WIN&WINの2022年の新モデルが発表されました。

現在、アメリカでは世界最大のアーチェリー展示会ATAが開催されています。いくつかの新商品が発表されました。まずは、リカーブですと、WIN&WINの2022年の詳細が出ました。事前情報通り大きな変更はありません。新モデルとしてはWINEXリムの最新モデルの提供が始まります。記憶が正しければ、3回の改良を加えての、4世代目だと思います。現行モデルより多少定価が値上がり予定です。出荷開始時期はまだ聞いていません。提供された画像が文字通りイメージなので(CX7は実物)、まだ時間かかると思います。

CX7シリーズにウッドコアリムが追加されます。

ハンドルに大きな変更はないと聞いていますか、色のバリエーションに変更があるかもしれません。リムの中では昨年に弊社では販売を終了したMXT-GF/GWシリーズが終了となります。

また、発注済みのグリップのいくつかが生産終了につき、自動キャンセルという連絡があり、現在打ち合わせ中です。2年前にグリップのプラットフォームを統一しているので、バリエーションが減るようです。

ウィンが2020年よりグリップのベースを統一。

2020年ラインナップからウィンがベースを1つに統一しました。2019年以降のモデルには基本的に7番グリップが搭載され、このベースに、1番(TFT)、4番(CXT)、5番(WINEX/AXT)、6番(カスタム)がお互いに全部互換性があります。

ラインナップではCTK-H(ハイグリップ)が新規に追加されます。また、NANO MAXの2番3番グリップは生産が終了しますので、在庫限りとなります。

WNS/WIN&WINの2019年ラインナップ、VANTAGE-AXハンドル発表されました。

WNS/WIN&WINの2019年ラインナップが発表され、既存のラインナップは引き続き生産されますが(名称の変更あり)、新しくWNSとして初めてのオリジナル設計のバンテージ(VANTAGE)シリーズが発表されました。リムの方は位置づけがまだ不明なので決めていませんが、ハンドルの方は在庫しての取り扱いをします。

MKアーチェリーのアルファをほうふつさせるような雰囲気がありますが、ブッシングもすべて黒に統一したりと、長年人気のあるフォージドに重量を少し持たせて(1,200g)、デザインにもコストかけたハンドルとなっています。価格もフォージドより少し高いです。入荷は3月頃を予定しています。

他には、プレミアムハンドルのカラーラインナップ以外、大きな変更はないです…まぶしい!!

WIN&WIN/WNS Archery 2019 カタログ(11MB)

ウィン&ウィン(WIN&WIN)グリップ名・互換リストが更新されました。

2018年より、これまでは商品名で管理されていたウィン&ウィン(WIN&WIN)グリップ名・互換リストが更新され、番号表記となりました。個人的には分かりやすくなって良かったと思います。ユーザーの皆様は一度ご確認ください。

弊社で販売しているものの商品説明の追記しました。1番と5番となります。

WIN&WINアーチェリーの2018年はNSリムのウッドコアバージョンです。

先ほどウィンのフェイスブックのページで2018年の新商品が公開されました。既存の商品の新色なども出ますが、メインは2017年のWIAWIS-NSリム(フォームコア)のウッドコアバシージョンとなります。ヨーロッパで公表するのはいつも通りですが(今回はイタリア)、いつもより早い発表となりました。出荷開始時期は発表されていませんが、毎年、翌年の春節あけくらいです。

他にはカーボン素材では、記憶が正しければ初めてのアジャスタブルVバーが追加されます。かなり高くなる気がしますが、耐久性があれば、面白い商品になるかと思います。このほかにも新商品があると聞いていますが、とりあえず発表されたのは以上です。毎年、発表から出荷までかなり時間があるウィンですが、ハンドルの新色のほうは塗装を変えるだけなので入荷早いかもしれません。

【重要】SFのラインナップ一部がWINの傘下に移動します。

オリンピックメダリストのフランス人アーチャー、セバスチャン・フルートとウィン&ウィンが協力して、開発してきたSFアーチェリーの一部が、4月より「WINS – WINNERS」として、ウィン&ウィンの傘下となることが発表されました。SFアーチェリー自体が消滅するかは、まだ正式には知らされていません。

