計になっています。
形状は一般的なフラットグリップ。
押し面に丸みは一切無く、純粋なターゲットグリップデザインになっています。
ブッシングはバック側(的側)のセンターブッシングのみ。
フェイス側(顔側)にはブッシングはありません。
引き尺変更は基本的にボウプレスを必要としません。
「基本的」にと言うのは、引き尺設定位置によってはモジュールを止めるネジのアタマがリムの陰に隠れてしまう場合があります。
この時はボウプレスを使っての作業を行う事になります。
カムにはこの引き尺変更の為のモジュール(赤い部品)が上下カムにそれぞれ装着されています。
そしてそのモジュールは2個のネジで止まっています。
まず下の写真をご覧ください。
黄色の矢印と青の矢印で示していますが、それぞれに役割があります。
黄矢印のネジは、引き尺を示す穴に挿すネジです。
青矢印のネジは、モジュールを固定するための補助的なネジです。
カムをひっくり返して見てみましょう。
先程の写真の矢印色のネジがそれぞれに対応するように示しています。
この写真では黄色矢印ネジが「G」と言う穴に留められていて、引き尺が27インチを意味します。
一方で青色矢印ネジはここでは「B」に留まっていますが、これは引き尺を意味しません。あくまでもモジュールを固定する目的でたまたま「B」に留まっているだけです。
この仕組みをまず十分にご理解ください。
そしてこのモジュールによる引き尺変更は上下カム必ず同じアルファベットで揃えてください。
例えば、上がG、下がFとかにならないように注意してください。
【引き尺を示すアルファべット】*インチ
A:24
B:24.5
C:25
D:25.5
E:26
F:26.5
G:27
H:27.5
I:28
J:28.5
K:29
L:29.5
M:30
このようになっています。
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先程やや触れましたが、この弓は設定ポンドが30ポンドから上になるので、初心者の方やお子様、女性の方にはややハードルが高いポンドです。
ある程度の筋力・体力が必要です。
また、設計自体は競技向けのグリップデザインやバランスに仕上がっていますが、あくまでもエントリー向けの価格とクオリティーなので競技志向の高い方には正直おススメできません。
ただ、筋力や体力があり、安価で気軽にコンパウンドボウをやってみたい!と言う方にはおススメできる一台です。
キネティック/ミラージュは店舗およびオンラインショップで販売中ですヽ(^o^)丿
Yamada
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