ベガスシュートから戻りました。

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ベガスシュートから戻り、たまっていた仕事をこなして、やっと少し落ち着いてきました。この1か月で15回も飛行機に乗り、さすがにちょっと体がきついです。。。頑張ります。
先日の記事の後、町から車で3時間ほどのところにあるマヤの遺跡(チチェンイッツア)に行ってきました。2012年で世界終了みたいなことを言ってる人いましたが、無事2013年を迎えられてよかったです。メキシコのカンクンは26度なので半袖です。
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さて、ワールドカップ・ステージ3と同時開催となったベガスシュートですが、当然、開催場所はラスベガス…正直、ラスベガスは苦手です。それで、これまで一度もベガスシュートに行ったことがなかったのですが、まぁ、仕事ですから、一度は行ってみることにしました。でも、まぁ…やっぱりこの町は苦手です。こういう試合のいいところは、トップアーチャーを間近に見ることができて、交流できることですが、ベガスは…タバコ吸いながら酒飲んで、みっともないような姿勢でスロットやっている女性アーチャーの姿を見たりすると、間近というか、逆に残念な気持ちになります。
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会場はNimes同様に2つに分かれていて、誰でも参加できる試合の会場(写真上)と世界戦が行われているメインの試合会場(写真下)があります。目的のメーカーのブースは世界戦が行われている会場の横のスペースにあり、出店しているメーカーの数はATAに比べるとわずかです。会場の広さもATAの1/20くらいだと思います。
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ベガスシュートにしか出店していないメーカーもありますが、基本的に1月のATAがプロショップ向けの展示会で、ベガスシュートは一般のアーチャー向けの展示会になります。HOYTは一番いい場所に陣取ってアパレルを頑張って売ってました。
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新商品はほとんどNimesで見てきましたので、新しいものはほとんどありませんでしたが、上は初めてお会いしたFIRST STRINGさん。急成長している完成弦メーカーです。
世界で最も評価の高い完成弦メーカーはウィナーズ・チョイスですが、ずっとここと契約していたコンパウンドの世界で現在一番勢いのあるレオ・ワイルド選手が、2012年にこのメーカーに乗り換えました。2013年に入っても結果を出し続けてるので、良い弦なのでしょう。取り扱うかは決めていませんが、継続的に話していこうと思っているメーカーの一つです。今後に期待です。
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こちらの会社はアーチェリーのセミナーなどをメインとしているところで、最近はいろいろと面白いアーチェリー用品を作るようになっています。こちらも、取引はしていませんが、定期的にチェックしているメーカーさんです。すごい軽いのが売りのスタビライザーや、ユニークな形のVバーなどが展示されていましたが、生産量が少ないためか、値段はかなり高めです。今後に期待しています。
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MKコリアのMKX10ハンドルの新色のペイントの白です。写真にはありませんが、1月に発表された新色のライムは発注していますが、この白はどうするか未定です。見た感じ、ちょっと心配なレベルの仕上がりです。HOYTでいうと、カスタムペイント(GMXなどに使われています)レベルではなく、パウダーコート(EXCELに使われています)レベルのペイントです。ただ、白は需要はある色なので、改善要求を出して、しばらく様子を見たら、取り扱いしようと思っています。
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こちらは最近ちょっと元気がなかったSKYアーチェリー。ホイットを引退したホイットさんが、トラディショナルボウのベテランJim Belcherさんと立ち上げた会社です。
老舗のアーチェリーメーカーにありがちな、世代交代などの問題だったと思いますが、取引がないメーカーにはあまり裏事情は聞けないので…詳しくは知りません。
SKYアーチェリー
http://www.skyarchery.com/

