テルフォード SFとW&Wのブース

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昨日、日本に戻ってきました。溜まっていた仕事ほぼ処理しました。今回は時間の都合で、現地からあまり更新できず、これから少しずつ書いて行きます。まずは、2014年のカタログをアップしたウィン&ウィンとSFから。

ウィン&ウィン(WIN&WIN)とSFのブースでは新モデルのうち、2つ新しいハンドルを展示していました。どちらも、2万円以下のエントリー向けのモデルですが、良い仕上がりになっていると思います。センター調整機能は上位モデルと同じものに。ただ、塗装だけは設定された価格帯の問題でアルマイトではなく、今まで通りのペイントになっています。また、グリップの形は同じですが、ハンドルの形状の問題で、フォージド・プラスとは互換性がありません。ですので、ウッドグリップは使用できません。

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こちらは気になっていたウィンの新モデルのラピード。ハンドルはフルカーボンではなくカーボンとグラスの2つの素材を使用し、精度が必要とされるリムポケットをどう処理したのか気になっていましたが、ここはダイキャストで作られており、カーボン&グラスファイバーの本体に金属製のリムポケットを装着した、3つの素材を組み合わせたモデルになっています。

センター調整とリムボルトの間にあるねじを工場出荷時に測定してハンドル全体の精度を確保します(お客様のほうではいじらないでください)。

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過去の記事調べたらびっくりしました。なんと、ウィンがカーボンアームガードの発売を予告したのは4年も前の2010年でした。そして、ついに完成したそうで、春には販売が始まると思いますが、素材はカーボンではないそうです…。デザインとしてカーボンのパターンにしただけで、アームガード自体は通常のものと同じ素材です。まぁ、2013年にルブルネが先にカーボン素材のアームガードを発売していますので、見た目だけではなく素材にもこだわる方はこちらを。

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色を交換して楽しめるように、アルマイトカラーリムボルトが発売される予定です。ただ、気になるのは色だけではなく、素材が通常のものと違うことです。

通常のリムボルトはステンレスですが、ステンレスをアルマイト塗装することは困難です。ですので、カラーリムボルトは銀色の部分がステンレス、金色の部分がアルミという2つの素材から構成されています。精度が必要とされる部分ですので、性能を考えると単一素材で構成されたもののほうがよい気がします。心配しているという話で、実際の精度は手にしてから判断します。
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また、新しいダンパーとFIVICSに続き、ウィンからもアルマイトカラーウェイトが登場。設計もほぼ同じで、同じ工場で作っているのかなと思わせるほど…。それはともかく、ダンパーは現行のWTよりもやわらかいゴムを使用しており、センター用の大きいものとサイドの小さいものの2種類。

カラーウェイトに関してはまだ詳細は決まっていないとのことで、2014年のカタログにも掲載されていません。カラーウェイトの発売開始は春には間に合わないと思います。

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今回のテルフォードはミーティングが多く、あまりアーチャーの方とは話できませんでしたが、イーストンのブースに行ったら、ジェークがいました。試合のほうはあまり良い結果とはならなかったようですが、チューニングアプリのほうもよろしくです。

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2011年から扱っているコンパウンドメーカーのエリート(Elite)は、プロショップで展示してプロモーションしているのですが、あまり販売実績は芳しくなく、代理店としてメーカーにも申し訳なく思っていたのですが、今年からトップアーチャーのレビ・モーガン(Levi MORGAN)選手がシューターとなりました。さっそく、今回のワールドカップで3位という結果を残しました。

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エリート(Elite)の今後の販売方針についてミーティングをしていたら、挨拶に来てくれました。かなりの高身長の方で、とても気さくな方でした。

エリートの弓は良いのですが、ホイットやボウテックのように、簡単にドローレングスの変更ができず、どうしても受注してからの発注で納品に時間がかかるので…でも、ターゲット市場のために強力な助っ人が登場したことはうれしく思います。頑張らなきゃ! ちなみに使用しているのはEnergy 35というモデルです。


テルフォード 1日目

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例年ニームで行われている展示会ですが、今年は世界インドア選手権がニームで行われる関係で、展示会はイギリスのテルフォードでの試合で行われることになりました。

