仮)3000万円の税金で作った「国産!!」の弓です

3000万円の税金を使って開発された弓があると聞いたので、詳細を見てみたのですが…これで3000万円ですね。個人・企業のお金でどんな挑戦をしてもいいと思いますが、私達が払った税金を使ってこれですか。ちなみに、小売価格28万円です。

公募型共同研究の概要

研究目的障害者・高齢者用具等の製品開発
研究実施対象者東京都内に登記簿上の事業所があり、かつ日本国内に活動拠点を構える中小企業者など。(※)※障害者スポーツ用具開発の知見を持つ中小企業者は東京都内に登記簿上の事業所がなくとも応募することができます。
研究内容の種類および要件・日常の活発な活動を支える障害者・高齢者等向けの用具・器具やシステム(ハードウェア・ソフトウェア)等の研究開発であること。・研究終了後概ね1年以内の製品化・事業化を目指していること。
研究期間(1)1年間:2023年11月1日から最長12カ月(2024年10月31日まで)
(2)2年間:2023年11月1日から最長24カ月(2025年10月31日まで)(※)※研究期間内に成果を報告いただき、中間評価いたします。取り組みの実現性の課題解決が難しいと評価された場合、事業を中止することがあります。
委託上限額(1)1年間:1テーマあたり1,000万円(消費税を含む)
(2)2年間:1テーマあたり2,000万円(消費税を含む、上限:1,000万円/年) 

現在、情報公開請求を行っていますので、題名にも(仮)としましたが、最大で3000万円の税金がこのコンパウンドボウの開発に費やされています。ただし、満額ではない可能性はあります。ターゲットボウに続き、次は何に私達の税金が使われるのでしょうか。それでよいのでしょうか。

コンパウンドボウに詳しい方ならツッコミどころには尽きないと思いますが、

2020年度採択

アーチェリー弓具コンパウンドボウの開発/株式会社西川精機製作所

本体は主にハンドル・カム・リムから構成されており、この3点に開発テーマを絞った研究開発

https://www.iri-tokyo.jp/research/project/pj-disability-sports/

この日本製・国産コンパウンドボウを名乗るやつ(IBIS)、バックストップなどの細かいところはともかく、ハンドル・カム・リムだけは新規に研究開発されているらしいのですが、これが2025年発表されたにHOYTなどのメジャーメーカーの最上位モデル以上の価格帯のカムだと言われて信じる人は…いない説。

もう一度いいますが、個人的な想いで挑戦するのは、どんなことであれ、素晴らしいことです。しかし、わたしたちの税金を使う場合にはそうと思いません。もう二度と税金を使って、こんなことをしていただきたくないので、こんな情報開示請求をしていきたいと思っています。続く。

「アーチェリーコンパウンドボウ」を日本で初めて、発売いたします。
株式会社西川精機製作所 2025年10月01日

Revolution bows 2026 昔見たような

フェイスブックで新年の挨拶をアップしていたら、2026ATAショーでRevolution bowsが新しいデザインのコンパウンドボウを発表していました。動画もアップされているので、確認したところ、特に現行のものに比べてものすごく静かなわけではなさそうです。スペックを見る限り、大きさ(24インチ)が革新的といったところでしょうか。仕組みとしては昔のMathewsのNo Camと同じような…。。。

https://www.archeryhistory.com より

いや、どこかで見たようなデザインだと思ったら、80年代にBearアーチェリーが発表した”Delta-V”の同じ傾向の発想かと思います。リムに接続されたカムは引かれたときに、位置が変化するので(*)、発射時にカム移動に無駄なエネルギーが使用されてしまいます。

*通常カムのアクセル間はフルドローになったときのほうが短い

このタイプの弓はカムが可動するリムにではなく、ハンドルに接続されるので、基本的には位置が変化しません。この設計によって、効率性を達成する発想だとは思うのですが、さて、以下に評価されるでしょうか。久しぶりに見た目に驚いた弓でしたね。

GASボウストリングから新作ライン「SystmX」を発表

GASボウストリング(Gas Bowstrings)が2025年の新しいシリーズとして「SYSTM-X」を発表しました。素材の特徴としては、BCYの新しい素材VX2を使用していることですが、「システム」と名前にあるように、それぞれのメーカーの150種類を超えるの弓に対してテストを行い、それぞれの弓に適した、「スピードノックの場所」「ねじりの数」「サービングの場所」「サービングの太さ」を独自に設計してカスマイズされた独自のストリングを提供するとのことです。

GASで独自設計のためのテストを行ったメーカーの一覧です。国内で流通する弓はほぼ網羅すると思います。具体的なモデル名は下記のサイトで確認できます。

動画で具体的に言及されてはいませんが、映し出されている数字を見ると、2-3%の向上の見込めるとほのめかされています。下記の動画で言及されているように、ホイットは付属するオリジナルの弦の性能向上のために、昨年に弦の製造プロセスを刷新していますが、他の長らく同じ手法で弦を製造しているメーカーだと、オリジナルの弦からSYSTEM-Xに交換するだけで、2%以上の矢速向上を得られる可能性は実際あるのではないかと思います。

