ベアボウルールの明確化。

前の記事で矢が縦に散らばる現象がわからないと書き、タブの構造を3Dプリンタで改良してからは…矢が2ヶ所にグルーピングする現象が発生しております…理由はわからん。ただ、グルーピングは狭くなってきているので、10月の試合で550点は難しくても試合点最高点の更新はできるかな…。

ベアボウのルールの改正が行われるようで、

Vibration dampeners are permitted. They may be installed in the riser by the manufacturer, or by attaching aftermarket dampeners directly to the riser or to weight. Any combination of weight and vibration dampener must pass through a ring with an inside diameter of 12.2 cm without having to flex vibration dampeners to fit through the 12.2 cm ring. A riser manufacturers “angled” stabilizer insert/s are allowed, but angular brackets or connectors are not permitted. Weights and dampeners may be added below and above the riser’s grip, but must not aid the archer in aiming or ranging in any way.

簡単に解釈すると、アッパーなどの装着も可能となり(見えてはいけない)、ダンパーの装着も可能となります。

ビデオカメラによるセルフコーチングのやり方。

自分がアーチェリーを始めた頃は、テープ式のビデオカメラで撮影して、それを見るのが精一杯でした。当時もビデオを分析して、その結果を選手にフィードバックするシステムはありましたが、プロ選手・チームでないと導入できない価格でした。現在でもプロ用のシステムは100万円位するそうです。

ただ、手間は少しかかりますが、無料のソフトを組み合わせることで、ほぼ同じような解析をすることは現在では可能です。特にコーチ・指導者がいないアーチャーにとっては、必要な作業だと思います。

自分のシューティングフォームを動画で撮ったことある方は多いと思いますが、それを見るだけでは、どれだけわかることがあるでしょうか?それを分析して、練習に生かしましょう。目的もなく2時間練習しても体力だけは付きますが、目的を持った1時間の練習のほうが価値があります。そして、その目的はコーチがいない人にとっては自分で見つける必要があります。

まずは自分の射型の動画を撮ります。スタンスが変わると意味がないので、1回分(1矢取り分)です。今回は9射撮りました。また、スマホカメラなら設定できないかもしれないですが、シャッタースピードは今回1/5000で設定しています。

シャッターは上から下に降りていくので、1/5000でも弦はきれいに撮れませんが、左右はきれいに捉えることが可能です。その分暗くなります。弦の位置から推測するに、写真上部は矢が飛び出したあと、中央部は矢が15インチ程度飛び出し所、下部は矢がもう飛んでいったあとだと思われます。

その動画をkinoveaにインポートして、コマ送り(60コマ/秒で撮影)で確認し、発射する瞬間の写真をイメージの保存機能で出力します。9射しているの9枚写真を得ることができます。

ここからは自分の設定が必要で、9枚の写真を写真の分割ソフト(無料でたくさんあります)で、分割してください。上は6×6で36分割しています。5枚目に発射する瞬間のポイントの引き込み量、6枚目に引手の高さ、8枚目にアンカーの位置が写っています。ここの作業(どう分割するか)は写真の解像度と画角次第なので、いろいろと試してみてください。また、どの写真を選ぶかは流石に自分で決めるしかありません。今、自分は上下にバラけがちなので、アンカーと引き込み量の安定さと、肘の高さのどれかが悪さしているのではないかと考えて、それを調べるためにこの3枚を選んでいます。左右にグーピングがバラけるなら、前からではなく、下のように後ろから撮ったほうが良いです。

そして、今度は画像結合ソフト(こちらも無料であります)を使って、5/6/8枚目の写真を結合してください。

9射のそれぞれのアンカー位置です。個人的に確認した限りでは、大きな違いはなく、上下のグルーピングの問題はアンカーではないようです。

引き込みに関しては見るだけではなく、Kinoveaで違いを測定しました。その結果、引き込みの違いは4.5mmであることがわかりました。横から見れば4.5mmは大きな違いですが、矢を上から見ているので、この違いをドローチェックで解決するのは無理だと思います。この部分は今後の課題として、感覚を磨いていくしかないでしょう。

結論として、引き手のひじの高さに問題があるようです。一番低い3番と高い9番では大きく違います。また、安定もしているように見えません。ただのバラバラです。この差をなくすことで、より高い点数が出ると思われますので、来週からはここを目標としてトレーニングしていきます。