テルフォードはロンドンから2時間ほど、今回は近いのバーミンガムという町に泊りましたが、ここからは35分ほどののどかな町です。

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会場の入り口には、初対面の地元イギリスメーカー・ランチテック(Launchtec)さんのブースが。

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社長さんには初めてお会いしました。素材技術のべラテンさんとは聞いていましたが、予想以上のベテランさんでした。いや…外国の方の声から年齢を推測するのは困難です。特に新商品はありません。現在弊社で在庫が切れているサイズをいくつかもらいましたので、帰国後在庫に復帰させます。

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次はウーカ(UUKHA)のブース。さっそく新しいリムVX1000を試射してみました。4月に発売が開始される予定です。UX100は素材のバランスをよくするために約8%ほどカーボン以外の繊維をブレンドしていましたが、UX100からの開発から4年、ついに完全にカーボン繊維だけで構成された”フル”カーボンリムの開発に成功しました。

UX100比で4%矢速が向上しています。実際の商品でスペックどおりの性能であれば、市場でもっと速いリムと同等、またはそれ以上の矢速となります。

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それを可能にしているのは、すべてカーボン素材から構成されることによって生まれた他のメーカーを圧倒するほどのリム全体の剛性です。これほど小さなリムチップのリムはこれまでなかったと思います。ラミネートリムでチップを小さくしようとすると、その部分に補強のカーボン素材が必要になり、結局リムチップは小さくできたけど、その分重くなって、意味あったのかとなることが多いです。ウーカのリムは全体が同じ高剛性のカーボン繊維素材でできていますので、そういった心配がなく、極限までリムチップを小さくしました。これ以上小さくするのは、リムの素材の性能の問題以前に、物理的に問題で無理ではないかと…。

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次には、極端に強調されたリカーブ。SK90クラスのまったく伸びない弦を使用できるリムで、これほどの強調されたリカーブを持ち、かつ、この軽さのリムはありません。これもカーボン繊維の剛性の賜物で、これまで強調されたリカーブを持つリムは、トラディショナルタイプで、伸びる弦(ダクロンなど)で使用する必要があるものか、ダイニーマに対応したものでは、衝撃にあえるためリムに厚みを必要としました。リカーブを深くすることで矢速はリムの安定性(後述)を得ることができますが、その分の伸びる弦やリムを重くする必要があったのでは、これまたプラマイゼロの世界になってしまい、そのバランスがメーカーの技術力ですし、その限界に挑戦しようとするから、エントリークラスのリムよりも、上位の競技用リムのほうが破損が多いのです。

このバランスでの設計もウーカの素材だからこそ、極限までリムを薄く、かつ、リムはラミネートリムのように長方形ではなく、台形(バック側からフェイス側にかけて広がっていく)で成型し、このリカーブを採用してもリムの耐久性にまったく問題が生じません。

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最後は、このリムの弦溝の長さが、このリムの性能を語っていると思います。黄色の部分がすべて弦溝になっていて、弦とリムが接触している(68インチです)のですが、W&Wやホイットなどの一般的なメーカーでは、この状態での使用はお勧めできません。おそらく、ハイトを6.5インチあたりに設定すると、これだけ長くリムと弦が接触するようになりますが、その状態での使用はラミネートリムでは破損の原因になります。プレース状態(引いていない状態)で弦とリムの接触の長さは、発射時に弦からのリムにダイレクトにもたらされる衝撃の量になります。通常のリムでは耐えられません。

試射し、リムの形状を確認した限り、100%フルカーボンという特質をフルに生かした設計になっています。非常に発売が楽しみです。ただ、問題は高性能な素材を使いすぎたため、値段は8万円を超え、弊社で販売するものの中では最も高いリムになります。5万円台で買えるお得な韓国製のINNO EX POWERなどと比べると、割高感は否めないので、量を販売することは無理でも、わかる人には使っていただきたいリムです。

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次にトップハット社。高性能で低価格のポイントの製造を得意とするメーカーで、昔から連絡は取っていましたが、取引は直接はしていません。代理店を通して購入しています。その商品のうちの、シャフトをカバーするポイントです。昔、同じタイプのもので精度が低く、シャフトを入れると、逆にカバーする部分がシャフトを削って、保護する以前にシャフトを破壊するという笑えないものがありましたが、この会社ならそんなことはないでしょう。

