2022年からダンパー許可のベアボウは変わるのか?

Vibration dampeners are permitted. They may be installed in the riser by the manufacturer, or by attaching aftermarket dampeners directly to the riser or to weight(s). Any combination of weight(s) and vibration dampener(s) must pass through a ring with an inside diameter of 12.2 cm (+/- 0.5mm) without having to flex vibration dampeners to fit through the 12.2 cm ring. A riser manufacturers´angled stabilizer insert(s) are allowed, but angular brackets or connectors are not permitted. Weight(s) and dampener(s) may be added below and above the riser’s grip, but must not aid the athlete in aiming or ranging in any way.

WAルールでは1/15から有効、日本では4/1を予定

あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします。

さて、2022年の最初の記事というか、最近考えているのは今年からベアボウに導入されるダンパーがどういう影響を与えるのかという点です。新しいルールの日本語訳はまだ公開されていないと思うので、機械翻訳したものにちょっと手を加えるとこんな感じです。

ダンパーを使用することは可能です。メーカーがハンドルに取り付けるか、メーカー純正ではないダンパーをハンドルに直接取り付けるか、ウエイトに取り付けてもよい。ウェイトとダンパーの組み合わせは、内径12.2cm(±0.5mm)のリングをそのままの状態で、ダンパーを曲げることなく通過しなければならない(*)。ハンドルのスタビライザーブッシングの角度は認められるが(**)、ブラケットやコクネクターによって角度を追加してはならない。ハンドルのグリップの下と上に重りやダンパーを追加してもよいが、競技者のエイミングや測距の助けになるようなものであってはならない。

*ダンパーにたくさんウェイトをつけると自然に曲がっていきます。解釈としてこの状態で通れば問題ないと考えます。「手で曲げて検査を通してはいけない」という意味であり、逆にダンパーを手で支えたりして、ダンパー+ウェイトが最大長になる状態で検査せよという意味ではないと思います。

**ヤマハなどが過去に採用しています。α-EXで実測3度。

さて、まずはルール改定の理由については公式では「アーチャーの怪我を減らすため(In an effort to reduce repetitive motion injuries)」とされていますが、ベアボウはダンパーがないから怪我しやすいという話は聞いたことがないです。というかリカーブよりよほど体に優しいです。

個人的には以前に記事にも書いたとおり、ベアボウで使用できる道具を増やして、ベアボウのマーケットを拡大させることが目的だと思います。9月にコストを理由にベアボウは世界ターゲットの新種目に採用されませんでした。マーケットが拡大することで、WAがベアボウを世界ターゲット選手権に含めても、コストと釣り合うと思う状態にすることが今後の目標となります。その第一歩でしょう。

国内でもベアボウ用品を本気で販売しているプロショップは非常に少ないと思いますが、その理由も(ウェイトとタブくらいしか売るものがなく)お金にならないからだと思いますが、使用・販売できる道具が増えれば、興味を持つプロショップも間違いなく増えると思います。そのためのルール改正と考えています。

ですので、このルールの改定によって、スタビライザーとアングルブラケット以外はほぼすべてのアクセサリーを、また、ウェイトは「直接ハンドルに取り付けなければならない。」というルールが廃止されたことで、取り付けする方法の自由度も格段に広がりました。

ただ、いわゆるアッパーのようなウェイトとハンドルの間にゴムダンパーをいれて、ウェイトを”大きく”振動させる方法で振動を抑えるような、シューティングの感覚を変えてしまうようなダンパーが使われだす可能性は低いと思います。トップアーチャーの多くはソリッドな感覚のセッティングを好んでいます。

ですので、このような長さ方向に距離を持たないようなダンパーやドインカーEXOのような非常に硬いダンパーが採用されるようになるのではないかというのが個人的な考えで、今は非常に重い矢を射っているので、振動対策の必要性を感じませんが、インドアが終われば自分も試してみようと思っています。4月の販売解禁に向けて、販売ラインナップを揃えている段階です。

家に1/4″ネジのウェイトがなかったのでロッドになっています…本来はウェイトが合法??という話です。

一点、新ルールに明確になっていないのは、スタビライザーブッシングに角度をつける「ブラケット」の装着は明文化されてNGですが、ハンドルに取り付けられた「ウェイト」(写真の金のパーツは明確にウェイトです)、そこに角度をつけたブッシングの存在は合法か?という問題です。写真で角度がついているのがわかると思いますが、このブッシングにダンパーやウェイトを装着できるのか。

