“BOLDODUCとSF”の取り扱い開始

IMG_20140505_160615SFアーチェリーのラインナップでWIN&WIN/SFと表示して販売しているものは、WIN&WINが製造している商品です。これまで、基本的にWIN&WIN/SFの商品をWIN&WINから仕入れてきましたが、SFの商品ラインナップに拡大に伴って、別のメーカーがOEM製造する商品も増えてきています。

例えば、FLEXがSFブランドの弦を製造してますが、FLEXとは長年取引しているので、これは取り扱う予定はないです。アメリカの光学メーカーとコラボした双眼鏡やフィールドスコープもありますが、弊社では直接光学メーカーと取引があるので取り扱ってきませんでした。

今回入荷したのは、自分が知る限りではアーチェリー業界では実績のない繊維メーカーがSFのために開発したファブリックタイプのアームガードです。フランスのBoldoducというメーカーがSFのために製造しています。
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サイズはボーニングのものに比べてワンサイズ小さい表記になっています。

WIN&WIN/SFではなく、BOLDODUC/SF A2 アームガードとして販売を開始します。WIN&WIN以外のメーカーが作る商品の場合、できる限り製造元の表記もするよう心がけます。


ホイットの新型リムショックス全色入荷

DSC_0062ゴールデンウィーク中も大久保店と通販はほぼ休みなく仕事します(*)が、メーカーや税関が休みをとるので、商品の入荷はストップします。

*通販の発送は3日(土)が休み、電話・LINEでの問い合わせ対応は5日(月)、6日(火)が休みです。

本日の入荷は、先日入荷したホイット(HOYT)の新型のリムショックスのカラーモデルです。これで全色揃いました★


Vバーが充実してきました。

各社から様々なVバーが発売されており、先日もDCのVバーが入荷~紹介しましたが、今日はビー・スティンガーやケイテックデザイン、ドインカーから新たにVバーの入荷が有りました。

まずはビー・スティンガー。

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これまでのストロングアームVバーのラインナップに加え、新たに「エリート」シリーズが追加されました。

*入荷はダブルのみです。

センターロッド、サイドロッドの3方向がクイックデタッチ式になり、上下角/水平角の2軸で調節ができ、また目盛が記されました。

そしてこれまで同様、ネジを緩めて調節する際のクリック感もあります。外観サイズその他はコチラをご覧ください。

 

さらにストロングアームダブルVバーにクイックデタッチが搭載されたものも追加されました。

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これはセンターロッド側はクイックデタッチ式ではありません。ご注意ください。コチラもご覧ください。

 

次にあまりなじみはありませんがケイテックデザインから、シングルVバーが入荷です。ボディーは6000番台のアルミを使用し堅牢性に優れています。

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SAボルトは付属しません。基本的に弓のフェイス面のリアブッシングを利用して取り付けますが、お手元にSAボルトが有ればバック面でもお使いになれます。

これもサイドロッド側はクイックデタッチ式になっています。外観サイズその他はコチラをご覧ください。

 

続いてはおなじみ、ドインカーです。

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このプラチナムサイドブラケットは一般的なサイドブラケットとは異なり、ハンドルのサイドに開いた「ボウクイバー用穴」を利用します。

*この穴はモデルによって位置が異なります。事前に確認をお願いします。

飛び出したネジは1/4インチ径なので、タップが切ってある穴にそのまま入れる事も出来ますし、穴径や奥行きがあえばタップが切っていなくても留め具で反対側から留められます。

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取り付けイメージです。

穴さえあれば下向き重心のセッティングにうってつけです。外観サイズなどその他はコチラをご覧ください。

 

最後に、Vバーではありませんが、お役立ち度のとても高いパーツです。

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Vバーアタッチメントキャップ(留め具ネジ)です。これは下の写真のようにタップの切っていないハンドルサイドの穴に5/16インチネジを挿し込み、その反対側からこのキャップネジでVバーを固定します。

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*写真はメーカー写真です。(Vバーは付属しませんので)