上下にまったくグルーピングしないので、今回の分析を行いました。このフィードバックを持って、肘の高さを揃えていくのは練習しかありません。それが練習です。疑われるべきところは今回、引き込み・アンカー・肘の高さの3点でした。そこの特定に練習時間を無駄使わなくてもいいのではないでしょうか。

問題点の特定まではビデオカメラがやってくれる時代です。そこは時短してみてはいかがでしょうか。

違いのわからない…コードバン。

タブを改造するためにコードバン屋さんに行ってきたのですが、Nタブ→WIN360→セーカー2→ブラックマンバ→YOSTとタブを使ってきて、一度もコードバンに違和感を感じたことがない違いのわからない人間です。バックスキンは手に触れるので、どんな人間でも違いはわかると思いますが、コードバン面は弦に触れていて…弦がコードバンの表面を滑っていく時間は0.02秒。厚みと耐久性(交換が必要となるまでの期間)以外は、一体何が違うのか、ハテナです。ということで、違う3種類ゲットして試してみるつもりですが、多分違いわからないだろーな。。

店舗で購入しましたが、裏面の加工も物によって大きく違うのに、通販サイトだと、表面の写真しかないところがほとんどなのですが、裏は気にすんなってこと? どなたか詳しい方がいましたら教えて下さい。

読めますか?日本語が難しい。

明日から店舗は夏季休暇をいただきます。ご不便をおかけしますが、ご理解ください。私も休みですが、アーチェリーの事はやってます。明日はまた図書館暮らしです。

翻訳したコンパウンドと違い、リカーブのチューニングマニュアルを自分で書くにあたり、チューニングとは何かを問われているような気がします。1960年代の例えば、ビギニングアーチェリー(ロイ・K.ニーメィヤー 著/小沼英治 訳)には、そもそもチューニングというテクニックは存在しません。

しかし、2000年代では、弓を自分に合わせてチューニングしていくのが一般的になります。どこで変わっていったのか、どう変わっていったのかをチューニングマニュアルのストーリーに組み込んでいこうとしているのですが、

日本語が難しすぎて、英語が読みたい状態です(T_T)

日本語はその柔軟さ故に今の立場があるかもしれませんが、その分連続性を持たないように思います。200年前の英語でも、まぁ、読めなくはないのですが、200年前の日本語(江戸後期)は専門知識がないと読むのは難しいように思います。

上の写真はホイットに所属していた、デニス・パーカーさんが書いたものを翻訳したもので雑誌アーチェリーに掲載されました。しかし、私の理解力では読み解けませんでした。

(文字起こし)「A.ホイットは、不完全な誤差範囲を埋めるため、正確なチューニングに頼るのではなく、アジャスタブル・ポケットシステムを生産ベースに載せようとした。B.そこで、彼は誤差に正確性を求めようとしたのである。」

A → リムアラメインとはチューニングではない?

B → 誤差に正確性。しかし、一定した誤差(シャフトのV1グレードのような)では文脈がわかりません。

すみません。パーカーさんが何が言いたいのか理解できる方はいますか?

ミックスは韓国が優勝、決勝の最期は39対39。

先程ミックスが終わり、韓国チームが優勝しましたね。さて、焼肉食べてきます!

この点数の下に出ている矢速表示、なんのためにあるんでしょうか? クリちょんしていない限り、クリッカーで同じドローレングスなので、6点に飛んでいっても、矢速は10点のときと変わらないと思いますが…と文句を言っていても仕方ないので、計算してみました。

X10 410番 30インチ 50ポンド の場合 → 206KM/H(188fps)

X10 450番 28インチ 45ポンド の場合 → 194KM/H(177fps) 

X10 600番 27インチ 40ポンド の場合 → 186KM/H(170fps)

となります。応援している選手がどれほどの弓を引いているのかの推測にでもお使いください。   

男子予選も終了、トーナメントへ。

男子のランキングラウンドも終了しましたね。試合前から、WAのインタービューで100年に一人の逸材だとべた褒めされていた17歳のKIM Je Deok選手が、期待のままに1位、688点で通過しました。

射形はこちらの韓国連盟の動画で見ることができますが、2000年代の韓国選手のようなシンプルでエレガントなフォームで、スタンスもストレートに近く、あまりひねりません。個人的には理想的です。今ではいろんな理論がありますが、彼のような選手が金メダルを取れば、一周回ってクラシックな射形が流行るのかなと?