ここにはまだ書けませんが、既存のビジネスとは関係ないところで打ち合わせしてきました。

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これは、ガスプロのW&Wの黒・金ハンドルにぴったりな羽です。W&Wのブースで営業部長と話したら、ガスプロの人とは長い付き合いだそうで、協力関係にあるそうです。面白いコラボです。3月の入荷予定。

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ガスプロの新しいサイトピンです。フードを長くすることで、ピンに当たる光の量をコントロールし、また、ピンの破損を防ぐこともできるようです。アイデアは良いと思いますが、ファイバーが太いような…気が。

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こちらはインフィテックのコンパウンドレスト。低価格ながら、左右の調整、ブレードの角度の調整、プレートのテンションの調整。

 

SONY DSCまた、ブレードの取り付け位置が2つあり、ブレードを長く使うこともできます。ただ、なぜか、ここまでできて、エレベーション(上下)調節機能がありません。新興メーカーにありがちなちょっと残念な感じです。

いったんここまで。


BCY-X 原糸販売用到着、ダイニーマ10廃盤

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テストではかなり好評だったBCY-Xの原糸が本日入荷しました。テスト中での発注で基本的な4色しか発注していませんが、好評につきもう少し色のバリエーションを増やす予定です。

また、BCY-Xの登場に伴い、BCYのライナップからは日本名ダイニーマ10(英語名DynaFLIGHT 10)が販売終了となりました。在庫で少しあるので特価品としています。ダイニーマ10よりも先に発売された、リムに優しいダイニーマ97などはラインナップに残っています。

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また、ホイット(HOYT)からシリコンバンドが届きました。まぁ、ただのシリコンバンドです。長さ20cm。バンドを付けただけだと寂しいなと思い、グリップだけ握って写真撮ってみました。こんな感じです。

BCY-Xの完成弦はすでに完成していて、22日にメーカーから発送されます。28日前後の販売開始を予定しています。


FIVICSの2014年の新商品がいくつかテスト入荷

昨日まで、中日インドアでFIVICSの担当が来日しており、ブースで展示したものをテスト用に分けてもらいました。スタビライザー・ダンパー類は、後日実射テスト後に報告します。本日は時間がなく、アクセサリーのみ紹介。

SONY DSC今年新登場の新しいPOLITE 3 CAREタブです。写真は3本指タイプのLサイズでコードバンが装着されたもの。ほかに、2本指タイプと、コードバン以外に新開発のハイペロン素材(まだ触ったことないので詳細不明)、牛革の3種類の素材で使用できるそうです。

SONY DSCカタログと実物の違いという点では、この圧倒的なプレートの厚みでしょうか。コードバンの厚みを比べていただければわかりやすいと思いますが、リリーサーと同じくらいの厚みがあります。形が手にフィットするように3D加工されているので、装着時に厚みを意識することはありませんが、取り外してみるとびっくりします。

SONY DSC問題点というまで行きませんが、セーカー1と違い、バックスキンが途中までしかありません。春夏は気になることもないと思いますが、この時期、テストしていて、冷えたプレートが直に手に触れるので…冷たいっす。真冬においてはタブをホッカイロなどで事前に暖める工夫が必要な気がします。

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こちらはセーカータブのカーボンタイプ。見た目はかなりかっこいいと思いますが、プレート以外のパーツはセーカータブと共通なので、持った感触として、カーボンプレートに期待される「軽!!」というほどの感じはありません。少し軽い程度の違いになっています。それよりも、サイズが書かれておらず、サイズによって色も違わないので、計らないとサイズがわからないのではと心配です。取り違いにご注意ください。
SONY DSC新しいサイトピン。どちらも10mmサイズのサイトピンです。

SONY DSCSONY DSC赤のドットに黒のフレームで、リングが着色されているというデザインです。色の違いはありますが、すべて黒フレームに着色なので、バイターやスピギャのクリアサイトピンのように、サイトピンの色によってサイトピンの見え方(光の透過率)が違うということはありません。サイトピンは良し悪しというよりも、個々人の感覚に合うかの世界なので、FIVICSのように豊富なバリエーションを開発するメーカーはお勧めできます。来年には12mmも開発してほしいです。