ともかく、いろいろとあってあまり積極的な営業はしていなかったのですが、新しいスタッフを迎えて、もう一回頑張るようです。写真はTR7というハンドルです。
ハンドルの方がなかなか良い出来でした。ただ、リムは…2000~2004年あたりのモデルからどの程度進歩しているのか疑問です。引いただけで実際にうってはいないので断言はできませんが、リムも新しいものを開発してくれれば魅力的なリカーブメーカーになるのではないかと思います。
製造の技術力には業界の中でも定評があります。リムでは一般的なフォームコアやウッドコア以外にも、バンブー(竹)コアのリムなどを作っています。製造には定評がありますが、ホイットさんが90年代に設計したリムのデザインをずっと使っていて、新しい素材や技術は試しても、リムのカーブ(リム全体の曲線)はずっと新しくしていません。もう20年近くになるので…そろそろ、新しいカーブに挑戦してもいいころ合いではないかと思うのですが。
SKYも取り扱いはしていませんが、定期的にチェックしています。最近元気な会社の一つで、あとは、元気に頑張った結果を今後出せるかどうかです。後、取引先のJagerアーチェリーの社長が仲良くしているメーカーで、SKYアーチェリーにグリップを供給しています。
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ここまで、取引していないメーカーの話でしたが、取引先ではSIMSが新しいリムセーバーを発表しました。
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振動の測定をすると、よく見るような振動のグラフを得ることができますが、さらにあるアルゴリズムを使用して、FFT解析をすると、どの周波数の振動が一番多いのかを知ることができます。ゆったりした大きな振動が多い弓なのか、細かい振動が多い弓なのか、いろいろなパターンがあります。
この分析から振動の大きい周波数に合わせて、その振動を吸収するために開発されたのが、ブロードバンド・リムセーバーです。
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なんかちょっとすごそうな商品ですが、開発と製造のチューニングにはすごいテクノロジーが使用されていますが、完成された構造は簡単に言えば、柔らかいゴムダンパーと硬いNAVCOM素材(手触りはシリコンの様な素材です)を組み合わせたハイブリット構造のリムセーバーになっています。2つ以上の素材を使用しているリムセーバーは初めてではないかと思います。
リンクが着色されていて、このリングだけの交換も可能です。この2つの素材をうまく組み合わせたことで、ピークの振動をうまく吸収できるそうです。2月後半か3月初めに入荷する予定です。
と、新商品はこのくらいでした。あまり見ごたえがある会場ではなく、また、メーカーも一般アーチャーを想定してブースを出しているので、プロショップ向けの価格表なども用意されていません。ちょっと残念な感じでした。

