ダネージのチューニングターゲットフェイスが入荷しました。

DSC_0965ダネージ(Danage)のチューニングターゲットフェイスがついに入荷しました。

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ファインチューニング用です。同様のやり方は昔から+(プラス)チューニングやウォークバックチューニングとして知られていて、やり方としては的にビニールテープなどを貼って行ったり、自分でプリンタで的を印刷してやるのですが、ダネージでは競技用の耐久性のあるターゲットに使用されている素材にチューニング用のマークを印刷して、耐久性のあるチューニング用的として発売しました。

別にこのチューニング的を使うことで、より正しいチューニングができるということではありません。これまで知られているやり方でも、問題なくできます。この的のメリットとしては、紙に印刷したものは耐久性がないので、チューニング中にも頻繁に交換が必要で、ビニールテープを張った場合には、シャフトにビニールのかすがついたりします。そういうのが嫌な方、簡単にチューニングを行いたい方向けの商品になります。

DANAGE_tuning_targetface_JPこちらがチューニングガイド(日本語版)です

ちなみに、オリジナルの英語版はこちら(PDF)


HUSHPUKの新色、赤と青が入荷しました。

hushpuk_new_colorハッシュパック(Hushpuk)から新色の赤と青のダンパーが入荷しました。在庫切れだった黒とピンクも再入荷しました。
Nocam_hushpukBlack accyまた、新規にマシューズの新しいノーカムシステムなどの細いスプリットリムに最適な5つダンパーが入ったダンパーセットの取り扱いをコンパウンド店で開始します。


G5 PRIME ONE-STX

納品用に入荷した弓を検品がてら写真をパチリ。

G5プライムの2015年Newモデル「ONE-STX(シュートスルー)」です。
11月に正式発表がされ、年末には当店へ入荷すると思われていたものが3月になりました。。。。
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写真のカラーは「ガンマグリーン」。写真ではなかなか伝わりにくいですが、とてもきれいな深みのある発色のペイントです。(写真からは黄色の印象を受けますが、実際は鮮やかな黄緑です)

まずは旧モデルのONEと並べてみましょう。*左:旧モデル(黒)、右:ONE-STX(緑)
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スペック表上では、旧モデルに比べアクセル間が0.25インチ(約6ミリ)短くなっていますが、ほとんど変らない印象です。
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ところが、ハンドル同士を向い合せてみると随分小さくなった印象に変ります。
アクセル間はほぼ同じなのに、また、リムも変らないのにハンドルが小さくなったのはリムポケットがそれだけ“立っている”からです。当然ブレースハイトは低くなりました。
そのため手に持った印象が小さいので「え?これでアクセル間39インチ?!」となります。

アクセル間が38インチのマシューズ「TRG」がとてつもなく大きく見える錯覚の真逆に有りますね。
*マシューズ「TRG」はハンドル部分がすごく長く、リムポケットはかなり寝ていて、おまけにリムが短い・・・と言う外観の特徴があります。

今回入荷の弓には「Cカム」が搭載されています。
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カムにはA、B、Cと3タイプのカムが用意されていますが、「Cカム」はショートドローレングスをカバーし(24.5~28.5in)、3つのカムの内で最も矢速が出る設計になっています。
ドローストップ方式は旧モデルから引き継がれている「ケーブルストップ」と「リムストップ」の切り替え可能式。
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上下のリムの内側には1個づつ「SVL ブロードバンドリムセーバー」が搭載されています。コーディネートを考えれば、リング部分をカラーに変更するのも良いかもしれませんね。*写真は下リム

今回のモデルから「I-GLIDE」に代わる新しい「新型フレックスローラーガイド」が搭載されています。
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グリップです。ここは旧モデルを踏襲したデザイン。
これまた極めてスタンダードでシンプルな設計になっています。
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ブレースハイトは7インチですが今回もバックストップが付いています。
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最後に、今回入荷した新型をみておお!と思ったのが、旧モデルで唯一残念な箇所であった“エンブレム”です。

旧エンブレム
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薄っぺたい印刷シールという、とてもチープ感満載なモノでした。
ところが、多くの苦情?があったのでしょうか、立派なエンブレムに生まれ変わりました。
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これなら所有感も満たされますね。

G5プライム ONE-STX(MX)はあちぇ屋コンパウンドで販売中ですヽ(^o^)丿


Gravityのダイナゲン(Dynagen)のテスト結果

DSC_0963ダイナゲン(Dynagen)のテスト結果が出ました。

競技用完成弦ではBCY-Xが最も矢速が速いのですが、今回はバランスの良い8190弦と比較しました。テスト結果からダイナゲンの特性を簡単に説明すると、ファーストフライトのように伸びる(クリープ)ことはなく、矢速はブレンドされたダイニーマベースの8190よりもほんのわずかに(0.3%)劣りますが、100%ダイニーマならでは柔らかい引きを持ちます。

柔らかい弦の中では抜群の性能を持っていると思います。

今回は2色だけ作ってもらいましたが、今後、取り扱いサイズ・色を増やしたいと思います。また、ファーストフライトは価格面でのメリットがあるので、今後も取り扱いは継続します。

Pro 8190完成弦 99,4gr

平均矢速 198.56fps

Gravity Dynagen完成弦 103.0gr

平均矢速  198.03fps (0.3%)

