FLEXからBCY-Xの完成弦が入荷しました。

SONY DSCFLEXから本日入荷があり、在庫切れだった商品等が補充されました。新色としてルブルネアームガードにピンクが登場です。

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そして、ついにフレックス(FLEX)に特注していたBCY-X用の完成弦が入荷しました。今回は、白と黒に加えて、金(ゴールド)と青/赤/白の4色での展開です。

8190ユニバーサルに使用されているSK90に、強靭なベクトランを加えた究極の弾性を持つ素材です。SK90ダイニーマ 83%・ベクトラン 17%というブレンドで、2013年の夏に開発が終了し、ホイット(HOYT)のコンパウンドボウの2014年モデルから採用されました。

弊社のテストでは、リカーブでも良好な結果を残しています。BCY-X原糸は軽量のため20本弦で製作しました。8190の18本弦で121grに対して、BCY-Xの20本弦は106gr(14%減)です。

*164cmの場合

同系のSK90からなる8190の18本弦からの移行では感じられるほどの差はないかもしれません。それ以外の弦からの移行であれば、はっきりと違いが分かると思います。

ぜひ、お試しください。


テルフォード 1日目

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例年ニームで行われている展示会ですが、今年は世界インドア選手権がニームで行われる関係で、展示会はイギリスのテルフォードでの試合で行われることになりました。

テルフォードはロンドンから2時間ほど、今回は近いのバーミンガムという町に泊りましたが、ここからは35分ほどののどかな町です。

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会場の入り口には、初対面の地元イギリスメーカー・ランチテック(Launchtec)さんのブースが。

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社長さんには初めてお会いしました。素材技術のべラテンさんとは聞いていましたが、予想以上のベテランさんでした。いや…外国の方の声から年齢を推測するのは困難です。特に新商品はありません。現在弊社で在庫が切れているサイズをいくつかもらいましたので、帰国後在庫に復帰させます。

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次はウーカ(UUKHA)のブース。さっそく新しいリムVX1000を試射してみました。4月に発売が開始される予定です。UX100は素材のバランスをよくするために約8%ほどカーボン以外の繊維をブレンドしていましたが、UX100からの開発から4年、ついに完全にカーボン繊維だけで構成された”フル”カーボンリムの開発に成功しました。

UX100比で4%矢速が向上しています。実際の商品でスペックどおりの性能であれば、市場でもっと速いリムと同等、またはそれ以上の矢速となります。

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それを可能にしているのは、すべてカーボン素材から構成されることによって生まれた他のメーカーを圧倒するほどのリム全体の剛性です。これほど小さなリムチップのリムはこれまでなかったと思います。ラミネートリムでチップを小さくしようとすると、その部分に補強のカーボン素材が必要になり、結局リムチップは小さくできたけど、その分重くなって、意味あったのかとなることが多いです。ウーカのリムは全体が同じ高剛性のカーボン繊維素材でできていますので、そういった心配がなく、極限までリムチップを小さくしました。これ以上小さくするのは、リムの素材の性能の問題以前に、物理的に問題で無理ではないかと…。

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次には、極端に強調されたリカーブ。SK90クラスのまったく伸びない弦を使用できるリムで、これほどの強調されたリカーブを持ち、かつ、この軽さのリムはありません。これもカーボン繊維の剛性の賜物で、これまで強調されたリカーブを持つリムは、トラディショナルタイプで、伸びる弦(ダクロンなど)で使用する必要があるものか、ダイニーマに対応したものでは、衝撃にあえるためリムに厚みを必要としました。リカーブを深くすることで矢速はリムの安定性(後述)を得ることができますが、その分の伸びる弦やリムを重くする必要があったのでは、これまたプラマイゼロの世界になってしまい、そのバランスがメーカーの技術力ですし、その限界に挑戦しようとするから、エントリークラスのリムよりも、上位の競技用リムのほうが破損が多いのです。

このバランスでの設計もウーカの素材だからこそ、極限までリムを薄く、かつ、リムはラミネートリムのように長方形ではなく、台形(バック側からフェイス側にかけて広がっていく)で成型し、このリカーブを採用してもリムの耐久性にまったく問題が生じません。