あとは、BTR300素材を使用したダンパーとCEX2000がテスト入荷してきています。今、坂本が実射テスト中で、もう21時なので、明日感想を聞いて、自分でも実射して、もう一つ記事書きます。

 

では。

 

…本日、海外の技術本を翻訳中に、コードバンはもともと山羊の革で、その入手が困難になったために、馬の革で代用されるようになったという記述を見つけてびっくりです。まだまだ、知らないことはたくさんですね。

ちなみに辞書(大辞林)では「スペインのコルドバ産のヤギ皮で製した,つやのあるなめし革。また,これに似せた,馬の背・尻からとったなめし革。靴・ベルトなどを作る。 」となってました。確かに!!


イーストン・ファットボーイのモデルチェンジ

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イーストンはいつ発表する予定なのでしょうか…。

2014年も10日たち、ATAが終わり、2014年商品の入荷も始まっているのに、なぜか正式にイーストンのカタログの発表がありません。そろそろだと思うのですが…。

2014年のカタログは手元にはあるのですが、説明すると特にとっておきの新商品はないです。新しく、Dr.Doug’sという弦や矢のメンテナンス消耗品のラインナップが追加され、アロープラーやTゲージが新規発売になりますが、レンチや接着剤同様、どれも他メーカーのOEMなので、新商品というわけではなく。。あ、あとはコンパウンドケースの種類が増えます。

新しいシャフトはとして、すでに販売を開始している、新しいターゲット用アポロシャフトと、X7にシルバーアルマイト処理したX23以外では、コンパウンドでインドア用として使用されているファットボーイ(Fatboy)シャフトがモデルチェンジします。

それに伴い、旧2013年モデルのファットボーイを特価で販売します。また、新しいシャフトの入荷は1月の末を予定しています。

よろしくお願いします。


ファイビックス(FIVICS)2014年ラインナップ発表

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今週末の中日インドアのブースでいくつか新商品を見ることができると思いますが、FIVICSの2014年のラインナップが発表されました。毎年大量の新商品が発表されるメーカーで、今年も大量の新商品が出ました。興味深いもの多数です。大まかに紹介します。

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自社でハンドルの製造をはじめて4年目。そろそろ完成されたレベルのハンドルが登場したと思います。プラチナハンドル。堅固なセンター調整機能、ハードアルマイト塗装、(自分の好みですが…)クラシックで基本に忠実なハンドル設計。実物を見ていませんが、カタログを見る限りではGMXレベルの良いハンドルに仕上がっていると思われます。実物を見るのが楽しみです。

搭載ダンパー(センターブッシング・グリップ・リムポケット)の素材も、新しくFIVICSが開発したゴムといくつかの樹脂をブレンドした合成ゴム樹脂(カタログ値で60%振動吸収能力が向上)BTR300にアップグレードされました。

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もう一つの新しいハンドルはハイドロハンドル。明るいアルマイト塗装を採用したモデル。既存のSRVハンドルのヘビーモデル(1,320g)。

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既存のSRVハンドルでは、ショートハンドルの23インチモデルが登場します。現在、競技用ハンドルで23インチがあるのはW&Wだけなので、新しい選択肢として良いのではないでしょうか。

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fivics2014(5)リムは3モデル登場します。リムはカタログだけでは何とも分からないので、また書きます。

fivics2014(6)以前からサイトピンの開発を依頼していましたが、ついに登場しました。サイトピンだけでなく、カラーリング搭載でリングを強調します。

fivics2014(7)スタビライザーは12月に登場したCEX2000と、FIVICSのコンパウンド・ハンティングラインとして新設されたギアラインからギア2000・スタビライザーが登場します。根元にSQエクステンダーを搭載したコンパウンド用のスタビライザーです。CEX2000の取り扱いに伴い、CEX5スタビライザーの取り扱いを終了する予定です。

fivics2014(8)ウェイトはCEX2000用のノースリップウェイトと、待ちに待ったアルマイトカラーウェイトが登場します。CEX2000用のウェイトは先端にカットを入れることで、スタビライザーの先端を地面につけてセットアップするとき、ウェイトがスリップしないようにしたものです。