黄色の矢印で示した箇所のようにVバーの反対側から5/16インチネジを留めます。

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いかがです?充実してきましたよね~。

この機会にぜひご自身の弓にマッチしたVバーをお選びくださいね。


CX(Carbon Express)のナノ・エクストリームとナノ・SSTが入荷しました。

DSC_0045新しく代理店になったCXから、まずはナノ・エクストリーム(Nano Xtreme)とナノ・SST(Nano SST)が入荷しました。

426105_10200411055229585_1206825740_nCXのリカーブシャフトのシューターで日本でも有名なのは、やはりフランジィーリでしょうか。CXに切り替えてからは、ロンドンオリンピックで金メダルを獲得。96年のオリンピックでの銅メダル、2000年のオリンピックでの銀メダルで、全色コンプリートです♪

CXの競技用シャフトの精度・性能に関しては、もう実証されているので、今回日本での販売に当たって、一番告知して、お客様に知っていただかなければいけないのは、イーストンシャフトとの違いだと思っています。

イーストンの競技用シャフト(X10とACE)から移行する場合、簡単に書くと、

1.ワンサイズ柔らかいシャフトを選んでください。

2.ポイントを10グレイン軽くしてください。

この二つを理解してシャフトを選択していただければ、正しいシャフトを選択することができます。
cx_archery_windイーストンの競技用シャフトと比較して、CXのシャフトが提供するのは風に対する高い抵抗力と矢速の向上です。風に対して強いシャフトとは、簡単に言えば、細く、かつ、重いシャフトです。

細いシャフトは断面積が減少するので、風の影響を受けにくくなります。重いシャフトは高いエネルギーを保持することができるので、これもまた風の影響を受けにくくなります。

上のグラフはイーストンのX10とACEとCXのシャフトを比較したものです。細さではCXの矢が圧倒的に細いのに対して、重さは、イーストンのシャフトよりも硬いスパインでは重く、柔らかいスパインでは軽くなっていることが確認できるかと思います。硬いスパイン(400番など)で重くなっているのは、高いポンドではシャフトはむしろ重い方がよりエネルギー効率が向上し、高いエネルギーを保持して失速しないのに対して、柔らかいスパイン(1000番など)では、単純に軽い方がメリットが大きく、低い弾道と速い矢速を得ることができるためです。

これらの性能を実現したCXのシャフトの特徴ですが、まずは、非常に高弾性の46Tカーボン素材を使用していることです。メリットはしては、シャフトの耐久性が向上し、高い頻度で使用しても、スパインが落ちないことがあげられます。注意していただきたいのは、耐摩耗性が非常に高いというのが特徴であり、非常に強度が高いというわけではありません。強度は実射テストではイーストンとほぼ同等かわずかに高いくらいです。

46Tカーボンを使用したことによって達成したのは、使っていてシャフトがヘタって来ないということで、的の脚や防矢のための板とかに射ってしまったときは、イーストンと同じような壊れ方となります。

話を「1.ワンサイズ柔らかいシャフトを選んでください。」に戻すと、スパインというのは静的に測定されるものです。それに対して、イーストンのシャフトに対して高い弾性力のある素材を使用しているCXのシャフトでは、スパインが同じでも、ダイナミックス(動いているときの反応)が全く異なります。そのために、スパインはワンサイズ柔らかいものを選択してください。ワンサイズ柔らかいスパインでイーストンのものと同じ挙動となります。

次に、「2.ポイントを10グレイン軽くしてください。」という点ですが、これはCXの特許技術に関わるものです。イーストンのX10とACEはCXのNano XTremeとSST同様に複合スパインシャフトですが、バレルシャフトと言って、中央部のカーボン量を単純に増やすことで、異なるスパインを実現しています。それに対して、CXでは特許技術により、シャフト全体均一なカーボン量で異なるスパインを実現しています。そのために中央部分に重さが集中しているバレルシャフト(X10/ACE)から買い替えの場合、10グレイン軽いポイントで同じF.O.C(矢のバランス)となります。矢のバランスを変えたくない場合は、10グレイン軽いポイントを選んでください。ACG/ACC/カーボンワン/アポロなどのストレートシャフトからの買い替えであれば、ポイントの重さを軽くする必要はありません。