*GMX Quattro41ポンド 28インチX10 550、シューターシューティングで測定しました。


FLEXの新しいラインナップ「グラビティ(Gravity)」が届きました。

DSC_0961FLEXの新しいラインナップ「グラビティ(Gravity)」が届きました。現在スタッフがテスト中です。

原糸はダイナゲン(Dynagen)という新しいものでFLEX社のオリジナルの素材です。一番の特徴はすべてEU内で製造されていることです。ダイニーマはオランダの会社が作っている繊維ですが、BCYやブローネルはそれを輸入して、アメリカで加工して、8190やBCY-Xにしています。今回、FLEXではオランダで製造されている繊維を直接輸入して、スペイン内で加工してダイナゲンを製造しています。ダイナゲンは100%ダイニーマから製造される原糸です。

テストが終了したらまた報告します。


テントロン(Tentron)シリーズの新作K200が入荷しました

K200FIVICSのテントロン(Tentron)シリーズの新作K200バックパックが入荷しました。今後は今まで取扱いしていたCo-Starバックパックにかわって、K200バックパックを取扱いします。

DSC_0950DSC_0951DSC_0952横にして持ち運びすることも可能でアローケースが付属します。

DSC_0955DSC_0956中にはハンドル・リムケースが入っており、マジックテープで取り外し可能です。ケースは25インチのハンドルまで対応しています。27インチのハンドルは入りません。

DSC_0958また、K200ではレインカバーが付属しています。黒とグレーと青とネイビーの4色が本日入荷しました。


世界アーチェリー連盟のコーチングマニュアルが更新

wa2015_level_1無料で配布されている世界アーチェリー連盟のコーチングマニュアルが更新されました。新しいバージョンは405ページもあるかなり充実した内容のものになりました。英語版しかありませんが参考になります。是非、一度ご覧ください。

世界アーチェリー連盟(WA) コーチングマニュアル レベル1(PDF 50MB)


Xs-Wingsの新色メタリックカラーの赤と青が入荷

xswings_new_color2本日、Xs-Wingsの新色メタリックカラーの赤と青が入荷しました。また、在庫切れだった色も再入荷です。

xswings_new_color1メタリックカラーです。現在の色でたとえるのは難しいですが…昔、ROM(レンジ・オ・マティック)のラインナップにあった緑のような感じです。光沢のある色になっています。本日より取り扱い開始です。


【更新】ティラーって何でしょうか

8499先日、お客様からティラーハイトについての質問がありました。問題自体は山田に引き継いで解決したという連絡がありましたが、ティラーとは何かについて記事にしたいと思います。

グーグルでティラーハイトとは何かを調べてみると、適切な説明をしているページを見つけることができます。しかし、ティラーハイトとは一つの言葉ではなく、ティラーの高さ(ハイト=Height)という2つの言葉です。ノッキングポイントがノッキングをする点(ポイント=point)を意味するのと同じです。ノッキングというのは、矢をつがえることだということは知られていると思いますが、ティラーとはどういう意味でしょうか。

冒頭の写真。この写真に写っているのが「ティラー(The Tiller)」というものです。ティラーとは弓のチューニングに使う道具の名前なのです。ご存知でしたか?

さて、この道具はどう使うのでしょうか。

image019(↑http://www.projectgridless.caより)
ティラーという道具はこのようにして使います。簡易型のドローイングマシンといったところでしょうか。古くからの弓というのはハンドルとリムが明確にはわかれておらず、このティラーという簡易型のドローイングマシンに弦をひっかけたとき、弓の任意の点から弦までの距離をティラーハイトと呼び、どこかの点だけを取って測定するのではなく、全体のバランスを見ながらチューニングを行っていました。この作業はティリング(Tilling)と呼びます。実際にはチューニングというよりも、ハイトを高いしたいところを削っていくという弓の製作の一環と考えたほうがよいかもしれません。

その後、リムとハンドルが2つのパーツとなり、ILF(HDS/GP)規格などによって、ティリング作業がリムを削って行うものから、ハンドルに対するリムの角度を変更することで行うようになったのに伴い、このティラーという装置の出番はなくなっていき、ティリング作業はティラーボルトでリムの角度を操作することで行われるようになります。


ティリング(Tilling) 弓を削りながら全体のカーブを整える作業
ティラー(Tiller) その時に使用する道具
ティラーハイト(Tiller Height) ティラーという簡易型のドローイングマシンに弓をひっかけた時の弦から弓までの距離

というのが正しい言葉の意味です。

その中で、競技アーチェリーでは、まず上下リムの形状の同一性は確実に確保されています(*)。なので、上下、各一か所だけティラーハイトを測定してやれば十分です。なので、現在のチューニング手順では上下一点だけを測定。その場所の高さをティラーハイトとし、その値を調整して弓の状態を改善していきます。

image0109
*上下のリムが同じ形状という意味。自分で弓を作ったり、ジグや金型を使用しないで削り出す手作り弓の場合はチェックが必要。以上、小ネタでした。

ティラーハイトという言葉は有名でよく知られていても、ティラーが知られていないのは、ティラーボルトの登場によって、ティラーが必要のない道具(*)となってしまったのが原因かと思います。

Brace_web
*Beiter Braceという同様の機能を持つチューニングツールがバイターから出ているので必要がないというのは言い過ぎかもしれません…。


飛び去っていくダンパー…なんてこった(><)

東京は一日雨…外での練習をあきらめ、屋内で弓のチューニング、セッティングをいじってました。
飛び去るダンパー覚えていますか、このモンテラダンパー。シリコンカップタイプはどこにでも取り付けができ、簡単に取り外しができるのですが、もちろん振動を吸収することかもありますが、これをいろいろなところに取り付けてハイスピードカメラで撮影することで、その動きによって、簡易的にその場所で起きている振動の大きさを可視化することができます。

その動画を撮って分析しようと思っていたのですが、途中取り付けに失敗し…ダンパーが飛び去っていく貴重な瞬間を撮影することに成功!!きれいに飛んでいくものですね。

正しい撮れた動画は近日中に公開予定です。