イーストン(Easton)からスーパードライブMicroが発表。

例年11月にイーストンの新作発表と1-2%の値上げの連絡があるのですが、昨年に思い切って削ったターゲット・中価格帯のラインナップはやはり無理があったようで…6月にACCの再販が決まりました。

しかし、ここに来て再度生産終了のアナウンスがあり、どういうことかミーティングしなければと思っていたところに来たのが、スーパードライブシリーズに4mm(ACE-00番やACEと同じ径)ラインの追加ということでした。ただ、出荷目標は2022年春となっており、入荷はまだ先のようです。現行のスーパードライブの定価が15800円ですので、ACC(16,800円)と価格的にも同じレンジです。

一番の特徴は軽量であることで、T5グループに属する625番でGPIは5.7グレインでACEよりも軽量です。今までもイーストンはライトスピードやハイパースピードのような軽量シャフトを提供はしてきましたが、3D競技をターゲットにしていて、500番くらいまでしかスパインの設定がありませんでしたが、今回は950番までスパインが設定されていて、ほぼすべてのリカーブアーチャーが利用できるようになっています。特に、ポンドが低く矢速に悩んでいたアーチャーには最適な選択肢です。

また、スカイロンなどのメーカーは高弾性カーボンを使用してシャフトの耐久性を上げる方向の設計で、パラゴンはX10のように極細にして、ある程度の重さを待たせて、あらゆる環境で安定性をもたせる設計なので、このシャフトとは思想が違い競合になりません。

精度はACCと同じV2グレードとなっています。現在、イーストン全体で生産が遅れております。あれかなと思って確認したら、20もの職種で求人が出ているので、こちらでも人手不足が原因のようです。ただ、来春であれば、まぁ、スケジュール通り出るかなと思います。2022年の選択肢に加えてみてください。新しいチャートが届いていないので、届き次第更新します。


プライム(Prime)が新型カムInlineシリーズを発表。

事前に聞いていたとおり、プライムから全く新しいシリーズ・Inlineが発表されました。31/33/35モデルがあり、取り扱いはInline5になります(50ポンド・黒を発注済み)。新しいInlineカムではパラレルカムシステムせず、力のバランスで均衡を取り、トルクを低減するシステムに移行しています。

詳細は上記の動画で説明されています(英語)。他社のシステムについても説明しているので、勉強になるかと思います。

かんたんに説明すると、カムとリムのバランスを取るためにストリングを真ん中ではなく、ケーブルとは反対側にオフセットし、更に、初見でその代わりにケーブルをセンターにするのねと思ったものの詳細見ていくと、どうやら、ケーブルもセンターにはなく、ケーブルもオフセットされ、フルドロー時に掛かる力が全体として、軸の真ん中に来るように設計されています。

*コンパウンドはフルドローに近づくほどケーブルかかるテンションが増加し、ストリングにかかるテンションが減少する

スペックほぼブラック5と同じです。価格はまだ届いていないので販売開始はちょっとお待ち下さい。また、カタログには30ポンドモデルからあるように書かれていますが、業者向けのスペックシートには40ポンドからしかないので、40ポンドモデルをポンドダウンしたら30ポンドまでできるよという意味かなと思います。

ブラック1/3/5は終売になりますが、ブラック9は継続し、ネクサス6と合わせて、この3つがターゲットラインになます。

カスタマイズとして白いリムも選択できるようになりました。入荷が楽しみです!

カラーバリーエーション

G5 PRIME Inline 5 – JPアーチェリー


マシューズ2022サイト内蔵モデルV3X!

9月にターゲットラインの継続の連絡があったマシューズ(Mathews)がハンティングラインの発表をし、なかなか革新的なモデルV3Xを発表しました。

6分にも及ぶプロモがアップされましたが、要は安定性、よりソリッドなシステム(弓本体だけではなく全体として統合された弓全体)、重心のバランスを向上するためにハンドルの中にサイトを内蔵するという”Bridge-LockSight System”です。一応入らないサイトのために、マウント用のネジ穴も空いてはいます。アクセルとのパートナーシップによって設計されているので、今後、ターゲットモデルにも採用される可能性はあるかと思います。

もうひとつの新しい特徴としては、移動するハンティングツアー向けに、カムに突起を付けて、ここに弦を引っ掛ける(別売り)ことで、ボウプレス無しで弦とストリングの交換ができる機能です。ターゲットでは、大事な試合にはバックアップの弓やボウプレスで対応すると思うので、あくまでも体力のためにも荷物を減らしたいハンター用です。

スペックはこん感じで、スペック的にはターゲットでも使用できなくないですが、引き尺が27インチからで、人を選ぶ仕様かなと思います。取り寄せでの対応とします。サイト内臓機能の評価、それが今後ターゲットモデルにも採用されるか2023年が楽しみです。

ボーニングから新型フレッチャーが発表、大釜?

