例年ドイツで行われるベルリンオープンごろに新作が発表されるウィンですが、今年は1か月ほど早く、本日のCET(ドイツやフランス時間)の朝10時に発表されるとアナウンスされました。日本時間では18時となります。楽しみですが、これまで発表から実際届くまで長くて半年かかったりするので、入手は少し先とお考えください。
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ベアボウ、2016年よりルールに明記されたプレートメモリタブが入荷しました。
2014年より取り扱ってきましたブラックマンバより、新ルールにも明記されたプレートメモリタイプのベアボウタブが入荷してきました。
ベアボウの弓具ルールの歴史にはそれほど詳しくないのですが、以前のルールでは明記されていませんでしたが(縫い目はよい)、2016年よりルールに明記されたのは、タブの縫い目よりも高精度である(と思われる)直接プレートに付けられたメモリが使用できるとの明文化です。
弊社の取引先では、ブラックマンバこのタイプの製造を始めていましたので、仕入れてみました。需要があればベアボウ系を拡大していきます。
スポットホッグ(Spot Hogg)からクイックデタッチ式のレストが登場しました。
MATHEWS Halon X Comp
2017年Mathewsの新作ターゲットボウ「Halon X Comp」が入荷しました。
今回の入荷は既にご注文頂いていた分の入荷です。
Halon X Compは全色塗装仕上げになっています。全6色*。
*黒/赤/青/黄色/白/ストーン(グレー)
白のハンドルには白色のリム、ストーンにはストーン色のリム。
その他のハンドルカラーは黒色のリムが装着されます。
アクセル間は37インチ。
昨年登場したHalon X の35インチから2インチ伸びました。
ハンドルは新たに設計しなおされ、リフレックスカーブがなくなり、ストレートに近いハンドルとなっています。
Halon X CompとHalon X を並べてみました。
ハンドルのカーブとリムの立ち上がり角度が違うのが一目瞭然ですね。
ブレースハイトはともに7インチ。アクセル間の違いと若干の重さの違い。
*カタログ値でHalon X Compが4.96ポンド、Halon X が4.94ポンドですのでグラムに換算すると約10グラムの違いです。
カタログ重量4.96ポンドは換算すると約2.249kgですが、入荷した1台を実測しましたら、5.27ポンド。換算すると2.39kgあります。
ところが実際手に持つとそんな重さを感じさせない重量バランスで、「ほんとにそんなにあるの?」という印象を受けました。
これはハンドルの設計でピボットポイントが下気味にあり、弓のセンターがバーガーホールに設定されているためで、一般的なハンドルはピボットポイントに弓のセンターを持ってきているため上部を持つことになります。
Halon X Compは全体のやや下方気味のグリップ位置になるため、手元重量が軽く感じる、と言う事になります。
レットオフは75%の一択。85%も選べたHalon X とは一線を画する設計思想、と言う事でしょう。
引き味は、引き始め4~5センチは柔らかく、そこから一気にピークへと向かいます。
バレー(フルドロー)に落ちる直前に“もうひと山”抵抗を感じ、ストンと落ちます。
バレーは極めて狭く、そのため75%のレットオフですが、体感的には60%台の体感です。
当然実測~計算しましたが、ちゃんと75%です。
これはヘタをして気を抜くと、グイっと持っていかれますね。
つまり、ぎりぎりまでピークポンドを維持することが、330fpsの矢速を叩き出す原動力となっています。
引き戻しする場合は、ややツラい部類に入るでしょう。
ウォール感は上下のモジュールにあるストップで、メリハリのある感触です。
引き尺変更する場合は、別売りのモジュールを交換するだけで完了です。ボウプレスは必要としません。
このモジュールは26.0インチから32.0インチまで。0.5インチ刻みでモジュールが販売されます。
お求めの際、引き尺選定の目安としてこの弓は(ほとんどのマシューズの弓は)、トゥルードローレングス*+1-1/4インチ(1.25インチ)でお考え下さい。
*フルドローのノッキングポイントからピボットポイント(バーガーホールの中心)までの距離
例)表示:27.5インチの弓の場合、その弓のトゥルードローレングスは、26-1/4インチ(26.25インチ)になります。
ホイットをはじめ、他社の弓からの買い替えの際は注意が必要です。事前にご確認を。
グリップは「フラットバックグリップ」を採用。一般的な平らで角ばったグリップです。
ハーモニックダンパーは上が「ライト」、下は「ノーマル」です。
