スタン(Stanislawski)が新しい角度調整可能のリリーサー、PerfeXを発表しました。TRU(明日紹介予定)からも同様のものが出ていますが、取りかけの角度を3段階で調整できる機能が新しく搭載されました。
また、昨年から標準搭載になったスタンのユニークなトレーナーロック(シアーをロックする機能)も搭載されています。1月の入荷予定です。
ATAに向けて各社新しい商品を発表、なかなか記事が追いつかない…。
ハムスキーアーチェリーソリューションが新しいピープシステム、InSight Peep Systemを発表しました。
昨年末からいくつか登場したロングタイプのピープの機能と、スペシャリティのクラリファイアインサートの機能をパッケージングしたシステムになっています。
ピープにはレンズの度数に合わせるための異なる4つのレンズと6つの内径調整インサートが付属し、ピープを装着したままで、細かく見え方の調整ができるようになっています。
1月後半の入荷を予定しています。
また、スペシャリティもクラリファイアレンズに新しく0.5#と1.5#のレンズを発表しています。0.5は在庫せず取り寄せのみ、1.5倍は在庫して取扱いとしました。こちらも1月の入荷予定です。
マシューズから連絡がありましたが、その前に彼のフェイスブックで見てびっくりです。
2016年現在のジェシー・ブロードウォーター選手はナショナル(全米)ランキング19位で今年のワールドカップには出場していません(フィールド選手権には出場)。マシューズに移籍することで、2017年より良い成績を残してくれることに期待です。ちなみに5位のアレックス選手はマシューズからPSEに移籍です。
“I’m excited to hit the tournament trail with my new Mathews TRX,” said Broadwater.
ですが、ショートアクセルを好む印象が強いジェシー選手がこのインドアシーズンには40インチアクセルのTRXを選択したのはびっくりです。
マシューズで試合に挑むジェシーを見られるのは1月3週目のワールドカップニームか、4週目のランカスタークラシックのどちらかになると思います。楽しみです。
(Hauptstadtsport.tvより)
バンコクで週末ワールドカップ・ステージ2が行われました。2年にわたって、世界戦への参加とトップアーチャーへのインタビューの2つの目標を達成したので、今年の参加は見送っています。
同日、ドイツベルリンでは大規模のインドアトーナメント・ベルリンオープンが行われました。以前では、WIN&WINの新商品が最初に披露される試合として有名でした。ワールドカップと被ったものの、多くのトップアーチャーが出場し、男子コンパウンドではトラブルの末、ステファンハンセン選手が優勝しました(*)。
*詳しくは事情が分かりませんが、シュートオフで選手同士が差異を認め、勝敗を決めたのに審判が”タイ”判定し、再シュートオフが行われたようです。コールされなくても、審判員が距離を測定し、結果を覆す権限があるのかなどの点が問題になったようです。
その残念な事件はともかく、チーム・ビクトリーのSabine Sauter選手が女子コンパウンドで優勝しました。ビクトリーシャフトのこれまでの実績の中でも最大の結果だと思います。新しい製法でV1グレードシャフトの製造も始まります。今後のますますの活躍に期待です。
試合のダイジェスト。3分35秒あたりでハンセン選手も結果に納得いっていないような様子がうつっています。
2016年にビクトリー(VICTORY)が新しくテスト導入したMaxxKeテクノロジー(トルク低減のためにカーボンを45度ずらして編み込んでいく方法)を上位競技用モデルでも採用することを発表しました。
新しいMaxxKeテクノロジーをテスト採用したモデルは現行ライン(Victory VAP Low Torque)にもありますが、V3/V6モデルしかないので取り扱いはしてきませんでした。2017年にV1(.001″)のエリートモデルにもこの技術の採用を決め、シャフトのデザインも変更されるとのことで、取り扱いを考えています。テスト予定です。ただ、まだ価格が出ていないので入荷は少し先になりそうです。
2016年、ウルトラライトに続き、新しく発売したピアースも好調で、代表的な選手のドマゴイ(Domagoj Buden)選手は現在世界ランキング6位です。
世界戦でメダルを獲得するほどですので、現行モデルでも十分な性能をもっていると言えますが、2017年にはさらに精度を向上させたピアース・ツアー(Pierce Tour)が登場します。より高い精度でマッチングさせただけでスペックに変更はありません。また、スパインが増え、600番・700番が登場します。
部品では、HDピンノック(6.1gr)を軽量化してして、ピアースに合わせて最適化した新しいマイクロHDピンノック(3.5gr)が新しく登場します。
‐ Pierce Tour Straightness Tolerance +-0.01″
‐ Pierce Platinum Straightness Tolerance +-0.025″
今年、競技用ロッドとしては最も細い径を持つスタビライザーとして登場し、5月より取り扱いを開始していたウィンドドラゴン・プロXの再発注をしようとしたら、生産が終わるとのことで、2017年に向けて、新しいモデル”プラス”の生産に入ったようです。
アメリカで話題の超極細スタビライザー”Bernie’s X-Rod WIND DRAGON PRO-X”が入荷しました。
違いは一点、新しくEPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)という非常に比重が軽いゴムダンパーが内蔵されるとのことで、このロッドの軽さを殺さない範囲で振動吸収性能の向上を目指したものになっています。それ以外に変更はありません。
細さは
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X-Rod WIND DRAGON PRO-X ”プラス” = 12.3mm
HERO = 14.5mm
X SLIM = 16mm
