ガスプロのリカーブエフィシェントサイトピンが入荷しました。

DSC_02941月にイギリスのテルフォードで見た試作品のガスプロ(Gas Pro)の新型サイトピンが、本日入荷しました。

DSC_0295設計はタイタンのような無倍のレンズを使用したドットタイプのサイトピンですが、特徴はリングをはめ込むことで、内径を調整できることです。

DSC_0291がっちりと押し込んで固定し、外すときは、今回たまたま近くにポイントがありましたが、レンチやボールペンみたいなもので掻き出す感じで取り外しできます。

DSC_0293何も入れないときの内径が15mm、調整リングの内径はそれぞれ、12mmと8mmです。

DSC_0292装着した時のイメージはこんな感じです。レンズに張り付けられているドットは2mm。ハウジングは3色で本日より販売開始です。

2014年の全日本ターゲット選手権 挑戦してみませんか?

2014_national_target_001昨日、今年度の全日選手権の要綱が発表されましたが、コンパウンドは同じ人数でしたが、リカーブの出場枠が大幅が増えています。

男子リカーブ 2013年 定員 75名 → 2013年選考の申請をした人数 92名 → 2014年 定員 96名
女子リカーブ 2013年 定員 48名 → 2013年選考の申請をした人数 61名 → 2014年 定員 78名

と大幅に定員が増えています。大幅に増えているところか、2013年に申請した人は全員そのまま通るほど定員が増えているます。

2014_national_target_002ただし、申請するためには上記の点数を少なくとも満たしている必要がありますが、70mwの方の最低基準点は2013年度よりも男女ともに10点も下がっているので、点数がある人は申請してみると、参加できる可能性がかなり大きいと思います。これだけ枠が広くなり、点数も下がってくると、何点くらいで通過できるか予想もつかないです。

締切まであと2か月、皆さん頑張りましょう!!

要綱はこちらです。

2014年の全米選手権終了しました。

10418870_319384894886798_4090415131428556630_n(ジェシーのフェイスブックより)

全米選手権が終了しました。昨日の記事はジュニア部門の選手で、ハウザー選手は見事に優勝しました。

シニアのコンパウンド男子部門では、優勝がジェシー選手、2位がハンマーを開発したティム選手、三位がレオ・ワイルド選手でした。

US_open_2014_compoundルールが改定されてから、アメリカで試行錯誤されているオールラウンドタイプのX10やNono Proに変わって、フィールド用のヘビーポイント+大口径軽量シャフトという選択肢の成果を試す、初めての全米大会でしたが、8位までに入った選手の使用シャフトを調べてみました。

US_open_2014_compound_shaft調べた結果、8人中3人という結果になりました。この結果をどう判断するかはお任せしますが、X10やナノプロという1ダースの値段が4万円前後の非常に高価なオールラウンドシャフトに対して、1ダース2万円で製作できるゴールドチップのシャフトで、ここまでの結果が出たということは、メーカー技術の優位性というよりも、ゴールドチップの持つコンセプト(高精度・大口径・軽量シャフト・ヘビーポイント)の勝利と言ってもいいのかなと思います。

Wroclaw_14次は8月5日から行われるワールドカップの第4戦です。

リカーブでは、昨年ちょうどこの時期からホイットが新作のリムのテストに入りました。今年はどうでしようか。現在、F7リムの在庫が急激に減少しています。確定した(*)ことではありませんが、2015年のラインナップにF7リムは残らないと思われます。在庫状況からフォーミュラーRXハンドルもなくなると思われます。ハンドルで新しいものが出るとは限りませんが、リムの方ではF7がなくなると、残るラインナップが3種類だけになってしまうので…かわりのリムが出るのではないかと予想しています。

*2015年ラインナップのホイットでの決定自体が8月です。代理店への説明は9月に始まります。

コンパウンドでは、アメリカ勢のシャフトセッティング、フランス勢のベインのセッティング、あとは先日のヨーロッパ選手権も制した絶好調のエルジンガー選手などが注目されるか思います。

この時期にナショナル選手権(日本なら、全日本選手権)をやってお国の一番を決めて、10月に世界選手権・ワールドカップファイナルをして、世界一を決めるという流れが多い中、スケジュール的に日本では、世界一が決まってから、日本一を決めるという流れになっています。

…何でですかね。。。

GT デイビット・ハウザー選手が世界ジュニア記録を更新

10489802_831568593521063_6688707337565112783_n先月、チームAXCEL/TRUに加わったばかりのデイビット・ハウザー選手がさっそく、世界ジュニア記録を更新しました。