試合の方はあまりじっくりと観戦する余裕がありませんでしたが、もう、ArcheryTVにアップされているようなので、どうぞ。

Nimes 2013 / 世界インドア ステージ2 を見て


Nimes2013の会場で行われていたメーカー展示会に商談に、隣の体育館では、ワールドカップ・インドア2013 ステージ2が行われていました。
3時間くらいしか観戦する余裕はなかったのですが、道具屋という視点からの感想を少し。上のビデオがダイジェスト編になります。
まず、個人的に面白かったのは、ヨーロッパ(の北の方)では大人気でも、日本ではほとんどのプロショップで販売されていないスウィングVバーを使用している選手がリカーブの男子部門で優勝したことです。おめでとうございます。これを機会に検討されてはいかがでしょうか★
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写真は試合に勝った後にみんなのリクエストに応じて、弓を引くリカーブ男子優勝のROHRBERG選手。たまたま見つけて写真撮りました。
さて、リカーブの方では、特に目立った動きはありませんでした。価格でもわかるとおり、フォーミュラはRX/HPX/ION-Xの間では、特にどれが上位機種といった差はないので、ION-Xを使用している選手は特に多くありません。RX/HPXを使用していた選手の多くはそのままでした。
WIN&WINでは、韓国選手が新しいINNO MAXハンドルを使用して試合に出場しましたが、そのくらいです。確か、この時期は韓国選手はナショナルチームの最終選考をしている時期で、毎年ワールドカップのインドアには韓国のトップ選手は出場しません。アジア圏の選手(日本含め)も多くは出ていないので、リカーブではHOYTが目立ちましたが、そんな理由なので特に評価できる結果ではありません。
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それに比べ、HOYT…というよりもプロコンプ・エリートの圧勝だったのがコンパウンドでした。最後まで残っていた選手のほとんどはHOYTのプロコンプ・エリートを使用していて、ION-Xが新しく出ても、既存のユーザーはGMXやRXから乗り換えない選手が多かったリカーブに比べ、多くのHOYTユーザーがプロコンプ・エリートに早速乗り換えていました。
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今回のワールドカップでは3位にとどまったジェシー選手ですが、HOYTのブースでプロコンプ・エリートの設計について意見交換したところ、面白い話が聞けました。
プロコンプ・エリートはこれまでにないほどユーザー中心に、ユーザーの好みを取り入れた弓だということです。この弓は、弓単体の性能をテストして開発されたのではなく、近年のターゲット競技においてのスタビライザーセッティングでシューティングした状態を想定して開発したものだそうです。
流行りのセッティング(2つ上の写真のように、センターを長く・おもりを先端に多く、サイドは片側で重量を持たせて、重心は若干低めに)で使うのであれば、プロコンプ・エリートは圧倒的に優れているとのことでした。というよりも、そのスタビライザーセッティングで使うために開発されたようなものです。
逆に、自分のスタイルがあって、写真のようなセッティングにしていないなら、プロコンプ・エリートの特性を生かすことができないので、アルファ・エリートなどの既存のモデルの方がいいのではということでした。
当然・スタビライザーとのセットで使用するのが今の常識ですので、スタビライザーを使用した状態を想定して弓を開発するのはどのメーカーもしていることで、ベアボウで弓具テストするメーカーはありません。しかし、そのセッティングの具体的な中身までも想定して弓を開発するのというのは、かなり新しいやり方で、理に適っているものの挑戦的な設計方法です。
リカーブに例えれば「長めのエクステンダーに水平80度のVバーに上にアッパーを一つ付けて、センターにウェイト3つ、サイドにはダンパー1つずつというセッティングで一番性能を発揮すハンドル開発しました」ということで、ここまで想定して設計したモデルは初めて聞きましたし、逆にこのセッティングにしていないアーチャーの購買意欲を失わせる結果になるので、かなりの挑戦です。ただ、今回、ほとんどのトップアーチャーがこの最新モデルに移行したことを考えると、エンジニアの狙いは当たりだったと思います。
他メーカーの状態を考えると、2013年はプロコンプ・エリートの独走になる可能性が高いです。
マシューズの人もいたので、話ししましたが、「Apex7の優れた設計は色あせていない・今でも十分に通用する」とのことでした。その意見には全く同意しますが、この10年でスタビライザーのセッティングから使用する素材、または、カーボンブレードやSFエリートのように今までにない形状のスタビライザーまで登場しているので、進化したアクセサリーに合わせた再設計はあってもいいのではないかと思います。
弓単体ではなく、全体で高性能の弓を作りこんでいくという話をつなげて、もう一つ目立ったのが、CX(Carbon Express)の矢でした。今回、最終的に残った8選手のうち、2選手もがCXの矢(X-Buster)を使用していました。世界戦では、特に決勝に残るレベルの選手はイーストンを使っているのが一般的でしたが、その法則が、少しずつですが崩れつつあるように感じます。
引き金はイーストン自身かもしれません。内輪の話になりますが、イーストンは1年前にHOYTと流通システムを統合しました。もともとから、HOYTはイーストンの傘下のメーカーでしたが、より結びつきを強化しています。それに対抗してか、他のメーカーも特定の矢のメーカーとの結びつきを強化していて、その関係性の中で、(日本では)無名だったシャフトメーカーが急激に製造技術を向上させています。
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PSEはCX(Nano pro)との関係を強化し、マシューズはビクトリー・アーチェリー(VAP)との関係を強化、WIN&WINはカーボン・テック(McKinney II)との関係を強化しています。SFはスイスの・SKYARTから供給を受けていますし、今回会場では、カーボン・インパクトというメーカーがいました(フランスと関係が強いメーカーですが、具体的な話は聞く時間がありませんでした…すみません)。
Carbon Impact
http://www.carbonimpact.com/catalog.pdf