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最後は、このリムの弦溝の長さが、このリムの性能を語っていると思います。黄色の部分がすべて弦溝になっていて、弦とリムが接触している(68インチです)のですが、W&Wやホイットなどの一般的なメーカーでは、この状態での使用はお勧めできません。おそらく、ハイトを6.5インチあたりに設定すると、これだけ長くリムと弦が接触するようになりますが、その状態での使用はラミネートリムでは破損の原因になります。プレース状態(引いていない状態)で弦とリムの接触の長さは、発射時に弦からのリムにダイレクトにもたらされる衝撃の量になります。通常のリムでは耐えられません。

試射し、リムの形状を確認した限り、100%フルカーボンという特質をフルに生かした設計になっています。非常に発売が楽しみです。ただ、問題は高性能な素材を使いすぎたため、値段は8万円を超え、弊社で販売するものの中では最も高いリムになります。5万円台で買えるお得な韓国製のINNO EX POWERなどと比べると、割高感は否めないので、量を販売することは無理でも、わかる人には使っていただきたいリムです。

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次にトップハット社。高性能で低価格のポイントの製造を得意とするメーカーで、昔から連絡は取っていましたが、取引は直接はしていません。代理店を通して購入しています。その商品のうちの、シャフトをカバーするポイントです。昔、同じタイプのもので精度が低く、シャフトを入れると、逆にカバーする部分がシャフトを削って、保護する以前にシャフトを破壊するという笑えないものがありましたが、この会社ならそんなことはないでしょう。

ここにはまだ書けませんが、既存のビジネスとは関係ないところで打ち合わせしてきました。

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これは、ガスプロのW&Wの黒・金ハンドルにぴったりな羽です。W&Wのブースで営業部長と話したら、ガスプロの人とは長い付き合いだそうで、協力関係にあるそうです。面白いコラボです。3月の入荷予定。

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ガスプロの新しいサイトピンです。フードを長くすることで、ピンに当たる光の量をコントロールし、また、ピンの破損を防ぐこともできるようです。アイデアは良いと思いますが、ファイバーが太いような…気が。

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こちらはインフィテックのコンパウンドレスト。低価格ながら、左右の調整、ブレードの角度の調整、プレートのテンションの調整。

 

SONY DSCまた、ブレードの取り付け位置が2つあり、ブレードを長く使うこともできます。ただ、なぜか、ここまでできて、エレベーション(上下)調節機能がありません。新興メーカーにありがちなちょっと残念な感じです。

いったんここまで。


新しい形のカンタピンチとゴールドリングサイトを追加しました。

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FIVICSの新しい形のカンタピンチが入荷しました。4色の展開で、スリムタイプとワイドタイプがあります。スリムタイプはずっと販売しているプラスチックカンタピンチと同じ形です。
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こちらはタブへの取り付けねじの位置を合わせた時の比較写真です。太さだけではなく、前後でのカンタピンチの位置が変わります。

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それと新しいブラック/ゴールドのカラーリングサイトピンも入荷しました。ゴールドリングのサイトピンを製造しているのは知っている限りではFIVICSだけです。8/32サイズで、外径11mm、ドット径2mmです。


FIVICSの2014年商品入荷しました。

FIVICSの2014年の新商品のうち、いくつかが入荷しました。テストしてから発売するものがあるので、すべて在庫に追加していませんが、まずは色が変わっただけの商品の販売を開始しました。

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フォームダンパーアッパーのVタイプのトップウェイトが、新しく発売されたアルマイトカラーウェイトになったモデルです。フォームダンパー部はこれまで販売されていたものと同じで、ウェイトが変わっただけです。すでにフォームアッパーをお持ちの方は、アルマイトカラーウェイト買って交換することで同じものになります。
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また、新しくCEX5ダンパーを使用したミニタイプのカラーフォームアッパーの取り扱いを開始しました。
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この2つのアッパーではウェイトの径が違います。カラーフォームアッパーは20mmのウェイトですが、ミニタイプは23mmタイプを使用しています。ご注意ください。

CEX2000スタビライザーとダンパーの今週の販売開始予定です。テストの結果はかなり良く、特にCEX2000ダンパーの振動吸収・減衰性能は良いです。


BCY-X 原糸販売用到着、ダイニーマ10廃盤

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テストではかなり好評だったBCY-Xの原糸が本日入荷しました。テスト中での発注で基本的な4色しか発注していませんが、好評につきもう少し色のバリエーションを増やす予定です。

また、BCY-Xの登場に伴い、BCYのライナップからは日本名ダイニーマ10(英語名DynaFLIGHT 10)が販売終了となりました。在庫で少しあるので特価品としています。ダイニーマ10よりも先に発売された、リムに優しいダイニーマ97などはラインナップに残っています。

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また、ホイット(HOYT)からシリコンバンドが届きました。まぁ、ただのシリコンバンドです。長さ20cm。バンドを付けただけだと寂しいなと思い、グリップだけ握って写真撮ってみました。こんな感じです。

BCY-Xの完成弦はすでに完成していて、22日にメーカーから発送されます。28日前後の販売開始を予定しています。


最終編集作業中…….

