プライム(PRIME)の新しいスプリットシステムは?

プライム(PRIME)が新しいハンティングボウLOGICを発表しました。ハンティング向けなので仕入れてテストする予定はないのですが、ユニークな新しいスプリットシステムを搭載していて、面白そうです。

安定性に劣るとされているスプリットシステムですが、これまでのようなワッシャーを入れずに、リムでカムを挟み込むことで高い安定性を実現するという機構のようです。かなりの精度で作らないとカムとリムが擦れそうな気するですが…どういう評価を得るか楽しみなシステムです。


STAN PERFEX-RESISTANCE

今年春に新発売されたSTAN(スタン)のPERFEX(パーフェックス)に、ボディーサイズ・付属品はそのままでトゥルーバックテンションモデルが追加されました。

商品名は「PERFEX-RESISTANCE」(パーフェックス-レジスタンス)。
フルドローで安全レバーを解除し、後はぐいーっと引っ張って発射する仕組みです。
内部のスプリングの抵抗でフックの解放を制御するものです。
先発モデルの「エレメント」と同じ仕組みです。
ボディーにはレジスタンスの頭文字「R」が刻印されています。

ボディーサイズ、付属品などについて詳しくはコチラの記事ををぜひご覧ください。

使用手順です。トリガーレバーが安全ロックの役割になっています。
まずはトリガーレバーを握る方向とは反対の上方向にクイっと押し上げてフックがカチっとおりてくることを確認します。
そしてレバーをグイっと握りつつ取り掛けてからドローイング。
ドローイング途中にレバーの押し込みが緩むような事は絶対あってはなりません。暴発しちゃいます。
アンカーに入ってからレバーの指を離し、リリーサーをじわーっと引っ張ります。
内蔵スプリングに設定された以上の圧力が加わるとシアーが外れ、フックが解放します。

事前準備として必ず弓のホールディングウエイトが何ポンドかを調べておく必要があります。
その数値プラス2ポンドを目安にリリーサーの解放値を設定します。
設定は写真のネジを時計回りに回せば解放は硬くなり、反時計回りに回せば解放が弱くなります。

調整は何度も繰り返し、安全に作動するよう、また、暴発事故が起きないよう慎重に調整を行ってください。

このリリーサーには、安全に素引きが出来るようフックを固定してしまう「トレーナーロック」と呼ばれるネジピンが付属しています。
トリガーバーの先端にくっついてるツマミがそれです。

これを抜き、フックわきの穴へねじ込みます。

ちなみにフックが下までしっかり降りていないとピンは刺さりません。
その時は取り掛け前の操作と同じくレバーを上方向にクイっと持ち上げてフックをおろしておきます。

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久々の新作トゥルーバックテンションタイプのリリーサーです。
デザインが極めてショートヘッドな点も面白いと思います。

STAN「PERFEX-RESISTANCE」(パーフェックス-レジスタンス)は店舗およびオンラインショップで販売中です(^o^)丿


ジェシー・クレイトン(Jesse Clayton)選手のインドアセッティングは。

先日はステファンハンセン選手が自分のセッティングをアップしていましたが、今度はジェシー・クレイトン(Jesse Clayton)選手が自身のインドアセッティングをアップしました。

昔なら、噂で聞いたり、雑アの若干不十分な情報(それカット面なの?それ実質ポンド?/表示?など)から推測するしかなかったのですが、いい時代になりましたね。このようにより正しい情報が流通しやすくなったことは、選手の技術の上達にも貢献していると思います。

弓 – TRX 38 / ドローレングス 28.75″ / 57.5ポンド / ホールディング 22ポンド / 実質レットオフ 62%
レスト – AAE freak show rest / .010″ short Standard Blade
スタビライザー – Easton Z flex 30” 24 oz / 12” 20 oz
矢 – 2315 カット面 30インチ / 200 grain ポイント / スーパー3Dノック / AAE HY-40 ベイン(2018年新商品)
リリーサー - TRU Ball Fulkrum flex / abyss flex (コンディションによって)
サイト – Axcel Sights carbon achieve 4x lens
双眼鏡 – 12×50 (BX3 Leupold Optics*)