この2点を考慮していただければ、必ず、CXのシャフトのすごさを分かっていただけるはずです。特に、600番から柔らかいスパインでは、必ず実感できると言っていいほどの違いを生むシャフトです。

今、自分でも使っているCXのナノ・プロシャフトは2007年発売で、少しずつ愛用するトップアーチャーが増え、今では、どの国際大会でもメダルに絡めるシャフトにまで成長しました。ナノ・エクストリームシャフトも、2020年東京オリンピックを目標に、長い目で育てていきたいと思っています。値段は安くありませんが、UUKHAのリムのように少しずつ、愛用者が増えていければよいかなと思っていますし、メーカーの担当者も賛成してくれているので、少しずつ売っていきたいと思っています。

コンパウンド用のシャフトは現在テスト中です。5月に販売を開始できるよう準備しているところです。

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sha_da1_6142また、現在行われている上海ワールドカップで、日本は男子団体で決勝戦に、女子団体で三位決定戦への進出が決まりました。

男子団体決勝戦は日曜日の12時、女子団体三位決定戦は日曜日の11時に行われる予定です。そして、男子団体で日本に負けましたが、ウクライナチームが試合に出場してきましたね。いやー、良かったです。


コードバンが高騰しております。

DSC_0035昨年からコードバンが高騰しております。各メーカー、苦労しているようで、確実に価格に反映されてきております。最近ではFITタブを販売・製造するハスコが交換用コードバンの価格最大で33%も引き上げました。

その中で、もともと価格の高いKSLタブを製造するアリゾナ(Arizona)社では、値上げではなく、人工素材(スーパーレザー)に切り替えることで対応するという判断をしました。装着されているレザー以外はすべて2013年モデルと同じで、パッケージも新規製作ではなく、コードバンと書かれた部分の上にスーパーレザーというシールを貼っての対応です。

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その仕様変更後の2014年モデルが本日届きました。

DSC_0036手触りは滑らかですが硬いです。コードバンと比べるとメンテナンスが楽な分、しっかり馴染んでくるまでには時間がかかると思われます。

コードバンを使用した2013年モデルは在庫限りで販売中です。また、交換用のコードバンも在庫限りです。今後は、交換用スーパーレザーの取り扱いになります。現在コードバンタイプのKSLタブを使っている方も、いずれかはスーパーレザーに交換しなければいけない流れになっていくと思われます。

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DSC_0039また、まだテスト中で販売開始は3-4日後の予定ですが、インナーウェイトシステムという変わった構造のアリゾナの新しいスタビライザーも入荷しました。スタビライザーのウェイト側のブッシングがねじ式で外れるようになっていて、その内側にウェイトを内蔵していくという変わった仕様です。アメリカでは一部のリカーブアーチャーも使用していますが、30インチモデルのロッドだけで260g程度あるため(一般的なスタビにウェイトを3つくらいつけた時の重さ)、リカーブでの使用はあまりお勧めできないです。コンパウンド用として販売予定です。


ELITE Archery 2014 Energy 35

リバイ・モーガン(Levi Morgan)選手の活躍により一躍注目を浴びているメーカー、Elite Archeryの2014年モデル、Energy 35の紹介です。

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届いたのはブラック、60lb、27.5in。

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ブラックには2タイプあり、つや消しである「ブラック」と、アルマイト処理でつやがある「ターゲットブラック」の2種類。

このエナジーに限らずですが、エリートのボウは引き尺変更は全てモジュール交換で行います。(0.5インチづつ)

モデルにより調整幅は異なりますがこのエナジー35は、24.5インチから31インチまでの0.5インチ刻みでモジュールが存在します。

*下写真の薄茶色のパーツがモジュールです。

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*モジュール交換(引き尺変更)作業にはボウプレスを必要とします。

モジュールについている六角ナットの位置がリムストップピンの位置で、引き尺を±1/8インチ(約3ミリ)、前後に微調整することが出来ます。

 