1502302_754328731299795_3826734895020468421_o現在行われている全米選手権で、50m15本射の決勝ラウンドで150点&10Xを射ち、世界ジュニア記録を更新し、レオ・ワイルド選手が持つ、世界シニア記録タイの点数です。

将来が楽しみな選手です。ちなみに、ゴールドチップのウルトラライト400番使用、ポイントのグレイン数は確認中です。

また、ウルトラライトが多くのスパインで在庫切れになっていますが、来週の後半に入荷予定です。

フランスアーチャーが開発したICEベイン

worldarcherytv_ice_vanesボーニングから新しい羽が発表されました。

コンパウンドではアメリカ選手を中心にゴールドチップのシャフトを使う流行ができていますが、今度はアメリカのボーニングとフランスのプロアーチャーたちが協力して開発した羽です。

まずはフランスの(写真上)Pierre-Julien Deloche選手で、現在世界ランキング1位の選手です。去年の世界選手権は個人で2位。今年はワールドカップステージ1で個人で2位、ステージ2で男女混合のMixで優勝と、最近絶好調の選手です。次にフランスのDominique GENET選手。現在、世界ランキング14位。代表歴10年以上のベテラン選手です。


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もう一人のSebastien Peineau選手は、Pierre-Julien Deloche選手と今年のワールドカップ・ステージ1で闕所ン戦を戦う、見事に勝利し、現在世界ランキング12位。上記の試合はコンパウンド個人の決勝戦。両方ともこのタイプの羽根を使用しています(見た目は既存のインパルスにそっくりで気が付きませんでした)。

実はフランス人アーチャーの友人があまりいない(理由はヨーロッパの中でも飛び抜けて英語しゃべれる人がいないため…)もので、情報が遅れました。

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長さは3インチ、高さは1/10の0.3インチ。長さと高さの比がこれほど極端なベインは多くはありません。リカーブでのガスプロの2.5インチのターゲットエフィシェントと同じような形状です。

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これはベースモデルのインパルスが発表されたときの資料ですが、ガスプロのベインと同じ発想で、羽根を長くし、かつ、低くすることで、同等の修正力を保ちながら、風から受ける影響を低減させ、かつ、矢のクリアランスを良くします。

ボーニング インパルス 技術資料
https://archery.co.jp/manual/ICE_VANES_DATA.pdf

発表されたばかりで…入荷は1か月後くらいを予定しています。ご期待ください。

1/4ロッド用のディスクウェイトを仕入れてみました。

10348379_248869095303750_7519942852091008847_nリカーブ競技でメインのフォーマットが144本から、半分の72本になり、重めのスタビライザーセッティングを好む選手の間で、ディスクウェイトが人気になってきたので、新規取扱いすることにしました。5/16のねじのものは多くのメーカーが発売しており、弊社でも昔からビー・スティンガーのものを扱っていますが、1/4ねじのものはちょっと珍しいです。

DSC_0278まぁ、ウェイトなので、何かすごい性能はないのですが、スタビライザー全体の長さを伸ばさずに、ピンポイントでロッドに重量を付加することができるというものです。

GT_Ryo重いセッティングではなく、ロッドの先端にウェイトを1-2個しかつけていない方には特にメリットはありません。写真は現在の自分のコンパウンドのセッティングですが、サイドには14オンス(約400g)のウェイトを付けています。これをW&Wの通常サイズのウェイトで400gをロッドに付加しようとすると、ウェイトだけで、21cm(約8インチ)にもなってしまい、ウェイトの長さがロッドの長さの半分以上になってしまいます。

IMG_20140725_163937IMG_20140725_163822写真の通り、ディスクウェイトは24mmの長さで208g、通常のサイズのウェイトでほぼ同じ重さにすると長さは105mmと約5倍の長さになってしまいます。

IMG_20140725_164504ただ、ロッドによっては装着できません。装着するにはロッド側のオスネジに7mm以上の長さが必要です。購入を検討される場合は、使用予定のロッドのオスネジの長さを確認してください。ちなみに、写真の左が8mmのオスネジで、右が6mm(使用不可)のオスネジです。

新商品のSVL リカーブブロードバンドリムセーバーが入荷しました。

SVL_recurve_limb_saverSVLから単色カラーのリカーブブロードバンドリムセーバーが入荷しました。

DSC_0274写真の左がノーマルタイプで、右が新規入荷したリカーブブロードバンドリムセーバーです。一回り小さいこのリムセーバーは直径36mmで、重さは1つ8gとなります。7色で販売開始です。

*ブロードバンドリムセーバーは直径42mmで13gです。

UUKHA(ウーカ)の2015年ラインナップ発表

VX1000_2015_curveまだ7月末なのに早い!!!