*終売

参考になれば幸いです。

なおHY-40はハイブリッドベインという名称のベインで、エリートベイン(EP)とマックスベイン(PM)の両方の特徴を持つという意味のようです。年内に入るか確認中です。在庫はHY-40のみの予定です。


EASTON スーパードライブ23のアジャスタブルポイントについて~重要追記あり~

イーストンの大口径カーボンシャフト、「ファットボーイ」「トライアンフ」が廃番となり、それに代わるものとして「スーパードライブ23」が登場しました。
そのスーパードライブ23用に用意されているいくつかのポイントの中で今回は「アジャスタブルポイント」についてのご紹介です。

ワンピースポイントとしては、イーストン製100gr(グレイン)と125grが販売されており、コンペティション製でも同じく100gr、125grが用意されていますが、今回紹介する「アジャスタブルポイント」はまず、ワンピースポイントとしては90grのみの用意です。他のグレインはありません。

「アジャスタブル」と言う事で、そこに「スーパードライブ23ポイントウエイト」を組み合わせる事で8通りの重量を実現できるある意味「超お得な」ウエイトシステムになっているのです。

どういう事かと言うと、百聞は一見に如かず、まずは内容の写真をご覧ください。

ごちゃっと何かしらネジや筒状のものが沢山入っていますね。これがウエイトです。
内容は、50grの筒状で中がネジの切られたウエイトが1種類で12個入り、そして4種類の重さ違うイモネジが12個づつで48個入り。
全部で60ピース入ってワンセットになっています。
イモネジの重さは10gr、25gr、40gr、60grとなっています。

と言う事で、この内容の組み合わせで8通りのポイント重量が構成できます。
まずウエイト追加なしのポイント単体で90gr
そこに10grネジだけを追加して100gr
25grで115gr
40grで130gr
60grで150gr
そして上記の組み合わせにさらに50grの筒状ウエイトを足して・・・
165gr、180gr、最大が200grとなるわけです。

50grの筒状ウエイトの追加ですが、イモネジがポイントと50grウエイトのジョイントの役割を果たしてくれるので、それで連結します。
ただ、10grネジの時のみ50grウエイトとポイントで連結するときは、10grネジがやや短いので、ねじ込み過ぎず少し残して連結してください。
*重さが決まったらネジ止め剤などで固定することをおすすめします。

~追記~
50grウエイトはその太さの為、ブッシング(SもGも)を通りません。
また、イモネジウエイトは、「Sブッシング」は通りますが、「Gブッシング」は通りません。
いずれの場合も都度ブッシングを外すなどの手間が介入します。
追記ここまで

このポイントウエイトの増減はゴールドチップやカーボンエクスプレスでも採用されているロングレンチ方式で、「イーストンアジャスタブルポイントレンチ」を用いてノック側からアクセスして交換します。

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インドア用カーボンシャフトのポイントグレインの選定には結構時間とお金がかかるので皆さん苦労されるかと思うのですが、この仕組み(ポイント、ウエイト、レンチ)ですとベストマッチを見つけ出す時間は掛かるかもしれませんが、お金はだいぶ節約できつつしかも納得のいくセッティングができると思います。

地域によってはもうすでにインドアシーズンが始まっているかと思いますが、セッティングにお悩みの方にとっては良い選択肢になるのではないでしょうか。


TRUFIRE トリガーレスリリーサー「SEAR(シアー)」が入荷

TRUFIRE(トゥルーファイヤー)から入荷しました新作トリガーレスリリーサー「SEAR(シアー)」のご紹介です。

黒いボディなので一見アルミハンドルに見えますが、本体はブラス製、重さは126グラム。細身なのにずっしりとした感触です。
色の展開があり、緑、赤、オレンジ、黄色、ティールの5色。

付属のフィンガーパーツの交換で3本⇔4本と変更が出来ます。

イモネジを緩めて中のピンを抜き、パーツを取り替えます。

4本掛けはポジションをストレート⇔湾曲で調整が出来ます。

4本掛けの方はイモネジが2か所あります。位置の固定と角度調整です。

このシアーはその名の通り、シアーパーツに特徴があります。
「バリアブルクリック」と呼ばれる十字型の1つのパーツで、ファスト、スタンダード、スロー、クリック音なしの4つが設定できます。