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2014年の新商品発表も落ち着き、2月から始まる入荷までの、おそらく一年で一番静かな時期。

朝からずっとビリージョエルの2006年の東京公演を聴きながら、今週中に仕上げる本の最終編集作業中。258ページ(写真が入るのでもう少し増えます)、18万9千字。今までで一番の大作になる予定です。表紙から、60ページまで終わりました。

印刷代が高いので、この本も完売しても赤字ですが…出版した本はどれも…日本のアーチェリー界に対しての恩返しと思っています。

ちなみに、次回作の版権交渉が最終段階です。決まり次第発表します。


PILLA  560A(Archery)サングラス

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まずは当社スタッフ坂本のデモンストレーションから。

*装着レンズは25CBなので本来は屋外晴天用です。

シューティングサングラスのトップブランド「PILLA」(ピラ)からアーチェリー専用のサングラスが入荷しました。

入荷したのは「560A(Archery)」。

付属するレンズは25CB(屋外晴天用)

さっそく手に持ってみます。

軽い!!

レンズとフレームを合わせても40グラム。

では装着してみます。

フレームのサイズは基本的にフリーですが、面長、丸顔、、、ほぼ大人サイズの幅であれば心地よく装着できると思います。

一方で小顔の方にとってはもしかすると若干もてあますかもしれません。

このサングラスはレンズとフレームがスナップボタンで留められています。

注意点としては装着時、乱雑に装着するとこのスナップボタンが外れます。もちろんすぐに留める事は出来ますが、ご注意を。

ツルは粘りのあるステンレス。耳あて部分は合成ゴムで耳の裏に回り込むものではなくこめかみの延長上をやさしく、しかし確実にホールドしてくれます。

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そして一番の?驚きはノーズブリッジが無い事。

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このおかげで見事に視界全体が色に制御され、また視野を邪魔するものが一切ないので対象物やターゲットに意識を向ける事が出来ます。

装着前はレンズ上部に渡るフレームが気になりましたがそれも全く忘れるほどに、です。

・・・・・・で、ここでちょっと気になる事が。

視界全体を覆う様に深く掛けてしまうと、(個人差が有りますが)まつげやまぶたがレンズ裏に当ってしまいます。また、環境によっては曇り易くなりますので適度な位置で鼻に置く(装着)事をおすすめします。

 

ではレンズについて。

このPILLAは、光学分野ではトップブランドである「ZEISS(ツァイス)」とタッグを組みこのサングラスを開発しました。

アーチェリーに最も適したレンズを、と言う事で様々な環境下においてもゆがみのない高精細な色彩・色調を選手にもたらすために用意されました。

ざっくり分けると、、、、

屋外で直射日光、晴天、曇天。

室内で明るい時、暗い時。

この5パターンでレンズを切り替えられれば理想的だと思います。

レンズの品番の見方ですが、例えば付属レンズ「25CB」や当社で別売りのレンズ「70CY」。

これらのアタマについている二けたの数字は、そのまま可視光の透過率を指します。

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レンズの色味は茶色系~オレンジ系、黄色系。

屋外晴天用の透過率の低いレンズは余計な光を抑え、ターゲット面の色彩をより際立たせてくれる事で集中力を高める効果に期待が持てます。

ちなみに下の写真は大久保店の窓の外の様子です。*この日は曇天でした。

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これに下の写真は(あくまでもイメージですが)、25CBレンズを通して見た時の色調です。

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そして次は、70CYの色調です。

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どうでしょうか。いずれもイメージですが雰囲気を掴んでいただけたかと思います。

室内用レンズについても晴天用と同じことが言えます。

これらの色調は例えば霧の中、暗い室内、電灯の灯りの下などで出来る限りの光を取り入れ、標的をより鮮明にする効果があります。

いずれも目の疲れを抑制し、認知と判断力を最大限に維持することは最高のパフォーマンスを実現するために非常に重要です。

 

サングラスを用いる、と言う選択。

大いにアリですね。

 

以下はセット内容です。

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PILLA 560アーチェリーサングラスは店舗およびあちぇ屋にて絶賛発売中です!!