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発注済みで、入荷は1月後半から2月の予定です。
2017-イーストンの新作ボウケースが2種類入荷しました。
・ワークホースボウケース
・ボウGo
*商品名に続く「4118」とは、41が外寸の幅のインチを指し、18が高さのインチを指します。
ここでは幅:41インチ。高さ:18インチとなります。
色の展開は2種類
・ティール/グレー
・オリーブ/グレー
*写真は「ティール/グレー」です。
【外寸】(およそ)
幅:104センチ
高さ:45センチ
奥行(まち):12センチ*外部ポケットの厚みは含みません。
【内寸】(およそ)
幅:98センチ
高さ:43センチ
奥行:10センチ
重量:1.95kg
ポケットは表側に2か所
・上段ポケット
内部は3か所に仕切られ、メッシュポケットもあります。
・下段(アロー)ポケット
アローポケットは幅が95センチあります。
手提げと肩掛けの2Wayとなっています。
独特なのが内装で、カムのあたる箇所に極厚のフォームが仕込まれている点。
厚み3センチはあります。
そのため外寸と内寸の一般的な「差」が約2センチのところ、ワークホースボウケースはマイナス6センチとなっています。
お求めの際は、お使いの弓の上カム端から下カム端を計測してご考慮ください。
その他の内装の特徴は写真の通りです。
ふた側に大きめのポケット2か所、弓を仮止めするベルクロテープが2つあります。
色の展開は3種類。
・ティール/グレー
・オリーブ/グレー
・グリーン/グレー
*写真は「オリーブ/グレー」です。
【外寸】(およそ)
幅:104センチ
高さ:45センチ
奥行(まち):12センチ*外部ポケットの厚みは含みません。
【内寸】(およそ)
幅:102センチ
高さ:43センチ
奥行:10センチ
重量:1.35kg
表側のポケットはこちらも2か所
ただ、上段のポケットは幅40センチの薄っぺたいポケットなのでそれほどキャパはありません。
下段のアローポケットは幅95センチとなっています。
ボウGoは手提げのみの対応です。肩掛けには対応していません、ご容赦ください。
内装はシンプルな造りになっています。
メッシュポケットが1か所です。
こちらは「ワークホースボウケース」のようにカム部分にあたる箇所ヘの厚めフォームによる特別な施しはありません。
一般的な内張りフォームの厚さ(約1センチ程度)のみとなっています。ご留意ください。
イーストンのNewボウケース「ワークホースボウケース」と「ボウGo」は店舗およびオンラインショップで販売中ですヽ(^o^)丿
本日、デカット(DECUT)からコンポジットボウスケールが入荷しました。写真の左がコンポジットモデルで、右が金属モデル(これまで販売してきたもの)です。
写真の通り…一緒です(‘ω’)ノ
違いはボディだけです。機能に違いはありません。
どういうことかと言えば、金属製の既存モデルは耐久性があり長く使用できるという特徴がありますが、何かのミスでボウスケールが飛んでしまった時には、その分威力を発揮します。より安全性を重視したのがこのコンポジットモデルです。耐久性は多少落ちますが、いざ問題が起きた時にはその柔らかいボディで衝撃を吸収します。
測定時に誤って発射した場合、ボウスケールが生き残っている確率はどちらも同じ程度だと思いますが、柔らかいボディのほうが弓や回りの物への影響は大きく抑えられます。これまでのデジタルボウスケール(X-spot/EASTON)はみんな柔らかいボディを持っているものでした。
機能は同じです。違いはボディの硬さだけです。環境に応じて選択ください。
先日、真直度とシャフト性能について記事を書きました。真直度とグルーピングについて、オリンピック・世界選手権で多くのメダルを獲得したリック・マッキニー選手が以前コラムで書いていたのを思い出しました。
紹介します。
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In the late 1980’s AFC and I ran tests to determine how straight does the arrow need to be in order to carry a 3 inch group at 50 meters or 55 yards. We used a recurve, fingers with a speed of near 200 feet per second. We found that .010″ T.I.R. (Total Indicator Reading) was the maximum in order to keep a 3 inch group at this distance.
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リック選手は、1980年代後半にAFC社(現在はアーチェリー関係の製造はしていないと思います)とシャフトの精度とグルーピングについてのテストを行っています。その結果、リカーブボウを用いて200fps(現在のリムであれば40ポンド前後のリムでX10を射った時がこのくらいの矢速)で矢を射ち出した場合、50mにおいて3インチ(おおよそ10点の大きさと同じ)のグルーピングを作るために必要な精度はTIR 0.01″としています。これより精度が悪いシャフトでは、どんなに良いシューティングをしても矢の精度が問題で点数を失います。
TIR は Total Indicator Reading という意味で簡単に言えば、+-表記の倍です。ですので、TIR 0.010″ = +- 0.005″ = V5グレードとなります。
現在はもう80年代後半ではないので、すべてこの通りではないとは思いますが、矢の精度の問題で50mで10点を外さないで済むのは、V5 = +-0.005″ まで、V3以上であれば競技用として最低条件は満たしている(*)というのが、業界での一つの共通認識であるのは、このあたりのテストから来ています。
*イーストンでいうとカーボンワン/ACCグレード