十字型のパーツで、これを回転させることで、ポジション変更が出来ます。

変更方法は横の小さなふたネジを外してピンを抜きます。

このピンを抜くと中で十字型パーツがくるくる回るので、良きポジションでこのピンを差し込み位置を決めます。

示した先のピンが十字型パーツの回転を止めています。

ファスト、スタンダード、スローのポジションには線が引いてあり、1本→ファスト、2本→スタンダード、3本→スローとなっており、線無しがノークリッカーとなっています。
変更の際は、2本線が見えていればファスト、3本線が見えていればスタンダードという規則。
ここまでの写真ではずっと3本線が見えているので、この場合の設定は「2」のスタンダードとなります。この規則を覚えておきましょうね。

次にタイミングのホット⇔コールドの調整です。
十字型パーツを両サイドから挟み込むようにイモネジが存在するので、締め過ぎには注意して、良き位置で固定します。

TRUFIREのトリガーレスリリーサー 細身ながらずっしりとした感触の「SEAR(シアー)」は、店舗およびオンラインショップで販売中です。


【2018年モデル・レビュー】PSE Perform-X 3D

2018年から各ラインナップを整理統合し、一新したPSE。
その中、ターゲットラインから1台、先行入荷した「Perform-X 3D」(パフォーム・エックス/スリーディー)のご紹介です。

40インチモデルである「Perform-X」のショートアクセル・ロウブレースハイト化されたこのモデルは338fps(ATA)を発揮。
特に3D競技向けボウとしてラインナップされました。もちろんターゲット競技での使用もOKです。

~スペック~
・エボルブ・カムシステム(2カム方式)
・アクセル間 36インチ
・ブレースハイト 6.5インチ
・重さ 約2.26kg(5lb)
・引き尺 25インチ~30.5インチ
・ドローウエイト 40lb/50lb/60lb
・リムフルボルト調整範囲 10回転以内
・色展開 11色(前記事参照)

今回入荷したのは、60lb・右ハンドル・黒です。

早速見ていきましょう。

昨年登場したEVOLV CAM System。
これを再設計し今年からターゲットラインに搭載されました。

丸い小窓からのぞくアルファベットが現在の引き尺ポジション。
写真では「D」を示しています。

このカムには標準搭載としてLL(ロウレットオフ:65%/75%)モジュールと、注文時に追加料金を伴いますが矢速重視のFL(ファスト・ロウレットオフ:65%/75%)モジュールと、HL(ハイレットオフ:80%/90%)モジュールの3種類から選択できます。

FLモジュールはヴァレーを狭くすることで初速をアップすることに成功していますが、半面少しでも気を抜くとたちまちグイっと引き戻される可能性があります。
HLモジュールは「とにかくホールディングウエイトを軽くしたい」と言う要望にマッチするモジュールとなっています。

モジュールに「LL」の文字が見えますね。

*LLの前の「T」はTop(上カム)の意味です。

レットオフの調整はこちらのケーブルストッパー先端の小さなパーツを前後ずらして3段階で調整できます。

写真の位置で一番「引っ込めた」位置。この位置でレットオフが75%。
反対に一番「出っ張った」位置で65%のレットオフになります。
そしてその「真ん中」の3段階となります。

このレットオフ変更によって引き尺が最大1/8インチ変わります。
65%に比べ75%の方が1/8インチ長くなります。
ちなみにココで使用する星形レンチは「T10」です。
さらにモジュールの方は「T15」です、ご承知おきを。

グリップ幅は約21ミリ。相変わらず幅広グリップですね。

リアブッシングは下に1か所、そしてそのやや上方に直接ネジが切られたサイドブッシングが両サイドにあります。

バックストップは昨年モデルに搭載されていた「4」ではなく、また新しいバージョンで搭載です。

昨年新登場したTRS・・・ケーブルガイドバーですが、残念ながら1年でおサラバのようです。
新しいFRS(フレックスロッドシステム)は一昨年まで採用されていたフレックスガイドバーを進化させたもの。ローラーグライドは健在です。