ボーニングから新型のフレッチャー、Cauldron(コールドロン=大釜という意味らしい)が発表されました。来年初めあたりでの入荷を予定しています。最初に写真を見たとき、これは何かの新型の機械かと思ってしまいましたが…おそらくは外側のリングを水平に差し込むことで、フレッチング時のテンションを一定にするといった機能が追加されていると思うのですが、?なところも多いのでも、詳細については入荷ししてから調べてみようと思います。

コロナの影響で商品の供給が世界的に遅れていますが、アメリカに限っていえば、9月ごろから少しずつ戻ってきている感じです。ただ、どころも今度は逆に人手不足で、先日ホイットの求人掲載しましたが、ボーニングでも求人しています。11月の初めには、GASボウストリングスから求人・投資の拡大に成功し、12月から納期がほぼコロナ前に戻るとの連絡もありました。ただ、ヨーロッパ・中国の状況はまだ見えていない感じです。来年になるかな?と。


第22回アジア選手権でアジア記録更新の716点。

22nd Asian Archery Championships 2021. Dhaka

ナショナルチームの選考スケジュールとの兼ね合いでしょうか、日本チームは参加していない、第22回アジア選手権でコンパウンドのアジア記録が更新され716点。世界記録は718点ですが、自分がコンパウンドを始めた頃、10年前の弓と比べると各メーカー、もう改善点がほぼないくらいまでに進化している印象があります。

本日の深夜にプライムの2022年が発表です。ブラックシリーズの後続として、そして、数少ない2022年モデルを出すメーカーとして、楽しみです。


クロスボウ講習会は90分以上。

クロスボウに対する細かい規制が少しずつ決まってきました。所持に関しては、3月15日まで、その先からは規制されるわけですが、合法的に所持できるための講習会の中身は全然決まっていないです。担当者と直にも話をしているので、ここでは細かいことは書きませんが、講習会をどうするのか、3月までに解決できるのでしょうか。アーチェリーのベアボウに例えればわかりやすいと思いますが、講習会が都道府県単位になってしまっていて、東京や神奈川、関西地区であれば、問題なく開催出来ますが、ベアボウ競技の人口がゼロの地域で講習会をどうするのか。クロスボウターゲット競技も人口がゼロの都道府県がありますので、そこで申請があったときにどうするのか…3月までに頑張るのかな??

そして、中身も担当者(講習する人)も決まらないまま、講習の時間が90分以上とする規則が決まりました。そもそも教本がないので、71年、50年前の「ボ ウ ガ ン射 撃 上 達 へ の 道 案 内 一入 門編 一 」をベースにする可能性すらあります(*)。

*この本の中身が古いと言いたいわけではないです。

リカーブのチューニングでも90分も講習することないのに(質疑応答いれたら90分以上喋れますけど)、90分も何をやるのか興味が出てきたので、クロスボウ所持していないですが、講習を受けてみたいですね。

先日、観劇に行きましたが、コロナ対策は色々で、エセ科学というか…筋肉痛は観劇を控えてくださいというカンパニーもあるようで…ちょっとびっくりしました。なんで観劇のためにトレーニングの前々日・前日控えなければいけないのでしょうか。ちょっとがっかりです。


ベアボウのグリップの押し方。

昨日深夜。ほろ酔いでテレビを見ていたら、大人の男優のしみけんが時間を止めると何が起こるのかを語ってました(未成年の方のために補足すると大人の動画は時間を止めがちです)。一応、物理の知識が多少あるので、アホなこと考えてるなと思いながら見ていましたが、段々とこれ結構難しい話をしているなとなり、酔いが冷めました。