それに伴い、SFアーチェリーのラインナップがWINNERSのラインナップとして再発表され、値段を見るとそれなりに値上げされています。

弊社としては、そのままWINNERSに移行するか、低価格商品の一部に関しては、販売価格維持のため、アバロン(AVALON)への移行を検討します。

また、WINNERSの入荷は5月のゴールデンウィーク明けを予定していますので、来週到着分(まだ在庫には登録していませんが下記のものを含む予定です)が届いたのち、次回入荷には1か月程度在庫の空白が生じます。急ぐ方はご相談ください。また、弊社の実在庫を再確認しますが、基本的な在庫がないサイズは再入荷しない見込みです。また、保証はWINNERSに引き継ぐので、SFアーチェリーの商品で故障した場合には、相当グレードのWINNRS商品での対応となります。

来週入荷分)
-AXIOM 25″ PLUS+L RH BLACK
-AXIOM 25″ PLUS+L RH RED


新ブランドでの卸価格の上昇に伴い、下記のSFアーチェリーからの移行商品は値上げされる予定です。ご理解ください。

SF)フォージド+ → WINNERS)フォージド エリート α
SF)エリート+ → WINNERS)エリート α
SF)プレミアム+ → WINNERS)プレミアム α
SF)アクシウム+ ライト → WINNERS)アクシウム α

ジェーク選手によるウィンの新型ハンドル・リムのチューニング解説。

ウィンに移籍したジェーク選手が新しいウィンのハンドル・リムの初期チューニングについて解説しています。方法として新しいものはないと思いますが、時系列(どれを先にやるのか)という意味では、参考になるのではないかと思います


全部で2時間程度の動画で、簡単な英語なので理解は難しくないと思います。ただ、全部追っていくと非常に時間がかかるので、重要な部分のみを記事として抽出しました。また、より具体的な質問に関しては、事情によりお答えできかねます(*)。

*ジェークのチューニングガイド(有料)を私が翻訳したので、より詳細なチューニングやその意図に関しても理解しているつもりですが、その資料は有料のため、こちらで無料でより詳細に回答することはできないです。あくまでも、ジェーク選手の無料公開のこちらの動画をベースとして記事を書きます。

まず、注意していただきたいのはこの動画はフロント・リアカメラの両方で撮影されています。リアカメラでは正しく映っていますが、フロントカメラでは左右逆に映っています。ジェーク選手がAAEのキャップをかぶっているので、AAEなら正しく、EAAとなっている場合には逆に映っていると判断してください。

最初の50分程度はセッティングです。センターショット(リムアライメント)調整して、ティラー調整して(4mm)、レスト貼って、プランジャー調整(センターショット)して、ノッキングポイントを作ってと、いわゆる弓を射てる状態にしていきます。その後ストレッチをして、裏庭の射場に向かいます。

ウォーミングアップを終え、まず行ったのは、ベアシャフトチューニングです。左が完成矢、右がベア。2本のヒットした位置を黄色ラインでつなげました。完成矢に対して、ベアは右に。シャフトが弱い(ポンドが高い)ことを意味しています。ここでのジェークのコメントは「私にとって多少のポンドの変化は気にならない(意訳)」ということで、プランジャーが矢のスパイン調整ではなく、単純にリムボルトで弓のポンドを下げていくことで、ベアシャフトをチューニングすることに決めています。写真では完成矢が10点に対して、ベアシャフトは青まで飛んでいます。

そこでまず、リムボルトを約1回転して、弓を約1ポンド弱くして、再度ベアチューニングを行います。その結果、完成矢が右側の9点、ベアシャフトは8点ライン上くらいまで接近しました。

ここでチューニングを切り替えます。プランジャーの具合を見るために、ウォークバックチューニングというものを行います。これは、赤の矢印の点から垂直に糸をたらし、10メートルで黒い点に矢がヒットするようサイトを調整して、その後、この点を狙い続けながら、後ろに下がっていくいうチューニング方法で、公営の射場ではやるタイミングが非常に難しいテストの一つです。

下がっていけば、当然矢は下に落ちていきます。その結果が一直線であれば、大体のチューニングはあっていて、直線でない場合は何らかの大きな問題があります。さらに、垂直の直線であれば、完璧ですが、右か、左に向かっている場合はプランジャーに正しくないことを示しています。

結果、1本だけ、下のグルーピングで右に当たっていますが、これはただミスっただけだとのことなので、それ以外の矢は直線で、かつ、垂直であることがわかります。なので、プランジャーに問題はなさそうです。