アルマイトカラーウェイトは7色で登場。23mmですので、現在販売しているFLEXのカラーウェイトよりも太いです。

fivics2014(9)トップセーバーはホイット(HOYT)が特許をとったダンパーと同じような構造ですが、ホイットの設計と違いリムには埋め込まれていません。ダンパーの重さは前後で10g、上下で20gなので、多少は矢速に影響を与えると思います。ただ、ダンパーの位置として理想的な場所なので、振動吸収性能はかなり上昇するでしょう。

fivics2014(10)こちらはハンドルのダンパーでも使用されている新素材のBTR300合成ゴム樹脂を使用した新しいダンパーです。

fivics2014(11)V-ZEROとシリーズにも新しいショートダンバーが登場します。

fivics2014(12)新しいダンパーを使用した新しいアッパーです。アルマイトカラーウェイト搭載。

fivics2014(13)Vバーの接続用SAボルトをBTR300合成ゴム樹脂でコーティングしたSAボルト。

fivics2014(14)新しいCEX2000ダンパーとアルマイトカラーウェイトを使用したアッパー。

fivics2014(15)Vバーには新色の紫が登場します。

fivics2014(16)fivics2014(17)新しいタブが登場します。別途フィンガーレストなどを装着することなく、プレートのデザインだけで、セーカータブと同等の機能を持っています。また、2本指用の用意されました。

 

fivics2014(18)セーカータブでは、カーボンプレートバージョンが登場です。

fivics2014(19)プラスチックカンタピンチはデザインが3種類になります。それぞれ少しだけデザインが違います。

fivics2014(20)ギアラインのハンティングデザインモデルだけです。

fivics2014(21)新しいボウケース。コンパウンド用には45インチ、リカーブは36.5インチの長さです。

fivics2014(22)新しいデザインのクイーバーです。

fivics2014(0)新しいチェストガードです。サイドに伸縮するゴムバンドを装着することで、よりチェストガードを体にフィットさせ、弦との接触を減らしたデザインです。

fivics2014(23)最後は180度折り曲げることのできるフレキシブルなアームガード。

主に新商品はこんな感じです。価格表は来週届きそうなので、どのモデルを販売するか再度検討して、発注します。2月くらいにはいろいろと届いてくるはずです。個人的にはだいぶ満足したカタログです。

FIVICS 2014
https://archery.co.jp/catalog/fivics_2014.pdf


ビー・スティンガーの2014年新商品

世界選手権でも感じたのですが、これだけメディアが発達すると現地にいるよりも、ネットを通して日本にいる方が情報が早かったりして、ふしぎな気持ちです。アメリカで行われているATAから続々情報が。

さて、2013年に発表したスタビライザーが好調のビー・スティンガー(Bee-Stinger)が、2014年の新商品を発表しました。スタビライザーのアクセサリー類の補強が中心です。

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ターゲットではシングルVバーの新作が発表され、現行品は開き角度しか調整できませんでしたが、新しいものではダウン角の調整も可能になり、クイックデタッチも付きました。

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ターゲットスタビライザー用のダンパーでは、これまでは黒一色しかありませんでしたが、カラーが選択できるようになります。また、ウェイトに装着するタイプのダンパーも登場します。

このメーカーからの入荷は2か月に一度程度なので、2月の販売開始を予定しています。


TRU-FIRE 取扱い終了します。

2014リリーサーメーカーのTRU-FIREの2014年モデルが発表されました。2013年の最上位モデルを改良したハードコア・レボリューションというリリーサーです。

価格も同時に発表されましたが少しお高いです。

これまで、3年間TRU-FIREの商品を取り扱ってきましたが、最新モデルの機能が他のメーカーに比べて1-2世代ほど遅れていて、その分価格が安いということで取り扱ってきました。しかし、今回のモデルでは特に目を見張るような機能はなく、かつ、価格は上昇しているので、取り扱わないことにしました。

新しく生まれてる先進的なメーカーとの取引は開始するためにも、やたらと取扱いメーカーを増やしていては発注がパンクしてしまいますので、減らす決断もしなくてはいけません…ご理解ください。

現在の在庫がなくなり次第取り扱いを終了します。定期的にチェックはしていますので、今後革新的なモデルが登場した場合には再度取り扱いを開始します。

 


