AVALONから新作アッパーロッド、久しぶりかな。

アバロン(AVALON)から新しいアッパーロッドと、それに合わせて開発された新しいダンパーが発表されました。近年、フォーミュラーハンドルに代表されるようなリムポケットに幅をもたせたハンドルが多く、アッパーを使用しない、または、アッパー”ロッド”を使用せず、ダンパーとウェイトのみを組み合わせて使用する選手が増えたことで、アッパーロッドの新作は久しぶりだと思います。2022年にはウィンがACSアッパーの製造を終了するそうで、結果、弊社での取り扱いプラマイゼロです。

新入荷にあたって、アッパーの在庫を整理したときに発見した旧作達を特価品に追加しましたので、興味ある方はぜひ。

アッパーロッド – JPアーチェリー


73!? Velosリムに新サイズ追加。

主にベアボウ用(または32インチ以上の引き尺がある選手)として、VelosリムにXLサイズが追加されるようです。それ自体は別に珍しいことではないのですが、そのサイズに72インチではなく、73インチが採用されました。詳細のデータシートを読んでいくと、理由はどうやら、ブレースハイトの適正値が10インチとなるようにより1インチ長く作ったようです。

今週末は町田インドアに出場します。これまで毎月10点ずつ点数を上げてきましたが、12月は停滞し、1月は技術のかわりに道具をいじることに。結果として、時間がなく、矢のチューニングは完璧ではありませんが、とりあえず、ベアボウのために新しい矢を作り、さらに、上記のホイットの考えと同じく、より高いブレースハイトで弓をチューニングし直しました。リカーブと違い、パワーストロークは短いほうがミスに対する許容性が上がるのではないかという考えに基づくものです。

12月分の遅れを加えて、20点自己新記録を更新することを目標に挑みます。


ナチュラルは色ではなかったのね…知りませんでした。

ジェシー選手が使用している弦の色はBCYの452Xのナチュラルという色ですが、BCYのナチュラルというのは色ではなく、未染色・未処理という意味でのナチュラル(Natunal)ということを初めて知りました。452XとX99ではオフホワイトに近い色となるようです。白がナチュラルはないとのこと。

来週からGASボウストリングスが、ジェシー選手監修のフリークショーシリーズの受注を開始するというアナウンスがありました。2019年に交渉し、(おそらく)日本で最初に注目をし取り扱いを始めたメーカーが、成長してここまで来たは嬉しい限りです。

新しいフリークショー(Freakshow)シリーズの特徴としては、452Xの未染色加工のナチュラル(色)のみを使用し、ワックスをできるだけ使用しない形で加工され、通常の弦よりもより多いストランド数になるように加工されます。そのために色は弦・サービングともに色の選択はできません。

そのかわりにサービングは太さを選択できます。

・108-109 - イーストン マイクロライト・スーパーノックなど

・110-112 - イーストン ピンノック・Gピンノックなど

・113-114 - バイター ハンターピンノック・ラージ(#2)ノックなど

の3種類があり、指定がない場合には、110-112となります。また、当分の間フルセットのみで注文を受けます。ストリングだけ、ケーブルだけでの注文は受けられないのでご理解ください。私も思いつかないので、この判断にしましたが、今後お客様のご依頼の理由をお聞きし、ストリングはゴースト、ケーブルはフリークショーのセットでも合理的な組み合わせであるケースが出てきた場合には、単品での注文も受けるかどうか再度判断したいと思います。

以上、本日より注文をお受けします。


イーストン(easton)、いよいよ4mm仕様への移行を開始。

昨年のはじめからアナウンスはありましたが、いよいよ、出荷が始まり、従来のACEポイントがHL 4mm #1ポイント、軽いものはML 4mm #1ポイントに移行し、130gr-60grまでに対応します。在庫のACEポイントは在庫限りで販売終了です。ACEピンも4mm 1#ピンに移行します。移行時にちゃっかりイーストンが便乗値上げをしたので、移行がなく従来どおり販売されている上位モデルX10ピンより、ACE用のピンが高いというねじれ状態ですが、まぁ、イーストンのそのうち気が付き、X10ピンの方も上げてくるのではないかと思います。また、従来はアメリカ産表記ですが、台湾産に変更されています。

Easton 4mm ブレークオフポイント


CX 2022年 公式発表されました。

CX(カーボンエクスプレス)から2022年のラインに関しての正式な発表があり、ターゲット部門のシャフトは上記の3ラインだけとなりました。残念です。リカーブ側では今週中に在庫を整理して売り切ります。コンパウンド側はTANK23に関しては継続販売、生産が終了ポイントなどのアイテムは削除しました。

