山口です。金曜日から第56回全日本ターゲット選手権に来ています。前はリカーブで出場しましたが、今回はコンパウンドでの参加です。両方で出た経験がある選手はそんな多くないはずなので自慢できますかね。。
選考点7位通過、予選9位、決勝ラウンドは1/4で1点差で敗退し、6位か7位かなと思います。実力通りの結果だったと思います。来年はもっと成長できるよう努力します。
月曜日から、仕事に戻ります。
追記 1/4で敗退した選手の中で3番目でしたので、7位です。
本日は忙しく、一日中パソコンとの戦いでした。その中で、以前の未処理資料、アクセル社がアチーブサイトを発表した時に開いたセミナーの内容を起して翻訳したものを見つけました。
1年前のもので、いつかのネタにしようとしていましたが、すっかり忘れて、本日の公開となりました。アチーブサイトを使用しているみなさんの参考になれば幸いです。
また、来週の月曜日にアクセル/TRUから入荷があります。HBCのラージサイズなどが新規で入っている予定です。
アチーブサイトについて
ジェーク・カミンスキー(Jake):リカーブは2ndアクシスまで調節し、バランス、サイトの見え方を基準にする。エクステンダーバーの11番目に常にセットしている。近射で上からおもりを垂らす。シューティングの前にサイトを一番上に動かし、ストリングを狙って射つ。次にサイトをクリアランスが確保できる一番下まで動かして射つ。このとき上の状態だとストリングに当たり、下だとストリングからずれて当たるなら、エクステンションを前後に動かして調節。これを15mから100ヤードぐらいまでおこなう。
ブレディ・エリソン(Brady Ellison):自分のサイトのクリック数を覚えることが重要。各クリックがどれだけサイトの的中を動かすのか知る必要がある。これはフィールドでも役立つ。サイトピンのサイズは自分の一番射ちたい距離に合わせる。私は70mでリングに集中したい。
ジェーク:私は右にちょっと傾くのでそのときはサイトの3rdアクシスで調節するが、基本的にはまっすぐな状態が一番いい。
トーナメントの準備方法は?
ジェーク:道具に対して自信を持つ(チューニング、矢のセッティングなど)ことが重要。あとは、プレッシャーのシミュレーション(シューティングの時間を制限するなど)、メンタルトレーニング(温度や天候のイメトレ)、これで体の順応能力を高める。練習はいつも同じようにやる(起きてからシューティングに入るまでのルーチンや、ウォームアップの方法、服装など)。毎回同じでないと落ち着かない。
ブレディ:道具も重要だが、メンタルが一番重要(ショットルーチン、コンディションのイメージ)。自分のシューティングをビジュアライズすることが重要(イメージすることでそれが可能であると思うことができる)、自分たちの練習の90%は4年に1回おこなわれるオリンピックに向けてのものと言っても過言ではない。長期的な目標を持つことは非常に大切。
アンカーポイントのストリングの位置は?
ブレディ:鼻の先、あごの中心。これがリカーブのウォールである。また、人差し指から親指の付け根までのラインが、ぴったり隙間なくっつくようにする。それ以上後ろだとあごにストリングがすれてしまう。重さのあるタブの方がミスが少ない。
ジェーク:鼻の先、あごのかど(横ではないが、あごの中心から少しずれたところ)。
スタビライザーのセッティングは?
ジェーク:ホールディング中に上下に動いてしまうのは重心が前にいきすぎているから。例えば前に4オンス、後ろに6オンスという配分で安定するなら、その比率を守るべき。上下左右に揺れるのはウェイト多すぎorスタビ長過ぎ。とにかくフルドローのときの安定性を重視すること。
練習方法は?
ジェーク;移動時間を考慮しなければならないから練習時間の確保は重要。練習時間は貴重である。periodization!(周期化する) 例えば、月に中・高強度の練習、火曜にちょっと高強度、水曜日はさらに高強度、木曜は一気に楽にする、そして金曜にまた高強度にすることで超回復を感じることができる。曜日だけでなく、1ヶ月間の週ごとの周期化が必要。
インドア・アウトドアでセッティングを変えるか?
ブレディ:(X10しか使っていない)自分が射っていて気持ちがいいセッティングが一番良い
風ではクリックを移動させるか、エイムオフするか?
ジェーク:エイムオフ
ブレディ:エイムオフ。基本的にサイトを動かすのが嫌い。またエイミングで風がやんだときにすぐ戻すことができないのも理由。
オリンピックとは?