丸いバーに“エグリ”を入れ、かかる力で折れ曲がる設計です。
また、使用するベインの大きさでその位置、向きを微調整することも可能です。

それぞれブレース時、フルドロー時の様子です。
曲がっている様子がお分かりいただけると思います。
 
このシステムが商品化されてから随分と立ちますが、各社まだまだ試行錯誤の途中のようですね。

一昨年登場のLASシステム(リムポケット調整機構)は継続です。

毎年少しずつその仕組みをバージョンアップさせていますね。

PSE「Perform-X 3D」は店舗、オンラインショップで販売中です(^o^)丿


ROLAN CAMBIUM

今回はRolan(ローラン)から発売されているコンパウンド入門用弓「Cambium(カンビウム)」のご紹介です。


ローランのコンポジット(繊維強化プラスチック)ハンドルを採用した、コンパウンド入門用弓としてこの春登場しました。

独特のリム形状でアクセル間(カム軸からカム軸まで)が35.6インチ
重さは実測値で約1.5kg
ブレースハイトは7.25インチ
ドローウエイトは約24ポンド
ドローレングスは31インチまでとなっております。

取り扱いは右ハンドルのみです。左ハンドルについては店舗までお問い合わせください。
色は在庫している黒/グレー以外に、黒/緑、緑、オレンジ(右のみ)があります。

ドローウエイトが約24ポンド、と言うのは実は個体差がややあるようで、およそ24ポンドぐらい、と思っておいた方がよさそうです。
ポンドはリムボルトを緩めることで落とすことができます。

リムボルトは緩めると約10回転で抜け落ちるので、安全を期して4回転ぐらいまでがよいでしょう。
フルで締めこんで24ポンド、4回転緩めて約18ポンドになります。

ドローレングスはカタログ上では「31インチまで」となっていますが、実際はトゥルードローレングス(ノッキングポイント~ピボットポイント)での実測値で30インチまでとなっています。
ちなみにDループを装着しなくても、トゥルードローレングス30インチ以内でタブやグラブを用いて撃つことはできます。

樹脂レストが付属(装着済)しますので、取り急ぎCPレストの準備は不要です。
のちのちこのレストを外せば通常のCPレストが装着できます。


サイト取り付けネジ穴もありますのでサイト装着もOKですね。

グリップはローランのコンポジットハンドルと共通で、丸みの帯びたRCのグリップに似た形状です。
センターロッド取り付け穴も当然ありますのでご心配なく。

この弓は「ノーレットオフ」タイプの弓で、引き始めからフルドローまで一定のポンドで引くことになります。ポンドの変化がありません。
つまり、CP特有のフルドロー時の「ガクッ」と軽くなる感覚が全く無いのです。
かと言ってRCのように引き始めから徐々に重くなっていくのでもありません。
設定が24ポンドだとしますと、引き始めからずーっと24ポンドのままなのです。
そしてこのカムにはドローストップがありません。
腕の長さが違う人が引いたとしても同じように撃てるわけです。
ただし前述のとおり、カムの構造上トゥルードローレングス30インチで止まってしまいますのでご注意を。

このタイプと同じ方式の弓で既に広く知られているのが「ジェネシス」です。
これと同じである、と説明すればお分かりいただける方も多いかと思います。
*ちなみにジェネシスはワンカムシステム、カンビウムは2カムシステムです。

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この弓は入門用としてこれからコンパウンドを始める方にとって自身の最適な引き尺がまだわからない段階において、ドローストップのついたカムを搭載した一般的なCP弓と違い、自由な弓き尺で引けるので、初心者にとって最も大事な「射形の構築」に大きく寄与します。
その後、自身の最適なドローレングスが何インチなのかが見えてくれば、通常のカム(ドローストップあり)を搭載したCPボウに乗り換えればよいでしょう。