UUKHAの2015年ラインナップが発表されました。生産開始は9月の予定です。

特に目立った新商品はありません。

2014年ラインとの違いでは、ピュアカーボンリムのVX1000リムでノーマルカーブバージョン受注生産を開始するとのお知らせがありました。

より速い矢速とスムーズなドローイングを目指して、現在のVX1000リムは開発されましたが、設計担当によれば、クリッカーゾーンにおいては多少の抵抗がある設計の方が好きだという人もおり、そのニーズに答えるために、ノーマルカーブのVX1000の生産もすることにしたとのことです。

UUKHA_2015_Xcurve右のXカーブと言うのが今のVX1000リムの設計で、新しく出るのはそれを緩やかにしたノーマルカーブモデルです。

他のメーカーで言えば、引き心地はフォームコアモデルがXカーブで、ウッドコアモデルがノーマルカーブモデルに相当します。

受注生産となり、価格は通常のVX1000リムと同じです。

イーストンのライトスピード3DとGTのウルトラライトシャフトの比較

easton_lightspeed_vs_Goldtip_Ultralight3連休、昨日は休みをとり、東京都の試合に出場してきました(結果は50mwで342-340=682)。

試合や練習場でウルトラライトを使っていて一番聞かれたのは…イーストンのライトスピードとの違い。しかし、ライトスピードの方は使ったことがないので、一度もきちんと回答できず…すみません。

ということで調べてみました。

イーストンのライトスピード(Lightspeed)には、精度の低い(0.03)ノーマルバージョンと、競技用の精度の高い(0.01)ライトスピード3Dというモデルがあります。今回は競技用モデルのライトスピード3Dで比較します。

 

【価格】
イーストン ライトスピード 3D 小売価格 11,800円
ゴールドチップ ウルトラライト プロ 小売価格 15,800円

→ ライトスピード3Dの方が4,000円安いです。

【重さ】
イーストン ライトスピード 3D 500 6.5gr
ゴールドチップ ウルトラライト プロ 500 6.3gr

→ ゴールドチップの方が3%軽いです。

【精度】
イーストン ライトスピード 3D 真直度 +- .0010 - 重さのバラつき +- 2.0gr
ゴールドチップ ウルトラライト プロ 真直度 +- .0010 - 重さのバラつき +- 0.5gr

→ 真直度は同じ、重さのバラつきはゴールドチップの方が4倍良いです。

【外径】
イーストン ライトスピード 3D 400 0.291インチ(実測値)
ゴールドチップ ウルトラライト プロ 400 0.291インチ(カタログ値)

【ノックシステム】
イーストン ライトスピード 3D インサートノックのみ
ゴールドチップ ウルトラライト プロ インサートノック、または、ピンノック(バイターやイーストンも対応)

【ポイントシステム】
イーストン ライトスピード 3D RPSシステム
ゴールドチップ ウルトラライト プロ FACTシステム

FACTシステムは装着されたポイントに対して10gr単位で重さの調整可能。イーストンのRPSシステムは非常に選択肢が少ないもので微調整は不可能。ただし、RPS規格自体はメジャーなもので他社でも対応ポイントを製造しているので、適切なものを見つけることができれば微調整できる可能性はあります。

【まとめ】
5項目で比較してみましたが、正直、競技で使用するのであれば、重さのバラつき精度が2.0grという時点で、使い物にならないと思います。

ターゲット競技用として、ある程度の点数を望むのであれば、少なくとも1.0gr程度の精度がないと厳しいです。ちなみに、実績のあるターゲットシャフトの精度ではACCまでが0.5grで、2.0grレベルと言うのはイーストンのターゲット用シャフトとしては最も安い価格帯のアポロと同じです。

X10 / ACE / ACG / ACC / ウルトラライト = 0.5gr
カーボンワン = 1.0gr
アポロ / ライトスピード3D = 2.0gr

ということで、価格であればラストスピード3Dの方が安いのは確かですが、競技用としてはあまりに精度が低いので、50mwでの使用には適さないもので、ウルトラライトと太さでは近似していますが、同じレベルのシャフトではないです。

個人的なデータです(*)が、矢が20gr軽いと、50m先では10cmほど違いを生むので、4gr(+-2.0gr)の違いでは50m先で2cmほどの違いが生じます。

*Apex7 58ポンド 27.5インチドロー 矢の重さ337gr Foc 15%