相対的な時間の静止において、重力がない= ふっとばされる、はずなどないのですが、しかし、絶対的な時間が存在してない状態=ピックバン(観測可能点)なので確かにとんでもなくふっ飛ばされるなと思いながらも、この問題を考察するには自分の能力でも到底無理ですね。。深夜の番組の奥深さを侮ってました。

(繰り返しになりますが、現在進行中のベアボウ編は練習中の課題と目標について書くものであり、失敗もあり、間違っているかもしれないことも書かれています、正解は来年の全日本ターゲット選手権の結果によって判明します)

ベアボウ4ヶ月目で、今週末の試合に出場させていただきます。前回はハーフで274点の自己新でしたのでも、目標はこれを超えることです。リカーブを再開して4ヶ月で体力もついてきたので、少しテクニック的なところに視点を移しつつあります。

ベアボウはスタビライザーがないので、グルーピングに影響与えるトルク(弓の回転)を安定させることに苦労しています。コンパウンドでもリカーブでも、弓の真ん中を押すことが正しいとされています。間違いなく真ん中(黄色の円)を押せれば問題はないのですが、そこに誤差が発生したとき、ハンドルの重量が右に偏っている(RH)ことで、少し右にずれても大きく外さないのですが、左にずれると大きくハズレて飛んでいきます。

真ん中を押したときの誤差の結果が左右で同じではないようです。まぁ、間違いなく真ん中を押すというストイックな答えも存在しますが、ここは一旦、あえて、少し右を押す(緑の円)ことで、全体として点数の底上げをできるのではないかと考え、ここ2週間試しています。答え合わせは14日の試合にて。

7月 ほぼ10年ぶりにリカーブを引き始める

8月 486点

9月 514点

10月 526点(試合ベスト) 274点(ハーフベスト)

11月14日 ??


MEDELLIN 2021 WORLD GAMES予選会。

先週末、日本ではナショナルチームの選考会が行われ、コロンビアでは本来の来年行われる予定のワールドゲームズの予選会が行われました。

2022年モデルとしては17日にプライムアーチェリーの新作発表が予定されています。例年通りなら、韓国メーカーは12月から発表を初めます。

また、2022年のイーストンピンノック新色・スモークと紫がS/Lともに入荷しました。


アバロン(AVALON)から48Tカーボンを使用した13mmロッドが発表。

アバロンから新しくにTEC X MAXX 13mm径/ 48Tカーボン(高弾性) / DOUBLE COREスタビライザー(センター・サイド)が発表されました。11月末の入荷予定ですが、リカーブで販売するかコンパウンドで販売するかは未定です。

カーボン素材の性能として、〇〇Tカーボンという数字があります。これは、弾性という性質に関する数字なのですが、シャフトでの使用時(スパインが最終目標)、同じスパインを得るために、基本的には数字が高いほど、シャフトは軽く・細くできるので数字が高いことが良いことだとされています。

一方でスタビライザーは剛性が一つの評価基準となりますが、高弾性という性質はあまり聞ききません。というのは、リムやシャフトには軽さが求められますが、スタビライザーは逆に一定の重さがもとられるため、軽量な素材というのは、それだけで「すごい」とはならず、どのような配置で設計されているのか含めてでないと評価できません。

入荷後こちらでテストしてから販売したいと思います。HMC+位の価格です。


エリート2022年はローエンドモデル2台。

エリートアーチェリーが2022年モデルを発表しました。上位モデルでの更新はなく、599ドル-699ドル(7-8万円)のローエンドモデルとして、ハンティング向けのTerrain(699USD)と、Emberの上位モデルとなるBasin(599USD)が発売されます。国内での販売価格は7万円弱になると思います。

スペックを見ると、ATAはEmberより1″大きく、スピードは5fps、ブレースハイトが0.4″、また、カム・モジュール・リムポケットをすべてでアルミ合金を採用して安定性を高めているとのことで、Emberから1万円分のアップグレードをしたモデルとして妥当なところだと思います。ターゲット・ハンティング両方のエントリーモデルとして使用できるように上限は70ポンドまでに変更されています。1台は在庫として発注予定です。また、Emberも好評なので、現在再入荷で発注しています。

マシューズに続き、エリートでも2022年のターゲットモデルは新規がありません。まぁ、ほとんど試合のない一年でしたので…2023年に期待です。