カンビウムは協会やクラブ・チームで1台あれば皆で使いまわしが出来る融通の利く1台ですね。

一方で、「じゃあこの弓は中~上級者には関係ないか」と言えば案外そうでもなさそうです。
この弓はドローストップが無いために好きなだけ引ける訳ですが、時に中堅からベテランさんでもご自身の弓の引き尺が現時点において本当にあっているのかどうか迷う時があると思います。
そんな時、この弓を使ってドローイングをし、自身がイメージする射形を取ってみるのです。
*可能ならドローレングスアローを使用すると分かりやすく数値を知ることができます。
するとどうでしょう。
意外と引けていなかったり、あるいはもっと引いているかもしれない事実に気づくかもしれません。
そうやって現時点におけるご自身の最適な引き尺の再確認をする良い機会にもなると思います。

また、トリガーレスリリーサーを使用するベテランさんはこの弓を使って撃ってみることをおすすめします。
通常のCPボウはフルドロー時「ウォール」と呼ばれる引きどまりに当たることで、このウォールを強く意識したリリースを行っていると思います。
ところがカンビウムはウォールがないので、正しい指先の荷重移動とかかり具合、またきちんと肘から肩甲骨に繋がる一連の回旋運動が出来ていないとずっと引き続けるだけでいつまでたっても発射できないのです。
ただし、指先をこねるような動きですと簡単に撃てます。
がしかし、技法としてはアリですが能動的に指を動かすことになるので再現性や一定性にはやや欠ける為、「場面に応じて使う技術」として留めておく方が良いでしょう。
肘から背中にかけての伸び合いでトリガーレスリリーサーを撃てるようになるヒントを得るにはこの方式の弓(カンビウムやジェネシス)はうってつけの“教材”になるでしょうね。

ローランのカンビウムは店舗およびオンラインショップで販売中ですヽ(^o^)丿


Tru BAll EXECUTE(エクセキュート)

TruBallから新作リストストラップ式リリーサー「EXECUTE(エクセキュート)」が先週入荷しました。

耐蝕性の高いニッケルコーティングのブラス製で、リリーサーヘッドだけで重さが約80グラムもあるデザインとなっています。
ちなみにカーターのハンドヘルドリリーサー「ターゲット3」で85グラムです。

このリリーサーはインデックスフィンガー(人差し指)トリガーでは上位モデルにしか採用されないダブルシアー方式で(一般的にはシングルシアー方式)、ストリングテンションの強弱に関わらず、トリガー操作に必要な圧が変化しない構造になっています。
この構造の先代モデルが「センターX」だったわけですがこれに代わって登場したのがこのエクセキュートとなるわけです。

調整箇所はトラベル(トリガーが作動するまでの移動距離)と、センシティビティ(トリガーの感応度*硬さ/柔らかさ)の2点。

まずはトラベル。
下向き矢印がロックネジ。
横向き矢印は調整ネジです。

次にセンシティビティ。
こちらも下向き矢印がロックネジ。
横向き矢印が調整ネジです。

いずれもロックネジを緩めてから調整。
調整後はロックネジを締めることをお忘れなく。
ただし、このロックネジの締めこみすぎはしないようにして下さいね。小さなネジなのですぐになめちゃいます。
キュッと止まればOKです。

トリガー圧を硬くしてトラベルを浅くする、その反対に柔らかくして深くする・・・などなど。
調整後はいきなり実射せずに、必ずヒモなどでシミュレーションを行ってからにしてください。

トリガーは交換式になっています。
出荷時は「湾曲」バーが装着されていますが、付属で「ストレート」バーへも変更できます。
お好みで装着してください。
こちらのネジがその交換のためのネジです。

使用感はさすがに超ヘビーなヘッドだけあって、トリガー操作に対してブレを感じません。スムースなリリースに期待が持てそうです。

TruBall EXECUTE(エクセキュート)は店舗およびオンラインショップで発売中ですヽ(^o^)丿


ARC SYSTEME(アークシステム) Gravityスタビライザー

すでに販売を開始していますフランス・アークシステム(ARC SYSTEME)から直径15mmのスタビライザー「Gravity」のご紹介です。


ロッドの太さは15mmと細い部類に入るスタビライザーです。

まず一番初めにお伝えしたいのが、長さの単位がセンチなのです。
在庫するラインナップである、75cmで29.5インチ相当。
80cmで31.5インチ相当になります。