2013年もありがとうございました。

sparkle

気がついたらもう12月30日でしたか…。明日も出勤の予定はありますが、今年一年の反省と来年の抱負は余裕がある本日に。

去年の記事によれば、今年の方針は、グレン・グラント5年の1979年を飲みながら考えたようです。今年の反省と来年の方針は…このカクテル(飲み屋が暗くて写真が撮れないので代用)、「午後の死(Death in the Afternoon)」を飲みながら考えてきました。このカクテルは当初、火薬(!?)のシャンパン割りとして考案されたそうで…現在では、火薬よりも飲みやすいアブサンをシャンパンで割って作ります。独特としか言いようのないカクテルです。1979年のボルトよりはるかに手に入れやすいので、お酒が飲める方はぜひお試しください。

2013年、個人的な一番の変化は、創業以来初めて休みを取りました。2007-2012年まで、年10日程度しか休みをとっていませんでしたが、作業をする時間よりも考える時間がほしくて、2013年は計20日は休みをとったと思います。ゆっくり考える時間ができたおかげで、迷いはなくなりましたので、2014年からはまた休まず仕事するモードに切り替えます。

2013年のJPアーチェリーを数字で見ると、円安が進んだことにより、仕入れ価格は上昇し、収益は悪化しました。その一方でより多くのお客様に来店していただき、本当にありがとうございます。2013年塁計で8,770名(前年比 1,708名増)の方が店舗にお越しくださいました。本当にありがとうございます。

売り上げ面では、千葉店の前年度比34%増を筆頭に、4店舗平均で前年比21%増加しました。本当にお客様に感謝です。他社が通販の増強をしている中、地域型の店舗でも努力すればきっと認めていただけるという営業方針をお客様が支持してくださった結果かと思います。今後も、地域密着型の店舗でお客様の支持を得られるようより一層努力します。

また、2013年は大きなトラブルもなく、大変だったのはINNO MAXハンドルの青の塗装リコールと、HOYTのエアショックスのアーム破損くらいでした。品質を正しく管理してくださったメーカーの皆様にも感謝です。

自分の仕事では、取扱いメーカー・代理店となっているメーカーの数は正式に数えていませんが、年始のB-Stingerに始まり、先日カンタピンチだけ入荷したブラックマンバ(タブは今日届いています)まで、10社程度は増加したのではないかと思います。また、問い合わせシステムの更新、ブログシステムの更新、新しい社内情報共有システムの導入など、管理系システムの増強に力を入れてきました。

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管理系のシステムはお客様が見えない裏側の業務ですが、将来に備えて早めに更新したものもあります。これで2014年は安心して新しいことに取り組めます。

2014年に向けては、11月に社員の募集をしましたが、さっそく1名、1月に入社が決まりました。落ち着いたら紹介したいと思います。それと合わせて、現在研究機関の専門家の方と話し合いを進めており、正しい弓具の性能評価と情報の提供について、2014年にはさらに新しい取り組みを開始します。

何度か書いていますが、弓具の性能がここまで向上した時代にあっては、弓具を研究し、よりそれぞれの個人にあった弓具をお客様に提供することがプロショップに最も求められている仕事だと思います。弓具を購入するところが限定されている部活の部員全員が、男女、体格・身長・ポンド関係なく、みんなが同じメーカーのスタビライザーを使っている学校を見ると、本当にかわいそうになります。そういう悲しい状態を減らしたいです。

2014年は新しいスタッフ迎え入れるとともに、新しいサービス・豊富な情報を提供します。国内のアーチェリー業界全体が通販にシフトしていく中で、来年も今年同様に店舗を利用していただけるよう、また、通販では流れに乗って、ヤフー・アマゾン・楽天の3強が競争しながらも、共に成長している構図をイメージに、大手の競合の皆様のと共に成長していけるよう競争していきたいと思います。

このブログも今週で累計者アクセス数が220万回を超えました。ありがとうございます。

2014年でアーチェリーショップを初めて、7年目になりました。新しいプロショップが誕生するところも目にしましたし、力尽きたプロショップも目にしてきました。営業を続けて行くためには、8年目を迎えるためには、お客様に評価される成果を生み出していくことに尽きると思います。2014年もよろしくお願いします。

さっそく、ブラックマンバの荷物をあけましょう。