プライム(PRIME)が新しいタイプのカムを搭載した2017年モデルを発表。

cbts_hotspot_main1プライム(PRIME)が自分が知る限りでは今までになかった新しいタイプのカムを搭載した2017年モデル、centergy(センタジー)を発表しました。センターエナジーという造語のようです。

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特徴としては、矢(バーガーホール)を弓の中央に置くのではなく、グリップのピボットポイントを弓の中央に置くというものです。それによってスタビライザーがないベアに近い状態でも、トップヘビーにはならず、最適なシューティングバランスを実現できます。ただ、この発想自体は新しいものではありません。

ただ、今までプライム(PRIME)が採用していたシンメトリックカムでは、このような設計はできません。上下カムが左右対称(シンメトリック)で、ケーブルは上下同じトラック形状に巻かれるので、矢は弓の中央から発射されなければなりません。その問題を回避するため、新しいプライムのカムシステムではカムの設計をほぼそのままに、上下のカムのサイズを変更することで、上下カムのケーブルの巻き込みの量を調整して、矢がセンターにない状態でも、完璧なノックトラベルを実現しているようです。

上下のカムの形は同じだがサイズが違うというカムシステムは自分が知る限りではないです。シンメトリックカムシステム(上下のカムが同じ形)とハイブリッドカムシステム(上下のカムの形状が違う)のどちらにも分類できないので…チューニングは両方の特徴を気に欠けながら行う必要があるように感じます。

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このカムシステムが提供する最大のアドバンテージは、スタビがない状態での安定性ですので、スタビライザーを装着した状態がスタートポイントとなるターゲットボウではそこまでのメリットはないかもしれませんが発想としては新しいと思います。いつか、この設計がターゲットボウにも応用されるかもしれません。


マシューズ(Mathew)2017年のハンティングラインが発表されました。

%e3%83%9e%e3%82%b7%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%ba2017%e3%83%8f%e3%83%b3%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%82%b0先日のターゲットに続き、マシューズ(Mathew)2017年のハンティングラインが発表されました。

マシューズ(Mathews)が2017年ターゲットラインモデルを発表しました。

ターゲットでも大活躍のHALONをベースとしたHALON32というモデルがフラッグシップモデルとなります。新規追加の5モデルのうち、弊社では、中価格・軽量・ハイスピード・ショートドローを特徴とするAVAILを販売することとしました。

Mathews AVAIL
http://cpbow.cart.fc2.com/ca10/999/p-r-s/

また、同時発表とされていたMISSIONは2016年と同じラインナップでの販売となります。


タイタン(TITAN)から新しいサイトピンパッケージが発表されました。

clamshell-recurve-x-vision-apertureタイタン(TITAN)から新しいサイトピンパッケージが発表されました。新商品ではありません。

2017年タイタンでは0.020/0.040(弊社では取り寄せ扱い)のラインナップの生産を終了し、0.030ラインにフォーカスすることとなったようです。もともと、弊社では0.030の取り扱いですので、特に変更はありません。

それに伴い、新しいサイトピンパッケージのX-VISIONサイトピンが登場します。

中身は

– 0.030″ サイトピン用レンズ(穴の開いているレンズ)
– 1mm Dot レンズ(穴の開いていないレンズ-ドットのサイズは張替可)
– 3サイズのOリングセット
– Gunstar Dot & Circle(オレンジ)

となります。

12月頃の入荷予定です。現在販売中のもので廃盤になるものはありません。0.020/0.040をお使いの方で使い続けたい方はファイバーを多めに事前に購入することをお勧めします。


ウィン(WIN&WIN)の2017年ライン発表されました。

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%e3%82%a6%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%83%81%e3%82%a7%e3%83%aa%e3%83%bc2017%e7%99%ba%e8%a1%a8wiawisnanotft2
まずは、カーボンハンドルではWIAWIS(ウィアウィス) NANO TFTハンドルです。1280gで同シリーズのNano MAXよりも40g軽い設計です。バック側に”H – Beam Torque Free System”というフレーム(写真赤)が挿入されています。トルクフリーはウィンが昔から一貫して追い求めてきた性能です。

TFS_TPApecsTFS(Torque Free System)という名称聞いたことある方もいるかもしれません。以前にはTF Apecsというハンドルで同様のシステムが採用されていました。的方向にウェイトと(ブリッジ構造により)剛性を追加することで、トルクの低減を目指していました。2017年、TFSが内蔵フレームという形で復活します。TF Apecsハンドルと同等のシステムであれば、飛び出しがよく、振動吸収にも優れている良いハンドルになるでしょう。TF Apecsはその重さ(フルで1330g)とユニークな形状(ケースに入りづらかった…)などの問題でそこまで売れませんでしたが、性能だけで評価すると結構よいハンドルだったと記憶しています。まだ値段が出ていないので評価できませんが、あまり高くなければTFTハンドルにはかなり期待できます。