サイズ展開としてはこの80cmが最長となります。
以下のサイズは取り扱いしていませんが、あとは70cmと65cmです。

サイドロッドは30cmと35cm。
30cmで11.8インチ。35cmで13.8インチ相当になります。
展開は35cmが最長です。
これら以下のサイズはセンターと同じく取り扱いはしていませんが、25cmと20cmが存在します。

そして採用されるウエイトのネジ径が「ミリ」となっているので、一般的に流通しています「5/16インチ径」のウエイトや止めネジのたぐいが流用できません。


サイズは「M8」です。

*ちなみにセンターブッシングに入るネジ径は「5/16インチ」です、ご安心ください。

さて、付属のウエイトですが、ベースウエイト・1個とトップウエイト(ともにステンレス製)・1個で重さがそれぞれ63gです。
と言う事は126g+ネジが8gで134g。オンスに換算すると約4.7オンス分のウエイト・・・となります。

さらにこの丸型のウエイトと同じサイズで黒色の樹脂製のダミー的なウエイトも付属します。
これはそれぞれが共に11gです。
なので、トップ(ダミー)とベース(ダミー)で22g+8gのウエイトで30g。つまり約1オンス分のウエイトになる、と言う事です。

後は、ステンレス製/樹脂製のトップ&ベースを組み合わせて、さらに別売りの専用ディスクウエイト(30g(約1オンス)と60g(約2オンス))を組み合わせてお好みのバランスを構築してもらいます。

付属する「止めネジ」ですが、先述の通り「M8」サイズで長さは25mmです。
この長さですと増量できるのは1枚(30g)だけとなります。
2枚(60g)以上増量する場合は、別売りの長さの違う「止めネジ」をお求め頂いての設置になります。
在庫する止めネジは「40mm」と「10mm」。

以下を参考にしてください。
10mmを1個買ってさらに付属の25mmを組み合わせると3枚まで。
40mmを1個買うと3~4枚まで。
そして、10mmを1個と40mmを1個買うと、間に挟める最高が6枚となります。

例えば、6枚で180gですので、トップ(60g)+ベース(60g)+180g=300g(約10.5オンス)となります。

これより増やしたい場合は、適宜組み合わせを変えていけば可能になります。
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このロッドは一応「硬め」と言う事で評されていますが、実際は15mmと言う太さなので、使用ポンドににもよると思いますが私(山田)の弓(マシューズ/APEX8・59lb)でテストして見たところ、音は静かで振動の収まりも比較的早く、硬い印象は全くありませんでした。
「アリ」だと思います(^^♪

「Arc Systeme Gravityスタビライザー」はオンラインショップおよび店舗で販売中ですヽ(^o^)丿


BLACK GOLD コンペティションCPサイト

先週初入荷し、新規販売を開始したBLACK GOLD社製コンパウンド用サイト「コンペティションサイト」の紹介です。

*写真は右用・6インチエクステンションバー
*エレベーションバーは4インチです
*マニュアルは内装のスポンジをめくった中にあります

 

重さは317グラム(サイト本体、マウントブラケット、マウントノブ)

やや重めの部類に入りますね。

エレベーションバーとエクステンションバーの連結部分の位置調整はかなりの幅で選択できます。
調整箇所は2か所。
・1つ目はエクステンションバーをエレベーションバーに接合する部分
・2つ目はエクステンションバーの先端部品の位置

エクステンションバーとエレベーションバーの接合面では、エレベーションバー側に縦に左右2列の穴があり、そして上下で4段階の高低位置が選べます。
高低はエクステンションバー側のポジションピン(真鍮色)をエレベーションバー側のネジの切っていない穴(やや径が小さい)に挿すようにしてください。

エクステンションバーの先端部品は「左中右」の3つのポジションで位置変更できます。

 

【スコープの上下左右調整と、3か所のアクシス調整】

◆スコープの上下調整
サイトボックスの横面に「LOCK」「SLIDE」と矢印が書かれています。
それぞれの方向にダイヤルを回して「固定/解除」を行います。
このサイトにはいわゆる“ジャンプボタン”は存在しません。
ただ、このダイヤルを「SLIDE」側へ目いっぱい回すことで、内部にある上下を制御するギアどうしが離れて自由に動くようになります。
手でつまんで大きく移動したいときはこの手順で行います。
上にあるノブで行う調整は微調整用で、ダイヤルをあらかた「ロック」側へ回しておいて行います。