標準装備されるストリングはウイナーズチョイス社の「BCY-X」。

そしてリムセーバー社(SVL)のウルトラマックスリムセーバーが上下リムの内側に装備されています。

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グリップは2ピースのウッドパネルが両面に施され、グリップ面は丸みを帯びつつも縦の中心部分はフラットな形状になっています。

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ハンドルフェイス面下部には5/16インチのタップが2か所切られているので、下方重心向けのVバーを付けてバランスを取ることもできます。

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ターゲット競技、フィールド競技、3D競技向けに設計されたElite ArcheryのEnergy 35

お問合せは、大久保店まで。

メーカーホームページ:http://www.elitearchery.com/

エナジー35:http://www.elitearchery.com/products/2014/energy-35

是非ご注目くださいヽ(^o^)丿


新規代理店契約(契約したのだいぶ前…) CX(カーボンエクスプレス)

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(↑写真は2007年世界ターゲット選手権個人優勝のディトマ)

具体的には忘れましたが、3年くらい前からCXとは話をしてきました。実は大事なところがテスト結果待ちなのですが、お客様からの要望が多いので4月後半の予定でリカーブ用のシャフトX-TremeとSSTの販売開始を始めます。

さて、お客様には商品を理解して購入してほしいので、まずは決着のついていない話の方を先にします。リカーブシャフトは昨年からテストしているのですが、この問題は起きていません。コンパウンドの話です。

一般的にコンパウンドの矢はリカーブの矢よりもエネルギーを持ち、威力があります。日本では的に畳(Straw Target)を使うことが多いと思いますが、これを貫通することも多いです。それを防ぐために、一部の射場では防矢マットを使用していますが、これは問題ありません。しかし、防矢ネットがなく、貫通して後ろの脚に当たったりするとポイントが破損するケースがたまに起こります。

ナノ・プロでは非常に高弾性の46Tハイモジュラスカーボンを使ってシャフトを製造しています。公表はされていませんが、X10シリーズAは20Tのカーボンを使用しているといわれています。

この46Tカーボン素材は非常に硬く、そして、その特徴としてX10やACEのように使用しているとスパインが落ちてくる(シャフトごとのスパインさが生じる)ことがありません。そして、アルミとカーボンをすり合わせて組み合わせていないので、精度が高く、1ダースの中にはずれ矢がないのも特徴です。ここまで書くといい話ばかりなのですが、この46Tハイモジュラスカーボンにステンレスポイントを装着して、非常に硬いものに矢を当ててしまうとシャフトが、ステンレスのポイントを根本から折ってしまうのです。

まぁ…的を貫通して脚に当てて矢が壊れても、それはアーチャー問題とも言えますが、しかし、柔らかいカーボンを使用しているシャフトの場合、こんなことにはなりません(X10だと…逆にシャフトのほうにひびがはいりますが…)。せっかく、長く使えることを売りにしているのですから、シャフトだけではなく、あらゆるパーツが長く使えなければ意味がないでしょう。

最初にこの現象をメーカーに報告した時、返信は…日本の環境が悪い…というものでした。

正式に確認はしていませんが、メーカーいわく、畳(Straw Target)はWA(世界アーチェリー連盟)によって使用することは不適切とされており、世界選手権・ワールドカップなどの世界大会では、フォームターゲットの使用を義務付ける規則が存在するといわれました。

確かに…世界大会で藁の的にうっているのはフォームターゲットが一般的になった21世紀からは見てない気もしますが…しかし、問題の核心はそこではなく、日本の練習環境の問題では話が前進しないので、解決に向けて話し合いをしてきましたが、CX側の最終的な回答は、原因はシャフトの高弾力性能にあるが(また、X10よりも細いのも原因の一つかと)、ポイント側をそれに耐えられる性能があるものにするというものでした。

そして、A1工具鋼(ツールスチール)ポイントというものが開発され、CXではタングステンポイントもありますが、多くのトップアーチャーがこの高性能ポイント(タングステンよりは安い)を使用しています。詳細に聞いた話は最後に。

