【業界ニュース】やっぱりMartin Archeryが面白くなりそうです。

martin業界内のニュースで、当分はお客様には関係ないですが、2015年には何か起こるかもしれません。

先日「マーチン(Martin)アーチェリーが再生に向けて再スタート」という記事を書きましたが、先ほど挨拶があり、その最初にステップとして、PSEアーチェリーの営業部長(営業部門のバイスプレジデント)だったランス(Lance Irving)が、マーチンアーチェリーに移籍しました。

新生マーチンアーチェリーでわくわくするような商品の開発を主導するそうです。結果が商品として発表されるのは2015-2016年あたりになると思いますので、気長にご期待ください。

LINE(ライン)での問い合わせ対応始めます。

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LINE(ライン)での問い合わせ対応始めます。

弊社ではパソコンを使用して、お客様から問い合わせに対応していますが、お客様のメールアドレスが携帯会社のキャリアメールの場合、20回に1回くらいの確率で、お客様のほうがパソコンからのメール着信を拒否していて、こちらからの回答を送信できないといったケースがあります。また、パソコンメールでもお客様のほうの設定によって、弊社からのメールが迷惑メールに分類され、お客様にメールが届かないといったケースもあります。

そこで、今回確実に連絡をすることができ、また、開封確認も簡単に行うことのできるLINE(ライン)を試験的に業務に取り入れることにしました。

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弊社の本店(リカーブ店)にスマホでアクセスしていただくと、このように表示されますので、「LINEで問い合わせる」を選択してください。

 

sm02するとこのように表示されますので、IDで検索して、連絡いただくか、リンクを押していただければ、QRコードと同様に作動し、弊社の連絡先を追加できます。

 

より気軽に質問していただけ、また、回答も確実にできるシステムかと思います。本日より試験運用です。また、コンパウンド店の導入は4月を予定しています。

ホイットのリカーブステルスショットの装着ガイド完成です。

Recurve_ion

昨日から販売を開始したリカーブステルスショットの装着ガイドが完成したので、アップしました。当店で購入したお客様には印刷したものを同梱で発送しますので、そちらで確認していただければと思います。

過去の紹介記事はこちらです。


チューニングアプリで一緒に仕事した、ジェークがレビューしている動画がこちらです。

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ちなみに、重量は本体がペアで112gで、取り付けのためのねじ・ワッシャー類が31gです。センターロッド1本分の重さです。確実に振動が減り、矢速も向上するとのことですが、Vバーで重めのセッティングの方で装着する場合は、サイドのウェイトを取り外したりして、一度セッティングのほうを見直す必要があるかもしれません。

装着ガイドのPDF版のこちらです。

リカーブステルスショット装着ガイド_JPアーチェリー
https://archery.co.jp/manual/Recurve_Stealth_Shot_Stringstopper_Ion-X.pdf

ハンドルを加工すれば(上側のねじを切る)HPXでも使用できますが、保証対象外となりますので、作業されるときはご注意ください。加工しなくても、下側だけならHPXでも取り付きますが、以前の記事通り、上下のダンパーに順番に当たることで振動を吸収するので、下側だけで使用した時には、あまり良い感覚ではなくなると思います。コンパウンドでは下だけで使用しますが、コンパウンドの場合はリムは上下には振動しないからです(近年のモデルはリムはほぼ水平のため)。リカーブで下だけで使うことはお勧めできません。

コンパウンドはオリンピック競技になれるか

archery360
アーチェリービジネスの業界団体であるATAが運営する「Archery360」というサイトで面白い記事がありましたので紹介を。

題して、コンパウンドはオリンピック競技になれるかというものです。

この中で、これまでコンパウンドがオリンピック競技として選ばれなかった理由、世界アーチェリー連盟のTom Dielenさんが、オリンピック委員会にとって見たら「コンパウンドはリカーブとあまりにも似ていた」からだったと書いています。

実際にアーチェリーをやっている側からすると、リカーブとコンパウンドは全く違い、商品説明でお客様が混乱しないように、オンラインショップ自体も別々にしていますが、確かに見るだけの方からしたら、使っている道具が違うだけ、ハイテクシューズで100mを走る競技と、草履で100mを走る競技の差にしか見えないのかもしれないですね…それではどちらか一方で十分ですね。残念です。

ということで、昨年の世界アーチェリー連盟の総会で決議されたように、コンパウンドをオリンピック競技とするため、世界アーチェリー連盟では、コンパウンドとリカーブができるだけ違う競技に見えるよう、競技のフォーマットを制定しました。

コンパウンドは一般的にはリカーブよりも命中率が高いにもかかわらず、新しい競技フォーマットでは、リカーブが70mで、コンパウンドはより短い50mとされたのはこのためです。リカーブをフィジカルな要素が高い競技にし、コンパウンドをよりライフル競技のような照準し、安定して狙いを定めることに重点を置いた競技にすべく、WAは動いています。

的のサイズも変え、競技ルールもリカーブはセットポイント制、コンパウンドが点数制にし、世界アーチェリー連盟の総会などで、各国の連盟の理解を得ながら、コンパウンド競技とリカーブ競技の(素人にでもわかりやすい)競技の特質の差を大きくすることで、コンパウンド競技をオリンピック競技にするという戦略をとっているという話です。

こうやって競技のフォーマットが決まっているという裏側の話ですね。

Could Compound Archery Become an Olympic Sport?
http://www.archery360.com/2014/02/compound-archery-become-olympic-sport/

退職の挨拶 村田明日香

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こんにちは!
大宮店 店長の村田です。
みなさまにご報告がございます。