当店では、Nano ProとVAPはテストしましたが、自分の判断で、まだ本格的にイーストン以外のシャフトを販売することはしていませんが、大手アーチェリー製造メーカーとシャフトメーカーが関係を強化して、技術を高めあえば、近いうちにはこれらの4つのメーカーのどれかから、イーストンよりも高品質で、低価格のシャフトが登場する可能性はあると思います。実績でいうと、CX(世界選手権で2つメダル、今回のオリンピックで1つのメダル)が先頭ランナーでしょうか。
HOYTとイーストンの倉庫の統合はイーストンのアーチェリー部門のロジスティックの合理化がメインの目標だったと思いますが、その動きが意外なところに影響を与えている気がしました。
まぁ、そんなこと考えないで、素直な気持ちで見ても、面白い試合なので、ワールドカップのステージ2の動画楽しんでください。2月の7~10日はワールドカップ ステージ3が行われるラスベガスに行って来ます。いくつか新商品が発表される予定です。お楽しみに。

ワールドカップ・ファイナル ガイドマップ

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先程。会場に行ってきました。到着が12時前、コンパウンドの練習が終わり、リカーブの会場テストが始まるくらいのタイミングでした。
練習会場では、イム・ドンヒョン選手やキム・ウージン選手などを見かけましたが、挨拶程度で(どちらも英語がほぼ話せない)。。。
初めて日本に来たというバイターのアンドレアスさんは、日本が綺麗だと褒めており、トラディショナルな日本はどこに行けば出会えると聞かれ、明治神宮と答えるようとした瞬間に、出番になってしまって(審判員)、言えずじまい。。

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友人でご飯に行く約束をしているコンパウンドの世界記録(1419点)を持っているピーター・エルジンガーさんと話しましたが、昨日はぐっすり寝れて、コンディションは最高だそうです。明日が楽しみです。
さて、話をガイドマップに戻します。当然ですが、公式のものではないです。PDFファイルはここでダウンロードできます。
https://dp59305219.lolipop.jp/file/Map_final.pdf

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マップの1番はクラブハウスです。両日ともに、貸し切りで、関係者、特に選手はこの中で食事をします。みんなが泊まっている東京プリンスホテルは戻るには距離があるので、みんなここで食事をするようです。出待ちをするのであれば、昼の時間帯にこの前にいれば、間違いなく選手に会えると思います。

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2番は本会場です。最寄駅は日比谷と霞が関。日比谷駅の場合はA14番出口を出て左に歩けば、すぐにこの看板があります。この看板を左にまっすぐ歩けば会場です。

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霞ヶ関駅の場合はB2出口です。これを出るとすぐに公園の入口があり、この看板の右の通路を直進すれば会場です。

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3番は初心者体験コーナーです。写真のようにテントの中です。会場の後ろに設置されています。但し、土曜日は午後の14時から開始と聞きました。日曜日の方は午前中からやっているそうです。

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4番は練習会場です。これは後ろ撮った写真ですが、東(地図だと右側)からは全く見えません。