競技規則に正式に追加するまでには明らかになっていて欲しいですね。

ベアボウインドア、来年の矢を設計してみる。

ベアボウアウトドアはフィールド競技の80cm的の流れをくむので、一定のセッティングの目安がありましたが、ベアボウのインドア競技が正式競技になったのは、本当に近年のことなので、どのような矢が適しているのかという多くの人が賛同する目安はまだないように思います。

上が28径のウルトラライト、下が最大口径のXバスター

議論の中心となっているのは、0.28径(ウルトラライトやSD19)を正しいスパイン(600/700)・セッティングで使うのか、コンパウンドで一般的な最大径のシャフト(400/500)に重めのポイントで無理やり飛ばすのかのだと思います。

アメリカのJohn Demmer選手は前者でCXのPro RZ Recurve(現在入手困難)シャフトを使用しており、スウェーデンのErik Jonsson選手は最大径のNVX23(2018年モデル)を使用していて、両方ともに結果を残しています。600番-700番で最大口径のシャフトがあれば、両方のメリットを享受できるのですが、現状選択肢として該当するシャフトが存在しません。X10やACEのようなシャフトで挑むトップ選手はあまりいないようです。

ということで、テストとして、両方を作ってチューニングして、その中から自分にあうものを選択するのが正しいやり方ではありますが、試合が2月後半までしかなく、実質6週間程度の中で、両方のチューニングまで完了できるか自信がないので、今シーズンは現在のXバスターである程度練り上げた最大径のチューニングを引き継げる9.3mm径のシャフトだけにして、0.28径の方は来シーズンの課題にとっておくこととします。

さて、先日RX-7について調べ直して書きました。テーパー型のアルミシャフトでシャフトに重量があるので、420番でGPI10.4、ポイントを軽くすることができます(同じ重さの矢を作る場合)。その逆の性質を持つシャフトとして、Black EagleのPS23シャフト。ストレートのオールカーボンシャフト、500番でGPIは7.1で28インチのシャフトを作る場合、80gr程度重いポイントとなります。

A イーストン RX-7 / アルミ / テーパー / ノーマルポイント / ヘビーシャフト

B ブラック・イーグル PS23 / カーボン / ストレート / ヘビーポイント / ノーマルポイント

現在の矢が540grなので、同じくらいの重さ(重さがあまり違うと現在のチューニングを引き継げない)で2タイプの矢を作って比較したいと思っています。次の試合がもう2週間後なので、最初は現在のXバスターに近いPS23で挑む予定です。

(第一章 とりあえずやってみる)

7月  ベアボウにチャレンジ開始

8月 初試合 486点

9月 514点

10月 526点

11月 534点(274-260) / インドア 429点

12月 インドア 431点 

(第二章 道具とチューニングを探る)

12月 シャフトの変更

1月15日 町田インドア

RX7という不思議なシャフトを考える。

先週から始まったベアボウ第2章の道具編のために調べ物をしていたものを整理しています。ただ、チューニング用パーツのアジャスタブルポイントとウェイト(赤で囲んだもの)の製造が遅れており、来年1月中の納品は無理とのことでした。

RX7に関しては2つ記事を書きましたが、いまいちこのシャフトの正体をつかめずにいました。世界的にも2019年に発表されてから、このシャフトより低価格のX23は世界戦で見かけても、価格的に上位モデルのRX7はほぼ見たことがなく、存在意義を理解できずにいました。

今回自分が使うベアボウインドア用シャフトを選定するときに選択肢に入れて検討してみましたところ、まず、ノックについて自分の理解が足りていないことが判明していました。カタログは定期的に見直すものですね…。

イーストンカタログ2015
イーストンカタログ2022

イーストンは近年までSサイズとLサイズのノック溝のデータしか公開してきませんでした。Sは088″でLは098″とされてきました。しかし、2022年のカタログではデータを一新し、Sサイズを096″、Lサイズを112″に変更してきました。メーカーに確認中ですが、Gノックのサイズが変わるというのは大きなニュースですので、発表されていない以上、測定方法が変わっただけだと思います。

それに伴い、Hノック、マイクロライト・スーパーノック、マイクロライトノック、Xノック、3Dスーパーノックのデータが公開され、Nノックなどは今まで通りデータがないという状態です。どういうポリシーはちょっとわからないのはさておき、今までSとLしかないという認識でしたが、細かくサイズが分かれていることがわかります。

