以前記事で取り上げた低価格のハイスピードカメラプロジェクトの進捗が更新され、いよいよプレオーダーが始まりました。順調に開発は進行しているようで安心しました。このままいけば、来年の2-3月には今までにない高解像のスロー映像を提供できると思います。楽しみです。
Category Archives: その他
アメリカアーチャーの近射風景 by ラリー
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(↑USAアーチェリーより … 編集が遅れていてすみません)
プロコーチのラリーワイズさんがアメリカの近射を撮影して投稿してました。日本と違うところは、掛け声のステップとして、マインドセットとフィードバックというのがあるところでしょうか。懐かしい光景です。
SFアーチェリー2015年モデル発表は12月15日です
ウィンの発表はかなり早かったですが、SFの発表はいつも通りのスケジュールのようで、2015年モデルの発表は12月15日(月)です。ご期待ください。
記憶が正しければ、ヨーロッパ主導のリリースなので、ヨーロッパ時間で日本時間では月曜日の夜になるのではないかと思います。
モザイクがかかったこの写真…モザイクかかりすぎでもはや元の写真の輪郭の予想すらできないのですが…リリースの瞬間とかですかね?
マシューズの新しいノーカムシステムのガイド作成しました。
日本の競技規則にある弦とは何か
昨日、江戸川インドアに出場してきました。試合のほうがボロボロだったのですが、弓具検査でコンパウンドボウの弦についての解釈の話が出ました。決着はもうしていたのと思うのですが、ちょっとルールを考えるいい機会だと思うので記事にしてみました。
問題は「コンパウンドの弦とは何か」ということです。弦との弓以外の部品の接触についてについて、WAのルールではこのようになっています。
(リカーブ)
11.1.6. Stabilisers and torque flight compensators on the bow are permitted.
11.1.6.1. They may not:
Serve as a string guide;
Touch anything but the bow;
Represent any danger or obstruction to other athletes.
(コンパウンド)
11.2.1.6. Stabilizers may not touch anything but the bow.
簡単に言えば、リカーブ部門(11.1)においては弦という言葉が出てきますが、コンパウンド部門(11.2)には弦という言葉はありません。しかし、全ア連の競技規則を読むとコンパウンド部門の規則は
第203条 6項 スタビライザー(複数)およびTFC(複数)は使用することができる。ただし、弦のガイドとならないこと。
(全日本アーチェリー連盟競技規則 2014-2015年 一部省略)
と弦のガイドとならないことというWAのルールには含まれていない一文があります。この一文があると、問題になるのはコンパウンドの”弦”とは何かということです。
競技規則を読みましたが、コンパウンドの弦とは何かを定義した一文はありません。では、メーカーの定義する弦とは何かというは、ノッキングポイントを装着する部分が弦で、それ以外の補助的なものをケーブルと呼ぶのが一般的です。しかし、この定義に従うのであれば、プライムの弦は写真上の左の赤線の部分だけで長さはONE MXでは81センチの部分のみ。対して、ワンカムシステムのマシューズでは、Apex7で242センチの部分がすべて弦です。写真の通り、プライムの弦はスタビライザーやガイドとなるものに明らかに接触していませんが、マシューズの長い弦はいろいろなものに接触しています。
そして、写真の部分のダンパーが弦に接触していると…マシューズではアウトで、プライムなら問題なしという、スタビライザーの装着場所・位置、およびその果たす機能に対しての規制ではなく、ストリング(弦)・カムシステムに対する規制になります。
このルールを厳密に適応するなら(自分も使用している)長い弦を使用するワンカム・バイナリーカムシステムに不利で、短い弦の使用するホイットやプライムにとって有利です。
もちろん、全ア連ではこのような意図はないのでしょうし、運用レベルでは問題は起きていない(弦はスタビライザー・ダンパーには接触してもよいという解釈になりました)のですが、全ア連では何をコンパウンドの弦としてとらえているのか気になるところです。
皆さんはコンパウンドの弦は何を指していると思いますか?
How to Mix Drink 再度、趣味の一冊作りました。
アーチェリーじゃなくなってしまったけど…前回の「アーチェリーの理論と実践」に続き、また、一冊、パブリックドメインの本を翻訳しました。
ここでの技術的な記事の半分以上は酒を飲みながらネタを考えたものです…もちろん、ロジックを確かなものにして記事を書くのは次の日の昼ですが。お酒に感謝しての一冊です。
「HOW TO MIX DRINKS or 美食家たちのお供(How to Mix Drinks or The Bon Vivant’s Companion(1862)」 ジェリー・トーマス 著
*19世紀のカクテルレシピ&リキュールの製造方法についての本です。
Kinoveaの0.8.23登場で日本語メニューサポート開始
【追記】2021/7/10
最新バージョン(ベーダ版)は0.94になります。一部最新メニューが日本語に対応していませんが、年内に対応します。
https://www.kinovea.org/download.html
動画分析ソフトKinoveaの0.8.23が登場しました。こちらのバージョンから日本語メニューサポート開始です。協力したご褒美に名前をのっけてくれました。ありがとうございます。
新しい機能としては、骨格モデルを貼っていくことで、重心を計算する機能などが追加されています。また、自分の作業は0.8.15をベースとしたものだったため、それ以降に追加された機能は日本語化されていません。次に時間ができたときにアップデートします。ダウンロードページは英語です。
直リンク
http://www.kinovea.org/setup/kinovea.0.8.23/Kinovea.Setup.0.8.23.exe
【追記 / 2019.2.16】
日本語マニュアルを見つけました(Ver 0.8.25向け)
Kinovea (Motion capture software): Japanese version tutorial
ベアの”ワンリム”コンパウンドシステム
WAの国際ユースジャッジライセンス資格取得しました
2009年からのスタッフで、異端のアーチャー、ラリーワイズのコンパウンドチューニングマニュアル、トラディショナルアーチェリー、アーチェリーの理論と実践の翻訳作業、および、海外出張時の通訳を担当してもらっている塩飽が、イギリスで行われたセミナーに参加し、WAの国際ユースジャッジライセンスを取得しました。
アーチェリーに関する知識の中で一番自分が知らない分野なので、助かります。今後何かに生かしてくれることでしょう。
ホイットのコンパウンドマニュアルを更新しました。
ホイットのコンパウンドマニュアルを更新しました。今までは2011年に翻訳したものを配布していましたが、新機能が増えてきたので、2015年の最新のマニュアルを再度翻訳しました。
上記のように内容は初心者向けのものですので、より高いパフォーマンスを求めると、いちいち指示に従ってられないところもあります。
“すべてのHOYT製のモデルにはFUSEの Custom String System が装備されています。交換の際は、必ずFUSEのストリングとケーブルに交換してください。”
例えば、上記のように記載がありますが、多くのトップアーチャーはストリング専業メーカーの製作する弦を使用しています。
日本でも有名なレオ・ワイルドはABB(Americas Best Bowstrings)の弦を使用しています。
ホイットやイーストンの弓や矢の公式プロモにもよく出るプロコーチのJohn Dudleyさんは長年ウィナーズ・チョイスを使用しています。
性能やチューニングに関しては、この基本マニュアルよりもプロショップのスタッフの意見の方を重視することをお勧めしますが、安全管理の面では完全従うべきでしょう。
また、新しく「15インチポンド」という表記が加わっていますが、これは、該当するねじを締める時の標準的なトルクです。数値通りに締めるためにはトルクレンチがないと…厳しいかと思います。