ジェーク:夢の舞台。国家が流れるとゾクゾクする。観衆の声援が心地よい。
ブレディ:特別な大会。すべてのチームに平等にメダルの可能性がある。国を代表して競技ができることは素晴らしいこと。
オリンピックまでどれだけ苦労したか?
ブレディ:常に国で1番の点数を射ち続ける必要がある。何千という矢が選考となるたった3回のトーナメントのためにある。最初に代表になったとき、1日500本、週6日で練習していた。
勝ち続けるためには、プレッシャーのコントロールも必要。
ジェーク:代表になるまで5年間で470,000本射った。レンジを出る時間でもあと5分、あと5分と言っているうちに3時間経ってしまったこともある。
アチーブサイトの使用に際して、スタビのウェイト調節は必要か?
ブレディ:軽いサイトを使うことは弓の飛び出しに影響しない。軽いサイトがいい。サイトが軽ければ調節は必要ない。
ジェーク:弓がもっと自由になった感じがする。自分も1オンス程度は変えたかもしれないが、大きな変更はおこなっていない。
リカーブユーザーとしてサイトのロック機構についてどう思うか?
ジェーク:ロック式ははじめてだけど、アイデアは良いと思う。しかし、微調整を必要とするリカーブではあまりロックの必要性はないと思う。
ブレディ:ロック式は好き。サイトが動かないことは心強いから。安心のための保険みたいなもの。
ウェイトトレーニングとカーディオ(心肺)トレーニングのどちらを重視するか?
ジェーク:フレクサーシステムを使う。心拍数の維持は重要(競技のみでなく、移動などの要因も含む)、健康であることが回復力の増加にもつながる、ウェイトトレーニングも必要だが、終わったあとのストレッチを忘れずに。
ブレディ:カーディオが好きだが、やはり弓を使ったトレーニングが一番。
FUSEスタビの形状、ウェイトの利点は?
ブレディ:風の抵抗が少ない。移動が直線的になった(飛び出しもまっすぐ)、硬いので上下にしか振動しない(リムの振動と同期する)。
レオ・ワイルド(Reo Wilde):いままでのスタビは上下左右どの方向にも動く。しかしFUSEは動作がまっすぐに限られるので制御しやすい。
ブーツで射つこととシューズで射つことの違いは?
ブレディ:ブーツで射つ方が好き。安定感があるから。
試合のときの移動や食べ物の問題は?
ジェーク:基本的にサプリはとらないが、大会で禁止されていないものはたまに摂取する。食事は問題ないが、いつも同じ行動をとるようにしている。
目標は?それを達成するまでの過程をどのようにマネジメントするか?
ジェーク:常に目標(ゴール)を持ち続ける。ゴールを目指さなくなったら引退する。
ブレディ:マインドセットとしての目標。○○大会にいきたい、○本の完璧なショットが射ちたいなど。例えば、べガスで300点を射つにはフォームを固めることから始め、完璧なショットを30本、すなわち300点を射つ「可能性」を高めることが大切。目標を設定し、それをどのようにしてたどるかを考える。技術をベースにして点数をあげられるようにする。
ジョージ・ライアルズ(George Ryals):目標設定のさいは、自分の平均点を知っておくべき(自分の現在のレベルを認識する)。
アーチェリーで好きなことは?
ジョージ:人生をかけられる(ショップ、競技、友人など)。古い家に帰ってくるような感覚がするから
レオ:アーチェリーはたくさんのことを与えてくれるから(たくさんの人と会ったり、いろんなところへ行けたり)。アメリカは良いコンパウンドシューターがたくさんいるから楽しいし、良い刺激になる。
ジェーク:自分自身のことを知れるスポーツだから。あとは1日中競技できるから(陸上とかだと1日中は無理)。
ブレディ:完全なBody&Soulのスポーツだから。まるで魔法のよう。すべてのコントロールを握らなければならないスポーツであり、すべては自分次第である。
↑2014 Incheon Asian Gamesのフェイスブックページより
8月に発表された新型ハンドル(名称未定)に続き、現在行われている2014年アジア競技大会インチョンにMKの新型リムが登場しました。Veraの三代目のVera3(Veracity)というウッドコアリムです。
10月の後半から出荷されると聞いていますが、アジア大会で、すでにテスト投入されているようですね。入荷が楽しみです。

お客様から問い合わせがあり、エリソン選手のワールドカップ・ファイナルで使用したベインが知りたいということで、写真を見てみました。最近、リカーブ選手の道具を追うことをあまりしていなかったので、変えたの気が付きませんでした…。
去年から読んでいる方なら覚えているかもしれませんが、このブログでも11月に取り上げたXS-Wingsというメーカーのベインです。
XS-Wingsから紫のベインを仕入れてみました
