ウィン&ウィン(会社名)・WIAWIS(ブランド名)の2019年ラインが発表されました。今週末のJVD OPENと同時に行われている展示会に合わせた感じですね。ただ、毎年書いていますが、発表後すぐ流通するホイットと違って、ウィンは流通まで時間がかかるので、実際の登場の来年になると思われます。
さて、まずは、生産終了から。
・WIAWIS Nano MAXハンドル
・INNO AXTハンドル
・WIAWIS ONEリム
・WIAWIS ACS Nano スタビライザー
がなくなります。ナノMAXプラットフォームがなくなるため、2019年では全ハンドルで共通のグリップが使用できるようになります。今在庫確認しているところで、生産終了品のうち、スタビライザー以外は値下げして販売終了します。
新しいものでは、まぁ、出るだろうと思っていたのが、ACS15スタビライザー。イーストン、アリゾナに続いての流れです。15mmスタビライザー増えすぎですけど、こちらはリカーブ向けに特化して開発されているので、イーストンやアリゾナのものとは差別化できると思います。
ハンドルは2つ、カーボンタイプのものが登場します。アルミハンドルで好評のATFの製造がいまだ追いついていないのですから、アルミハンドルが出ないのは納得です。一つは新しいカーボングラファイト素材を使用したTFT-Gハンドル。塗装が難しいからか、ウィンにしては珍しく1色のみです。
もう一つはカーボンコンポジットハンドルのCX7(カタログではCXT-7と表記)ハンドルです。価格表まだですが、一つげ的にはRCX-100ハンドルと同じ立ち位置です。低価格のカーボンハンドルと思われます。ただ、重さは1300gもあるので、ちょっとカタログだけではターゲット層が想像できないです。こちらも1色のみ。
2018年のリムは出来が良かったと思います。ほぼ破損は起きませんでした。2019年はリムにグラファイト、プラス、コアにグラファイトフォームという新しい素材を採用しています。ホイットがフォームから撤退して、バンブーコアに移行したのと対照的に、ウィンはフォームコアの方を新しいモデルに選択しています。
その結果、ホイットは過去最速という売り文句でVelosを出しましたが、ウィンの新しいリムは矢速を損なうことなく、安定性、滑らかさ、そして強度を高めたことが売りのようです。リムが硬ければねじれ、破損の確率は下がりますが、硬いリム=高性能という認識は、あまりなく、柔らかいリムを好む選手もいます。このあたりは市場に出てから評価されるでしょう。
もう一つのCX7は情報が少なく、現時点では何とも評価できません。これで、ウィンはフォームコア5モデル、ウッドコア2モデルとなりました。
それ以外ではディスクウェイトと新しいダンパーが登場します。レインボー色凄いですね(笑)
以上、入荷を待ちたいと思います。また、INNO EXシリーズがどうなるか判断できなかったため、在庫を減らしていましたが、継続となったのでまた仕入れます。
WIN&WIN アーチェリー 2019