明日はミックスです。3位の日本は順当に勝ち上がれば、2位のアメリカと対戦、決勝で韓国戦となります。

少し古いですが、どなたか。

再度、緊張事態宣言になる中、自宅のテレワーク用サブディスプレイを更新しました。

画面サイズが多少違いますが、10年間の技術の進歩を実感します。奥の大きいものの機能のすべて+αが下の小さいやつに詰まっています。占有スペースも重さは1/5くらい、更にスピーカーまで内蔵されていて、電源は細いUSB一本です。価格も1/3(14,000円)。デスクが非常に広々となりました(ちょっとスピーカーの音が小さめですが)。

そして、退役した

– サムスン E2220(デスク固定用のスタンド付き) 詳細はこちら(価格コム)

– HDMI→D-sub変換アダプタ 詳細はこちら(アマゾン)

が不要となりました。1ヶ月ほどとっておくので、もし欲しい方がいたら差し上げます。いなければ、リサイクルに出します。付属品は写真の写っているものと電源コードとD-Subコード、東中野改札引き渡しの場合は無料、発送の場合は送料着払いで出します。カートに追加するので、必要な方はクリックお願いします。東中野引き渡しは川崎店割引を選択してください。日時について相談させてください。

活用してくださる方、よろしくおねがいします。私物のため、商品との同梱できません。

【私物】ディスプレイ

Tru Ball X-tension R/T が入荷しました。

TruBallから新しいリストタイプのリリーサー「X-tension R/T」(エクステンション アールティー)が届きました。

このリリーサーは当店でジャンル分けするとリストストラップタイプのトゥルーバックテンションリリーサーとなります。

操作方法は2種類。

・プルスルー

・リラックステンション

プルスルーとは、安全レバー解除(指を離す)後に5ポンドほど負荷をかけて(引いて)放つ方式。

リラックステンションは安全レバーに掛けた指の力を抜くと放つ方式です。

それぞれで事前設定が必要です。プルスルーの場合はホールディングウエイトに約5ポンド程度加えた設定を。

そうすることでフルドロー時、指を離してもリリースされず、そこから5ポンドほどの負荷(引き)の追加で発射する仕組みです。

リラックステンションではホールディングウエイトよりも約5ポンド軽い設定を行います。

こちらは指に掛けた力を抜いたとたんに発射する仕組みです。

ここで両方の操作でとても大事な点を2つ押さえておきます。

一つ目は、いっけんトリガーのように見える人差し指用レバー。そしてもう一つ、その反対側にある親指用レバー。レバーと言うより四角いボタンのようなものですが。

この二つが安全レバー(ボタン)の役割になります。ドローイング時はこの二つに指を乗せて(押さえて)ドローイングします。ドローイング中に指の力を抜くと暴発しますのでくれぐれも注意して操作してください。

もし万が一片方を離してもリリースしないような構造になっていますが最初から片方しか触れないような操作は絶対しないでください。

発射せずに引き戻すときは、親指・人差し指両方のレバーボタンに力をかけて引き戻してください。

二つ目は、事前設定で行う「レッド ドロー ウエイト アジャストメント ダイヤル」です。リリースする解放値を決めるための調整箇所の事です。

まず反対側のロックイモネジを半回転程ゆるめます。当然調整終了時はしめるわけですが、小さなイモネジなのでくれぐれも締め過ぎだけはしないでください。

この赤いダイヤルには2ミリほどの穴が開いているので適当な棒を挿して回します。

調整のためのダイヤルを回す方向は、上の写真で左へ回すと負荷が増します。反対に軽くするには右へ、となります。

先端のフックは発射ごとにフックが回転し、自動セットされる仕組みになっています。

注意:先端に見える小さなイモネジは一切触らないでください。

出荷時の解放値は18.5lb~19lb。約0.5ポンドの幅があるようです。

Tru Ball X-tension R/T はオンラインショップにて販売中です(^◇^)

緑か黄色か

スカイロンピンノックの「蛍光イエロー」に関してバイターとイーストンを巻き込んでややこしい事になっています。

色の命名は各メーカーの呼称を尊重していますので、こうなってしまっているのだと思います。かと言って勝手に販売側で命名すると、またそれはそれで何かとややこしいので、如何ともし難い状況です。

恐らく「バイター/緑」が万人が納得する「緑」と呼んでよいのかどうかに起因していると思います。

ちなみにこちら↓がバイターの「ダークグリーン」です。確かにバイター/緑に比べるとダークですが、これでこそ皆さん納得の緑だと思いますがいかがでしょうか。

いずれにしましてもご注文の際はお気を付けください m(_ _)m