https://archerreports.org/?p=7261
11月に仕入れてテストし、結果は良かったのですが、ちょっとサイズの問題があり、サイズ表記がちょっとわかりにくくなっています。具体的にはまだ整理していませんが、サイズ表記がややこしいな…と思っているうちにメーカーと話を進めるのを忘れてました…すみません。

エリソン選手が現在使用しているのは、Xs-wingsの50mmのベインだそうです。同じもの、テスト用として前に入れたものの中にありました。これです。これを機に、もう一度話を整理して、メーカーと話してみます。
現在、要綱の製作中です。アウトドアシーズンのワールドカップが終わり、インドアシーズンのワールドカップが11月からはじまります。
アウトドアのワールドカップは会場の問題が大きいと思いますが、各国の派遣選手しか出場できない状態です。出場するためには各国の連盟が選手登録する必要があります。
それに対して、今年(実施はもう少し前)のインドアのワールドカップはプロツアー4戦の全試合がオープンで登録でき、だれでも参加することができます。ただし、プロツアーの試合なので、参加費はおおむね2~2.5万円で、ベスト8に残ってやっととんとんと言う価格に設定されています。ちなみに全試合で1位をとれば約100万円の賞金です。
もちろん、アーチャーの腕次第ですが、グルーピングだけで世界トップと戦い、世界トップになることも可能です。
旅行代理店ではないので、旅行の手配はできませんが、要綱くらいは翻訳してみたいと思います。試してみたい方はぜひ。自分もいくつか参加できたらと思っています。現在、モロッコの試合の参加受付が始まっています。
昨日、初めてコンパウンドでインドアを射った結果は571点…今シーズンはCXL PROで行こうと思います。
先日紹介したユニークなキッサーの使い方をするマーカス選手が、ジェーク・カミンスキー選手などを破って決勝に進出。
決勝の対戦相手は、オ・ジンヘク選手とリック選手を破って決勝に進出したエリソン選手。
4セット目はどちらも27点で同点。5セット目はエリソンが2本10点で最終射9点で優勝を決められる場面…

シュートオフでは両選手ともに9点ですが、エリソン選手の方がより10点に近いところにヒットし、エリソン選手がワールドカップファイナル2014・リカーブ優勝、16歳のマーカス選手が準優勝となりました。見ごたえのある試合です。
残りの試合では、一回戦のエリソンXジンヘク戦もシュートオフへと続く熱戦となりました。ぜひ、ご覧下さい。
前記事の続きで、決勝に進出した4選手の使用リムは下記の通りです。
女子決勝
WIN ROMAN A クアトロリム
CHENG M MK マッハ3
男子決勝
WIN ELLISON B クアトロリム
DALMEIDA M クアトロリム
2014年のアウトドアはホイットの今季発売の新商品クアトロリムの圧勝だったという結果でした。
これからインドアシーズンですかね。
年初から注目してきたディートン選手、彼のセッティングを自分でテストし、687-684という全日本選手権の申請点をゲットし、全米選手権でもベスト8の8名の選手中3名がゴールドチップを使用し、コンパウンドのシャフトではこの話ばかりしていた気もするこの何か月間でしたが、締めくくりでディートン選手が大本命と目されていたレオ・ワイルド選手を破り、決勝ではICEベインを開発したピエール選手を大差で破り、ワールドカップファイナルで優勝しました!!
ライブで見ていましたが、感動しました!! 最高の気分で…した…今日試合で6Mしたので…はい。
新しくアップされたインタビュー動画で、ワールドカップファイナルに(記憶が正しければ)最年少の16歳で出場するブラジルのマーカス選手(Marcus Dalmeida)が取り上げられています。
この選手のシューティングスタイルの中でも、特に特徴的なのが、キッサーの使い方です。いや…キッサーではないのかな??
探しては見たのですが、はっきり写っている写真がなかったので、わかり辛いですが…これで。ストリングのノッキングポイントの上に、サービングを何重にも巻いて作るタイプのキッサーらしきものが写っているかと思います。
マーカス選手の場合、これを唇に当てるのではなく、鼻に当てることでアンカーの位置の安定をはかっています。なかなか、興味深い使い方かと思います。
動画を見ればわかると思いますが、彼はアンカーをまっすぐ引いてくるのではなく、少し下からつけてくるタイプの選手です。ただ単純にまっすぐ引いてアンカーにつける場合、このチェック方法では違和感を感じるかもしれません。まぁ、でも、サービングとサーバーがあれば、原価50円くらいで手軽に試せると思いますので、時間がある時に試してみてはいかがでしょうか。