*ダイヤルがSLIDE側へ目いっぱいの時はノブを回してもボックスは移動しません。

最終的にサイト位置が決まればダイヤルをLOCK側へ目いっぱい回してボックスを固定します。
くれぐれもダイヤルをLOCK位置目いっぱいに回して固定されている状態ではノブを回さないでください。故障の原因となります。

*手で大きくジャンプさせてた後は、軽くダイヤルをLOCK側回して内部のギアどうしが確実にかみ合っているかどうかを必ず確認してください。
確認できたらLOCK側へ目いっぱい回しても大丈夫です。
もしかみ合っていないままLOCK側へ目いっぱい回すと故障の原因になります。

◆左右の調整
このサイトは水平調整が2か所で行えます。
1つ目はエクステンションバーとエレベーションバーとの接合部分

調整の際は上写真の2つ目で示した裏側のネジを適度に緩めてから横のノブを回して水平調整してください。調整後は裏側のネジを締めるのをお忘れなく。

2つ目はサイトボックス先端部分にある微調整用です。
これについては後述いたします。

 

◆3か所のアクシス調整
1)エクステンションバーとエレベーションバー接合面

*下側にあります。
あらかじめエクステンションバーとエレベーションバーをつなぎとめているネジを適度に緩めてから調整を行ってください。

 

2)サイトボックスの下側

こちらも下の写真で示します2箇所のネジを事前に適度に緩めてから調整を行ってください。

3)エクステンションバー

ここの箇所の調整は上の2つと違い、やや勝手が異なります。
以下の2か所のネジ、イモネジを緩めます。

で本調整に入るのですが、ここで注意です。
出荷時のネジ位置から時計回り/反時計回り、いずれも1/2回転(半回転)以内での調整にとどめてください。それ以上回すと破損の恐れがあります。
ご注意ください。

◆スコープの取り付け
このサイトはスコープボックスが着脱出来る設計になっていはいますが、他の一般的な着脱できるサイトのような「つまみネジ」はありません。
六角レンチが必要です。ちょっと面倒ですね。

次に、購入時点ではこのサイトにはスコープは付属していないので、お手持ちあるいは別途購入のスコープをサイトに組み付けるのですが、まずはその流れの写真をご覧いただきます。

1:まず最初の購入時の状態です。
この時の部品には使用しないボルトが組み付けられています。このボルトを抜いた箇所に、スコープの10/32インチロッドを差し込んで組み立てる要領です。

2:写真右側のノブは別段固定されているわけではなく普通に回せば取れるものです。

3:このボルトが不要、と言うわけです。

4:スコープロッドを差し込んだら矢印で示したナットをしっかりと締め付けてください。

この締め付ける時の注意点です。

スコープの面(左赤線)と部品の面(右赤線)を平行になるようにナットを締め付けてください。

締め付けが甘いと、のちのちスコープが回りますのでご注意くださいね。
そして目盛りの線が“手前”に来るように気を付けてください。(5~7の写真参照)

5:スプリングは忘れずに差し込みましょう。

6:3本のピンを3つの穴にあわせて差し込みます。目盛り印刷が手前に来るように、です。そしてノブをねじ込みます。ねじ込んでいくとわかると思いますが、ネジどうしが“かみ合う”まではスコープを写真で言う右方向へ押し込む感じで押さえてください。

7:組み付け後のこの目盛りの位置が最も左位置を示しています。これより左に出すとノブが“空回り”してノブが外れてしまいます。

8:右いっぱい・やや手前位置です。

と言う事で、前述しました水平調整の2つ目、微調整用と言うのがこの箇所の仕組みになります。

そしてこのノブですが、微調整後は固定が出来ます。

写真上半分の方の矢印をポチっと押すと反対側右半分にポコっと出っ張ります。

この出っ張りがノブの溝にハマってノブの回転を止める、と言うものになります。

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大変長く、また写真を多用した紹介になりましたが最後までご覧いただきましてありがとうございましたm(__)m

BLACK GOLD コンペティションサイトは店舗およびオンラインショップで販売中ですヽ(^o^)丿