ということで、CXの本格的な取り扱いはこの工具鋼ポイントのテストが完了にしてからにしようと思っていましたが、お客様からの要望が多いので、現在テスト結果待ちの工具鋼ポイントとは関係がないリカーブ用のシャフトの販売をできるだけ早くに開始できるよう努力しています。

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CXのシャフトがイーストンのシャフトよりも評価されているポイントは、シャフトがそれぞれのスパインで個別に最適な設計がされていることです。そのため、標準設計がとらわれず、シャフトをより細く、軽く設計することができます。

その反面、評価されていないのは…イーストンのように全スパインで共通の部品を使用できないことで、まさに販売店泣かせです。

上は、XtremeシャフトはSSTシャフトに対応するバイターアウトノックのサイズ表ですが…X10なら1種類で済むところが、4種類も用意しなければいけないとか…まぁ、そういったところで販売開始の準備に手間取っているのが現状です…でも、いいシャフトなので頑張ります。

下記が、Nano Proを使用しているコンパウンドのトップアーチャーに聞いたセッティングです。

ディトマ・トリラス – Dietmar Trillus

・世界ターゲット選手権 2007年 コンパウンド個人優勝
・ワールドカップ 2008年 コンパウンド個人優勝

アウトドアセッティング

弓: PSE Dominator Max ME Cams 59ポンド
ドローレングス: 30インチ
シャフト: CX Nano-Pro 350
シャフトレングス: 28.5インチ
ノック: バイター ピンノック ハンター
ベイン: フレッチフレックス FFS-187
ポイント: 工具鋼 ポイント #3 110gr

インドアセッティング A

弓: PSE Dominator Max ME Cams 59ポンド
ドローレングス: 30インチ
シャフト: CX CXL Pro 350
シャフトレングス: 29インチ
ノック: CX ブッシング with CX Launchpad ノック
ベイン: フレッチフレックス FFS-360
ポイント: CX ピンポイント 180gr

インドアセッティング B

弓: PSE Dominator Max ME Cams 59ポンド
ドローレングス: 30インチ
シャフト: CX X-Buster 350
シャフトレングス: 29インチ
ノック: CX ブッシング with CX Launchpad ノック
ベイン: フレッチフレックス FFS-360
ポイント: CX ピンポイント 192gr

クリストファ・パーキンス – Christopher Perkins

・世界ターゲット選手権 2011年 コンパウンド個人優勝
・世界ユースターゲット選手権 2011年 コンパウンド個人優勝

アウトドアセッティング

弓: PSE Dominator Max ME Cams 57ポンド
ドローレングス: 29.75インチ
シャフト: CX Nano-Pro 400
シャフトレングス: 27.25インチ
ノック: バイター ピンノック ハンター
ベイン: フレッチフレックス FFS-187
ポイント: 工具鋼 ポイント #3 100gr

インドアセッティング

弓: PSE Dominator Max ME Cams 59.5ポンド
ドローレングス: 29.75インチ
シャフト: CX CXL Pro 350
シャフトレングス: 28.5インチ
ノック: CX ブッシング with CX Launchpad ノック
ベイン: フレッチフレックス FFS-360
ポイント: CX ピンポイント 180gr

マーティン・ダスボ – Martin Damsbo

・世界ターゲット選手権 2013年 コンパウンド団体優勝
・ワールドカップ 2013年 コンパウンド個人優勝

アウトドアセッティング
< 弓: Mathews Apex 8 59ポンド ドローレングス: 29.2インチ シャフト: CX Nano-Pro 450 シャフトレングス: 28.25インチ(ノック溝からシャフトエンドまで) ノック: バイター ピンノック ハンター ベイン: - ポイント: 工具鋼 ポイント 120gr インドアセッティング 弓: Mathews Apex 8 59ポンド ドローレングス: 30インチ シャフト: CX CXL Pro 350 シャフトレングス: 30インチ ノック: バイター ハンター 23-808ノック ベイン: - ポイント: ピンポイント 160gr