また、現行品ですが、244径のインサートノックの在庫が50ダース近くあり、過剰となっているので、半額にして特価品に追加しました。よろしくおねがいします。

CX LAUNCHPAD PRECISIONノック


WIN&WINの2022年の新モデルが発表されました。

現在、アメリカでは世界最大のアーチェリー展示会ATAが開催されています。いくつかの新商品が発表されました。まずは、リカーブですと、WIN&WINの2022年の詳細が出ました。事前情報通り大きな変更はありません。新モデルとしてはWINEXリムの最新モデルの提供が始まります。記憶が正しければ、3回の改良を加えての、4世代目だと思います。現行モデルより多少定価が値上がり予定です。出荷開始時期はまだ聞いていません。提供された画像が文字通りイメージなので(CX7は実物)、まだ時間かかると思います。

CX7シリーズにウッドコアリムが追加されます。

ハンドルに大きな変更はないと聞いていますか、色のバリエーションに変更があるかもしれません。リムの中では昨年に弊社では販売を終了したMXT-GF/GWシリーズが終了となります。

また、発注済みのグリップのいくつかが生産終了につき、自動キャンセルという連絡があり、現在打ち合わせ中です。2年前にグリップのプラットフォームを統一しているので、バリエーションが減るようです。


Kアーチェリーの本当のロッドがヤフオクに大量出品。

昔恵比寿にあったプロショップのKアーチェリーさん、2015年頃に挨拶に行った記憶があります。その時はオーナーさんは不在でしたので、オーナーさんには直接挨拶はできませんでした。調べたら2018年でしたが、私達の海外の取引先からメールが有り、Kアーチェリーと連絡がつかないとのことで、いろいろと調べましたが、その頃には活動を終えていたようです。

そこで製造されていたロッド(スタビライザー)が、リサイクルSHOP Chou Chouさんというおそらくアーチェリー業界とは関係のないショップから、ヤフオクに本当のロッドのまま、未完成(ブッシングが付く前)が大量に出品されています。ショップを閉店したときの在庫がどういう流れでたどり着いてのかわかりませんが、ロットだけでも使いみちが思いつかないのですが、入札が入っているものもあるので、なにに使うのでしょうか??

完成していれば価値が全然違っていたので残念です。


2022年からダンパー許可のベアボウは変わるのか?

Vibration dampeners are permitted. They may be installed in the riser by the manufacturer, or by attaching aftermarket dampeners directly to the riser or to weight(s). Any combination of weight(s) and vibration dampener(s) must pass through a ring with an inside diameter of 12.2 cm (+/- 0.5mm) without having to flex vibration dampeners to fit through the 12.2 cm ring. A riser manufacturers´angled stabilizer insert(s) are allowed, but angular brackets or connectors are not permitted. Weight(s) and dampener(s) may be added below and above the riser’s grip, but must not aid the athlete in aiming or ranging in any way.

WAルールでは1/15から有効、日本では4/1を予定

あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします。

さて、2022年の最初の記事というか、最近考えているのは今年からベアボウに導入されるダンパーがどういう影響を与えるのかという点です。新しいルールの日本語訳はまだ公開されていないと思うので、機械翻訳したものにちょっと手を加えるとこんな感じです。

ダンパーを使用することは可能です。メーカーがハンドルに取り付けるか、メーカー純正ではないダンパーをハンドルに直接取り付けるか、ウエイトに取り付けてもよい。ウェイトとダンパーの組み合わせは、内径12.2cm(±0.5mm)のリングをそのままの状態で、ダンパーを曲げることなく通過しなければならない(*)。ハンドルのスタビライザーブッシングの角度は認められるが(**)、ブラケットやコクネクターによって角度を追加してはならない。ハンドルのグリップの下と上に重りやダンパーを追加してもよいが、競技者のエイミングや測距の助けになるようなものであってはならない。

*ダンパーにたくさんウェイトをつけると自然に曲がっていきます。解釈としてこの状態で通れば問題ないと考えます。「手で曲げて検査を通してはいけない」という意味であり、逆にダンパーを手で支えたりして、ダンパー+ウェイトが最大長になる状態で検査せよという意味ではないと思います。