– Sサイズ 096″ Gノック Sサイズ

– 103″ 3Dスーパーノック

– 108″ マイクロライト・スーパーノック

– 111″ Hノック / Xノック

– Lサイズ 112 Gノック / マイクロライト 

111と112に違いはほぼないので、3Dスーパーノックが中間のMサイズ、マイクロライト・スーパーノックはLよりのMサイズのノックとなります。サイズから読み取れることは、111/112サイズはコンパウンド用です。というのは、リカーブのアーチャーは自分が作ったり、サイズを選んで購入しますが、コンパウンドでは、弦のサイズ(太さ)は購入時についているものが標準設計で、色だったり、素材を変更する人はいても、太さを変更することは設計時の性能を損なうので、ほとんどの人はやりません。

となると、103と108は高ポンドのリカーブで弦を太くしたとき、またはベアボウで太い弦を選択したときにフィットする弦に合わせての設計と考えられます。ラインナップを見ても確かに、柔らかくても、500番くらいまでしかない、硬いスパインのシャフト(6.5mm/0.246″)用のノックとして販売されています。

ということで、2019年に書いたこのレビューは正確ではないということになります。というよりか、このような勘違いを払拭するためにイーストンは自身のノック溝の径を2サイズではなく、5サイズあると公表したとも考えられます。

以上、096よりは太いものの、3Dスーパーノックを使用すれば、ストランドを2本追加した弦でリカーブで使用できるノック溝となるので、RX7をリカーブで使用することに問題はありません。

では、多くの実績のあるX23とRX7の違いといえば、スパインです。テーパー設計にすることで、WA最大径のRX7 420 = X23 2315 340 は80番柔らかく射つことができます。自分でもリカーブのときには450番のシャフトを使用していたので、400番のスパインというのはトップアーチャーにとっては、無理に硬いシャフトを射つことなく、正しいスパインとして、最大径のシャフトを選択できるのがメリットとなります。これはチューニングとしては、軽いポイン、正確に表現すればヘビーポイントではなく、通常のポイントを選択でき、リリースによるミスの低減を可能にします。リリースによるミスがほぼないコンパウンドでは有効ではないです。

ただ、前の記事でも取り上げましたが、RX7 525 = X7 2114 506でX7とほぼ違いはありません。イーストンの説明を見ても、RX7に関していえば、420番が本来の設計された性能を発揮する唯一のサイズで、残る2つに関しては、RX7もどきといったところだと思います。525のテーパーは0.0032″(=0.082mm)で0.1mmもありません。

さらに、今回の記事を書くきっかけとなった自分のベアボウシャフトで言えば、ベアボウは一般的には高ポンドを使わないので、最大径の23を選択でき、かつ、それを80番柔らかい状態からチューニングをスタートできるRX7-420は選択肢としてかなりありではないかと思います。

ベアボウターゲット、第二章開始。

アクセルのコンツアータブに使用できる新型のカンタピンチが入荷したのですが、告知する前に全サイズ売り切れました。ありがとうございます。どこかで話題になっているのでしょうか??

さて、初心者としてベアボウを7月にはじめました。初心者のうちは、というよりは成長しているうちは道具をあまりいじるべきではないと思っています。成長しているのですから。せいぜいポンドを上げたり、ウェイトを少し増やす程度で良いでしょう。

が、今回1ヶ月の練習で、2点しか記録を更新できなかったので、技術的な成長が停滞してきていると思います。7月からほぼ道具にこだわりなくやってきましたが(今は1万円の弓とコンパウンドで使ってた矢を転用)、この技術的な成長が停滞したタイミングに道具をいろいろと変えて、自分に最適なものを探ってみることで点数を向上させる第二章「初心者・道具を変えてみる編」をやってみたいと思います。2月の東京インドアまでです。よろしくおねがいします。

道具屋なので、2ヶ月・2試合、道具編で自己新出せなかったら…やばいですね。。

コツx5と…。

ベアボウで2回めのインドア。同じ部で坂野選手が日本記録をもう少しで更新する点数を出してました。が、同じAB立ちで射っているところは見られず残念です。

自分は自己新更新したものの、わずかに2点。アウトドア同様ほぼ毎試合記録を伸ばしているもののもう少しペースアップしていただきたいものです(自分の責任か…)。また、1エンドを除き(外部要因)、30秒以上残して射つことにも成功しました。90秒ルール対応できそうです。インドア練習始めてほぼ1ヶ月たちます。、初心者なので、何もセッティングはいじりませんでしたが、1月の町田に向けて、来週からは道具も少し変えて、いろんなセッティングを試してみたいと思います。

7月  ベアボウにチャレンジ開始

8月 初試合 486点

9月 514点

10月 526点

11月 534点(274-260) / インドア 429点

12月 インドア 431点 

Fiat lux.