UUKHAのVX1000リムが入荷しました。

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UUKHAの2014年の最新モデルVX1000リムが入荷してきました。実射はテルフォードでしましたが、リムの設計について、わかりやすく表現するため、10年前の設計のエクストリーム(2004年)と比較してみました。

パッと見同じサイズに見えないかもしれませんが、どちらもMサイズのリムです(ポンドは違うのでリムの厚みは比較対象ではありません)。

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リムボルトに装着するU字の部分を揃えた写真が上で、リムチップの位置を揃えた写真が下です。エクストリームと比べて、リムのリカーブの設計が全く異なることがわかるかと思います。

今度のリムのコンセプトは、より静かで振動が少なく、より軽く、より矢速の速いリムです。リムは(ブレース状態での)長さが短い方がより振動が少なくなり、大人しくなります。写真からこのリムがかなり短いことが確認できるかと思います。


ただ、リムを短くしても、それはリムの設計ではなく、Mサイズのリムの代わりにSリムを使えばよいだけになってしまうので、高性能なリムではリカーブを強調して、より強いリカーブにすることで、弓の長さを短くしながら、リムのストローク(ドローレングスに対してのなめらかに引き心地)を確保しています。そして、より強いリカーブはより速い矢速を生み出します。

VX1000リムでは、ついに90度の垂直に切り立ったリカーブを製造することに成功しています。リカーブを強くすることはリムのストレスが増えることになります。いくら設計でリカーブを強くしても、リムがそれに耐えられなければ、意味がないことですし、また、リムの重さを重くすれば、そのストレスに耐えるリムを作ることは簡単ですが、反発力のためではなく、耐久性のためにリムの厚みを設計してしまっては本末転倒です。

UUKHAはこのリムで初めてカーボンを90%以上から、完全なるフルカーボン、100%のカーボンリムをコンポジット製法で製造することに成功しますが、100%カーボンコンポジット構造だからこそ、この強くしなやかで軽量なリカーブを持つことができたといえます。

HoytLimb
これは対するホイットのリムのリカーブの変移です。990TXは2009年モデルですので、この間5年経過していますが、新モデルのたびに2-3度ほどリカーブを立ててきます。ホイットはコンポジットではなく、ラミネート製法ですが、この感じで行くと、2018年ごろ(次の次の新モデル)ではUUKHAのような垂直なリカーブを持つリムが出てくるかもしれません。大げさに言えば、UUKHAの設計はホイットの4年先を行っています。

VX1000
せっかくなので、先日にベータ版が完成したKinoveaで比較してみました。10年前の設計であるサミックのエクストリームリムと比べ、16度も強調されたリカーブを持っています。

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そして、UX100で使われていたグラスファイバーとアラミドファイバーをなくし、100%のカーボンファイバーでリムを構成する(Monolith C evo 2)ことで、リムの軽量化にも成功しました。

2014 UUKHA VX1000 リム M38 364g(182-182)

(参考値)
2012 HOYT 990TX M38 415g(207-208)
2012 HOYT CARBON 550 M38 442g(220-222)
2014 HOYT GP クアトロ フォーム M38 386g(192-194)
2009 WIN&WIN INNO POWER M38 370g(184-186)
2010 WIN&WIN INNO EX POWER M38 346g(172-174)

現在市場で最軽量のINNO EXシリーズ、RCX-100リムには及びませんが、HOYTのリムよりも5%以上は軽く、最軽量とは言えなくとも、軽量リムといえる位置づけになっています。

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また、ラミネートリムではできない設計として、リムを台形型に加工することで、わずかにでもリリース時の空気抵抗を減らす設計になっています。ラミネートリムの場合はチップ部分にさらに別の素材を張り付けることで、チップ部分だけであれば、同じような設計はできますが、リム本体ではこの設計は実現できません。

さて、UX100リムが登場した時に、次のリムで期待したいこととして依頼したすべての条件を満たしていて、本当に良いリムです。小さいメーカーなのに本当に努力したなと感心します。