**ヤマハなどが過去に採用しています。α-EXで実測3度。

さて、まずはルール改定の理由については公式では「アーチャーの怪我を減らすため(In an effort to reduce repetitive motion injuries)」とされていますが、ベアボウはダンパーがないから怪我しやすいという話は聞いたことがないです。というかリカーブよりよほど体に優しいです。

個人的には以前に記事にも書いたとおり、ベアボウで使用できる道具を増やして、ベアボウのマーケットを拡大させることが目的だと思います。9月にコストを理由にベアボウは世界ターゲットの新種目に採用されませんでした。マーケットが拡大することで、WAがベアボウを世界ターゲット選手権に含めても、コストと釣り合うと思う状態にすることが今後の目標となります。その第一歩でしょう。

国内でもベアボウ用品を本気で販売しているプロショップは非常に少ないと思いますが、その理由も(ウェイトとタブくらいしか売るものがなく)お金にならないからだと思いますが、使用・販売できる道具が増えれば、興味を持つプロショップも間違いなく増えると思います。そのためのルール改正と考えています。

ですので、このルールの改定によって、スタビライザーとアングルブラケット以外はほぼすべてのアクセサリーを、また、ウェイトは「直接ハンドルに取り付けなければならない。」というルールが廃止されたことで、取り付けする方法の自由度も格段に広がりました。

ただ、いわゆるアッパーのようなウェイトとハンドルの間にゴムダンパーをいれて、ウェイトを”大きく”振動させる方法で振動を抑えるような、シューティングの感覚を変えてしまうようなダンパーが使われだす可能性は低いと思います。トップアーチャーの多くはソリッドな感覚のセッティングを好んでいます。

ですので、このような長さ方向に距離を持たないようなダンパーやドインカーEXOのような非常に硬いダンパーが採用されるようになるのではないかというのが個人的な考えで、今は非常に重い矢を射っているので、振動対策の必要性を感じませんが、インドアが終われば自分も試してみようと思っています。4月の販売解禁に向けて、販売ラインナップを揃えている段階です。

家に1/4″ネジのウェイトがなかったのでロッドになっています…本来はウェイトが合法??という話です。

一点、新ルールに明確になっていないのは、スタビライザーブッシングに角度をつける「ブラケット」の装着は明文化されてNGですが、ハンドルに取り付けられた「ウェイト」(写真の金のパーツは明確にウェイトです)、そこに角度をつけたブッシングの存在は合法か?という問題です。写真で角度がついているのがわかると思いますが、このブッシングにダンパーやウェイトを装着できるのか。

競技規則に正式に追加するまでには明らかになっていて欲しいですね。


JPアーチェリー15年め、2022もよろしくです。

昨日は忘年会、2021年も残すところ1日。コロナで色々と大変な一年ではありました。しかし、12月の売上は2019年の超すものとなり本当にありがとうございました。

昨日の忘年会では良いワインを手土産で飲む事ができ、更に2022年には、自力で行けなかった公演のチケットを友人から頂くことにもなりました。

言い方が正しくないかもしれませんが、”人から施し”をいただくことが多かった一年だったのかなと思います。2022年は皆様により一層、社会により一層、何かをお返しできるようなそんな一年になることを願っています。

2022年もよろしくおねがいします。

JPアーチェリー 代表取締役 山口 諒


Fivics2022年は20年記念の限定色です。

先程、2022年のFIVICSのカタログが到着しました。特に目立った新商品はなく(7月発注のシャフトなどが出荷されたばかりなので)、設立20年記念の限定カラーのハンドルとタブが登場するようです。また、Argon-Xリムがアップグレードして、マイナーチェンジしたようですが、カタログからは改良点がわからなかったです。まぁ、FIVICSのリムはまだ販売を開始していないので。

来年機会があれば、2023-2024年の販売を見据えて、ベアボウで自分がFIVICSの試してみようかなと思ってはいます。ベアボウ強国のイタリアで人気のメーカーですし。現在はホイットの30年前のふるーいリムを使っていますが、インドアではKINETICのほぼ情報がない新モデルが年明け届くので、まずはこの子を向き合います。

新商品がゼロなわけではなく、上記の新型Vバーとプランジャーが新商品として発表されています。

WIN&WIN のフェイスブックから

WIN&WINの2022年のカタログはまだ届いていませんが、新モデルは出ず、既存のモデルのマイナーチェンジくらいしかないという事前情報です。ATF-Xハンドルにもブレディ・エリソンモデルのグリップが装着できるのは知りませんでした。

CXT, Radical Pro, Inno AXT, AL1, Nano-TFT, TFT-G, ATF Brady Ellison