今後のメーカー側の対応にも期待したいところです。

SCOTT アーチェリー 2025年リリーサー

スコット(Scott)アーチェリーが2025年の新モデルを発表しました。

左からSR1、STB、LONGHORN EXPERTです。
Lanyard Connection接続例

新しく発表されたのはトリガー式のSR1・STBと、バックテンション式のLONGHORN EXPERTです。劇的に変化した点はなく、変更は新作リリーサー全てで、Lanyard Connection接続に対応したことです。1月頃から出荷が始まるようです。

PRIME(プライム) 2025年 本当に新しい形

プライムアーチェリーが2025年の新モデルを発表しました。全く新しい形(FORM)という触れ込みで、このように売り文句は何度も聞いてきましたが、今回は本当に全く新しい形で「FORM」という弓が登場しました。アルミとカーボンチューブを結合させるというハイブリットハンドルになっています。

ハンティングのカテゴリーですが、非常に軽量なので、軽量ハンドルを求めている方には一つの選択肢になるのではないでしょうか(26.5インチからなのが残念ですが)。本当に全く新しい形なので、弓のシューティング感が全く想像できないです…射ってみたい!!

イーストン2025年、新商品はタングステンポイントです

イーストンが2025年ラインナップを発表しました。ハンティングでは、5mmシャフトラインを大きく打ち出しましたが、ターゲットでは特に大きな変更はなく、X10/X10プロツアー用の100grのワンピースポイントが新しく出る程度です。ご確認ください。

イーストン EASTON アーチェリー 2025年 ターゲットカタログ

2025年 New X-Impact スーパーソーテッド シャフト

ブラック・イーグル・アロー(Black Eagle Arrow)が2025年の新商品として、既存のX-Impactシャフトを改良した、スーパーソーテッド(Super Sorted)を発表しました。

まず、スパインが600番までとなりました。700番以降のスパインが廃止になりました。代理店にはまだ在庫が少しあるので、必要な方は早めの発注をお願いします。

基本的な設計に変更はなく、精度を向上させる「スーパーソーテッド」システムを新しく導入したことに伴っての、新しいラベルの導入になります。新技術の導入に伴い、若干(10%)くらいの値上げになります。詳細は販売店に問い合わせください。

Mathews 2025 Title シリーズ発表

Mathews(マシューズ)が2025年ターゲットモデルとして新しいTitleシリーズを発表しました。上は公式ページの写真ですが、左が34インチモデルな訳はないので、多少写真が混乱しているようです。34/36/38/40の4モデルです。また、TRXシリーズは生産終了となります。

2025 TITLE Every technology and detail in the TITLE is aimed at making the most stable, most repeatable, and most accurate bow we’ve ever designed.

この写真はLancaster archeryより

新しく導入されるのはボンドグリップシステム。「最も必要な箇所のグリップ力を強化するテクスチャ加工のラバーグリップ表面を備える」としています。

ただ、多くのマシューズを使用しているトップアーチャーはグリップテープを全体に巻いて使用することを選択しているので、そこまで考えて設計しているとは思いますが、標準装備のラバーグリップと追加のグリップテープの相性がどうなるか気になるところです。

2025年のマシューズの全モデル、基本、Title(4モデル)とLift-X(4モデル)にSafariの3シリーズのみで、かなり削減されました。

APA 2025 TUNE SHIFT テクノロジー

APAアーチェリーが2025年の新技術としてTUNE SHIFT テクノロジーを発表しました。ケーブルをねじるだけではなく、かける場所を移動させることでカムの傾きを調整するというものです…うん…他社(下記記事)に比べると、それじゃない感がしますが、皆さんはいかがでしょうか。

HOYTアーチェリーが低価格帯のRCRVシリーズを発表

HOYTアーチェリーが2025年モデルとして低価格帯のRCRVシリーズを発表しました。RCRV 300ドルのPodiumと200ドルのCompの2モデルとなります。

ほうーと思ってみていたのですが、中国製の100ドル未満の激安ハンドルでも40ポンドまで対応しているのに対して、双方36ポンドまでのリムしか用意されていないとの表記を見てびっくり。もちろん、36ポンド以上で保証対象外とは書かれていないものの、36ポンドまでしか用意されていないリムというのも、加えて言えば、20ポンドのリムに6層カーボン構造と言われても、私の経験上24ポンドくらいはないとグラスリムとカーボリムに違いなんてありませんよ。

ということで、ハンドルは面白いと思いますが、リムはちょっと設計思想が見えないモデルになっているとしか言えない感じのホイット2025です。

XactシリーズとArcosシリーズ、インテグムリムは生産終了です。インテグラリムは40ポンドまであったのに、36ポンドまでって…うん。