ユーロ高で販売価格が高くなりましたが…このリムの良さを頑張ってお伝えし、この技術と性能の良さを分かっていただける方にはぜひ使っていただきたいです。

また、このリムの引きは非常に柔らかいので、硬い引きが好きな方にはおすすめできないです。


Loc Outdoor Z リストスリングとダンパーデタッチ

仕入れ担当の記事にもありましたが「Loc Outdoor Z」から新着商品が入荷しました。
共にハーモニックダンパー(ミニサイズ)を搭載したユニークな商品で、3種類のリストスリングと2種類のダンパーデタッチです。
まずはリストスリングから。

3種類

ロープの太さが異なる3種類のスリングで、、、

ウルトラ・・・9ミリ
チャビー・・・9.5ミリ
メガブレイド・・・19ミリ

となっています。
どれも硬くしっかりと編まれた頑丈なロープで、曲げるとちょっとだけ形状が残ります。

ロープの長さは両サイドのつまみで簡単に調節が出来ます。
そしてこの調節つまみにハーモニックダンパーが付いているんです。
CM140402-113605008

*ウルトラのみ、黒/青/赤の3色展開です。
赤と青

メガブレイドの編様はこんな感じ。
CM140402-113541006
19ミリの幅に10ミリの厚さですので、見た目からしてかなりヘビーなイメージです。

ハーモニックダンパーのついた接合部分は共通仕様で、ハンドル側/スタビ側共に25ミリ以下の幅で結合できます。
CM140402-114043015
と言う事はサイドロッド(Vバー)を付けている場合、位置や形によっては装着できない可能性が有ります。
事前にサイズの確認をお願いします。

次にダンパーデタッチ。
タイプは2種類。
ストレートと10度ダウン。
CM140402-115041019
こちらも両サイドにハーモニックダンパーが付いています。独特のデザインですね。
このダンパーデタッチは、ストレート/10度ダウン共に本体は共通設計で、(銀色の)インサート部品の違いでストレートか10度ダウンかに分かれます。
CM140402-115151020
インサートを真横から見るとネジの角度が違う事がお分かり頂けると思います。

言い換えるとインサートさえ交換すれば本体はそのままで両方を試すことが可能となります。

(インサートは先々仕入れる予定です)

 

このダンパーデタッチに装着されているハーモニックダンパーの効果についてですが、実際に(B-Stingerロッドにて)撃ってみて若干効果が有るとは感じました。ただし、その差はごくごく僅かであったことをお伝えしておきます。感じ方には個人差が有る為です。

装着した時の写真です。(写真はストレート)
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同社のスリングと組み合わせたイメージです。(写真はメーカーHPより)
(メーカーの写真ではVバーは使っていません。また写真の色はカモフラですので当店では取り扱いはありません、ご容赦ください)
ストレートイメージ

近頃はこのハーモニックダンパーを組み合わせた様々な商品が出回っています。

今回入荷したスリングとダンパーデタッチもその流行に乗っかったアイテムですね(^_^;)

Loc OutdoorZ スリングダンパーデタッチは絶賛販売中です~ヽ(^o^)丿


新規代理店契約 LOC OutdoorZ

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アメリカのLOC Outdoor Z社と新規に代理店契約をしました。以前から知っている面白そうなメーカーでしたが、連絡しようと思っていて忘れてました。それをFIVICSの2014年ラインナップのダンパー付きSAを見たきっかけで思い出し、今回の契約となりました。FIVICSに感謝!!

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メインの商品はこのマシューズ(Mathews)のハーモニックダンパーを装備したクイックデタッチです。リカーブ、コンパウンド両方で使用できます。ストレートと10度のダウン角の2つのバージョンがあります。

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ダンパーのゴムの部分はマシューズで別売りのパッケージで色を変えることができます。5個入りなので、3個余りますが…。

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リカーブでは、センター、サイドなどのスタビライザーロッドの根本、または、アッパーロッドの根元などに装着することができ、実射した感覚では、センターよりもアッパーに装着した時のほうが効果が実感できるようです。

明日、コンパウンドのほうで実射テストしてきます。その後、販売開始予定です。