ダンパーラバーは「3/8サイズ」が採用されています。
ケーブルガードは「リバースローラーガード」
フルドローにつれ、ケーブルテンションが和らぐ方向に働く仕組みになっています。
ケーブルガードバー、デッドエンドバー、グリップの側面装飾にはクロスカーボン模様で統一されています。
リアブッシング(5/16インチ)はデッドエンドの下に1箇所のみ。上側にはありません。
ストリング/ケーブルにはなぜか452Xが採用されました。BCY-Xや8190Xではなく、452Xです。
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全体的に高級感漂う仕上がり・・・・と言いたいところですが、アルマイト仕上げの方が好みの私からすると、矢を番える時、誤ってポイント先を当てたり、工具をぶつけたりすると塗装被膜が欠けてしまう怖さがありますね。
取り回しには注意が必要そうです。
2カムシステムやリムといった「動力源」は、ハンティングボウで培った、いかにもマシューズらしスパルタンな印象を受けます。
安定感抜群のワンカム「コンクエスト4」、対して、攻めに攻めた2カムの「Halon X Comp」
ともに純ターゲットモデルとして、ユーザーにとっては嬉しい選択肢かと思います。
2017 Mathews New Target Bow 「Halon X Comp」 ご注文をお待ちしておりますヽ(^o^)丿
SCOTT(スコット) SIGMA(シグマ)
発表から結構な時間がかかりましたがやっとのことでスコット・エクサスの後継モデルとして新作リリーサー「SIGMA(シグマ)」が届きました。*トリガー式リリーサーです
440ステンレスをボディーに採用したこのリリーサーですが、重さは86グラム。
カーターの代表的なリリーサー「ターゲット3」と同じ重さとなっています。
特徴はそのデザイン。先に発売されたトリガーレスリリーサー「Halo(ヘイロウ)」と同じく人間工学に基づいたエルゴノミクスデザインが採用されています。
とてもスリムで、しっくりとした握り心地になっています。
テンション調整(トリガーの押圧)とトラベル調整(作動するまでのトリガー移動量)が可能。サムレバーは広範囲の位置で好みのポジションが設定できます。
コッキングレバーはやや硬め。しかしTruBallのアブソリュート360やST360のような押しづらいレイアウトではなく、自然な位置になるのでさほど気にはならないか思います。
Scott/SIGMAリリーサーは店舗および、あちぇ屋CP(オンライン)にて好評発売中ですヽ(^o^)丿
イーストン(EASTON)の2017年カタログが出ました。
イーストン(EASTON)の2017年カタログが出ましたが、大きな変更点はなく、ポイントと新色とケースくらいです。カタログの順番に見ていきます。
まず、プロツアーに新しいサイズ340が登場します。そして、タングステンポイントに140gr-100grという選択肢が増えます。
次にカーボンワン/アポロ/インスパイアに1400/1600/1800/2000という柔らかいスパインが登場します。これで、CXのメダリオンだけではなく、2000番手台でイーストンのカーボンシャフトも選択できるようになりました。
カタログのミスなのか、本当か確認中ですが、カタログによれば、ピンノックのピンクがなくなります。ノックカラーに関してはあまり変えてほしくないんですけどね…
スタビライザーでは流行に乗った設計の小口径ロッドMicro Flexが登場します。0.600″=15.2mmなので、FUSE XスリムとDoinker ヒーローの間です。デザインは今までのイーストンのスタビライザーらしくないかなり派手な感じです。
*ウィンドドラゴン・プロX 12.3mm / Doinker ヒーロー 14.5mm / FUSE Xスリム16mm
コンパウンドケースは新しくWorld Cup 4517、Work horse 4118、Bow Go 4118、Micro Flatline 3618の4つが登場します。すべで在庫する予定なので、詳細は入荷後に。
配布用のPDFファイルはまだ届いていないのでカロタグは下記のサイトで確認してください。
イーストン | ダウンロード ページ
https://eastonhunting.com/downloads/
坂本が今週末の全日に出場するため、金曜日-日曜日は発送がありません。ご理解ください。急ぎのものがあれば、私の方で対応できるか確認するのでメールください。
マーチン(Martin)アーチェリー2017が登場しました。
取り扱いはしていませんが、チェックは続けているマーチンが2017年モデルを発表しました。最上位モデルは昨年と同じものですが、カーボンハンドルモデルではカーボン・ミスト(mist)というショートドローボウが発表されました。