この度、私事でございますが一身上の都合により退職させて頂く事になりました。公私にわたり大変お世話になりました事厚くお礼申しあげます。

初めて埼玉へプロショップとして出店し多くの方に出会い、学び、経験ができました。月日があっという間で地元の方々、みなさまの支えにより出店し4年目を迎えています。

いたらぬ私ではございますが、これまでサポートをさせて頂き本当にありがとうございました。

2月28日(金)が最後の出勤となります。

今後の大宮店ですが新しく入りました仲本が店長として、しっかりサポート致します。

どうぞ宜しくお願い致します。

残りわずかですが一生懸命がんばります。

JPアーチェリー大宮店 店長 村田明日香

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2010年に前任の担当の産休に伴い入社し、4年間にわたって大宮店を営業してくれた村田が2月いっぱいで退職することとなりました。

本当にお世話になりました。写真は大宮店で受けている完成矢の注文票。4年間の営業で受注番号は951番(ダース)。約11000本も矢を作ったことになります。本当にお疲れ様でした。

今後ともJPアーチェリー大宮店をよろしくお願いします。

JPアーチェリー 代表 山口 諒

シンナム(Synunm) – ポータブルボウプレス 動画マニュアル

シンナムの滑車を使ったボウプレスの取り扱いを開始しました。滑車の機能によって、60ポンドの弓に場合には約27ポンドの力でプレスすることができます。

ペーパーマニュアルの製作も考えましたが、動画のほうがわかりやすいと思いますので、動画マニュアルにしました。約10分の動画マニュアルです。必ず最後までご覧になってからプレス作業を開始してください。

Synunm ポータブルボウプレス
http://cpbow.cart.fc2.com/ca4/632/p-r-s/

御弓師 柴田勘十郎 伝統工芸職人による実演

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アーチェリーと直接関係はありませんが面白いイベントなので紹介します。写真は去年の様子です。和弓の弓打ち(和弓づくりのほぼ最終段階)の実演が東京駅近くの「京都館」であります。3月1日(土)と2日(日)の13時からです。

弓づくりに興味がある方には興味深いイベントになると思います。

また、行く前にこの本を読んでおくとさらに楽しめるような気がします。

御弓師 柴田勘十郎 伝統工芸職人による実演
http://www.kyotokan.jp/event/post-52.html

【小ネタ】矢の重心 – FOCの謎

2014年から、リカーブの70m、コンパウンドは50mがメインの競技距離になります。それに伴い、推薦する矢の重心位置(FOC)変更する方がいいのではないかという話をずっとメーカーとしています。今月末にはX10用のヘビーポイントを製作する予定です。

さて、その話の中で出たのですが、FOCの定義は2つあります。これを混合すると、話がかみ合わなくなる可能性があります。

ちょっと気になって調べたら、日本語で正しく解説しているサイトがゼロだったので、正しい情報をここにまとめます。

FOCはあくまでも比較のための数値にすぎないので、絶対的に正しいFOCの計算方法というものは存在しません。プロショップじゃなく、個人なら毎回同じ計算方法を使っていればよいのです。しかし、他者とコミュニケーションする時、相手が使用している計算方法を確認しないと、正しく相手の話を理解できない可能性があります。精確性を期したい人は相手の計算方法を確認することをお勧めします。

読者の皆さんはどちらの計算方法で使用していますか?

まず、正しいというか古くからあり、ATA規格というアーチェリービジネスに関わる人たちの団体が作成し、アメリカのJIS規格に相当するASTM規格にも定められている計算方法は、片方は当然ノック溝ですが、もう片方はポイントシステムによって異なります。通常のポイント(インサートポイント)の場合は、カット面までですが、特殊なポイントの場合…

ATA規格でこの部分を定めている項目を読むと、

archery_foc

(意訳)
2.1.2.1 交換可能のインサートポイントシステム、またそれに類するシャフトの先端に取り付けるアダプターやポイントを使用する場合、カット面までを矢の長さとする。
2.1.2.2. シャフトの前面がテーパー状、また直径が削られている場合、シャフトの直径が最も大きい地点までを矢の長さとする。
2.1.2.3. アウトサートを使用する場合、アウトサートの最も後方の位置から3/4”(19mm)の位置を矢の長さとする。
2.1.2.4. 一般的なポイントが付いている凹型ソケットの場合、ソケットの後方までを矢の長さとする。

ということになっています。メーカーはこのように計算しています。ちなみに、標準的なFOCは9%であり、この数値を境に、FOCが高い・低いと呼びます。

そして、もう一つは正式な定義が存在すると聞いたことはないのですが、矢の長さをポイント先までとして、ノック先までを矢の長さとする人もいるし、ノック溝までを矢の長さとする人もいます。このやり方は正式なものではないですが、個人的に使う分には全く問題はありません。

20140211(↑ イーストンのソフト)
ただ、いつもこのやり方を使っている人がメーカーなどが作ったアプリやサイトで計算する場合、アプリのロジックとは違う計測方法をしていることは知っておく必要があると思います。

皆さんはどちらの計算方法で使用しますか?

FIVICSのトップセーバー比較動画

FIVICSのトップセーバーの比較動画をアップしました。動画では、矢速への影響が少ないフェイス側のみのダンパー装着(動画左)と、ダンパーなしの場合(動画右)の振動の収まりの速度を比較しています。2つの動画を横に並べているので全画面表示でご覧になることをお勧めします。

商品は少量テスト入荷で入ってきており、あと1セット在庫有ります。