20年前くらいにバカの壁という本が流行り、自分も読んだ気がします。それを実感しました…。練習場所の18mラインが暗く、5時位でエイミングの感覚が変わってくるので、違う練習場所にするか、夜の部の練習を諦めるか真剣に1週間悩みました。

湯船に入っていたら、暗ければ明るくすればよいという偏差値1でも思いつきそうな当然の答えにたどり着きました。ですよね。。ということで角度を計算して(60度がこのライトの場合最適)、3Dプリンタでスタンドを作り、無事夜間でも練習できました。なぜ当たり前の答えにたどり着くのにこれほど時間がかかったのだろか(ToT)

YOST ベアボウウェイト入荷 高いのは送料です。。

YOSTのベアボウウェイトが入荷しました。メーカー定価は5800円(114円換算)ですが、弊社では6800円で販売させていただきます。メーカーより高い定価となっているのはウェイトのため重く日本までの送料が結構高いためです。1つ450g。

偏芯ウェイトで左右のバランスを調節できます。

メーカー提供の写真は多分8オンスタイプで、取り扱いの16オンスタイプはこの長さとなっています。

Yost Mojoウェイト - JPアーチェリー

インドアに正解はヘビーシャフトかな?

リカーブのインドアでは大口径シャフトが適切なのか、ターゲットで使用しているいつものシャフトが適切なのか、長年論争があり結論は出ていないですし、世界室内選手権やワールドカップではどちらも優劣つけがたい結果を残しています。

本日はベアボウではじめてのインドア試合でした。1週間でなんとかチューニングをまとめての結果ですが、アウトドアの自己ベスト530点台をインドアに換算すると理論上では440点出るのですが、結果は429点で、まぁ、実力通りの点数と言ったところではないかと思います。

インドアに取り組むか迷っていましたが、次の試合まで、約3週間、引き続きインドアに向かい合っていこうと思います。というのも、インドアの正解にたどり着いた気がしています。

高校時代にコーチ(だったと思う)にインドアは基本を見直して、アウトドアに向けて射形を見直すトレーニングにもなると言われましたが、20年近くピンときていませんでした。だって、距離が短いだけだし。。もちろん、試合では屋内なので風の影響はないでしょうが、インドアのために練習場を変えるほどの贅沢な環境でもないので、結局は屋外で練習はしているし、何が基本をと思っていました。

おそらく、同じ矢では自分の当時思ったことがそのまま正解だったのではないかと思います。しかし、今回、ベアボウで軽量シャフトから大口径のヘビーシャフトに変えて練習した結果、シャフトが重い分、弦のかえりが遅くなり、FF+を使っていても、シャフトが150gr程度重くなったことで、弓のスピートがダクロン弦を使ったときくらいに遅くなりました。その結果、弓からフィードバックよりシャープになり、今の射の何が悪かったのかが、かなりわかりやすくなりました。

おそらくこれが、インドアでの正解なのではないかと思います。インドアになることで矢速を気にする必要がなくなり、大口径・重量のあるシャフトに切り替えることで、弓の挙動がゆっくりとなり、その事によって、より多くのフィードバックが得られ、基本の射形を見直すことが簡単にできるようになるメリットがあるという話から、あのようなアドバイスを頂いたのかなと、今更思っています。次回の試合は12月中頃です。480点(バッチを取得できる=50mw換算 580点)を目標にがんばります。

痛みを知る、痛みで知るグリップ。

本日ベアボウインドア、練習デビュー。冬はインドアするか、春に向けてアウトドアり練習を継続するか未定のため、前に手に入れた30年前Radianをベースとして今週末の試合に出ます。リムアライメント機能が搭載される前の最後のホイットです。

前の記事でも書いたのですが、このハンドルのグリップはなかなか癖があり、金属グリップとウッドグリップのハイブリッドとなっています。そして、もう30年も経ってくると、隙間ができてしまい(写真の赤く囲んだところ)ます。

正しく押せていれば、つまり、プレドローからフルドローまでにグリップのテンションが変わらなければ問題ないのですが、この間にグリップがずれる=手の肉が少し動くと、この隙間に肉が挟まって痛いです…。しかし、この痛みによって、グリップが正しくないことを理解できるので、ある意味便利です。

ここにグリップテープ貼ってしまえば、痛くなることはなくなりますが、もう1回痛みを感じたいと思っています(・・)

(趣味ではありません!)

【追記】2回の練習でこうなりました。。