23.5インチから対応する超軽量のカーボンハンドルモデルで、重さは1500gを切ります。
他にもファイアキャット(Firecat)というモデルも出ましたが、迷彩色しか選択肢にないので…今年から日本でも迷彩柄の公式試合使用禁止のルールができたので、今後は紹介してもしょうがないかなと。
特に目新しいものがないマーチンは2018年に期待といったところでしょうか。
ボウテック(Bowtech)が2017年ターゲットモデルを発表、3代目にモデルチェンジ。
ボウテックが2017年のターゲットモデルを発表しました。2016年のワールドカップで実績を残したファナティック(Fanatic)2.0がさらにモデルチェンジし、3.0となります。価格は新モデルの出荷価格は同じですが、為替の変動のため、販売価格は値下げしました。
ハンドルは10%剛性が向上し、アクセル間は0.25インチ長い37.75インチ、ブレースハイトは0.13インチ短く、7インチに。重さに変更はありません。ケーブルガードが変更されます。弓のキネティックエナジーは8%向上し、それに合わせて矢速は4%(12fps)向上し、320fpsに。
他にも多くの変更点があり、2.0で寄せられた意見からグリップの形状を再設計。ハンドルの下には新しくスタビライザーマウントが追加されます。標準搭載のストリング/ケーブルはより太いものに変更されます。
以上ですので、剛性向上・スピードの向上・グリップの形状変更の3点と値下げが3.0の違いとなります。本日より取り扱い開始します。同時に2017年モデルのフュエル(Fuel)、カーボンローズ、カーボンアイコンの3モデルも値下げしました。
ベースとなっている性能に関してはこちらのファナティック(初代)のレビューを参考にしてください。
ベア(Bear)アーチェリー 2017年 突き詰めた2モデルが登場
ベア(Bear)の2017年モデルが発表されました。6モデルが登場します。
ターゲット向けは2つ。写真はオリーブ色の355fps、ブレースハイト5インチのLS(レジェンドシリーズ)6というハイスピードモデル。見たことあるようなデザイン…。今回の新モデルもそうですが、ベアは上位モデルでも低価格なのが特徴で、定価は899ドル(9万円強)となっているので、355fpsのハイスピードモデルでは最も安く購入できる弓です。
もう一つはブレースハイト7.5インチ、アクセル間37.5インチの安定性を重視したモデル、LST。こちらもデザインがあまりベアっぽくありません。しかも、現在色は銀と青の2色のみが選択できるという謎仕様です。LS6とLSTの間くらいのスペック(36インチアクセル、ブレースハイト6.5とか)が最も人気あるよな気がするのですが、ハイスパートと安定性の2つの要素をそれぞれ突き詰めたような新モデルとなりました。
価格はまだ届いていませんが、アメリカでの定価は昨年のBR33と同じなので、販売価格も同じで行こうと思います。2017年モデルは在庫せず、取り寄せのみでの対応としたいと思います。よろしくお願いします。
プライム(PRIME)が2017年ターゲットモデルを発表、STXのマイナーチェンジです。
プライムがマシューズ同様ターゲットモデルのみを先行で発表しました。特に新しいモデルはなく、既存のラインの整理(MXシリーズの廃止)とSTXシリーズのハンドルデザインの変更となっています。
写真左が廃盤の2016年STXで、右が2017年モデルのSTX V2です。カムに変更はないですが、ハンドルのデザインが変更になっています。それによってブレースハイトが6.75インチから0.25インチ伸び、7インチとなりました。また、ハンドルに使用されている素材が82Xに変更され剛性は10%向上しています。
ケーブルガードにはダンパーが新規に標準搭載され、ロワーブッシングが1つ新設されました。また、カラーオプションも増えました。
STX39の方も2017年モデルではハンドルの再設計が行われましたが、ブレースハイトの変更はありません。下部のデザインの変更はブッシングを2つ搭載するためのものです。同様にケーブルガードにダンパーが搭載されます。
まぁ、マイナーチェンジとはいえ、ハンドルの再設計ですのPSEの2017年のように一部パーツのみでの2017年モデルへのアップグレードはかなり困難だと思われます。2016年ターゲットで特に不満なく使用されている方であれば買い替えの必要性がどれだけかるかは微妙なところだと思います。もともと、剛性の部分での問題は発生していないモデルですので、10%の剛性の向上(この部分が2016年との一番の違い)が実感できるかは難しいところです。
少し安くなりました(メーカーの卸価格とは関係なく為替の事情です)。