昨日まで、中日インドアでFIVICSの担当が来日しており、ブースで展示したものをテスト用に分けてもらいました。スタビライザー・ダンパー類は、後日実射テスト後に報告します。本日は時間がなく、アクセサリーのみ紹介。
今年新登場の新しいPOLITE 3 CAREタブです。写真は3本指タイプのLサイズでコードバンが装着されたもの。ほかに、2本指タイプと、コードバン以外に新開発のハイペロン素材(まだ触ったことないので詳細不明)、牛革の3種類の素材で使用できるそうです。
カタログと実物の違いという点では、この圧倒的なプレートの厚みでしょうか。コードバンの厚みを比べていただければわかりやすいと思いますが、リリーサーと同じくらいの厚みがあります。形が手にフィットするように3D加工されているので、装着時に厚みを意識することはありませんが、取り外してみるとびっくりします。
問題点というまで行きませんが、セーカー1と違い、バックスキンが途中までしかありません。春夏は気になることもないと思いますが、この時期、テストしていて、冷えたプレートが直に手に触れるので…冷たいっす。真冬においてはタブをホッカイロなどで事前に暖める工夫が必要な気がします。
こちらはセーカータブのカーボンタイプ。見た目はかなりかっこいいと思いますが、プレート以外のパーツはセーカータブと共通なので、持った感触として、カーボンプレートに期待される「軽!!」というほどの感じはありません。少し軽い程度の違いになっています。それよりも、サイズが書かれておらず、サイズによって色も違わないので、計らないとサイズがわからないのではと心配です。取り違いにご注意ください。
新しいサイトピン。どちらも10mmサイズのサイトピンです。
赤のドットに黒のフレームで、リングが着色されているというデザインです。色の違いはありますが、すべて黒フレームに着色なので、バイターやスピギャのクリアサイトピンのように、サイトピンの色によってサイトピンの見え方(光の透過率)が違うということはありません。サイトピンは良し悪しというよりも、個々人の感覚に合うかの世界なので、FIVICSのように豊富なバリエーションを開発するメーカーはお勧めできます。来年には12mmも開発してほしいです。
あとは、BTR300素材を使用したダンパーとCEX2000がテスト入荷してきています。今、坂本が実射テスト中で、もう21時なので、明日感想を聞いて、自分でも実射して、もう一つ記事書きます。
では。
…本日、海外の技術本を翻訳中に、コードバンはもともと山羊の革で、その入手が困難になったために、馬の革で代用されるようになったという記述を見つけてびっくりです。まだまだ、知らないことはたくさんですね。
ちなみに辞書(大辞林)では「スペインのコルドバ産のヤギ皮で製した,つやのあるなめし革。また,これに似せた,馬の背・尻からとったなめし革。靴・ベルトなどを作る。 」となってました。確かに!!

Ryo

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FIVICSの新しいタブには二本指タイプもあるようですが、二本指でのとりかけのメリット・デメリット(単純に考えれば、指が痛い?)は、どのようなものが考えられますか?
>二本指でのとりかけのメリット・デメリット(単純に考えれば、指が痛い?)は、どのようなものが考えられますか?
3本の指が、すべて正しく取りかけられるのであれば、それがよいと思います。
2本指のメリットは、薬指を最後まで曲げられるため、しっかりとしたフックを得ることができることです。
試しに薬指を伸ばした状態で中指を曲げ、次に薬指を曲げた状態で中指を曲げてみると、後者のほうが中指に力が入るはずです。
デメリットはやはり、かかる指の本数が少ないほどフックの安定性が損なわれます。
あとは、個々人の指の長さ(どうしても薬指が正しくかけられない人もいます)や好みの問題の範囲かと思います。
指の痛さとは関連はないです。
ちなみに、2本指タイプは、在庫しての取り扱いの予定は現時点ではないです。取り寄せのみとなります。
ご返答ありがとうございます。
フックの安定の話、よく分かりました。
確かにその通りですね。