なので、5番の西側(左側)が練習会場のビューポイントになります。コンパウンドの選手は奥なので、見ずらいですが、リカーブの選手ならこの距離で見ることが出来ます。明日は、コンパウンド競技のみの日ですが、リカーブの選手たちは日曜日を控えて、東京観光ではなく、ここで練習していると思われますので、練習風景を見ることが出来るのではないでしょうか。
当日は本会場で観戦し、時間がある時に1番のクラブハウスで選手の出待ちをして、サインや写真をゲットしたり、5番の所でトップ選手の練習を見学してみてはいかがでしょうか。
また、食事する青のポイントが食事が出来るところです。当日は混雑すると思います。特に、”C”の場所は今日でも、昼時には行列ができていたので、明日も大変に混雑するのではないかと。
本日は、”A”の場所で昼を食べましたが、メイン1品と野菜のビュッフェというスタイルで、2名で5200円でした。”B”と”E”は同じような感じのレストラン。ただ、”B”の方は予約が必要かもしれません。
“F”はパブに近い感じで、気軽にお酒が飲めます。その後初心者体験で弓を引くのでない限り、お酒飲みながら観戦するのも気持ちいいかもしれないですね。”D”は喫茶店です。
どれも混んでいる場合は近くに帝国ホテルもあります。。。ただ、どれも安くはないです。しっかりしたご飯を近くのお店で、1名2,000円以下で食べるのは難しいかもしれません。その場合は、お弁当などが良いかもしれません。
ちなみに、最寄りのマックは徒歩10分ほど、コンビニは徒歩5分です。

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各店舗のメニューです。見づらいものはクリックすると大きく表示されるはずです。
上から、Aのメニュー、Bのメニュー、Dのメニュー、Eのメニュー、Fのメニューです。参考になれば幸いです。

特別寄稿~全日本室内アーチェリー選手権~

今回行われました、「第21回全日本室内アーチェリー選手権大会」 男子コンパウンドの部に参加されました、ハンドルネーム「左衛門尉」さんからお寄せいただいた全日インドアのリポートを掲載いたします。

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気温が0度、または1度という北陸の銀世界・・・その中に立地する、富山県黒部市総合体育センターにて、第21回全日本室内アーチェリー選手権大会が、開催されました。
開場直後は、やや寒くて暗いという、いかにも“体育館”というコンディションでしたが、やがて照明が全点灯されて、エアコンが全開となると、非常に快適な試合会場へと変貌いたしました。
 

久しぶりにお会いする方々、初めてお会いする方々とご挨拶しました。ジョークを交わすなど、和気あいあいとした雰囲気が漂う中で、周囲を観察すると・・・
黙々とセッティングをする方、メンタルを整える方、ストレッチを入念に実施する方・・・
弓具検査が始まるまで、各自がそれぞれの時を過ごしていました。 

雰囲気が昨年に比較すると、殺伐とした雰囲気があまり感じないのは気のせいなのか?CPだからか(RCの方は若干ピリピリしていたような気が・・・)?
それとも私自身が、全日インドアの経験者となったためなのか?
真相は分かりませんが、柔らかい状況下であったことは事実です。 

開会式の後、公開練習を経て、試合が開催されました。
CP側は特別問題なく、行射時間を目一杯使うシーンも僅少にて、淡々と試合が進行していきました。
自分の点数をコールし、相手の方に記録していただき、電子端末へ入力して送信。
そしてそのスコアが、後方に設置されたスクリーンに速報として現れて、自分の“位置”を確認・・・。
各自、心中では一喜一憂されていたのではないかと思われますが、外見的には淡々と射ち、静かに後方へ下がる選手が大半。 

内に秘めたる闘志を表に出さず、現実を受け止めて次射へ臨む光景は、まさに全国から参集した集団での試合であると、感じました。
と同時に、こうした中に自分が選手として参加できることは、何度経験しても良いことであり、場数を踏めば踏むほど、己を高める機会である試合なのだと再認識しました。
 
予選結果については、男子は昨年よりも、大きく変動する回数が多かったように感じました。一射一射の重みが年々増している・・・レベルが相対的に向上しているのではないでしょうか。
私自身は予選を通過できませんでしたが、今回選手として参加できたことに、喜びを感じました。
また同時にベストコンディションに自分自身を調整出来ていなかった自分の未熟さを痛感し、来年こそは予選を通過することで、トーナメントへ臨みたいという気持ちを強く持ちました。
 
皆さま、お疲れさまでした。ありがとうございました。 

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左衛門尉さん、貴重なリポート、ありがとうございました。
そしてお疲れ様でした!