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ですので、例えば、2000年に書かれたフォームコアとウッドコアについての文書はもう今の時代にはそぐわないと考えています(なので、このサイトでは古い記事には注意喚起をしています)。2017年、ウィンでは新しいグラファイトフォームコアというものが採用されるようです。もともと、INNO POWERまでは結構フォームの破損がありましたが、INNO EX POWER以降のウィンのリムでフォーの破損は劇的に減っています。この素材の特性を見ると、耐久性の向上よりも、リム自体の剛性(ねじれに対する強さ)を向上させる方働くようです。このテストは簡単(弦をはった状態でリムをねじってみてどれだけ抵抗を感じるか)にできるので、入荷後に見てみたいと思います。
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在庫にAL1が生産終了し、同じグリッドデザインを継承したWIAWIS ATFが登場します。同じフォージドアルミ合金を使用し、形状を少し直線的に、重さは20g軽くなっています。メーカー側ではグリッドデザインの見直しによって剛性が向上したとしています。AL1のリプレイスと考えれば大きくは違わないです。

また、写真の通り、ホイットの2017年同様にリムボルトの再設計がされています。これについては詳細待ちです。実はウィンではリムポケットの大幅に見直しをしているという話があるのですが、大幅に見直しはなく、リムボルトの再設計のみとなりました。

この他、ラピードシリーズ、RCX-100シリーズは生産終了となりました。

毎年より1か月以上早い発表となりましたが、入荷も1か月早くなるかは問い合わせ中です。入荷次第詳細のレビューを行います。


ウィン(WIN&WIN)2017年はドイツ時間朝10時(日本時間18時)発表

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例年ドイツで行われるベルリンオープンごろに新作が発表されるウィンですが、今年は1か月ほど早く、本日のCET(ドイツやフランス時間)の朝10時に発表されるとアナウンスされました。日本時間では18時となります。楽しみですが、これまで発表から実際届くまで長くて半年かかったりするので、入手は少し先とお考えください。


スポットホッグ(Spot Hogg)からクイックデタッチ式のレストが登場しました。

edge_swap_archeryスポットホッグ(Spot Hogg)から、取り外し可能なレストが登場しました。また、マウンティングバーもロングが追加されました。

これにより、

・旅行中ブレード部分を取り外しての保管・曲がるのを防ぐ
・異なるシャフトのセッティングを瞬時に交換
・試合中のプレート破損の対応をサポート

(アメリカでは)
・同じ弓で23ルール(WAルール)と27ルール(ベガス)の切り替え

など多くのメリッドあります。

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来月の販売開始です。


ホイット2017年出ました…異例尽くし

hoyt2017ホイット(HOYT)の2017年が出ました…が、どうなのでしょうか。現在努力中です。

ホイットが推し進めたプロディジーモデル(リムをねじって使うはシステム)は自国アメリカのナショナルチームからですら、酷評され、エリソン選手はじめリムポケットを改造して使う選手が続出。2017年にはプロディジーが全部なくなりました。

そのかわり発表が異例尽くしで、いつもよりも1週間遅い発表に、通常発表前に販売店に入ってくる事前情報が制限され、現時点(13:00)で技術情報どころか、リカーブカタログすら届いていません(コンパウンドカタログは出ています)。

現時点でホイットを使っているトップ選手はほぼ全員GMXか、プロディジーシリーズを使っているのですが、それらすべてを廃止しての新モデルですので、現場は大変なのかもしれません。何年もホイットの新モデル発表にかかわっているので、スムーズであればあるほどメーカーは余裕があり、遅れたり、4月の追加発表などがあるとメーカーの中の人、お疲れさま状態です。

弊社としては現在いろいろな関係者と相談しながら、できるだけ早く紹介しようと思います。

ただ、現時点では評価しています。大手のウィンもダメなものを販売して、リコール騒ぎを起こしていますが、今回のホイットのようにだめなものを世に出してしまったら、素直に失敗を認め、早急に販売を終了して、かつ、GMXに戻すのではなく、新しいリムポケットシステムを発表して前に進めるという姿勢は素晴らしいと思います。大手らしい貫禄を感じます。


スコットからシグマ(Sigma)リリーサーが入荷しました。

scott_sigma_archeryスコットから新規の入荷があり、8月に発表されたスコットの新型ヘビートリガーリリーサー、Sigma(シグマ)が入荷しました。生産が終了したエクサス(Exxus)リリーサーの後続モデルとなります。

SCOTTから新型のトリガータイプのリリーサー、シグマが発表されました

本日より販売開始します。

Scott シグマリリーサー


イーストンの新コンパウンドボウケースの紹介ビデオです。


2017年のイーストンの新しいコンパウンドボウケースの発注で情報を見ていたら、なぜかMP4動画を自社ホスティングで乗っけてました。近年では珍しい発表形式です。

上からMicro Flat Line 3618、Bow Go 4118、Work Horse 4118、World Cup 4517の紹介動画。

ご確認ください。


ビーマン(Beman) 2017年モデルでもターゲット用なしです。

beman_archery_20172016年にターゲット向け4モデルの生産を終了し、新しくアーチェリーを始めたばかりの方はビーマンというメーカーもご存じないかもしれませんが、2017年カタログもイーストン(親会社)から発表され、2年連続でターゲット向けがありません。

BEMAN 2016 … ついにターゲットから撤退か

残念ですが、ターゲット撤退は確実なようです(その代わりにクロスボウラインを拡大しています)。