ここからはひたすらリムボルトでベアの一致を目指していきます。ただ、リムのポンドを変更することはブレースハイトにも影響与えるので、リムのポンドを下げたら、弦をするし長くして、同じハイトを維持します。

そこから、後2回リムボルトの位置を調整した結果、ベアと完成矢がほぼ同じ位置に当たる結果となりました。わずかに、1-2cmベアが右のほうに当たっているようなので、後はプランジャーを半回転すれば、初期チューニングは完成とのことです。

ということで、初期セッティング、ベアシャフト、ウォークバックというどれもメジャーなチューニングですが、おおよそジェーク選手にとっては、

1.初期セッティングをする

2.大まかや傾向を知る(最初のベアチューニング)

3.プランジャーの調整をする(ウォークバック)

4.細かくリムのポンドを矢のスパインをマッチさせる(後のベアチューニング)

5.最後の一押しはプランジャーの微調整

という流れで、初期チューニングを終えたようです。アーチャーにとって考え方はいろいろですが、チューニングの中身だけではなく、その順番も大事です。たとえば、スタビライザーのセッティングはハイトに影響を与えるので、ハイトのチューニングを先にして、後からスタビライザーをいじったら、先のチューニングの意味がなくなります。

チューニング中身だけではなく、その順番にも気を付けてみてください。

ジェーク・カミンスキー選手がホイット(HOYT)からウィン(WIN&WIN)に、弓は未定

2017年シーズン、アメリカのオリンピックメダリスト、ジェーク・カミンスキー選手がホイット(HOYT)からウィン(WIN&WIN)に代わることが発表されました。現在はINNO AXT & WIAWIS フォームを使用して調整しているとのことですが、2017年の新型ハンドル・リムはまだ届いていないらしく、届き次第テストの結果によっては、新モデルの方を使うかもしれないとのことで、正式にはまだ使用する弓は決まっていないようです。

プロディジーが発表されたときは、そのチューニング方法から、必要性までかなりホイット(HOYT)を擁護する感じのコメントをしていたのですが、それがウィンにうつったは結構衝撃的なことです。

2012年ロンドンオリンピック銀メダル、2016年リオオリンピック銀メダル。2020年東京ではどのような結果が待っているでしょうか。楽しみです。

ウィンの2017年はいい感じで幕開けしましたが…新しいスタビライザーの価格すげぇ―高いっす(-_-;)

ウィン(WIN&WIN)が新しいスタビライザーシリーズWiawis21を発表

wiawis21%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%93%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%82%b6%e3%83%bcウィン(WIN&WIN)が新しいスタビライザーシリーズWiawis21を発表しました。現行では、FUSEのXテーパーのような内径ストレート、外径テーパータイプのスタビライザーとなっています。

wiawis21%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%93%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%82%b6%e3%83%bc2今までにない特徴としては、新しく登場するWIAWIS NSリムに採用されるグラファイトフォームコアがこのスタビライザーにも採用されていることです。上が新しいスタビライザーの特性のHMCとの比較ですが…生のデータをグラフで見せてくれるのは非常にありがたいのですが、もう少し解析した値があると助かるのかなと。

以前にHMC+とHMC2を比較した時、HMC+は振動の収まりがよく、短時間で振動を吸収する特性があり、HMC22は振動継続時間が若干長いものの、大きな振動をうまく抑えることができている結果となりました。写真で読み取る限り、今回のWIAWIS21はその逆の特性を持ち、対HMC+との比較で、より振動の収まりがよく、短時間で振動を吸収しているようです。ただし、逆に発射後の衝撃(グラフの縦軸)はHMC+よりも少し大きいようです。

wiawis21%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%93%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%82%b6%e3%83%bc3ウェイトには新しいタイプのテーパー型のものが採用され、センターの場合3つウェイトが付属します。色は黒のみのグロッシーとマット色の2種類のみです。

また、カロログからはWIAWISとHMC22が削除されました。在庫限りとさせていただく予定ですが、WIAWIS21の入荷はまだ先だと聞いていますので、特価品への追加は当分見合わせます。

2016年モデルで廃盤になったRCX-100/AL1/ラピード/WINEX(ハンドルのみ)の4モデルは値下げし、特価品に追加しました。在庫限りです。ニーズに合う方に特化はお買い得になっている思います。よろしくお願いします。